ダイレクトレスポンスマーケティングを実践しているけど、まだ高額な商品を売ったことはない。仮に販売したとしても、お願い営業が基本で、勝手に高額商品や顧問契約が自動で売れていくことはまずない。そういう方のために本記事があります。僕が実践している、インターネットで高額商品、高額サービス、顧問契約の販売方法をお伝えします。ちなみにこの記事は上級者向けです。ダイレクトレスポンスマーケティングの仕組みを作っていない人や、作ったけどまだフロントエンド商品すら売った経験のない人には、内容が難しく感じられるでしょう。
今回お届けするノウハウはこちら
- #01_Forced ContinuityとHidden Continuityについて
- #02_Thinkific – 高額商品の割引を特典としてつける
- #03_MailChimpでRespond to Subscriber updatesを選択する
- #04_MailChimpでアップセルのオートメーションをデザインする
- #05_MailChimpにGIFアニメーションを挿入する方法
- #06_Forced Continuityを特典として追加する
- #07_Googleグループのウェルカムメッセージでセールスをする
- #08_MailChimpでお試し期間終了のメールを送信する
- #09_MailChimp テンプレートの使い方
- #10_MailChimpでGIFアニメーションを使う方法
- #11_バックエンド商品で顧問契約サービスをオファーする
- #12_Thinkificの Completion Page(全レクチャーを完了した人が見れるページ)について
- #13_Thinkificの別コースに Completion PageのHTMLコードをコピー&ペーストする
- #14_ステップメールで高額商品をオファーする手順
- #15_MailChimpのTrigger – 特定のリンクをクリックした人にだけメールを送信する設定方法 PART1
- #16_MailChimpのTrigger – 特定のリンクをクリックした人にだけメールを送信する設定方法 PART2
- #17_MailChimpでオートメーションを複製する方法
- まとめ
#01_Forced ContinuityとHidden Continuityについて
まずはセールスファネルの確認から。
今回扱うのは、バックエンド商品から高額商品(顧問契約/月額課金)の流れです。DRMを使えば、フロントエンド商品、バックエンド商品、高額商品の販売を自動化することができます。例えば、石崎のビジネスモデルであれば次のようなセールスファネルになっており、そのいずれもが販売・決済・商品の受け渡しが自動化されています。
- 無料商品:無料コース(例:石崎式!DRMで高額商品を販売する方法)
- フロントエンド:コンプリートバンドル(月々1980円)
- バックエンド:Online School Building(99800円)
- 顧問契約:いしこん(月々4980円〜30万円)
無料商品からフロントエンドへの繋がり、フロントエンドからバックエンドの繋がり、バックエンドから顧問契約への繋がりを自動化すると、はじめてお客さんと対話するのは顧問契約や月額課金のサービスでのみになります。つまり石崎に直接質問したり、アドバイスを受けようと思えば、セールスファネルの一番下まで来る必要があるということです。これはものすごく横柄な説明になるんですけど、僕からすると「はじめまして」のお客さんでも、お客さんからすると無料商品、フロントエンド、バックエンドを全て購入して教材を全部見てくれているので「はじめてお話しする感じがしない」とのことです。
さて高額商品は何を売りましょうか?僕はいしこんというオンライン上のコンサルティングサービスを販売しています。セールスファネルの中でも最も利益率の高い商品であり、会社の収益のほとんどはこのコンサルティングサービスから生まれていると言っても過言ではありません。僕のあらゆるビジネス活動は(ブログを書いたり、YouTubeに動画をアップしたり、Udemyでフロントエンドを販売したり)、全てこの「いしこん」を販売するためであると換言できます。オススメは、まさに僕がやっているようにコンサルティングサービスの販売です。月額課金や年額課金でお金を徴収するため、一定数の顧客がつくと事業が安定します。またお客さんと直接やりとりができるため、顧客の成長や変化を身近に感じることができます。
