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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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石崎力也(編集者)

ROASやCTRって何?Facebook広告の運用パフォーマンスを測定する3つの成果指標

Last updated on 2024年7月31日 By 石崎力也(編集者)

あなたは広告でデジタルコンテンツを売りたいと考えている経営者で、広告キャンペーンの成否をどう計測したら良いのかと悩んでいませんか?ここでは広告のパフォーマンスを測定する代表的な指標を3つお伝えします。広告運用を行うための指標を把握することで、自信を持って管理画面の数値を追うことができるようになります。

広告運用を始める人が必ず学ばなければいけないものの中に、数値の見方があります。広告のパフォーマンスをチェックするために数値の意味を理解する必要があります。数値を把握することで勘に頼らず、論理的な広告分析ができるようになります。それぞれの指標の意味や計算式だけでなく、なぜその指標が大事なのかという理由まで解説していきます。数値の意味を理解できれば、もう数値を怖がる必要はなくなります。

成果指標1:ROAS

まず最初にROAS(ロアス)を紹介します。ROASとはReturn On Ad Spendの略です。読み方はロアスです。これは広告の費用対効果のことです。払った広告費に対してどのくらいの売上が得られるかという割合を示す指標です。広告費の回収率などと呼ばれる場合もあります。割合なのでパーセンテージで示されます。100%であれば払った広告費と同じ額の売上があがったことになります。200%であれば、広告費の2倍の売上が上がったことになります。

Facebook ads roas

ではROASをどのように計算すれば良いでしょうか。これは単純に売上の値と、広告費の値から求められます。広告から得られた売上を分子として、それを掛かった広告費で割ってください。そして割合なので、それに100を掛けます。そうするとパーセントになります。すごく単純です。

ただしこのROASで扱っているのは利益ではなく売上です。そのため実際の損益分岐点を割り出すには、利益率を考える必要があります。例えばデジタル商品のように利益率が高い商品の場合、利益率が90%だったとしましょう。様々なツールの手数料を引いた結果の利益率です。損益分岐点のROASを計算するためには、1を利益率で割ってください。つまりこの場合1を90%で割るので、損益分岐点のROASは111%となります。

ではなぜこのROASが重要かといえば、簡単に広告のパフォーマンスを表すことができるからです。売上が上がっていても、広告費がそれ以上に掛かっていては赤字になってしまうからです。そのため単純に売上や利益を見るだけでなく、それらを広告費と照らし合わせて見ることが重要になります。ROASは売上と広告費の割合を示す指標なので、広告のパフォーマンスを測定するのにすごく使いやすいという性質があります。

成果指標2:CPA

次に紹介する指標はCPAです。CPAとはCost Per Acquisitionの略です。Acquisitionというのは獲得を意味する英単語です。これは広告で顧客1人を獲得するために掛かる広告費です。広告で顧客になってくれる人を集めようとしたら、1人あたりいくら掛かりますよという指標です。ここでいう顧客というのは、基本的には商品やサービスを購入してくれたお客さんということです。実際にお金を払ってくれなくても、無料トライアルに申し込んだり、アプリのダウンロードをしてくれた人を含めることもあります。

Facebook ads cpa

こういった広告の成果に結びつくような成約のことを、広告の世界ではコンバージョンと呼びます。CPAの値を計算するには、掛かった広告費をコンバージョンの数で割ります。広告費を掛けて自社の顧客が増えた場合、結局平均して1人の顧客獲得にいくら掛かったのか?を知りたいからです。例えば、30万円の広告費を費やして10人の顧客が取れたら、CPAは1人あたり3万円ということになります。つまり1人の顧客を得るにはだいたい3万円の広告費が必要ということです。

なぜこのCPAが重要なのでしょうか?それはお客さんを獲得するのに、どのくらい広告費を使って良いのか?ということを調べることができるようになるからです。これを調べるにはLTV(生涯顧客価値)という概念が便利です。LTVというのは、一生の間に1人のお客さんが購入してくれる金額の合計です。つまりお客さんを1人捕まえたら、彼らがあなたのビジネスにいくらの価値をもたらしてくれるか?ということです。

LTVを割り出しておくと、いくらまでCPAが上がっても耐えられるか?ということを把握することができます。例えばお客さんが一人あたり生涯で10万円のお金を落としてくれるとしましょう。その場合LTVは10万円です。つまりこれは1人顧客さんを獲得できれば、10万円の売上になることがだいたいわかっているという状態です。この場合はCPAは10万円まで掛けることができますよね。1人のお客さんがくれば10万円の売上になるのだから、1人のお客さんの獲得に5万円、8万円と掛けても大丈夫だからです。ちなみにこの赤字にならないギリギリの最大のCPAは、限界CPAと呼ばれています。

成果指標3:CPL

次はCPLという数値を紹介します。CPLとはCost Per Leadの略です。Leadというのは見込み客や潜在顧客と呼ばれ、あなたの商品やサービスに興味を持ってくれているお客さんのことです。見込み客なので、まだ購入や課金はしていない人たちです。例えば広告を通して無料のリードマグネットをダウンロードしたり、メルマガに登録してくれた人のことを指します。そういった見込み客1人あたりの獲得に必要となる費用がCPLです。

Facebook ads cpl

CPLはCPAと同じ方法で計算することができます。つまり払った広告費を、そこから得られた見込み客の数で割り算するのです。例えば30万円を使って300人の見込み客が得られたとすると、CPLは1000円ということになります。1人の見込み客を得るために1000円の広告費が必要になっている状態だという意味です。

ただし先ほどのCPAにおける「顧客」の定義は、広告キャンペーンが何を目的としているかによっても変わります。キャンペーンが見込み客の獲得を主眼に置いている場合は、CPAはCPLと同じになります。それは見込み客のことを顧客とみなすからです。このようにCPAとCPLを同じ意味として使っている場合も見受けられます。

