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Marketing Strategy

4-16 あなたのマーケティング戦略を最大化するための3つテストアイデア

Last updated on 2022年8月9日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、あなたのコンテンツマーケティングの効果を最大化する方法についてお話しします。SNSを使ったマーケティングで最高の結果を得るための鍵は、「データ」と「画像や言葉選びの技術」を融合させることです。このレクチャーでは、コンテンツマーケティングの効果を最大化するためのテスト方法を3つお伝えしていきます。

アートやデザイン、文章などの好みは、しばしば主観的なものです。しかし、データはそうではありません。データは極めて客観的なものと言えます。これらの相反する2つを最適に組み合わせることで、最高の結果を得られるようになるのです。

コンテンツマーケティングの効果を最大化するための3つのテスト

「どんな投稿が最もトラフィックやエンゲージメントを高めるのか」ということは、当然ですが、あなたがどんなメディアを運営しているのか、そしてどんな層が視聴者なのかによって異なります。

そんな中で、自社にとって最適なコンテンツマーケティングを理解するための1番の近道は、実際に投稿内容や投稿時間に変化をつけてテストを実施し、その効果を測定・分析することです。ここでは、「データ」と「画像や言葉選びの技術」の両方をチェックできる3つのテストについて紹介します。

テスト#1:投稿時刻と頻度のテスト

1つ目は、投稿時間と投稿頻度に関するテストです。何曜日の何時に投稿すればトラフィックが増えるのか、週に何回投稿するのが効果的なのかは、販売するサービスや製品、ターゲット層によって異なります。

Marketing strategy test day and time

また、同じメディアであっても、コンテンツの内容やメッセージの種類によって、1週間のうちで反響が大きい時間帯が異なることもあるでしょう。あなたにとって最も効果的なタイミングを見つけるためには、投稿時間や頻度を変えてテストして、分析することが必要です。

ちなみに別のレクチャーでは、一般的にSNSやブログ投稿の効果が高まる時間帯の研究について解説しています。「何曜日の何時に投稿すべきか、検討もつかない」という人は、そちらもぜひ参考にしてみてください。

テスト#2:メッセージタイプのテスト

2つ目は、メッセージタイプについてのテストです。どのようなメッセージが視聴者を惹きつけるのかをテストするのです。ここで重要なのは、「自分が発信する全てのメッセージはCTA(Call To Acrtion)である」と考えることです。

Marketing strategy test message type

SNSのフィードに流れてきたあなたのブログの記事をクリックして読んでくれた人に対して、あなたをフォローすることで得られる価値を売り込んでください。あるいは、その人が抱えている問題に対するより良い解決策を提案したり、その人が信じている常識に疑問を持たせることもできます。また、あなたが発信する情報を見逃すことで、何か素晴らしいものを見逃しているような気分にさせる方法もあります。

ここで、一般的な投稿よりも31.8%ほど多くクリックされる投稿の作り方を紹介します。一般的な投稿との違いは、どんなメッセージを載せるかにあります。要するに、言葉には力があるのです。読者に感情的な反応を呼び起こすような文章を意図的に作成することが大切なのです。これを正しく行うことが、エンゲージメントとトラフィックを促進する鍵となります。

具体的に、トラフィックやエンゲージメントの増加に効果の高いメッセージングとしては、次の種類のものが挙げられます。

  • 質問: 「はい・いいえ」または「AかBか」で回答するクローズエンドの質問は、より多くのクリックを促します。一方で、回答を自由に記述してもらうオープンエンドの質問では、より多くのエンゲージメントを得られることがわかっています。
  • メリット: リンクをクリックすることで、何が得られるかをメッセージで示唆してください。
  • FOMO(フォーモ): これは”the fear of missing out (=見逃すことへの恐怖)”と呼ばれる現象です。FOMOはその頭文字です。この切り口は、特に視聴者の行動に期限を与える場合に有効です。例えば、「知らないと損する」や「流行に乗り遅れる」みたいなものです。
  • 統計データ:テーマに関する信じられないような統計データを提示します。正確な数字に基づく驚くようなデータは、興味をかき立てるのに有効な手段です。
  • 常識を覆す: あるトピックについて反対の意見がある場合は、それを発表してください。それがきっかけで、常識を変えるような議論を巻き起こすことができるかもしれません。ただし、これは攻撃的であれという意味ではありません。現状に疑問を持つことを恐れてはいけないということです。

SNSに投稿するメッセージを作成する際は、ここで挙げたいずれかを意識してみてください。何の戦略もなく投稿していた時に比べ、トラフィック・エンゲージメントが上昇することに気がつくはずです。

テスト#3:投稿画像と文章のテスト

3つ目は、投稿画像と文章についてのテストです。SNS投稿における画像の色やデザインは、リンクのクリック率に大きな影響を与えます。もちろん、メッセージの種類やトピックによって、相性の良い画像の種類は異なります。

Marketing strategy test iamge and text

メッセージと画像のさまざまな組み合わせを試してみて、最も効果的なものを見つけてください。また、コンテンツカレンダーを作成している場合は、どの投稿に合わせて、どんな画像を、誰が作成するのかということも記入してください。

コンテンツカレンダーがテストで果たす役割

上でも軽く触れましたが、これらの3つのテストを行うためには、いつ、誰が、どんなコンテンツを作成・投稿するのかを記入した「コンテンツカレンダー」が便利です。コンテンツカレンダーには、CoScheduleなどの専用ツールを使うこともできますし、Google Sheetsや印刷した紙を利用することもできます。

しかし、効率的・効果的にテストを実施したいのであれば、やはり専用ツールを使うことをおすすめします。コストをかけずに利用できる無料のカレンダーは確かに魅力的です。しかし、それらには限界があります。例えば、無料のコンテンツカレンダーを利用しても、コンテンツの予約投稿を自動化することはできません。

また、SNS投稿用の画像や動画を保存することも難しいでしょう。そのため、PinterestやInstagramなどビジュアル重視のプラットフォームの管理はしにくいです。Twitterやブログ記事など、多くの画像を必要としないメディアであっても、メッセージを個別にコピー&ペーストする必要があるなど、煩雑な作業が必要になります。