年額課金をオファーする
どうやって顧問契約を販売するか?簡単です。バックエンド商品が購入されたら、直後のThank you pageや注文の確認メールで年額課金のオファーをすることです。いしこんの場合であれば、プラチナ会員は月々19800円です。12ヶ月間、サービスを継続すると19800円*12ヶ月で23万7600円かかります。しかしこれを年間会員として購入直後に申し込むと、半額になります。つまり月々9,900円でサービスを受けているのと同じということです。ここで中途半端に10%OFFとか20%OFFにしてもオファーが弱いので成約しません。50%OFFという強力なオファーを期間限定で提示するからこそお客さんは購入しようとするのです。
Forced Continuityを実装する
Forced Continuity(フォーストコンティニュイティ)もHidden Continuity(ヒドゥンコンティニュイティ)も同じ手法を指しています。両方ともダークマーケティングに分類されることがありますけど、やっていることは違法ではありません。比較的、大きな企業でもやっています。以前、メイウェザーとマクレガーの一戦を見ようとしてDAZNに申し込んだんです。
でね、初月無料なんです。やったー、嬉しい。世紀の一戦をタダで見ることができる。われながら貧乏根性が剥き出しです。で、無料体験を開始するをクリックする。そうすると個人情報の他にクレジットカード情報の記入も要求されました。え、なんで?そうこれがForced Continuityです。初月無料なんてどこでもやっているでしょ。そう、どこでもForced Continuityをやっているんです。初月無料にすると、たくさんのお客さんが入ってきます。そのうちの一定数は商品を気に入り継続し、そのうちの一定数は解約し忘れて継続をします。ぶっちゃけ、これはムッチャ儲かるんですよね。会社を一つ作ろうと思ったら、このForced Continuityを最初にやるといいです。実際にこの手法で立ち上がった会社をいくつも知っています。
ソフトなForced Continuityを実装する
じゃあ全ての人がForced Continuityを実装すればいいかというと、そういうわけではありません。なぜなら人々はそれが「ダーク」だと思っているからです。企業がやると「ま、仕方ないか」と思われるんですけど、個人がこれをやっていると、交渉が効くと思っているのか「オラー、金返せ」とヤバいお客さんが一定数で出て来るんです。「無料って言っとったやろ!なんで黙って2ヶ月目から課金しとんじゃー」ってね。だからソフトにやろうと。ソフトにやる方法はクレジットカード情報を取りません。本当に継続する意志のある人に、自分の意志でクレジットカードを入力してもらう。これ、いいでしょ。
#02_Thinkific – 高額商品の割引を特典としてつける
バックエンド商品のセールスレターで高額商品の割引について言及しておきます。
<入会特典3>いしざきのコンサルティング・フィーが半額になります
石崎のコンサルティング、略して「いしこん」です。このコンサルティング・フィーを半額にします。購入直後にお送りするスペシャルオファーのメールを確認してください。購入から72時間以内に年額課金の「いしこん」に申し込むと、お約束通り50%OFFの料金であなたのビジネスモデル構築をサポートさせていただきます。
例えばOnline School Building(うちの会社のバックエンド商品)のセールスレターにはこのような文章が書かれています。年額課金で申し込むと、50%割引になる旨を特典としてつけておくわけです。匂わせるというと言い方は悪いかもしれませんが、まあそんなところです。あらかじめお客さんの頭の中にバックエンド商品の次に来る商品を刷りこんでおきます。注目すべき点はこの文章です。「購入直後にお送りするスペシャルオファーのメールを確認してください。」メールを必ず見てくださいと念押ししておきます。
#03_MailChimpでRespond to Subscriber updatesを選択する