ではCPLをどのように使うかというと、例えばキャンペーンごとやマーケティングチャネルごとの成果を比べる場合が考えられます。例えば、Facebook広告内でいくつかのキャンペーンを走らせているとしましょう。どのキャンペーンが効率的に見込み客を集めてくれているかを見るには、CPLを比較すればいいのです。見込み客を安い単価で連れてきている広告は優秀な広告だということになります。

もし極端にCPLの悪いキャンペーンやチャネルがあれば、そこにテコ入れする必要が出てきます。このように見込み客1人あたりの獲得単価を確認することも、広告運用では重要になってきます。

二次的な指標のCPM、CTR、CPCも合わせて理解する

ここまで広告にとって重要な指標を3つ紹介してきました。その次に大事になる指標について、追加で紹介しておきます。まず最初に紹介するのはCPMです。CPMとはCost Per Mille(コスト・パー・ミル)の略です。Milleというのは1000という数を表すラテン語です。CPMは広告をお客さんの前に1000回表示したときに掛かった広告費のことです。広告の表示回数をインプレッションといいます。CPMを求めるには広告費を表示回数で割って、1000をかけます。

Facebook ads cpm

例えば1万回のインプレッションに1000円掛かったとすると、CPMは100円になります。これはどういう時に使うのかというと、広告でブランド認知を広めたいときなどに使われます。ブランドを知ってもらうための広告を出した場合には、できるだけ多くの人に広告を表示することが目標となります。そのため、多くの人に効率よく広告表示ができているかという指標として、このCPMが使われます。

Facebook ads ctr

次はCTRです。CTRとはClick Through Rateの略です。これは広告が表示された回数のうち、どれだけクリックされたか?を示す指標です。クリック数をインプレッション数で割って100を掛けることで求めることができます。この指標は出している広告の質を測定する際に使うことができます。質が低かったり、ユーザーにとって関連性の低い広告だとクリック率が低下します。そのクリックの頻度を、単純な総数ではなく広告の表示回数との割合で示している点が重要です。

Facebook広告上でのCTRは、業界にもよりますが0.47〜1.61%といわれています。例えば広告が1万回表示されて、100回のクリックがあればCTR1%となります。CTRをモニターしておけば、広告の異変に気づくことも可能です。例えば配信している広告が同じなのに急にCTRが下がった場合、何らかの原因でクリック率が減ったことになります。同じ広告が飽きられたのかもしれないし、急に競合が増えたのかもしれません。またはターゲットの属性とズレた場所に広告が表示されてしまっている可能性もあります。

Facebook ads cpc

最後に紹介するのはCPCという指標です。これはCost Per Clickの略です。1クリックを得るのにいくらの広告費が掛かるのか?を示す指標です。つまりクリック単価です。これは合計の広告費をクリック数で割って求めることができます。CPCも他の指標の影響で変化します。

例えば広告の表示単価であるCPMが上昇すると、広告が表示されるための金額が上がるのでクリック率CTRが一定なら、結果的にCPCも上がる傾向にあります。また表示単価は一緒でもクリック率のCTRが下がると、1クリックあたりの単価であるCPCが上昇します。また競合が増えて入札価格が上がると、CPCは増加します。このように重要な指標を理解しておくことで、広告のパフォーマンスを考察するようになります。

まとめ:重要な指標を理解して広告分析に応用する

ここまで広告運用に重要となる指標を解説してきました。最後に要点を6つにまとめました。

  • ROASは投資回収率とも呼ばれ、払った広告費に対してどのくらいの売上が得られるかという割合を示す指標である。
  • CPAは顧客1人を獲得するために掛かる広告費である。
  • CPLは見込み客1人を獲得するために掛かる広告費である。
  • CPMは広告表示1000回あたりに掛かる広告費である。
  • CTRは広告の表示回数を分母として、クリック率を表した指標である。
  • CPCはクリック単価であり、1クリックを獲得するために掛かった広告費である。

どのファネルで売る?Facebook広告運用のROAS改善のためのセールス戦略を紹介します

Last updated on 2024年7月31日 By 石崎力也(編集者)

あなたは広告運用に踏み出そうとしている副業の会社員で、広告を成功させる上手いやり方を探していませんか?もし広告の効果を上げたいと考えるのであれば、ファネルという概念を取り入れましょう。ここでは具体的にファネルをどのように使って、広告の採算を合わせるのかを解説します。

広告の世界はシビアです。例えば1日に3000円の広告費を掛けたとして、1ヶ月経っても全く売上が立たないということはザラにあります。それだけで9万円の赤字です。ただ単に広告を出すというだけでは、なかなか採算が合いません。あなたも他社の広告を見て、何か仕掛けのようなものが必要なことに気づいていると思います。そこでいくつかの仕掛けをファネルという概念を通して紹介します。きっとここであなたのやりたい仕掛けが見つかっていくと確信しています。

広告収支を黒字にしてくれるファネルとは?

まずファネルについて説明しましょう。ファネルとはセールスファネルの略です。これは購入までに見込み客がたどる一連の道筋のことを指しています。例えばお客さんが広告を見る。そしてお客さんが広告をクリックし、ページ上でリードマグネットをダウンロードする。ダウンロード時に入力したメールアドレスに届いたメールを読んで商品を購入する。こういった一連の流れのことをセールスファネル、略してファネルと呼んでいます。

もしかするとあなたは、そんなの当たり前じゃないかと感じるかもしれません。わざわざファネルなんて名前を付けるほどでもないと思っているかもしれません。でも実はこれはたくさんのファネルのほんの一例に過ぎません。実際には多くの種類のファネルが存在します。そしてそれぞれに面白い仕掛けが組み込まれています。

僕はセールスファネルやオンラインコースの専門家として、10年以上ネット上でビジネス活動をやっています。過去には英語圏のセールスファネル作成ツールであるClickFunnelsから、売上1億円の表彰を受けてきました。Eメールファネル、ウェビナーファネル、オートウェビナーファネル、アプリケーションファネル。自分でもたくさんのセールスファネルを試し、実際にそこから利益を出し家族を養ってきました。