Marketing ideas coschedule usecase

しかし、CoScheduleのような専用ツールを利用すれば、コンテンツカレンダーをWordPressブログや各種SNSに直接連携することができます。SNSとコンテンツマーケティングのスケジューリングと、その実行のためにチームでやるべきタスクを簡単に共有できるのです。ブログの投稿のスケジュールも、ドラッグ&ドロップで手軽に行えます。さらに投稿に対するコメントや批評、フィードバックを残すことも可能です。

もちろん、事前に指定した時間への自動投稿や、画像や動画の保存なども容易に行えます。テスト結果も確認できるため、傾向把握や分析がしやすくなり、マーケティング全体の生産性を大きく上げてくれるでしょう。

もちろん、専用ツールの利用は必須ではありません。しかし、効率的・効果的にテストを実施し、早く成果を上げたい場合には、やはり専用ツールの活用をおすすめします。

まとめ:テストを実施して最適な投稿の継続を実現する

ここまで、コンテンツマーケティング戦略を最適化するための3つのテストについて紹介してきました。「投稿時刻および頻度」「メッセージの内容」「画像と文章の組み合わせ」についてテストを行い、最適なものを見つけてください。

これらのテストを効率的に行うためには、コンテンツカレンダーの利用は必須です。コンテンツカレンダーにはGoogle Sheetsや紙のスケジュール帳も利用できますが、より効率的にテストを実施・検証するためにはCoScheduleなどの専門ツールの利用を強くおすすめします。今回は以上です。また次回、お会いしましょう。

4-15 【マーケティング戦略実践】Google Sheetsで簡単に出来上がるコンテンツカレンダーの作り方

Last updated on 2022年8月8日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、コンテンツカレンダーの作り方について紹介します。このレクチャーでは、CoScheduleなどの専用ツールを使わない場合にGoogle Sheetsを使ってカレンダーを代替する方法をお伝えします。

CoScheduleは、コンテンツマーケティングにおけるスケジュール管理を一元化できる、とても素晴らしいツールです。しかし、予算に限りがありツールを使うことが出来ず、自分でカレンダーを作成する必要があるケースもあるでしょう。それは、専用ツールを使うほど効率的・効果的ではないかもしれません。しかし、何もしないよりははるかに良いです。具体的な方法について見てみましょう。

方法#1:スプレッドシートでカレンダーを作成する方法

1つ目の方法は、クラウドベースの無料のスプレッドシートを使用することです。クラウドで提供されるサービスを使うことで、チームメンバー間で簡単にスケジュールを編集・共有できます。代表的なプロダクトとしては、Google Sheetsが挙げられます。

この方法は、おそらくコンテンツカレンダーを作成する際の最も一般的な方法です。テンプレートをそのまま使っても良いですし、オリジナルのカレンダーを作成することもできます。Google Sheetsを使ったカレンダーの作成手順について、詳しく見てみましょう。

ステップ1:新規のGoogle Sheetsファイルを作成する

まずは、Google Driveにアクセスして新しいスプレッドシートを作成しましょう。

Marketing strategy googlesheets calendar1

テンプレートからデザインを選んでも良いですが、今回はまっさらなシートからコンテンツカレンダーを作る方法をお伝えしていきます。

ステップ2:横の行に曜日、縦列に運用するチャンネルを記入する

スプレッドシートでは横が行、縦を列と呼びます。横方向の行に曜日を記入してください。日曜始まりにしても良いですし、月曜始まりにしてもよいです。好きなように曜日を並べてください。

Marketing strategy googlesheets calendar2

また曜日の行の一番左には、その月の何週目なのか分かるように週の番号を書いておきましょう。5月の3週目なら、「Week3」といった具合です。

Marketing strategy googlesheets calendar2b

曜日の下には、タスク名と所要時間が書ける欄をそれぞれ用意しておきましょう。また縦方向となる列には、コンテンツを配信するチャンネルを書き出してください。1つのチャンネルに対して複数のタスクが書けるように、1チャンネルに3行分くらいを割り当てると良いでしょう。

Marketing strategy googlesheets calendar3

Week2以降も同じように繰り返しで作っていってください。1ヶ月は実際には5週くらいにまたがります。なのでWeek5まで用意しておけば、あらゆる日付のパターンに対応できるはずです。

ステップ3:見やすいようにチャンネルを色分けする

ここまででかなり良い感じのシートになっていますが、間違え防止の観点からさらに視認性や一覧性に工夫をしましょう。コンテンツチャンネルごとに色分けをしてください。

Marketing strategy googlesheets calendar4

Twitterなら水色、YouTubeなら赤、というようにプラットフォームのテーマカラーに合わせても良いです。もし迷うようであれば、Google Sheetsに用意されているパレットの色を端から順番に適用しても良いでしょう。

ステップ4:完成したシートを複製して12ヶ月分のタブを用意する

1ヶ月分のシートが完成したら、それを複製して12ヶ月分のタブを用意しましょう。年間カレンダーとして運用することでさらに計画がしやすくなります。

Marketing strategy googlesheets calendar5

シートを12ヶ月分作るには、単純にシートタブの上で右クリックをして「コピーを作成」を選びます。これで12ヶ月分のシートを用意してください。

さて、まっさらなGoogle Sheetsからコンテンツカレンダーを作る作業はこれで完了です。どんな欄を作れば良いのかさえ分かってしまえば、とても簡単ですね。10分もあれば完成すると思います。

Marketing strategy googlesheets calendar template

またGoogle Sheetsでは、テンプレートのカレンダーも用意されています。これを利用する場合は、各セルにブログ記事、ポッドキャスト、電子書籍、動画など、それぞれのコンテンツ更新の予定を書き込みましょう。スケジュールを守るためには、公開予定日に加えて、作成締切日も合わせて記入することが大切です。

方法#2:紙のカレンダーを使う方法

2つ目は、紙のカレンダーを使う方法です。CoScheduleやGoogle Sheetsなどのデジタルカレンダーは、いつでもどこでもメンバーで共有できたり、予定の編集も手軽にできたりと、非常に便利です。しかし、それは紙ベースのカレンダーが劣るということを意味するわけではありません。