購入者メルマガを作っていきます。もう一度復習をすると、OSBというバックエンド商品を購入してくれた人に、いしこんという顧問契約を販売するんでしたね。つまりこの購入者メルマガを受け取るのはOSBの購入者であって、いしこんの購入者ではありません。購入者メルマガはMailChimpで作っていきましょう。もうブログでもYouTubeでもなんども言っていることですが、海外のWebツールをシームレスに使いたければ日本のメール配信会社を使ってはいけません。圧倒的な資本力と開発力を持つ外資のサービスを使いましょう。オススメはこの分野のフラグシップであるMailChimpです。WordPressともZapierともTeachable、Thinkificとも連携が非常にスムーズです。
MailChimpでCampaignを作る
まずはオートメーション(ステップメール)を作りましょう。うちの会社は1つのリストで無料顧客と有料顧客の両方を管理しているため、お客さんの属性をグループで分類しています。
- Create Campaign
- Create an Email
- Automated > Subscriber Activity > Respond to subscriber updates
- Campaign Name:管理用の名前(例:購入者 OSB)
- Select a list with groups:リストを選択する(例:Haamalu Online School Students)
- Bigin
1通目のメールのTriggerを設定する
トリガーは引き金です。何を引き金にしてこのオートメーションが流れるかを設定します。今回は、OSBの購入をトリガーにします。OSBという商品が購入されたら、Zapierで自動的にお客さんのグループ情報が更新されます。そのグループの更新を引き金にして今から作るオートメーションを発動させます。
- Edit Trigger
- Delay > Immediately(グループが更新されたら直後にメールを配信する)
- Settings > Select a Group > グループを選択する
グループを選択するには、予めMailChimpのListsでグループを作っておく必要があります。僕の場合は、見込み客と購入者でグループカテゴリーを分け、さらに細かく商品名で分岐してあります。う僕の場合、OSBの商品を購入してくれた人を「購入者 OSB」というグループに分類しています。
セグメントを設定する
今から売ろうとしている商品は「いしこん」というバックエンド商品です。すでに「いしこん」の会員に対してこのメールを送るのは失礼ですから、いしこんのユーザー以外に対してメールを送るように指示します。
- Edit segment
- Choose segmentation conditionsにチェック
- Subscribers match the following conditionsにチェック
- Contact match all of the following conditions
- 購入者 none of いしこん
#04_MailChimpでアップセルのオートメーションをデザインする
トリガーで Delay Immediately を選択したので、お客さんがバックエンド商品を購入した直後に第1通目のメールは送信されます。購入直後のページ(Thank you page)に表示されるアップセルオファーとほぼ同じ役割と考えてもいいでしょう。今からアップセルオファーのメールをデザインしてゆきます。
Email Informationを記入する
まずはメール情報を埋めていきましょう。
- Name your email:管理用のメールの名前
- Email subject:件名
- Preview text:件名の横に表示される文章(空白でもOK)
- From name:送信者名
- From email address:送信メール(読者がメールに返信するとここに届きます)
- Next
テンプレートからメールを作成する
デザインするとはいえ、すでにテンプレートがあるんです。参考にしてください。”本日(09月10日)”はMerge Tagsを使っています。*|DATE:|* というマージタグです。重要な点はどこだろう。やはり強調したい場所は「半額」そして「3日間限定」です。さらに価格の変化も載せておくと、インパクトがでます。え、5万9760円が2万9880円になるの?っていう驚きですね。さあこれで1通目は完成です。
2通目のメールを作る