恐らく、ファネルという概念に出会っていなければヨーロッパに移住することも出来なかったと思います。平日の午前中からサーフィンに行ったり、総合格闘技を習う時間も無かったはずです。ファネルがあるおかげで月1回、海外に旅行に行くこともできています。だからこそあなたにもセールスファネルのすごさを知ってもらいたい。ここでは英語圏のファネルを研究した中で、特に僕が広告と親和性が高いと思ったものを紹介していきます。

ファネル1:リードジェネレーションファネル

まず紹介するのはリードジェネレーションファネルです。これはリスト取りを行って、メールなどで見込み客との関係性を作ってから販売するファネルです。オンラインコースやコーチング、ウミガメと泳ぐツアーのような無形商品に最適なファネルです。有形商品というのは分かりやすく説明が短くて済むという特徴があります。たとえばカミソリ、香水、スマホのようにそれが何かというのが明確になっています。

逆に多くの無形商品というのはその性質上、売る前に説明が必要です。例えばコーチングを購入することで具体的にどのような効用が得られるのかは、購入前には分かりにくいものです。コーチングは顧客が自分の問題を克服したり、特定のスキルを向上させたりするものです。でもコーチングがどう役立つのかを理解するためには、コーチングのプロセスについての説明が必要です。

オンラインコースのような新しい形態の商品も説明が必要です。オンラインコースは知識やスキルを学ぶためのものですが、本やセミナーなどと比べて比較的新しい形を取っています。そのため多くの人にとって未知のものになります。コースの内容以外にも見込み客にとって気になることがたくさんあるはずです。内容がどんな形で提供されるのか?どんな風にコースを使って勉強すればよいのか?といったことです。

またウミガメと泳ぐツアーのようなものも説明が必要な無形商品です。これは体験型のサービスなので、実際に体験してみないとその魅力や体験内容が分からないことが多いです。参加者はどんな体験ができるのか、どんな環境でウミガメと泳ぐのか、安全対策はどうなっているのか。そういったことに見込み客は疑問を持つはずです。

Lead generation funnel

興味を持った見込み客に対して、Eメールまたは電話などでこれらの内容をフォローアップしていきます。このファネルの場合は、まずオプトインページを用意します。そこに無料のリードマグネットを用意して、それと引き換えにメールアドレスや電話番号などをもらいます。興味を持った見込み客は自分の情報をフォームに入力して、リードマグネットをダウンロードします。

メールアドレスの場合であれば、自動返信メールが送られるようにEメールレスポンダーを設定しておきます。そして何通かのEメールを送って、見込み客をゆっくりと教育していきます。見込み客の商品への興味や理解が高まったところで、商品をセールスします。もし電話番号をもらっている場合は、テレアポ部隊からセールスの電話を掛けても良いでしょう。

ファネル2:リード獲得広告ファネル

次に紹介するのはリード獲得広告ファネルです。このファネルは先ほどのリードジェネレーションファネルと似ています。ですが、入り口の部分が少し異なります。見込み客の情報を入力してもらうまでのプロセスが簡単になっているのが特徴です。このファネルではFacebook広告が用意している「リード獲得広告」という仕組みを使います。

Facebook lead ads

リード獲得広告というのはユーザーが簡単にオプトインできるようにした広告の仕組みです。普通の広告はクリックするとランディングページやオプトインページに飛びます。ですがリード獲得広告の場合は、クリックするとその場でオプトインができるようになっています。FacebookやInstagramに既に入っている見込み客の個人情報が自動で入力されるようになっているんです。

そのため、見込み客がメールアドレスや名前といった項目をわざわざ入力する必要がないというメリットがあります。また個人情報の送信も、広告画面上で完了するので別途オプトインページを用意する必要もありません。そのため、Webサイトを持っていない場合でもリードを獲得する広告を打てるのです。リードジェネレーションファネルの入り口を、もっと簡単にしたバージョンだとイメージしてください。

ファネル3:メッセンジャーファネル

メッセンジャーファネルは、ページやメールの代わりに見込み客との対話によって成約を勝ち取る仕組みです。Messenger誘導広告とも呼ばれます。このファネルはクリックした人を、ランディングページではなくメッセンジャーに誘導します。そしてページやメールの代わりにチャットで見込み客をフォローアップします。

Messenger funnel

広告をクリックするとすぐにチャットウィンドウが開き、会話がスタートします。メッセンジャーなのでチャット形式でお客さんとのエンゲージメントを作ったり、セールスをかけていきます。このファネルが優秀なのは、まずこのチャット形式という双方向的なやりとりができることです。ページやウェビナーを見るだけ、メールを読むだけでは受動的です。それを双方向にすることで見込み客の自発性を引き出すことができます。

また短いサイクルでお客さんとコミュニケーションすることができます。メールよりも短い形でやりとりできるので、見込み客の視点からも手軽です。見込み客のリクエストにすぐに対応することもできます。広告主によっては、このメッセンジャーの中にチャットボットを組み込んでいる人もいます。チャットボットを組み込めば、人間が対応しなくてもある程度のことをシステムが自動でやってくれます。お客さんのよくある疑問に自動で答えたり、お客さんに知りたい項目を選ばせて回答を送ることもできます。

もちろんチャットボットのような自動対応だけでなく、手動での個別対応もできます。そのためチャットボットでエンゲージメントを高めておき、クロージングだけを人間が行うといったことも可能です。お客さんごとに個別のオファーをしても良いでしょう。メッセンジャーファネルもある意味では、リードジェネレーションファネルといえます。ただし、このコミュニケーションの手段がメッセージになっているというのが大きな特徴です。

ファネル4:ウェビナー電話セールスファネル

次に紹介するのはウェビナー電話セールスファネルです。これはウェビナーを見せたあと、電話やZoomなどによる無料相談などに誘導するファネルです。最終的には人間が通話でセールスをかけるので成約率は高くなります。よく説明会で集客し、その後無料相談などでバックエンドを販売している人がいます。それを広告でやっているのがこのファネルです。このウェビナー電話セールスファネルはコーチ、コンサル、またはデジタルコンテンツを販売しているビジネスに有効な戦略として知られています。

