1個70円のパイナップルは、一人で食べきれない大きさです。
ライトがあります。消すと星空が浮かびます。iPhoneがあります。消すとアイディアが浮かびます。
満天の星空の下、気持ちのいい風に吹かれながらこの文章を書いています。幸せな時はいつも気持ちのいい風が吹いています。
想像してみてください。ここは東京ディズニーランドです。スプラッシュマウンテンの前でスマフォをいじり開園から閉園までLINEで友達とテキストし、ソーシャルゲームで時間をつぶしています。ぶっちゃけ馬鹿でしょ。わざわざ東京ディズニーランドに来てまでスマフォするとか。マジでないわー!
想像してみてください。ここは南の島です。停電は日常茶飯事。その度に無数の星屑が頭上に広がります。スマフォのライトを消し顔を上げると銀河まで見える。ぶっちゃけ南の島きて仕事なんかするの馬鹿でしょ。わざわざ南の島きてパソコンかたかたやるなんてダサすぎ。マジでないわー!
想像してみてください。ここは地球です。70億の地球人が住んでいます。台風、地震、干ばつ、津波など嫌なこといっぱいの星です。更にエネルギー問題、貧困、飢餓、環境問題と解決すべき問題は山積み。追加で戦争まで起こすんだから神様も地球人の自虐ぶりにびっくりしているでしょう。
運良く戦争のない場所に生まれたAクラスの幸運強者もいます。戦争がない上に経済大国に生まれた地球人はもうSクラスの超幸運強者です。
ここでSクラスの超幸運な人たちの暮らしぶりを見てましょう。あれ、なんか幸せそうじゃないぞ。好きなことをやっていない。え、なんで?
どうしてわざわざ地球という星にやって来て、そんなつまんないことしているの。Sクラスの地球人は、就職活動に疲れて自殺を考えているらしい。今日もYの手線で人身事故が起こり18分で運休が再開されました。周りの人を見回すとみんなご立腹。しかし誰1人として18分で運休が再開されることを異常と思っていない様子。
わざわざ地球という星にやってきて、わざわざ生命を手に入れて、Sクラスの国家に生まれて、彼らは好きじゃないことをしているそうです。
(惑星ABC名鑑38ページより)
もしかしたら最寄りの5万光年離れた地球外生命体のいる星では、すでに地球の調査は完了しており、征服するに値しない星と評価されているかもしれませんね。
彼らの名鑑によると、わざわざ東京ディズニーランドに来てアトラクションを楽しまない人と同じくらい、わざわざ地球という星に生まれてきて人生を楽しまない人は、残念な人らしいです。
という石崎の脚色ストーリーでした。
今から、星、見ます。