手書きで何かを書き出すというのは、とても良いことです。実際、手書きメモは記憶力を向上させるという研究結果もあります。紙のスケジュールを利用することで、より予定が頭にインプットされやすくなるでしょう。紙のカレンダーの使い方について、詳しく見ていきます。

ステップ1:紙のテンプレートをプリントアウトする

まずは、Web上でスケジュール帳のテンプレートを見つけましょう。気に入ったものを見つけたら、それをプリントアウトします。

Marketing strategy printable calendar

Google上で「カレンダー 印刷」や英語で「printable calendar」と検索すると色々な候補が出てくるはずです。気に入ったデザインのものを選んでください。選ぶ際には各日付の中の書き込みスペースが広く取られているものを選ぶと使いやすいです。

ステップ2:スケジュールを書き出す

カレンダーを印刷できたら、あとはそこに各チャンネルの更新予定を書き込んでいくだけです。全ての予定を紙に書き出すのは、面倒なことに感じられるかもしれません。しかし、いつ、どのチャンネルを更新するのかを記憶するには便利な方法です。多色のマーカーを使えば、各チャンネルをひと目で明確に区別することもできます。

このカレンダーを印刷していく方法は、チームの中に手書きでスケジュールを作成することを強く希望している人がいる場合に有効です。しかし、特別なこだわりがないのであれば、やはりCoScheduleやGoogle Sheetsなどのデジタルソリューションを選択する方が良いかもしれません。

カレンダーにタスクをスッキリと書き込む方法

カレンダーを作成できたら、次はその中身を埋めていきましょう。具体的に、いつ、誰が、どんなトピックでコンテンツを作成・公開するのかを記入していくのです。

Marketing strategy googlesheets calendar declutter1

タスクを入力していく際にそのままだと、文字数を容易にオーバーしてしまい、次の日の分のセルまで使ってしまいます。よりスッキリさせるため、少し調節しておきましょう。

Marketing strategy googlesheets calendar declutter2

セルの折り返しオプションとして「切り詰める」を選択することで、セルの範囲内に文字を収めることができます。この方が見栄えが良いですね。セルをクリックすれば、全ての文章を見ることができます。これはカレンダーをきれいに見せるためのオススメの方法です。

このようにして見やすさを考えながら、カレンダー内にタスクと担当者、所要時間を埋めていきましょう。少なくとも、向こう2週間分の予定は埋めてみるようにしてください。

カレンダーに画像や動画などの資料を追加しよう

カレンダーに記入する予定は、テキストやリンクに限りません。「この画像を使う」「この動画を参考にする」などの予定も追加しておくと、よりスムーズにコンテンツを作成できるでしょう。

しかし、Google Sheetsのセルに画像を追加するのは、実はかなり難しいです。そのため、Google Sheetsを使っている場合は、クラウドサービスに使用したい画像を保存しておきましょう。そして、Google Sheetsのセルには、画像へのリンクを貼り付けるのです。自分で作った動画やYouTube上の映像をスケジュールに追加したい場合も、同じようにリンクを貼り付けることができます。

コンテンツカレンダーを充実させるための4つのヒント

ここまでの作業を実際に行ってみると、全てのスケジュールを予定で埋めるのは、意外と難しいことだと気づくでしょう。しかし、次のポイントを意識することで、比較的簡単にスケジュールを完成させることができるはずです。

ヒント#1:メッセージを再利用する

1つ目のポイントは、メッセージの再利用です。

Marketing strategy repeat contents

つまり、1度投稿した内容と似たメッセージを、間隔を開けて別の日の異なる時間に投稿するのです。もちろん、あるチャンネルで投稿した内容を、別のチャンネルで投稿するのも有効です。

そういえば勝間和代さんもYouTubeで毎日違うテーマで投稿しています。ご自身いわく同じテーマであっても期間を空けて、何度も繰り返し使っているようです。見るタイミングによってメッセージが伝わる人が変わるため、同じような投稿であっても意味があるのです。

ただし、あまりに同じメッセージを何度も繰り返し投稿するのは避けましょう。読者に「また同じ内容だ」と感じられてしまうと、それ以降の投稿に目を通してもらえなくなるリスクがあります。これはカレンダーを埋めるのに有効な方法ですが、やり過ぎないように回数や頻度にも注意してください。

ヒント#2:コンテンツをキュレーションする

2つ目のポイントは、コンテンツをキュレーションすることです。つまり、今まで投稿したコンテンツを、 カテゴリごとにまとめて編集して再投稿するのです。

Marketing strategy curate contents

もちろん、キュレーションの対象はあなたが作成したコンテンツのみに限りません。あなたの製品・サービスに関する他社サイトや他社ブログを、特定のテーマに沿ってまとめることもできます。このようなキュレーションを作成する際には、各コンテンツへのリンクも忘れずに追加しましょう。

テーマはあらかじめ選んでおくこともできますし、その日のトレンドになっているものを選ぶこともできます。どんなキュレーションを作るのか、大まかな案をカレンダーに書き込んでおきましょう。

ヒント#3:1つの記事やリンクを宣伝するメッセージを複数作成する

3つ目のポイントは、特に多くの読者に読んでもらいたいと思える、素晴らしいブログ記事やWebページを宣伝するメッセージを複数作ることです。

特定の1つのページに誘導するメッセージを、さまざまな視点から各チャンネルに投稿するのです。魅力的なメッセージが載せられた投稿が増えれば増えるほど、見込み客がそのページにアクセスしてくれる可能性は高まります。

ヒント#4:すべての記事にリンクが必要なわけではないと認識する

4つ目は、すべての記事にリンクが必要なわけではないと認識することです。ここまで、キュレーションやおすすめ記事へのリンク挿入が大切だとお話ししてきましたが、必ずしも全ての記事にリンクを入れなければならない訳ではありません。