まず広告からウェビナーへ誘導します。通常は広告をクリックするとウェビナーの登録ページが開きます。見込み客はオプトインをすることでウェビナーを視聴できるようになります。ウェビナーの開催方法は広告主によって様々です。僕のように自動でウェビナーを回すオートウェビナーを使う人もいます。また翌日の夜8時のように日時を決めてZoomなどでリアルタイムウェビナーをやる人もいます。

Webinar to call funnel

ここでのウェビナーでは価値提供を行います。見込み客が知りたい内容をウェビナーで話すんです。例えば僕であれば「出版社を通さずに電子書籍を出版する方法」というテーマで話すかもしれません。SEOの最新動向に関するウェビナーをやっても良いし、職場でのストレスを管理する方法を話しても良いでしょう。

ウェビナーで商品やサービスの紹介をしても良いでしょう。ですが、最終的には個別の無料相談や通話につなげるようにしてください。ウェビナーの主な役割は2つです。1つは見込み客に価値提供などを行って、彼らとの信頼関係を作ること。もう1つは、本格的なセールスを行うための通話に誘導することです。ウェビナーはいわば個別通話に来てもらうための呼び水です。ウェビナーの次のステップである通話の予約につながるように、上手に見込み客を誘導してください。

もちろん、ファネルの途中で離脱してしまう人も出てくるはずです。例えばウェビナーを見たけど通話の予約をしなかった人。通話の予約ページまで行ったけど、実際には通話を予約しなかった人たちもいるでしょう。その人たちには、リターゲティング広告を打つということもできます。特定の反応があった人に対して、再度リーチするような広告のことです。このようにリターゲティング広告を使うことで、離脱してしまった人に再度アプローチをするといったことも可能です。

ファネル5:商品ページファネル

このファネルはとてもシンプルです。広告から直接商品の販売ページに連れてくるパターンです。先ほど、無形の商品は有形のものよりも説明が必要になるとお伝えしました。裏を返せば有形の商品の場合、説明が短くて済むということです。その場合は、広告から直接販売ページに誘導した方が良い場合があります。

Product page funnel

そういった有形商品を売るときに、このシンプルな商品ページファネルを使います。もちろんここでもリターゲティングの発想が使えます。商品のランディングページを見たけど買わなかった人。カートに商品を入れたけど最終的には買わなかった人なども想定できます。例えばそういう人たちに割引クーポンを配るリターゲティング広告を配信することもできます。

ファネル6:プリセルファネル

最後はプリセルファネルです。ここで言うプリセルというのは、商品を販売する前にその前提となる知識を付与しておくという意味です。具体例で説明しましょう。例えば、天然成分100%のデオドラントを売っているとします。ですが、このデオドラントは人工の成分のものよりも当然値段が上がります。じゃあどうして天然成分100%である必要があるのか?ということを商品販売前に事前に伝えておくのです。

Presell funnel

例えば広告をクリックすると、プリセルページに飛びます。ここでは「身の回りにある毒を減らして生活する方法」という内容で天然成分を推奨する内容を載せるアイデアもあります。または「寿命を伸ばすための7つのヒント」みたいなページにしても良いでしょう。そしてそのページから、天然成分のデオドラントの商品ページへと誘導します。

このように商品を販売する前の教育部分をプリセルページ1枚で行うのがこのプリセルファネルです。教育をメールで行うのか。メッセンジャーで行うのか。またはこのように1枚のページでやるのか。それによってもお客さんの反応は随分変わります。またこのプリセルファネルは商品ページファネルにとても近い構造をしています。ここでも商品ページファネルと同じように、リターゲティング広告を用意することができます。ぜひそういったアイデアを忘れずに考えておいてください。

まとめ:様々なファネルを知って実際に広告で試してみる

ここまで広告で成約率を上げ、採算が取りやすくなるようなファネルをいくつか紹介してきました。最後に要点を7つにまとめました。

  • 広告運用を成功させるには、商品の成約率が上がるセールスファネルのような概念が必要になる。
  • リードジェネレーションファネルとは、オプトインを取ってメールや電話で見込み客を教育し販売する仕組みである。
  • リード獲得広告ファネルとは、Facebook広告が用意した簡易的なオプトインフォームを使って手軽にオプトインさせて教育する仕組みである。
  • メッセンジャーファネルとは、オプトインの代わりにFacebook内のメッセンジャーに誘導し、見込み客とコミュニケーションを取る仕組みである。
  • ウェビナー電話セールスファネルとは、ウェビナーを見せた後に個別通話に誘導し商品をセールスする仕組みである。
  • 商品ページファネルとは、広告から直接商品の販売ページに誘導する仕組みである。
  • プリセルファネルとは、商品の販売ページの前に商品が欲しくなるような前提知識を載せたページを用意する仕組みである。

モロッコへのサーフトリップ|5-Bullet Friday – 2024年02月09日

Last updated on 2024年2月11日 By 石崎力也(編集者)

​どうもこんにちは、石崎力也です。

オランダで生活する石崎の近況を毎週、5つの項目に分けて紹介する5-Bullet Fridayです。毎週お送りしていきます。

モロッコへサーフトリップに行ってきました。

モロッコでふと、絶対に待たないというアイディアが湧いてきました。今、ポルトガルの銀行口座開設をエージェンシーに頼んでそれを待っているんですけど、サーフィンしていたせいでそのことをすっかり忘れました。

もしオランダで首を長くして待っていたらとんでもなく長く感じるだろうし、ストレスも溜まります。まるでAmazonで高いものを買ってゆうパックの追跡番号を何度もチェックするかのように。

絶対に待たないという態度は時間に解決させることと同義であり、僕自身がそれを忘れるということでもあります。積極的に忘れて、時にいろんな問題を解決させられたらこんなに素晴らしいことはありません。