1回だけのオファーだったら弱いので、というかお客さんが見逃す可能性があるので同様のオファーを何度かします。Add Emailをクリックしてメールを追加します。2通目のTriggerはデフォルトのままで結構です。デフォルトでは 1 day after subscribers…になっていますよね。前回のメールから24時間後にメールが届くよということです。次にセグメントの指定です。これは先ほど「セグメントを指定する」で説明をしました。
メールをデザインする
新しくメールを作る必要はないので、テンプレートから呼び出します。文章を若干書き換えます。72時間から24時間減って、残り48時間に変わりますね。
- 今日から3日間だけのオファー → 残り24時間だけのオファー
- 本日から3日以内に → 48時間以内に
- 仮にクーポンが有効でも72時間以降に → 仮にクーポンが有効でも48時間以降に
文章を追加する
1通目と丸っきり同じなのも変だし、お客さんの読む気も失せてしまいますから、文章を追加します。Boxed Textのブロックを左側にドラッグ&ドロップして、文章を書きます。今回は石崎と一緒にJVをして成功しているコースを3つ羅列しました。
リンクの色を変える方法
リンクを貼ったら背景色と文字色が似通っているため読みにくくなりました。これを変更してゆきます。
いずれのブロックを選択していない状態にします。適当な部分をクリックして非選択状態にしてください。画面右側の上部にDesignというタブがあります。そちらをクリックし、今回はBodyの中のリンクの色を変えていくので”Body”を選びます。
下にスクロールして body link > Color を見つけます。色を変更して Save and Continueすれば、プレビューで変更を確認できます。
ほら、見やすくなった!2通目が完成した。さあ同じ要領で3通目を作っていきましょう。
#05_MailChimpにGIFアニメーションを挿入する方法
Captionの位置を変更する
今回はGIFアニメーションを挿入しました。「あなたもこんな風に同じところをぐるぐると回っているんですか?いしこんならそのループを抜け出せます」という意味を込めてこの電車がグルグル回るGIFを使いました。キャプション(文字の部分)を右に持っていきたいので、Image Cardの設定を変更していきます。
- Settings
- Caption position > Right
これでOK。あとは文字と写真の比率です。どちらに対してどれほどの長さを割り当てるか。Right Caption widthで変更できます。例えばTwo-thirdsであれば、2/3をキャプションに当てることになります。色々と変更してぴったり合うものを選んでください。これで3通目は完成。
オートメーションをアクティベートする
この猿の手が出てきたらアクティベートされたということです。実際にメルマガの読者がいれば、アクティベートした瞬間から先ほど作ったステップメールが届き始めます。
#06_Forced Continuityを特典として追加する
本場のForced Continuityはかなりダークだと言いました。とはいえほとんどの企業が初月無料という形でForced Continuityを使っています。Netflixしかり、Huluしかり、例に出したDAZNしかり。おそらくカスタマーサポートとか用意できるので、仮に大量のクレームが来ても捌けるということでしょう。僕らのような中小企業は無理です。フリーランスとなると、なおさら困難でしょう。だからソフトなForced Continuityを導入するという結論に至りました。初月無料でサービスを提供するけど、初月はクレジットカードの情報を取らない。本当に継続したかったら2ヶ月目にお客さん自身がクレジットカードを記入する必要がある。自分の意思でクレジットカード情報を入力しているのだから「オラー、なんだ勝手に決済したんだよ」というクレームは来なくなります。例題では、メーリングサポート1ヶ月分を特典としてつけることにしました。
<特典3>メーリングリスト・サポート1ヶ月分(14,940円相当)
もちろん、OSBは一方通行なただのコンテンツ提供ではありません。受講生のみが閲覧できるメーリングリスト上で、あなたからの質問にお答えしたり、あなたが困っていることの解決になるようなコンテンツを探し出し、ご提供していきます。このメーリングリストは受講生にとても好評で、この特典のために石崎のコンサルティングサービスを申し込む人もいるくらいです。会員の声を一部ご紹介すると、、、