Marketing strategy facebook imagevideo amy porterfield

これは、特にFacebookにおいて大事になってきます。魅力的な画像や動画を投稿できれば、それだけでシェアやエンゲージメントを獲得できることがあります。たとえそれが、直接的にあなたのサイトへのトラフィックを誘導しないとしてもです。

まとめ:コンテンツカレンダーを作成してコンテンツの更新を継続する

ここまで、専用ツールを使わない場合のコンテンツカレンダーの作成方法について紹介してきました。その方法は、大きく「クラウドベースのスプレッドシートを使う方法」と「紙に記入する方法」の2つがあります。どちらにもメリットがあるため、チームメンバーが好むタイプを選択しましょう。

実際に予定を書き込んでいくと、定期的にコンテンツを生み出すことがいかに難しいかがわかるはずです。しかし、今回紹介したポイントを押さえることで、スケジュールが埋まり、より効率的かつ一貫性のあるコンテンツ作成を実現できるでしょう。今回は以上です。また次回、お会いしましょう。

4-14 マーケティング戦略を効率化するコンテンツカレンダー導入の7つのコツ

Last updated on 2022年8月8日 By 石崎力也

今回のレクチャーでは、コンテンツカレンダーを導入する際のコツについてお話しします。コンテンツカレンダーとは、名前の通り、今後作成し公開する予定のコンテンツを記入したスケジュール帳のようなものです。このレクチャーを受けると、コンテンツカレンダーを導入するために準備と、その運用に関するコツがすべて分かります。

「コンテンツカレンダーを導入してください」と言っても、何から手を付けて良いか分からない場合が多いはずです。分からないので、結局導入が先送りになるというケースもあることでしょう。コンテンツカレンダーを新たに導入する場合、ちょっとした事前準備が必要です。また、導入後にそれを円滑に運用するためには、いくつかのコツがあります。早速、詳しく見てみましょう。

コンテンツカレンダーを導入する前の事前準備

コンテンツカレンダーは、コンテンツマーケティングを効果的に実施する上で欠かせないものです。カレンダーを利用することで、定期的なコンテンツ投稿を実現できたり、メンバー間のコミュニケーションを円滑にすることができます。

コンテンツカレンダーを作成する媒体はなんでも構いません。紙やExcel、Google Sheets、またはCoScheduleなどの専用ツールなど、使いやすいものを選んでください。ちなみに、コンテンツカレンダーは「エディトリアルカレンダー」と呼ばれることもあります。

エディトリアルカレンダーというのは、Edit(エディット)という言葉が入っていることからも分かるように、元々は雑誌などで特集記事を管理する年間カレンダーを意味していました。それがコンテンツマーケティングの業界に取り入れられたというわけです。

準備項目#1:コンテンツカレンダーについてメンバーの理解を促す

新たにコンテンツカレンダーを導入する場合、最初にチームメンバーにその目的を共有してください。きちんとしたコンテンツマーケティングを行う場合には、異なる役割を担うチームメンバーの協力が不可欠です。

Marketing strategy contents calendar pros

戦略的なコンテンツマーケティングの実施は、トラフィックの増加をもたらします。そして、コンテンツカレンダーを導入することで、いつ、誰が、何のコンテンツを作るのかがひと目で把握できるようになります。公開日のスケジュールとタスク管理を1つの場所で行うことができるようになります。

彼らの仕事がより効率的で分かりやすくなることを説明してください。これにより業務が効率化し、定期的なコンテンツ投下の実現に繋がるのです。まずは、こういったコンテンツカレンダーの導入目的をチームメンバーによく理解してもらいましょう。

準備項目#2:オーディエンスを明確にする

次のステップは、オーディエンスを明確にすることです。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これは非常に重要です。トラフィックを増やすためには、一貫性のあるコンテンツを作成し続けることが大切です。

そのためには、誰に向けたコンテンツなのかをはっきりさせておく必要があります。手始めに、想定されるオーディエンスのプロフィールを作ってみましょう。その後は、そのプロフィールを持った人が興味を持ちそうなコンテンツを一貫して作成するのです。オーディエンスが明確になったら、その人物像をチーム全体で共有することも忘れないでください。

準備項目#3:チームメンバーの役割を整理する

次は、コンテンツマーケティングにおけるチームメンバーの役割を整理しましょう。あなたのチームにはどんな能力・技術を持つ人がいるのか、そしてそれぞれがコンテンツ作成にどのように貢献できるのかを改めて整理してください。単純なことに聞こえるかもしれませんが、重要なステップです。

中には、1人でコンテンツマーケティングを行うという人もいるでしょう。その場合は、完了すべきタスクと、それを行う順序を書き出しましょう。

準備項目#4:コンテンツの形式を決定する

メンバーの役割を整理できたら、続いてどんな形式でコンテンツを投稿するのかを決めていきます。

Marketing stratege blog type

「マーケティングのためのコンテンツ」と一口で言っても、その形態はさまざまです。例えばWordPressでブログを投稿すると決めたとしてもそれは長文なのか短文なのか、動画・音声・画像を挿入するのかなど、種類が存在します。

同時にブログで取り上げたいトピックや、全体的なテーマも明確にしてください。さらに、各SNSプラットフォームごとに対応したコンテンツも考えられると良いですね。

準備項目#5:投稿頻度を決定する

続いては、コンテンツの投稿頻度を決めましょう。最適な頻度は、メディアやオーディエンスによって異なります。自分のチームにとってのベストな頻度を見極めるためには、まずはテストしてみてください。最初は週に2回から始め、そこから徐々に増やしてみるのです。

そして、トラフィックやコンバージョンの成果をチェックしてみましょう。「週2回の投稿がベストだった」という人もいれば、「増やせば増やすほどトラフィックが伸びた」という人もいます。人によってテーマが異なるため、オーディエンス層により違いが出てきます。テストすることで最適な頻度が見えてくるはずです。

準備項目#6:コンテンツ会議をスケジュールする

最後に、コンテンツマーケティングに関するミーティングの開催日を事前に設定しましょう。月に1回、2週に1回など、開催頻度も併せて決めてください。

この会議では、今後のコンテンツの内容を計画するほか、それまでのトラフィックやコンバージョンをチェックします。そして、どのようなコンテンツが高い成果を生むのかを分析するのです。この作業を継続することで、より質の高いコンテンツを制作できるようになります。

