はぁ憂鬱だ。
どうも石崎です。
ここ最近調子よくないです。
ある著名な社会学者が年に2、3回は自殺願望に駆られるとラジオで言っていました。僕の場合はその軽度なバージョンで、数年に一度メンタルが少しやられる程度です。
これ、日本にいるときに限定して起こります。時期も決まっているんです。3ヶ月以上連続で働いた時。前回は二和向台駅近くのレオパレスでこの症状に襲われました。奥さんの出産に合わせて帰省し、仕事に手を出したのが間違いでした。仕事んてしなきゃよかった。
この憂鬱な日々はあと数日続く予定です。トリガーはあるブログです。あれ読んでからいよいよ溜まっていたものが噴き出した。不可避な事件で後遺症の残ったサラリーマンが職場でチクチク言われて(たとえば仕事遅いなーお前とか)どうすれば良いかわからないという投稿を見た、そんな回想から始まるエッセイでした。こんな文章読んで健康なメンタルを保つ方が難しいです。
僕が今、刺身になったら絶対に不味いです。こんな不健康なメンタルで生き続けた人間が美味しくなるわけがない。進撃の巨人が吐き出すほどの不味さでしょうね。
余談ですけどブリの刺身ですごい美味しいですよね。北陸地方の寒ブリは舌鼓をうちます。ブリは知っているんですかね。自分がすごい美味だってことを。おい、お前ちょっと美味しいぞとか生きている間に教えられても嬉しくないでしょうけど。
やっぱりね、仕事のし過ぎはよくない。
そんな働き方を自ら選んでおいてこんなこと言うのも変なんだけど、やっぱり適度に休憩は取らなきゃ。望んでやったわけだが、やはり辛い。とくに労働契約が終わる直前が1番辛い。フリーランスの場合は自分と労働契約を結んで、その身体を酷使する。運よくお金が入ってきたとしても、割に合わないよなぁと感ずるのが常です。今回も全くその通りで、確かにお金は稼げたものの、割に合わないよなぁと思うわけです。宮古島でシュノーケルでもしときゃよかったと。
他の人の二、三年分くらいを3ヶ月でこなしたわけだから、次の二、三年働かなくてようやくイーブンなわけです。もし働いたら負けです。
二、三年くらい海外旅行をしながら分類する。
「絶対にやらなきゃいけない仕事」と「やっておいた方がいい仕事」と「やらなくてもいい仕事」に。これらを全部やるとすると、海外旅行は当然できないし、たぶん睡眠時間を削りながら起きている時間は全て労働にあてなきゃいけなくなる。
さらに読みたい本と、読んだ方がいいよと勧められた本と、読みたくないけど古典的名作と呼ばれている本を全部読もうとすると、仕事をする時間がなくなる。
さらにやってみたいことと、やっておくべきことと、やっておいた方がよさそうなことを全部やろうとすると、本を読む時間すらなくなる。
さらにFacebookやってLINEやってTwitterやって、同僚と鳥貴族になって酒を飲み、英会話に通い、TOEICの勉強して、異業種交流会に参加して、名刺交換した人とランチして、席上のノリのまま朝活なんかを始めるといよいよ体がもたなくなる。ナルトに弟子入りして影分身の術を習得しなきゃいけなくなる。今はSkypeがあるのでオンラインレッスンでもOKかも(要問い合わせ)。
こんな絶倫な人いるの。
川端康成の雪国に「いや!このまま交差していて」という芸者(コマコかヨウコ)がいました。ソーシャライズを辞めれない人は、まさにこの状態でしょう。いや!ずっとあなた「たち」と繋がっていたいの。みたいな。
そりゃ子供作れませんわ。
子供いたらかわいそうですわ。
それだけキャリア?にいそがしけりゃ、子供との思い出を作らないと決めたようなもんです。
僕はやっておいた方がいい仕事とやらなくてもいい仕事には見向きもせず、絶対にやるべき仕事も交渉の結果、1/10ほどに減らします。読んでおいた方いいよと勧められた本と古典的名作は読まず、やっておくべきこととやっておいた方がよさそうなことはやりません。もちろんFacebookもしませんし、朝活にも参加しません。
心の底の底の底から本当にやりたいことを厳選してやります。大前研一さんがインタビューで「やり残したことは死ぬことくらい」と答えていました。確かに楠木建さんがインタビュアー。僕もそう言いたい。死ぬまでにやりたいはことは全部やる。たぶん今のペースで行くと割と余裕を持って「後は死ぬだけ」って言えそうです。
しかし油断は禁物。
やっておいた方がよさそう。このゾーンにある種々雑多な誘惑が僕をトラップに陥れる。一回でもミスをして「やっておいた方がよさそう」なことに取り組んでしまうと、それが癖になる。知っているんです。使えそうなものを家に溜めておいて、家をゴミ屋敷にする自分の性分を。(母方の遺伝子です)
使えそうなものと、使えるものは捨てる。少なくとも過去3ヶ月に一度も使わなかったものは即断即決で捨てます。
旅をしていると必要なものの少なさが身に染みて理解できます。大切なものは少ないことを知るために旅をしているのかもしれませんね。どっちだろう。
こうやって書いているとメンタルが正常な位置に補正されてきました。どうせ明日になるとまた少しネガティブな状態からスタートするんですけど。
DRMというビジネスモデルを選んでなかったら、たぶん今頃、ぼぉっとした目で新聞配達でもしていたはずです。
少し救われました。
僕はラッキーです。
早くフライトしたいな。
石崎力也拝