- このDRM企画は、参加者としてだけではなく、運営者としての石崎さんの視点で見るように努めているのですが、全部は把握できなくとも、その片鱗だけでも理解できると本当に勉強になります。(Kさん)
- Udemyで免許皆伝シリーズなど いくつかの講義を受講させていただき、 石崎さんのライフスタイルとビジネスや人生に対する哲学に魅力を感じました。 特に「暇を作れ」という言葉が 衝撃的だったことを覚えています。 ここでしっかりDRMを構築し大切な人と過ごす時間や趣味に没頭する時間を増やすことが目標です。 (Iさん)
- 私はカナダのモントリオールという都市への移住を考えています。とりあえずは現地での専門学校に通いたいのでその学費のためにこうやってお金を稼ごうとしているのですが、石崎力也様の元でDRMを学んで自動で稼ぐ仕組みを作ってから存分に勉強したいです。(Nさん)
また過去にはこのような質問や回答がメーリングリストに流れました。文面だけでもかなりテクニカルなことが話されていると感じられるでしょう。
- 就業規則の動画講義をご覧いただいた方には、下記の施策を考えております。(1)業種、その会社に応じた個別コンサルティング(2)就業規則制定後に、法令改正などが生じた場合のアフターサービス(3)助成金提案(4)賃金制度、人事制度提案(Oさん)
- Tシャツを販売して稼ぐ方法は海外のドロップシッピングのような会社にデザインを入稿して売れたら利益というシンプルなビジネスモデルです。集客は基本FBのPPC、購入想定者に向けたブログ作成、運営方法などの説明を考えています(Tさん)
- 今さらながら自分は一体何が教えられるのかを考えさせられました。現在、香港に住んでいることから、香港HSBCの口座開設方法や老後対策の為の香港個人年金投資方などを考えましたが、即稼ぐということに直結しないので、今回は合わないと判断しました。(Sさん)
この特典にあるサービスを2ヶ月目以降も継続したければ、お客さん自身でクレジットカード情報を入力する必要があります。1ヶ月目で十分なベネフィットを感じてもらえるからサービスを提供しているのであれば、2ヶ月目も喜んで継続してくれるでしょう。
#07_Googleグループのウェルカムメッセージでセールスをする
オンライン上のグループコンサルティングをどう実現するか。僕の場合はもっぱらGoogleグループを使っています。便利ですよ。G-Suiteのメンバーであれば、独自ドメインでメーリングリストを作ることができます。無料でGoogleグループを使うと、@以降がgooglegroup.comとかっこ悪いものがくっつくんですけど(というか無料で運営しているなってのが伝わります)、G-Suiteの会員であれば@haamalu.co.jpのように独自ドメインでメーリングリストを持つことが可能です。このGoogleグループのHome画面にウェルカムメッセージを設定することができます。ここに”いしこんを継続されたい方はこちらからお申し込みください”というリンクを挿入するわけです。リンクの飛び先はもちろん顧問契約を販売するためのLPです。その他、メーリングリストを盛り上げるためのノウハウが詰まった文章になっているので参考にしてくださいね。
#08_MailChimpでお試し期間終了のメールを送信する
購入直後に送信されるメールがありましたね。MailChimpでアップセルのオートメーションを作ったのを覚えていますか?あのオートメーションに修正を加えます。現状では3通のメールが用意されていますね。
- 年額課金の50%オファー 残り72時間
- 年額課金の50%オファー 残り48時間
- 年額課金の50%オファー 残り24時間
仮に購入日が9月20日であれば、1通目は9/20、2通目は9/21、3通目は9/22に届きます。メーリングリストのお試し期間は30日間なので、9月20日スタートで10月20日がエンドとなります。残り1週間です、というアナウンスを送りたい場合、購入日から何日後にリマインドのメールを送ればいいでしょうか?購入日から23日後ですね。ただしその前に2通(1日おき)のメールが用意されているので、設定するTriggerのDelayは21日後になります。Previous Email(前回のメール)から21日後にメールを送るという設定にします。