感動したこと:セキュリティの待ち時間が0分

見てください。まずセキュリティの待ち時間は0分。つまり列なしってことです。ここ小松空港じゃないです。ヨーロッパ玄関口の超国際空港スキポールです。

しかも、水筒、液体、パソコンはカバンの中に入れたままでいいって。時計もしたまま。世界一の空港です。

チェックイン0分、セキュリティ0分、パスポートコントロール0分。スキポールでよかった。フリーランスでよかった。

飛行機の中でやること:レターの下書き

Casablanca空港で2時間ほど繋ぎの時間があります。飛行機の中ではレターの下書きします。集中力切れたら、CAさんにビールもらってM-1で笑う。

笑った分だけ、お金が増える。たくさん笑う。無限にビールとワインをもらう。チケット代をアルコールで相殺する。。した

訪れた場所:モロッコの海

モロッコ初日。ついたぜ!サーフィンやりまくったぜ。オランダの四日分に相当する量をやったぜ。

今回はピンク色の日焼けを選択。午前10時から午後16時半までほぼずっと海の中にいました直射日光浴びすぎて頭がくらくらしたので、サーフ用のキャップが必要だと感じました。

考えたこと:ベビーシッターさんに感謝

このメッセージみて、本当にベビーシッターさんに助けられていると思うし、僕のこの安心感。こう見えて人並みに責任感強い性格なので、妻が心配で仕方ないです。でもベビーシッターさんのおかげで心置きなくサーフィンできます。

作ったもの:7 days eBookの広告

モロッコで撮影した 7 days eBook の広告が完成しました!広告プラットフォームに流していきます。

石崎力也

手順一覧!Facebookページと広告アカウントを開設してMetaピクセルを設定する方法

Last updated on 2024年7月25日 By 石崎力也(編集者)

あなたは新しく広告運用業を立ち上げようとしている個人事業主で、Facebook広告の始め方を調べていませんか?ここでは全くのゼロからFacebook広告のアカウントを作る方法を解説していきます。

Facebook広告を触ったことの無い人にとっては、広告を運用するまでの準備はとても複雑に思えます。何が必要になるのか。どんな手順でやれば良いのか。そもそもまずどこから始めたら良いのか。ここではFacebook広告の運用に必要なアカウントの登録やページの作成などをステップ・バイ・ステップでお伝えします。この手順に沿って作業をすれば、Facebook広告の運用を開始するための準備が整います。

ステップ1:Meta Business Suiteに登録する

まず初めにMeta Business Suiteへの登録を行いましょう。Meta Business Suiteとは、FacebookやInstagramでのビジネス活動を一括で管理できる場所です。これは元々ビジネスマネージャと呼ばれていたツールです。FacebookやInstagramへの投稿やスケジュール投稿の機能もあります。また投稿のパフォーマンスをチェックし、レポートやデータを確認することもできます。広告機能にもこのツールからアクセスが可能です。まずはこのMeta Business Suiteへの登録を済ませましょう。

登録にはFacebookやInstagramどちらかのアカウントが必要です。もしどちらのアカウントも持っていない場合は、Facebookの個人アカウントを作成してください。名前、メールアドレス、パスワードなどの基本的な項目をすべて埋めてください。アカウントの登録ボタンを押し、メールアドレスの認証コードの入力をします。それが終わると個人アカウントが作成されたことになります。

Meta Business Suite registration

https://www.facebook.com/business/tools/meta-business-suite

Googleで「Meta Business Suite」と検索すると登録用の画面が出てきます。そこから登録を行ってください。登録にはFacebookやInstagramどちらかのアカウントが必要です。先ほど作ったFacebookの個人アカウントでログインしましょう。あとは流れに沿ってMeta Business Suiteの作成まで完了させてください。

ステップ2:Facebookページを作成する

次にFacebookページを作りましょう。Facebook広告の場合、広告を配信する際に必ずFacebookページを作ることが条件になっています。このFacebookページが広告を出す上で、そのページが広告の基盤となるからです。そのためFacebookページを持っていない場合は、ページも作成しておきましょう。

Business suite settings

https://business.facebook.com/

Meta Business Suiteのトップ画面にアクセスしてください。そこで、左下の「設定」ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2024 02 10 10 12 36

そうすると、上からユーザー、アカウント、データソースという大きな項目が出てきます。アカウントという中の「ページ」という項目をクリックします。そうするとページの管理画面に移動するので、そこで「ページを追加」ボタンをクリックします。

Facebook page new

ここで新しいFacebookページを作るのか、既存のページを取得するのかといった選択肢が出てきます。既存のページを使う場合は、その項目を選択してください。今回は新しくFacebookページを作成する項目を選択します。

Facebook page create

ページ名とカテゴリは必須項目です。自己紹介は任意ですが、できるだけページには多くの情報を入れておくことを推奨します。続いて連絡先情報も入力しましょう。ウェブサイトのURLやカスタマーサポートの電話番号、メールアドレスを入れましょう。特商法表記に使っている住所も入力しておくと良いかもしれません。

Facebook page images

プロフィール写真とカバー画像も設定しましょう。この2つはFacebookページを象徴する大事な視覚的要素になります。これらがあることであなたのページはしっかりしたものだと認識してもらうことができます。この2つが設定できたら、そのままページを登録完了まで持っていきましょう。

Facebook page done

Facebookページが作成されると、ページ上に様々なコンテンツや投稿を追加できるようになります。ページ上にはなるべく多くのコンテンツを入れておくと良いとされています。もしFacebookページのためだけに投稿を作成できない場合は自動化を使いましょう。Zapierを使いブログやYouTubeの投稿をFacebookページにも流します。これらのメディアが更新されるとFacebookページにも自動で投稿が流れるように設定しておきます。こうすることで、ページを常にアクティブに更新することが可能になります。

ステップ3:自社ドメインを登録する

Facebookページが作成できたら、次はドメインの登録作業を行っておきましょう。広告からあなたのサイトにお客さんを連れてくると思います。そのサイトのドメインをFacebook広告に登録しておきます。もしお使いのドメインが他社のサブドメインの場合、認証はできません。そういう場合はドメイン認証のプロセスをスキップして次に行ってください。もし設定する場合はMeta Business Suiteの設定画面に戻り、ブランドセーフティという項目を探してください。その中にドメインという項目があります。

