窓は割れてなくなり、壁はサビ色に染まって見るも無惨な姿を晒しているが、これがかつて小学校兼中学校だった建物だ。7階建ての学校なんて今でも珍しいのではないだろうか。それがこの島では昭和33年に建築されていた。東京タワーと世界初のインスタント麺、チキンラーメン、そしてこの端島小学校が同い年というのだから驚きだ。
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プラグイン用のAmazon検索をかけると関連検索で「封印されたアダルトビデオ」なんて本がある。どうしよう。本屋にはこんなものなかったぞ!卑怯者め。しかもAmazonの紹介文が強烈なほどの興味をそそる。『5000円以下の本なら迷わず購入』を提唱する勝間和代氏の教えに従い、エイ!これも自己投資やうぇ。
ポルノ大国、日本。この国では、日々、おびただしい数のアダルトビデオが作られ、レンタルビデオ店やセルDVDショップなどに流通し、インターネットの動画サイトで配信されている。 その数、年間約2万タイトル。 そんな中にあって、密かに消えていく作品があることをご存知だろうか。リリース直前になって発売できなくなった、あるいは、一度は店頭に並んだものの回収されることになった……「封印されたアダルトビデオ」である。 出演させてはいけない者を映してしまったため、オクラ入りを余儀なくされた作品。異国の宗教儀式に参加し、国際問題になりかけて抹消された作品。契約上のトラブルから発禁処分となった作品。出演者の不慮の死や失踪によって発売延期せざるを得なくなった作品。そして、女優の訴えによって犯罪行為が明らかになり、闇に葬り去られた作品……。 本書は闇のAV史に刻まれた19の封印作品を取り上げ、取材を通じ、その裏側を明らかにしようとするものである。
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当然書いてあるとは思っていたけど、やっぱり自殺の名所ネタはあった。年間100人が死ぬ場所に数日間取材に行けばそりゃ一人くらいは遭遇するでしょう。「ペットボトル・漫画・花束」、おそらく若者ではなかろうか・・・なんてくだりとともに写真が掲載されていたから、はじめからそういうもの見たさで本を開いたくせに「うわっ、グロ」ってきた。実際にクビつっている写真も見たことあるけど、「ペットボトル・漫画・花束」という単語から想起される映像の方がよっぽど心苦しい。
もちろん自殺系だけじゃなくて、引用にもあるように立ち入り禁止の軍艦島へ侵入した様子などが明々と記されている。石川さんの書籍みたいに「オレも行きたい!」って気持ちは想起されないけど「日本にもそんなところあるんだねー」という意外性を喚起してくれる写真・文章が散見。結構アングラ系ネタが多くて、ついていけない感じもあったかな。人とは違うことに興味を持つ人もいるもんだ。
石崎力也
追伸:そもそも消費って概念があるかのかな。全部回り回ってプラスになる買い物しかないような気がする。この世には投資しかないような・・・
追伸2:全部投資だけど、投資間でも利回りやROIが違う、ってただそれだけの気がするな。