Email Informationを記入する
- Name your email:メールの名前(例 いしこん初月無料のオファー)
- Email Subject:件名(例 メーリングリストサポートはあと1週間です)
- Preview text:プレビューテキスト(空白でok)
- それ以降はデフォルト
Emailをデザインする
適切なフォーマットを選んでメールをデザインしてください。僕はすでにテンプレートを用意してあるので、それを使いまわします。文章を掲載します。参考にしてください。
Thinkificでクーポンを発行する
オファーメールの下の方にボタンを設置します。各ボタンにはThinkificで発行したクーポンを埋め込んだURLをリンクしてゆきます。1つで複数のコースに使えるクーポンを発行してゆきます。今回はいしこんのプラチナ・ゴールド・シルバーに共通するクーポンを発行するんでしたね。初月無料なので、単位を%にして100を記入。そしてfor first 1 paymentsに設定します。適切なcodeと数量、期間を設定してクーポンを発行してください。
Thinkificで発行したクーポンをURLの中に埋め込む
クーポンを埋め込むことで、お客さんのクーポン適用作業を省略することができます。コース名の後に
- ?coupon=クーポンコード
で、埋め込むことができます。一応シークレットウィンドウ(プライベートブラウザ)でURLが機能しているかどうかを確認してください。問題なければ、試用期間終了の案内メールは完成です。
#09_MailChimp テンプレートの使い方
残り1週間のメールを完成させました。残り3日のメールを作りましょう。作業内容は「残り1週間のメール」とほとんど同じです。Add Emailでメールを追加します。Triggerは前回のメールから4日後に送信する、ですね。この計算ややこしいですか?使っている本人はよくわかっているんですけど、こんな風にテキストだけで理解しようと思ったら少ししんどいかもしれないですね。さあメールをデザインしてゆきます。件名を「メーリングリストサポートは残り3日です」にします。
テンプレートを作る
一旦ここでメールのデザインを中断します。ワークフローに戻って、前回作った「残り1週間のメール」をテンプレート化します。テンプレート化したいメールを開いて右上のSave as Templateをクリックします。
今回は別名保存をしたいので、Overwrite(上書き保存)ではなくSaveをクリックします。
テンプレートからメールを作る
- Design Email
- Saved templates
- テンプレートを選択する
- メールをデザインする
「残り1週間です」の文言が残っているので「残り3日間です」に変更し、その他修正が必要な箇所を訂正しメールを完成させます。同じ要領で「残り1日です(今日でおしまいです)」のメールを作りましょう。作り方は「残り1週間です」「残り3日です」と同じです。
#10_MailChimpでGIFアニメーションを使う方法
ScreenFlowを使ってGIFアニメーションを作りました。MailChimpでは画像を扱うようにしてGIFアニメーションを表示することができます。右側からImage Cardを選び左側へドラッグ&ドロップします。GIFアニメーションをアップロードします。アップロードが完了すると自動的にプレビュー画面に切り替わります。今回の例題では退会手続きを促すメールを作成しています。お客さんが自主的にメーリングリストから退会するか、管理者側で退会処理を行わない限り、お客さんはずっとメーリングリストに居続けることができるのでこのような対応をしております。
#11_バックエンド商品で顧問契約サービスをオファーする
これまでは4層のセールスファネルで話を進めてきました。
- 無料商品
- フロントエンド
- バックエンド#01
- バックエンド#02(顧問契約など)
とはいえ、すべてのお客さんがこのセールスファネル通りに動いてくれるわけではありません。例えばバックエンド#01は要らないけどバックエンド#02は欲しいというお客さん。実際に居ます。石崎のOSBという商品はいらないけど、石崎から直接をアドバイスをもらいたいという人。そういう人たちはセールスファネルの三層目をぶっ飛ばして、いきなり四層目にやってきます。そういうお客さんたちも多いので、しっかりと”道”を作る必要があります。