Meta business suite domain

ドメインの画面まで行ったら、追加ボタンから新しいドメインの作成を選んでください。そうするとドメインを入力する画面が出てきます。そこにあなたのルートドメインを入力してください。ルートドメインなのでサブドメインやhttpなどはつけないでください。例えばhaamalu.co.jpのように単純なドメインだけを入力します。

Meta business suite domain2

ドメインを追加すると、次は認証作業です。認証作業にはいくつかの方法があります。例えばサイトのトップページにHTMLタグを埋め込む方法、サイトのルートディレクトリに認証用のファイルをアップロードする方法、DNSレコードに文字列を追加する方法といった具合です。僕の場合はDNSレコードの方法を選びましたら、やりやすい方法を選んでください。画面の指示に従って認証すれば、無事にドメイン認証は完了です。

ステップ4:広告アカウントを作成する

ドメインの設定ができたら、次は広告アカウントの作成をやっていきます。広告アカウントはMeta Business Suiteの中でも、特に広告を管理するための場所になります。やり方はまず、Meta Business Suiteのトップ画面に戻って再び左下の設定にアクセスしてください。

Facebook ads account new

アカウントから広告アカウントを選択すると、「広告アカウントの追加」ボタンが出てきます。そこから広告アカウントを作成します。ページの場合と同じく、既存の広告アカウントがある場合にはそちらを使うこともできます。今回は新しく広告アカウントを作成します。

Facebook ads account new2

ここでポップアップが出てくるので、広告アカウント名と必要事項を選んでください。時間帯はGMT+9時間からTokyoを探してください。通貨はJPYの日本円にします。そのまま進んで広告アカウントの作成を完了させてください。

ステップ5:支払い方法を登録する

広告アカウントが出来上がったところで支払い方法の登録に移りましょう。広告費を支払うための方法をあらかじめ登録しておくとスムーズです。またMeta Business Suiteに戻ってください。

今度は左のバーの中で、三本線アイコンの「すべてのツール」から「請求と支払い」というところをクリックしてください。請求と支払いというページに飛んだら、左上からビジネスアカウントを選択してください。

Facebook ads payment method

その上で左側にある「支払い方法」をクリックします。そうすると支払い方法を追加するボタンが現れます。場合によっては「編集するアクセス許可がありません」というエラーが表示される場合もあります。その場合は「アクセス許可を変更」というボタンを押してください。

Facebook ads payment method2

そうするとファイナンスエディターを自分に割り当てるという項目が出てくるので次へを押します。これで自分がビジネスアカウントの支払い方法などを変更できる権限を持つことができました。この状態になったら「追加」ボタンをクリックして支払い方法を登録できるようになります。画面の上にビジネスアカウント、下に広告アカウントの支払い方法をそれぞれ追加可能です。支払い方法にはデビットカード、クレジットカード、Paypalが使えます。

まずビジネスアカウントの方にカード情報などを登録し、その後で広告アカウントの方で登録をすると良いでしょう。こうすることで、広告アカウントの支払い情報を追加する際にビジネスアカウントに登録したものを使い回せます。広告アカウントの追加ページで「ビジネスの支払い」を選択すると、ビジネスアカウントに登録した支払い方法を選択できるようになります。

1つが失敗したときのために、複数のクレジットカードなどを登録しておくことをオススメします。また広告アカウントの方では、複数の支払い方法のうちどれをデフォルトにするか?という優先順位を設定することができます。さて支払い方法の登録が終わりました。この時点ではまだ課金はされません。ゆくゆく広告の設定までが完了して、広告を配信して、初めて課金が行われます。

ステップ6:ピクセルをサイトに設定する

最後にピクセルを設定しましょう。ピクセルとはサイトやページ上に訪問した人の行動を追跡できるコードのことです。サイトに短いコードを埋め込むだけで、広告からきたお客さんがどんな行動をしているのかを分析することができます。例えば、お客さんがページ上でボタンをクリックしたのか?支払い画面まで行ったのか?といったことが分かります。これを設定しましょう。

Facebook ads dataset

まずはデータセットというものを設定します。ビジネス設定からデータソース、そしてデータセットと進みます。そうするとデータセットを追加するボタンが出てきます。追加ボタンを押してデータセットの名前を入力して、データセットを作成してください。

Facebook ads dataset2

データセットが出来上がったら、イベントマネージャで開いてください。

Facebook ads metapixel

そうすると概要のところに「Metaピクセルの設定」というボタンが出てきます。このボタンを押すと、ピクセルを手動でサイトに追加するか、パートナー連携を使うかと聞かれます。あなたのランディングページがパートナーの中に含まれていればそちらが便利でしょう。多くの場合はパートナーに含まれていないので、その場合は手動でインストールする方を選んでください。

Facebook ads metapixel2

ピクセルのベースコードをコピーして、サイトに貼り付けます。貼り付け場所は画面上に指示が書いてありますので、それに従ってください。貼り付けたら次へに行きます。「自動詳細マッチング」をオンにするか聞かれると思います。これは特別な理由がない限りはオンにしてください。

Facebook ads metapixel3

次にイベントの追加画面になります。これはページ上で訪問者が様々な行動をしたときに、それがどんな行動なのかを定義しておくプロセスです。イベント設定ツールを開いて、ウェブサイトのURLを入力します。このとき、ピクセルを設定したサイトのページを一度は開いておくようにしてください。一度ページを開くことで、ピクセルからFacebook広告にシグナルが送られます。このシグナルがない状態だとイベントが設定できません。シグナルが正常に受信できると、「ウェブサイトを開く」というボタンが押せるようになります。

Facebook ads metapixel event

ここでボタンが押されるのをトラッキングするのか、URLへのアクセスをトラッキングするのか選択することができます。複数のイベントを作成できるので、両方を組みわせることもできます。それぞれに「これは購入ですよ」とか「これはこれはリードですよ」というイベントを設定可能です。だいたいはページを見たことを意味する「コンテンツビュー」、「購入」または「リード」を使うことが多いと思います。ここまで済んだらピクセルの設定は完了です。