コンテンツカレンダーを円滑に運用するための7つのコツ

さて、コンテンツカレンダーの導入準備が完了したら、いよいよ実際に運用していきます。コンテンツカレンダーは素晴らしい仕組みですが、手放しで運用してうまくいくわけではありません。

あなたが初めて仕事のタスクリストを作ったときのことを思い出してください。最初はすごく意気込んで、タスクをたくさん書き出したと思うんです。でも1ヶ月、2ヶ月と過ぎるといつまでも終わってないタスクがどんどん積み上がっていくのに気づいたはずです。

Marketing strategy tasklist

「Rikiyaishizaki.comのこの記事を確認する」みたいに何の目的で追加して、何が完了の定義なのかが分からないタスクばかりになっていたはずです。タスクリストも定期的にレビューしないとどんどん腐っていくように、コンテンツカレンダーにも運用のコツというものがあります。

何事もそうですが、いくら完璧に準備をしても、それを実際に始めると、予期せぬことが起こることもあります。コンテンツカレンダーについても同じです。入念な準備をしても、円滑に運用するためにはちょっとしたコツが必要になります。ここからは、コンテンツカレンダーを円滑に運用するための7つのコツを紹介します。

管理のコツ#1:常に翌週までの予定を見渡しておく

1つ目のポイントは、常に翌週までの予定を把握しておくことです。これをきちんと行わなければ、カレンダーを使う意味がありません。どんなコンテンツを、いつ、誰が作成するのかを、少なくとも翌週の分までは明らかにしておきましょう。

管理のコツ#2:メンバーへのタスク割当状況を把握する

2つ目は、それぞれのメンバーが実行するタスクを、全員が常に把握できるようにすることです。これには、CoScheduleのようなコンテンツ管理の専用ツールを使うと便利です。

CoScheduleのようなツールを導入すれば、各メンバーにタスクを割り当てることができるだけでなく、全員が全員のタスクを常に把握できるようになります。これにより、これまで以上にチーム内コミュニケーションを円滑にしてくれます。

管理のコツ#3:チーム内のコミュニケーションに気を配る

3つ目は、チーム内でメンバーが意見を言いやすい雰囲気を作ることです。新しいコンテンツ案や改善策の提案など、コンテンツをより良くするためのディスカッションは、チームのルーティーンの一部であるべきです。気軽にディスカッションを行える環境を整えておきましょう。

管理のコツ#4:画像などのアセットの担当者を確認する

4つ目は、コンテンツに利用する画像を作成する担当者を決めることです。グラフィックは、優れたコンテンツマーケティングのための重要な要素です。

Marketing strategy image assets

画像といってもブログのアイキャッチ画像、記事内に挿入する画像、またはSNSでシェアするためのバナーなど色々な種類があります。誰がそれを担当するのかを、事前に確認しておきましょう。単に「画像制作」とひと括りにせずに、このような細かいタスクの割り当てを行っておくとその後の作業がスムーズに流れます。

管理のコツ#5:コンテンツのレビューを実施する

5つ目は、投稿したコンテンツのレビューを行うことです。僕たちの場合、チーム内のメンバーで、お互いが作成したコンテンツを評価し合うシステムを採用しています。同じ仕事をする人からフィードバックを得ることは、コンテンツを改善する低コストな方法なのです。

Marketing strategy content review

コンテンツカレンダーには、このようなレビューのステップの予定も書き込みましょう。コンテンツマーケティングに関するすべての仕事がこのカレンダー上で完結するようになっているのが好ましいです。

管理のコツ#6:必要に応じてタスクをリスケジュールする

6つ目は、柔軟にタスクをリスケジュールすることです。例えば、それまでの投稿頻度や内容を分析した結果、従来の計画を変更する必要が出てくることもあるでしょう。その場合には、元の計画に固執せず、タスクを変更しましょう。

紙ベースのコンテンツカレンダーを使う場合、リスケジュールの可能性を考えると、色付きの付箋を使うことをおすすめします。付箋を使えば、簡単にタスクを追加・削除・移動できますね。CoScheduleを使う場合は、ドラッグ&ドロップのみで計画変更を行えます。

管理のコツ#7:コンテンツ公開だけでなくその宣伝も行う

7つ目は、SNSやメールマガジンを活用して、コンテンツ更新の宣伝を行うことです。これは見逃されがちですが、非常に重要なステップです。コンテンツを出すだけで終わらせずに、しっかりと読者の目に触れさせるところまで持っていきましょう。

Marketing strategy mailchimp rss to email

僕たちも新しく出したコンテンツを毎週ニュースレターとして、リストに流しています。MailChimpを使えば、ブログのRSSと連携して自動で新着記事をメルマガとして送ることができます。すごく便利なので、オススメです。

あなたのコンテンツをオンラインで共有する最良の方法と言えるでしょう。CoScheduleを使えば、ブログ投稿だけでなく、メールの送信、SNSの投稿を同じ管理画面でスケジュールすることができます。

まとめ:コンテンツカレンダーを活用してマーケティング効果を高める

ここまで、コンテンツカレンダーの活用ポイントについて解説してきました。僕らはコンテンツカレンダーを時間をかけて作成し着実に実行する人は、成功する可能性がはるかに高く、長期的に必要なトラフィックを構築することができることを経験から知っています。

コンテンツカレンダーそのものは、新しいアイデアではないかもしれません。しかし、コンテンツカレンダーを知っていながらも使わずに損している人は大勢います。だからあなたがコンテンツカレンダーを活用すれば、それは大きなアドバンテージとなるはずです。優れた計画とコンテンツ制作に専念している人は、常に優位に立てるのです。今回は以上です。またすぐに、お会いしましょう。

4-13 【コンテンツマーケティングに最適】あなたのマーケティング戦略にカレンダーが4つの理由

Last updated on 2022年8月1日 By 石崎力也

今回のレクチャーは「コンテンツカレンダー」についてです。これは、コンテンツマーケティングを成功に導くための重要なツールです。なぜコンテンツカレンダーを利用すべきなのでしょうか?そして、具体的にどのようなツールを使えば良いのでしょうか?