ではどうやってフロントエンド商品を購入したお客さんに対し、いきなり顧問契約や月額課金をオファーすればいいでしょうか?やり方は2つあります。商品の中でオファーするパターンとメールでオファーするパターンです。次回からこの具体的な実装方法を説明してゆきます。その前に注意事項があります。誰に対してオファーするのか?ということです。どうやって「バックエンド#01は不要だけど、バックエンド#02は購入したい」というお客さんが探すのか。簡単です。VIPなお客さんを探せばいいのです。VIPなお客さんは献身度が高い。商品やメールを前のめりになって見たり聞いたりしている人たちです。ここで正確にVIPを定義してゆきます。
- コースのレクチャーをすべて視聴した人に、コースの中でオファーする
- 指定のURLをクリックした人に、メールの中でオファーする
レクチャーをすべて視聴した人はVIPです。また「XXに興味がありますか?興味があればこちらをクリック」という文章に反応してくれた人もVIPです。彼らに対してスペシャルなオファーをする仕掛けを作っていきます。
#12_Thinkificの Completion Page(全レクチャーを完了した人が見れるページ)について
curriculum → Edit Completion Pageの順番です。
左上のCurriculumをクリックして・・・
下へ、ダーっとスクロールするとEdit Completion Pageが現れる。ここをクリックすると、全レクチャーを視聴した人だけが観れるページをカスタマイズすることができます。完成した文章があります。参考にしてください。この文章はアップセルをする時に使っているオファーの文章を若干修正したものです。
#13_Thinkificの別コースに Completion PageのHTMLコードをコピー&ペーストする
挙動を確認します。生徒として受講画面に入り、すべてのレクチャーを見てゆきます。右下の「次のレッスン」をクリックすると、先ほど設定したオファーの画面が出てきました。これでCompletion Pageが機能しているのを確認しました。各リンクが機能しているかもクリックして確認しておいてください。今からこのHTMLページをベースにしてコピペ作業をしていきます。
ThinkificでHTMLページをコピー&ペーストする
僕の場合、フロントエンド商品をバンドルとして提供しているので、複数のコースが1つの商品に含まれています。これらすべてのコースのCompletion Pageにおいて同様のオファーをしたいので、HTMLのコードをコピペしてゆきます。右側に</>のマークがあるはずです。HTMLのコード画面に切り替わるので、コードをコピーしましょう。該当するコースのCompletion Pageにペースト作業をして完了です。画面上部の Editing を使うとコース間の画面の切り替えが楽になります。Editingの場所、わかりますか?見つかりましたか?
#14_ステップメールで高額商品をオファーする手順
VIPなお客さんは二人いて、そのうちの一人はコースをすべて視聴してくれる Very Important Personでした。もう一人は指定のURLをクリックしてくれるVery Important Person(VIP)です。MailChimpには、指定のメールの中にある指定のURLをクリックしたにだけ送るメールを設定することができます。ちなみにメルマガ配信者の至上命題はクリック率を保つことです。もっというならクリック率10%を保つことです。クリック率10%を保てるようになれば、一人前のメルマガ配信者と言えるでしょう。ちなみに僕のメルマガの平均クリック率は16.7%です。ハッハハハハ。
#15_MailChimpのTrigger – 特定のリンクをクリックした人にだけメールを送信する設定方法 PART1
第1通目、2通目、3通目など初回の方のメールはクリックされる可能性が高いです。だから意図的に登録日から時間の経った後ろの方に指定URLを埋め込みまず、わざと。じゃあ今回は登録から7日目のメールにこの指定URLを埋め込んでいきます。7日後になると開封率も50%を下回ってくるのが常です。クリック率になるともっともっと低い数字が出ます。逆にいうとその低い数字を支えているのがVIPなお客さんたちです。
どんなリンクを埋め込むのか?