注意:複数人で使うときはパスワードを共有せず招待を行う

ここまででFacebook広告の基本的な初期設定が完了しました。最後に注意事項を1つお伝えしておきます。それは1つのFacebookアカウントを複数人で共有しないことです。もう少し具体的に言うと、メールアドレスとパスワードのセットを複数人でシェアしないでください。これを行うとセキュリティ機能が働いて、アカウントが停止してしまいます。

アカウントが停止するので、それと一緒に広告も停止してしまうのです。これが起こると数日間、アカウントが動かなくなります。もし複数人で広告運用を行いたいときには、彼らをアカウントに招待する機能を使ってください。これを使えば別々の個人アカウントから、あなたのビジネスアカウントや広告アカウントにアクセスが可能になります。

Facebook business settings users

招待機能を使うにはビジネス設定のユーザーという大きな項目を探してください。そこにユーザー、パートナーという小さな項目があります。個人を招待するのであればユーザーを選択します。もし、ビジネスアカウントを招待するのであればパートナーを選んでください。またパートナー機能では、あなたのアカウントから他人のアカウントへのアクセス許可をリクエストすることも可能です。この機能を上手に使って、他者と上手にアカウントへのアクセスを共有してください。

まとめ:Facebook広告のアカウント開設を順番通りに行う

ここまでFacebookの広告アカウントの開設と、基本的な準備の手順を紹介してきました。最後に要点を7つにまとめました。

  • 最初にMeta Business Suiteに登録する。
  • 次に広告の土台となるFacebookページを作成し内容を充実させる。
  • 次にランディングページなどに使用している自社ドメインを登録する。
  • 次に広告アカウントを作成する。
  • 次にPaypalやクレジットカードなどの支払い方法を追加する。
  • 最後にMetaピクセルとイベントの設定を行う。
  • 複数人でアカウントをシェアする場合は、パスワードを共有せずに招待機能を使う。

審査落ち対策!Facebookの広告ポリシーとNGを徹底解説

Last updated on 2024年7月25日 By 石崎力也(編集者)

あなたはフリーランスでFacebook広告をやろうとしているかもしれません。ですが、広告の審査落ちが怖くて広告運用に慎重になってしまっていませんか?ここではFacebook広告の広告審査ポリシーを解説します。一度ポリシーを理解すれば、自信を持って広告を出せるようになります。

広告運用を始めた人は、みなさん一度は広告の審査落ちを経験します。最初から審査落ちする場合もあれば、広告が調子良く配信されている途中で審査落ちになる場合もあります。広告の審査が通らないと焦り、不安になります。そこで広告ポリシーに関する正しい知識を持ちましょう。正しい知識を持つことで審査落ちを回避しながら、スムーズに広告を運用できるようになります。

Facebook広告は消費者保護のために広告ポリシーを定義している

多くの広告プラットフォームでは広告に関する様々な制限を設けています。それらは広告ポリシーと呼ばれ、広告はポリシーに沿って審査されることになります。審査の結果、広告プラットフォームがポリシーに違反していると判断した広告は修正するまで配信ができなくなります。

Facebook広告も例外ではありません。Facebook広告も様々な項目にわたって広告ポリシーを設定しています。幸いなことにこれらのポリシーは公式情報としてオンライン上に公開されています。そのため、僕たちは事前にこれらの公式情報を確認しておくことでポリシー違反を回避することができます。

Facebook ads policy page

なぜこういった広告ポリシーが存在するのでしょうか?それは消費者を守るためです。Facebookはソーシャルメディアです。消費者が心地よく使える環境を提供することでユーザーを集めています。もしユーザーが不快な経験をしたり、騙されたりする経験をしてしまうとプラットフォームから離れてしまいます。

消費者の安心や安全を守ることで、彼らにプラットフォームを使い続けてもらえます。消費者がアクティブにプラットフォームを使ってくれるので、結果的に広告主にとってもプラスに働きます。このような消費者保護の観点を理解しておくと、広告ポリシーの理解もしやすくなります。

Facebookの広告ポリシーはアップデートされることもあるため、ここではすべてを解説することはできません。そこでいくつかの重要なポリシーを取り上げて解説します。特に重要だと思われるいくつかの項目についてピックアップしました。それは次の4つの項目です。

  • 個人の特性
  • 扇情的なコンテンツ
  • 個人の健康および容姿
  • 存在しない機能
  • 機能しないランディングページ

これからこの5つの項目について解説していきます。ただしここで注意です。これらの広告ポリシーは変更される場合もあり、新しい項目が追加される場合もあります。そのため実際に広告を配信する前には、必ずFacebook広告の公式ページで広告ポリシーを一読しておくことをオススメします。

参考:https://transparency.fb.com/policies/ad-standards/

ポリシー1:個人の特性を示唆したり聞いてはいけない

1つ目のポリシーは、個人の特性(Personal Attributes)と呼ばれるものです。広告で消費者の特性を知っていることを示唆したり、または彼らの特徴について質問することを禁止するものです。例えば「太っているあなたに朗報です」や「あなたは肥満ですか?」のようなことを言ってはいけないということです。

Personal Attributes

ここで問題とされる個人の特性には次のようなものがあります。個人の人種、民族、宗教、思想、年齢、性的指向または性生活、ジェンダーアイデンティティ、障がい、疾患を含む身体の健康やメンタルヘルス、不安定な経済状況、投票状況、労働組合への所属、犯罪歴、名前などです。

なぜこのポリシーがあるかというと、消費者に不快感を与えないためです。Facebookは消費者に関するある程度のデータを持っています。ですが、消費者に対して「あなたのことを知ってますよ」とあからさまに言ってしまうと問題になります。自分のことを知られていると感じて、気持ち悪いからです。

また消費者自身が自分の年齢、経済状況などについて気にしているかもしれません。高齢だったり、失業していたりということをあえて指摘されると嫌な気分になります。そのため、相手の特徴を示唆したり、その特徴を持っていることを質問する行為は禁止されています。