そもそも、「コンテンツマーケティング」がどのようなものか、イメージしにくいという人もいるでしょう。これは何も特別なものではありません。意識していないかもしませんが、あなたもコンテンツマーケティングによる記事を一度は読んだことがあるはずです。このレクチャーでは実例を紹介しつつ、コンテンツマーケティングを成功させるために必要なマーケティングカレンダーについてお話していきましょう。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツカレンダーについて紹介する前に、まずはコンテンツマーケティングとは何かについてお話ししておきましょう。コンテンツマーケティングは見込客を獲得する素晴らしい方法です。そのコンテンツマーケティングに便利なのが、レクチャー後半で紹介するコンテンツカレンダーです。

まずは、コンテンツマーケティングを見ていきましょう。コンテンツマーケティングとは簡単に言えば、「価値ある無料コンテンツを提供することで、見込み客を顧客に変えること」です。

具体的には、その企業が提供しているサービスや製品に関連する、あらゆるブログ記事や動画を発信することでブランドロイヤリティを構築したり、視聴者が将来的にそのブランドのサービスや製品を購入したいと思う意欲を生み出そうとすることです。

コンテンツマーケティングでは、顧客に直接営業することはありません。代わりに、コンテンツを通じて読者と信頼関係を築くことを目指すのです。コンテンツマーケティングの具体的な事例をいくつか見てみましょう。

実例#1:CRMツールのHubspot

CRMツールを提供しているHubspotは、長くコンテンツマーケティングを行ってきた会社です。さすがに上場してるだけあって、コンテンツもすごく洗練されています。

例として、同社のブログの「Instagramストーリーズ広告の成功事例7選&クリエイティブ制作のコツを解説」という記事を見てみましょう。1つの記事の中にも、さまざまなテクニックが盛り込まれています。

Marketing strategy hubspot blog example1

まず、記事の本文に入る前に「顧客を惹きつけるInstagram/Facebook 広告運用無料ガイド」という、同社のeBookへのリンクが貼られていることに気づきます。この記事にアクセスした人が興味を持ちそうな内容ですね。記事の右下にバナーが出ています。ここでも、先ほどと同じeBookのダウンロードをオファーしています。

Marketing strategy hubspot blog example3

さらに記事を読み進めていくと、記事の末尾にも再び同じオファーのバナーが設けられていることが確認できるでしょう。

Marketing strategy hubspot blog example2

また記事の中盤にもガイドブックをダウンロードしてもらうためのオプトインフォームが埋め込まれています。HubSpotのオプトインフォームはよくできていて、クリックすると入力画面が大きく広がります。入力フォームの表示面積を大きくすることで、見込客の離脱を防いでいます。

このように分析してみると、あらゆるところにリードマグネットが散りばめられていることがわかります。リードマグネットとは、見込み客(Lead)を引き寄せる磁石(Magnet)のようなもので、eBookなど読者にとって価値のある情報を無料で提供します。その代わりに、読者のメールアドレスなどの連絡先を取得する方法です。

HubSpotは僕が起業当初からウォッチしている会社です。いつも素晴らしいアイデアをくれるので、大いに参考にしています。役に立つ無料コンテンツを共有することで、読者を引き付け、見込み客を顧客に変える好例ですね。

実例#2:レンタルサービスのRentio

家電レンタルサービスのRentioも、ブログ記事を活用した上手なコンテンツマーケティングを行っています。

Marketing strategy rentio blog example1

Google で「ルンバ 段差」と検索してみてください。トップに表示されるのは「ルンバが登れる段差は2cm!高い段差の対策方法とおすすめルンバを解説」という記事です。一見するとライフハック系のブログ記事ですが、実はRentioが運営するサイトのコンテンツのひとつです。

Marketing strategy rentio blog example2

同社はカメラ・家電の徹底解説サイト「Rentio Press」を立ち上げ、最新の掃除機のレビューや機能の解説、そのほかあらゆる家電の性能・価格の比較結果などを提供しています。「オススメ機種9選」とか「ルンバ全25種類を一覧表で比較」などすごく魅力的な記事ばかりがアップされています。

もちろん、このサイトを訪問したすべての人がRentioのレンタルサービスに申し込むわけではないでしょう。しかしRentioは、このサイトを通じて潜在的な顧客となりうる数万人もの新しいファンを獲得している可能性があります。

実例#3:会計ソフトのfreee

会計ソフトを提供しているfreeeも、提供しているサービスに関わるお役立ち記事を提供しながらコンテンツマーケティングを行っています。

Marketing strategy freee blog example1

確定申告について調べてみると、「確定申告の基礎知識」という同社の記事が上位に表示されます。そこには、確定申告に必要な書類や計算方法についてなどの事細かなガイドが書かれています。とてもわかりやすいですが、読み進めていくと誰しもが「なんて面倒なんだろう」と思うことでしょう。

Marketing strategy freee blog example2

しかし、この記事の最後には、「確定申告を簡単に終わらせる方法」として、freeeの会計ソフトを利用する方法が紹介されています。これを使うと、役所に行って書類を取ったり、面倒な計算をしたりすることなく確定申告が終わるというのです。一般的な確定申告のやり方を知り、「億劫だな」と感じた直後にこのようなオファーがあると、登録したくなるはずです。とても上手なマーケティングですね。

Marketing strategy freee blog example3

そのほか、この記事の中には、随所に「〇×形式の質問に答えるだけ」「電子申告完全対応」と書かれたバナーも埋め込まれています。記事の途中や最後でfreeeのサービスの無料版への登録を促しています。

Marketing strategy freee blog example4

またfreeeはHubSpotのように無料のeBookも用意しています。つまりリードマグネットですね。BtoB向けのリードマグネットには、会社名、役職、従業員数なんかも記入する場所があります。HubSpotでも同じようなことをしていますから、もしBtoB向けのコンテンツを考えている場合は真似してみてください。