実際にバックエンド商品に興味ありそうなお客さんがクリックするURLを仕込んでいきましょう。例えば「私と一緒のJVをして成功したお客さんの事例はこちら」という誘導文にリンクを埋め込んだとします。事例を見たい人はそうそういません。見たい人はよっぽど販売者と一緒にJVをしたい人と言えそうです。もしバックエンド商品でジョイントベンチャーの権利を販売しているのであれば、こういったJVの事例を見せるページなどを指定のURLに設定するといいです。僕が実際に使っている文章を掲載しますので参考にしてください。
#16_MailChimpのTrigger – 特定のリンクをクリックした人にだけメールを送信する設定方法 PART2
新しいオートメーションを作りましょう。このオートメーションは、指定のメールの指定のURLをクリックした人だけに流れるステップメールです。
- Create Campaign
- Automated > Custom
- Campaign Name:キャンペーンの名前(例:購入者 コンプリートバンドル いしこん販売)
- Select a list:リストを選択する(例:Haamalu Online School Students)
TriggerでSpecific link in campaign clickedを選ぶ
「メールの中に埋め込まれた特定のリンクがクリックされた時」という意味です。
- Edit Trigger
- Change new Trigger
- Campaign activity
- Specific link in campaign clicked
- Settings > Select A Campaign > 指定のメールを選択する(メール名をつけておくと選択しやすくなります)
- Enter URL from campaign > 指定のURLを貼り付ける(例:http://rikiyaishizaki.com/works)
さてメールを作成していきましょう。僕はこれまで使ってきたテンプレートを使いまわします。
少しいやらしい感じがするんだけど・・・。「熱心なメルマガ読者限定(計測しています)」という文章を入れました。時間制限を厳しくして「24時間以内に」という文言を加えます。それ以外の文章は、いわゆるハードセルで利用した文章の転載です。で、さらにこの1通目のステップメールから30日後に2通目のメールを設定します。なぜ30日か?30日もあれば人間の環境はガラリと変わる可能性があるからです。ある人は離婚し、ある人は起業し、ある人は子供を授かり、ある人は借金を背負い、ある人は母親を亡くします。何があるかわかりません。それが人生です、たぶん。30日後に同じオファーをしたとしても、受け取り方がまったく違うなんてことは多々あります。だから30日後にもう1度オファーするのです。2通目を作ったら、オートメーションをアクティベートしましょう。
#17_MailChimpでオートメーションを複製する方法
同じ要領でメルマガの中にURLを仕込んでいきましょう。その仕込んだURLをクリックした人に対して、やはりここも同じ要領で別のオートメーションを用意してゆきます。
今回仕込んで特定のリンクと文章です。もう直接バックエンド商品のURLに飛ばしています。バックエンド商品に興味がありますか?あるならクリックしてください、とお願いしてそれに応えてくれる人だから、文字通りバックエンド商品に興味のある人たちだけにオファーを投げることができます。あとで検索しやすいようにしっかりとメールの名前をつけておいてください。管理用のメール名ですよ。僕の場合は「ブログ SPECIFIC LINK いしこん002」という名前をつけました。
新しくCreate Campaignをするのではなく、Replicate(複製する)でオートメーションそのものを複製します。
- トップ > Campaign > Edit横のドロップダウンメニュー > Replicate
- Select a list:リストを選択する
- Edit workflow settings > Workflow nameを変更する(例:購入者 コンプリートバンドル いしこん販売02)
- Settings > Select a Campaign:リストを選択する(例:ブログ SPECIFIC LINK いしこん002)
- Enter URL in Campaign:指定のURLを入力する(例:https://www.haamalu.co.jp/bundles/ishicon-platina)
- メールを修正する
- Start Workflowでアクティベートする
まとめ
いかがでしたか。ある人はこう言っていました。ネット上で5万円以上の商品は売れないと。戯言ですな。ネットで経由でどれだけライザップの申し込みがあることか。体型維持のために50万円とか100万円をポンポンと払う人がネットにいるのです。ある人はこう言っていました。5万円以上の商品はステップメールでは売れないと。戯言ですな。僕はこれまで99,800円の副業に関する商品と100,900円のTOEIC教材、そして20万以上のコンサルティング契約をすべてステップメールだけで販売してきました。自動化を極めた結果、コンテンツメーカーとして純粋にコンテンツを制作することだけに意識を注ぐことができるようになりました。ある時はブログを書いて、ある時は動画を作って。でもやることって本当にこの2つだけなんです。それ以外はすべてロボットに外注してあります。