例を出しましょう。「うつ病と診断されたあなた、無料のセラピーを提供します」と広告があったとします。これはうつ病という健康状態に関する特徴を示唆しているのでNGとなります。これを改善するのでは自社のサービスの特徴としてうつ病のセラピーにも対応していると主張することが良いでしょう。

では「破産しましたか?ご安心ください、うちの法律事務所がお手伝いします」というものはどうでしょうか?これも相手の経済状況を尋ねてしまっているのでNGです。代わりにあなたの法律事務所が破産手続きをどのようにお手伝いできるのかを説明してください。

ポリシー2:扇情的なコンテンツの広告を出してはいけない

次に紹介するのは扇情的なコンテンツ(Sensational Content)と呼ばれるものです。これは相手にショックを与えたり、恐怖心を与えるようなものです。広告に興味を持たせるために、刺激の強いものや暴力的なものを見せてはいけないというポリシーです。これには身体の一部を切断するなどの刺激的なものや、動物が狩りに捕まって苦しんでいるようなものも含まれます。

Sensational Content

他にもニキビが潰れたりする様子など、衛生や身だしなみに関する生々しい描写も対象になります。医療行為であっても目に見える苦痛があるものはNGになります。いずれにしても衝撃的であったり、恐怖心や嫌悪感を与えるものはすべて禁止の対象になります。広告ではフックとして人々の興味を引く必要がありますが、そういった場合にこれらの扇情的な内容を使わないように気をつけてください。

ポリシー3:個人の健康および容姿

健康関連やダイエット、美容の分野で広告を出す際にも注意が必要です。健康や容姿いった項目にも制限がついています。これは個人の健康および容姿(Personal Health and Appearance)と呼ばれます。例えばよくあるのがダイエットでBefore、Afterを出すパターンです。これはFacebook広告ではNGとなっています。またキレイに割れた腹筋の画像を拡大して全面に出すのもNGです。

この「個人の健康および容姿」という項目では、単に健康や容姿に言及してはいけないというわけではありません。健康や容姿に関して、特定の理想を押し付けたり、不安を煽って行動を促すような内容が禁止されているのです。ネガティブなイメージを助長するものも禁止です。またある人物の健康状態をクローズアップして、画像として見せることすら禁止しています。

Personal Health and Appearance

先ほどのキレイに割れた腹筋の拡大画像は、それがあたかも理想的な姿だと主張しているように感じます。そのためこのポリシーに違反するものになります。また逆にネガティブなイメージを見せるものも禁止です。例えば女性のシワの画像を拡大することもポリシー違反になります。これはネガティブなイメージを助長して、シワを改善することを消費者に強要する可能性があるからです。

ポリシー4:存在しない機能を宣伝してはいけない

次に紹介するのは存在しない機能(Nonexistent Functionality)と呼ばれているものです。実際に存在しないボタンなどを、あたかも存在するように見せる行為です。例えば、ただの画像に再生ボタンのようなものを付けてクリックを誘導するようなイメージです。他にも画像の上に偽のいいねボタンなどをつけるような行為です。インタラクティブなコンテンツだと偽装させるような仕掛けはすべてNGになります。

Nonexistent Functionality

実際には機能しないボタンだけでなく、チェックボックスのようなものも対象です。または「タップして登録」と書いてあっても、実際には登録できず他のページに飛ばされたりするものもNGです。アンケートを偽装して、YES NOを選ばせるようなダミーの選択肢なども禁止になります。色々な手を使って広告をクリックさせたくなるとは思いますが、このような偽装コンテンツを作らないよう注意してください。

ポリシー5:機能しないランディングページも規制の対象になる

最後に紹介するのは機能しないランディングページ(Non-Functional Landing Page)と呼ばれるものです。簡単に言ってしまうと、広告から飛んだ先のランディングページに不備があるということです。例えば、ランディングページが工事中やエラーページだとNGです。セキュリティに関する警告が表示されていても駄目です。またランディングページが特定の地域のIPアドレスだけに表示される様になっている場合もNGです。

Non Functional Landing Page

ページ内のコンテンツにアクセスするために、何かのアプリやツールをダウンロードする必要があるものもNGです。ランディングページの内容がPDFだったり画像ファイルだけである場合もNGとされます。またこれは気をつけて欲しいのですが、ランディングページを離脱するときにそれを妨害するような無関係なポップアップを出す行為も禁止の対象となります。着地してすぐに別のページにリダイレクトされるものも禁止です。もちろん、広告の内容とランディングページが一致していないものも禁止になります。

1つのビジネスに1つの広告アカウントを使う

Facebook広告では、広告の内容とは別にアカウントの運用についてもポリシーを定めています。これは複数のビジネスをやっていたり、広告代理店を始める場合に必要な知識です。Facebook広告では、1つのビジネスにつき1つの広告アカウントを使うことが求められます。つまり1つの広告アカウント内に、複数のビジネスを混在させてはいけないということです。

そのため、あなたが複数のビジネスで広告を出そうとしている場合は、ビジネスごとにアカウントを分けてください。またあなたが広告代理店をやる場合や、他人のアカウントを運用する場合も注意が必要です。その場合もクライアントやビジネスごとに広告アカウントを分ける必要があります。また既にあるビジネスで使用していたアカウントを、別のビジネス用に変更する行為も禁止されています。これらのポリシーに気をつけてFacebook広告を運用するようにしてください。

まとめ:広告運用前に広告ポリシーを正しく理解しておく

ここまでFacebookの広告ポリシーについて解説してきました。最後に要点を7つにまとめました。

  • Facebook広告では消費者保護のために広告ポリシーと審査制度を設けている。
  • 広告では個人の特性を直接指摘したり質問したりしてはならない。
  • 広告では扇情的な内容で消費者にショックや恐怖心を与えてはならない。
  • 広告では個人の健康や容姿に関して、特定の理想を押し付けたり、不安を煽ってはならない。
  • 広告ではクリックを誘発するようなインタラクティブな機能を偽装してはならない。
  • 広告ではランディングページに不備があったり悪質性がないことが求められる。
  • 広告ポリシーはアップデートされる場合があるので、広告運用前に公式情報を確認する。
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