コンテンツカレンダーが必要な理由

事例を見ることで、コンテンツマーケティングの具体的なイメージが掴めたのではないでしょうか。普段何気なく目にしているWeb記事が、実はコンテンツマーケティング記事であるいうのは、よくあることなのです。

さて、ここからはコンテンツカレンダーについて見ていきましょう。コンテンツカレンダーとは、名前の通り「どんな目標のもと、いつ、どんな記事を書くか」を記したスケジュール表のことです。これを作成すべき理由としては、以下の4つが挙げられます。

理由#1:コンテンツマーケティングは思いつきでは成功しないから

コンテンツマーケティングは、戦略的に行って初めて成功するものです。何事も、ゴールを明確にしないまま進んでも目標は達成できません。同様に、明確なゴールや計画がないまま「この記事を書きたい」と思いつきでコンテンツを作成しても、思うような結果は出ないのです。

コンテンツカレンダーは、コンテンツマーケティング戦略の全体像を俯瞰するためのものです。いわば、目標までのロードマップと言えるでしょう。

理由#2:トラフィックが増えるのはちゃんとした意図があるから

ブログのトラフィックは、「ブログのトラフィックを増やしたい」という明確な意図を持っていなければ増やすことはできません。

反対に言えば、「ブログのトラフィックを増やす」という目標のもとに作成するコンテンツの計画を立てることで、効率的に結果を出すことができます。チームで1つの大きな目標を共有しながら、一貫性と品質を最優先したコンテンツを生み出し続けることで、サイトの訪問者数は確実に増加するでしょう。

理由#3:定期的にコンテンツが出せるから

明確な計画には、強制力があります。毎日新しいコンテンツを生み出すというのは、確かに簡単なことではありません。しかし、コンテンツカレンダーに、その日作成すべき記事がすでに決められた予定として事前に書き込まれていると、それに従って実行できる可能性が高まります。

定期的にコンテンツを作るという目標の実現にも、コンテンツカレンダーは有効なのです。

理由#4:チームメンバーが仕事しやすくなるから

複数人で構成されるチームでマーケティングを行う場合、目標を達成するためにはメンバー間で常に目標と計画と進捗状況を共有することが重要です。しかし、それぞれが異なるツールを使用していては、プロジェクトに対して同じ見解を持ち続けることが難しくなってしまいます。

優れたコンテンツカレンダーをチーム全員に導入すれば、共通の目標を常に視覚化しながら、今後の計画や進捗状況を共有することができます。これにより、さらにコンテンツの一貫性や計画の遂行率を高められるのです。

専用のカレンダーツールが便利

ここまでで、コンテンツカレンダーの重要性についてはおわかりいただけたと思います。さて、ここで気になるのが「具体的に、どんなツールを使うべき?」ということですよね。

コンテンツカレンダーとして利用できるツールはさまざまありますが、その中でも「CoSchedule」など、メディア運営を行う人のために作られた、専用のサービスがおすすめです。

Youtube publish schedule

例えば僕たちは、かつてGoogleのスプレッドシートを使ってコンテンツの管理を行ってきました。当時はYouTubeの動画を中心に発信していて、それを管理するにはちょうど良かったんです。

Marketing ideas coschedule usecase

しかし、その後YouTube以外にも、MailChimpによるメルマガ配信やブログ記事など複数のプラットフォームを管理する必要が出てきました。このような状況では、スプレッドシートでは管理が煩雑になってしまいます。そこでCoScheduleを利用することにしたのです。

いくつものメディアを一元的に管理できて、これは非常に便利です。特にチームが大きくなってきた場合には、こういったコンテンツカレンダーの専用ツールが便利です。こういったツールは、チームでの作業を前提として作られているため、チームでの作業管理をスムーズに行うことができます。

まとめ:コンテンツカレンダーに基づき確実な成長を目指す

ここまで、コンテンツカレンダーの重要性についてお話ししてきました。明確な計画に基づいて定期的にコンテンツを発信することで、トラフィックの増加などの目標を達成しやすくなります。

コンテンツカレンダーに利用できるツールは数多くありますが、複数メディアを管理するならば、やはりCoScheduleなどの専門ツールをおすすめします。今回は以上です。また次回、お会いしましょう。

4-12 SNSに投稿するのに一番良い時間帯を教えます

Last updated on 2022年7月28日 By 石崎力也

今回のレクチャーは、SNSの最適な投稿時間についてです。コンバージョン、もしくはブランドイメージの構築に繋げるようなSNS投稿は、内容はもちろん、何曜日の何時にSNS投稿をするかということも重要なポイントです。このレクチャーでは、エンゲージメントを最大化するのに最適なSNS投稿の時間帯を探っていきます。

いくら良質なコンテンツでも、人々がSNSを閲覧する時間帯に投稿しなければ意味がありません。今回は、マーケティングのコンテンツを管理するためのカレンダーアプリを開発するCoScheduleのリサーチ結果を元に、最適なSNS投稿の時間帯について解説します。

3720万件の投稿から得られた3つの最適解

2022年、CoScheduleはSNS投稿についてのある調査を行いました。それは、3万組の組織を対象に3720万件のSNS投稿データを分析し、投稿に最適な時間帯を割り出すというものです。これにより、フォロワーのエンゲージメントが一番高まる時間帯を調べたのです。

なぜCoScheduleがこのような大規模な調査を実施できるのか?それは、同社がソーシャルメディアへの投稿を予約したり管理することのできるコンテンツカレンダーのアプリを作っているからです。莫大な顧客のデータを元に調査ができるのです。

この調査の結果、最もエンゲージメントが高まる時間帯は以下であることがわかりました。

  • 午後7時
  • 午後3時15分
  • 朝8時41分

ただ単に「これらの時間帯が最適ですよ」と言っても、なかなか納得できないはずです。なので、ここからはそれぞれの時間帯がSNS投稿に最適であると言える理由について見てみましょう。あわせて、またSNS投稿に適さない時間帯についても解説していきます。

ピークタイム#1:午後7時 – 夕食後のリラックスした時間帯

1つ目のピークタイムは、午後7時です。これは、多くの人々が夕食を終えて一息つく時間帯と言えます。食事を終えて片付けをしたり、お風呂の用意をしたりする前に、ソファでゆっくりとSNSをチェックする習慣を持っている人も多いのではないでしょうか。

Marketing strategy time to post sns1 7pm

また、終業が遅い人や少しの残業をした人の中には、この時間が退勤時間となるでしょう。帰宅途中のバスや電車に乗っている間に、今日1日のSNSのフィードをチェックする人も多いですよね。

この時間帯は、夕食を取る人や退勤する人が集中するため、SNSの閲覧数がグッと伸びるのです。午後7時を目処に投稿することで、エンゲージメントを向上させやすくなるでしょう。

ちなみに、CoScheduleの同調査では、「午後8時30分」および「午後8時」もSNSの効果的な投稿時間のトップ10にランクインしています。これらの時間帯が効果的なのは、先ほどの理由と同様です。夕食を取る時間帯や退勤時間に差はあれど、多くの人が日々のルーティーンの中でこのタイミングでスマートフォンを開くということでしょう。

ピークタイム#2:午後3時15分 – 仕事の休憩時間

続いてのピークタイムは、午後3時15分です。今日の午後3時15分、あなたは何をしていたでしょうか?昨日、あるいは一昨日は?「仕事に少し疲れてきて、休憩を取っていた」と答える人も多いのではないでしょうか。

Marketing strategy time to post sns2 315pm

この時間帯は、多くの人が朝からの仕事に疲れて一息つくタイミングです。トイレや給湯室、喫煙所など、少し仕事から頭を離したいタイミングで、ワクワクするようなコンテンツが目に飛び込んでくると、ついタップして開きたくなってしまいますよね。

この時間帯に投稿する場合は、 仕事に役立つような情報を含めた投稿も良いでしょう。直前まで仕事モードになっている人が多いため、仕事に関して有益そうなトピックが目に入れば、開いてくれる確率も高いでしょう。

なお、同調査ではSNSの効果的な投稿時間のトップ10を見てみると、「午後1時」「午後2時」「午後3時」もランクインしていることがわかります。ランチを終え1日の終りに近づいて、仕事も一段落して心に少しのゆとりが生まれるタイミングに、SNSをチェックする人が多いことを象徴しています。午後1時から3時過ぎまでは、SNS投稿のゴールデンタイムと言えるでしょう。

ピークタイム#3:朝8時41分 – 仕事前のひととき

朝8時41分もSNS投稿におすすめの時間帯です。近い時間帯においてトップ10に入ったものはありませんでしたが、平日のこの時間は多くの人が仕事を開始する直前のアイドリングタイムを過ごしています。

Marketing strategy time to post sns3 841am

朝9時から午後5時までの一般的なサイクルで働いている人の多くが、通勤中のバスの電車の中や、会社に到着してから始業時間までのひと時にSNSを開くのでしょう。

朝刊を読んで1日のニュースを把握しておく習慣を持つ人がたくさんいるのと同様に、1日の始まりにSNSのフィードから、その日のトレンドとなっているトピックをチェックする習慣を持つ人も多いのです。

平日は仕事のやる気を出すようなトピックやビジネス関連の知識を、休日の前にはレジャーや息抜きに関連する記事を投稿するなど、曜日に合わせて内容を工夫するとさらに効果的かもしれませんね。

一番ダメなのは深夜1時〜3時

最後に、SNSの投稿に適さない時間帯についても触れておきましょう。それは、「深夜1時〜3時」です。この理由については、あまり深く考えなくてもわかりますね。あなたは夜中の1時〜3時の間にSNSをチェックする習慣がありますか?大半の人がNoと答えるでしょう。

多くの人が寝ている時間帯であるため、この時間帯にSNSを投稿するのは控えましょう。ほとんど誰の目に触れることもないまま、翌朝の別のポストに埋もれてしまいます。「深夜の方が頭が冴えて、良いコンテンツを思いつく」という人もいるかもしれませんが、そのアイデアは一晩寝かせて、翌日に投稿した方がベターでしょう。

CoScheduleの投稿時間最適化の機能を使う

「午後7時が最適な時間というのはわかったけれど、その時間は仕事をしている」
「毎日、効果的な投稿時間を考慮してSNSを投稿するのは面倒くさい」

大規模調査により効果的なSNS投稿時間が明らかになっているとはいえ、仕事やプライベートの都合でその時間帯に投稿できない人もいるでしょう。また、投稿時間に思案する時間があるなら、もっと他のことに時間を使いたいと考えるひともいるかもしれません。

そのような人は、CoScheduleが提供する「ベストタイムスケジューリング」という機能を使うことができます。

これは、同社のマーケティングチームが行った調査の結果および、12社の関連企業の洞察から得られた、最適な時間に自動的に事前に用意したコンテンツをSNSに投稿してくれる機能です。

任意の曜日とネットワークに基づいて、最も多くのシェアを得られると予測される時間帯にSNSを投稿してくれるのです。新しい投稿をCoScheduleカレンダーに追加するたびに、それぞれに最適な投稿予定時刻を決定してくれるため、祝日やイベントごとを考慮して毎回投稿時間帯を考え直す必要はありません。

この機能の使い方は簡単です。SNS投稿をスケジュールする際に、デフォルトの時間オプションとして「ベストタイム」が表示されます。それを選択するだけです。うまく設定が完了すれば、CoScheduleのカレンダー上に、その横に時計のアイコンが表示されます。

この機能を活用することで、面倒な手動でのスケジューリングは必要なくなります。質の高い優れたコンテンツの作成に集中できるようになるのです。

まとめ:良質なコンテンツを最適な時間帯に投稿する

ここまで、SNSを投稿するのに最適な時間帯について解説してきました。CoScheduleが実施した大規模な調査によると、その時間は「午後7時」「午後3時15分」「朝8時41分」です。

いくら良質なコンテンツをたくさん作っても、それが人の目に触れられなければ意味がありません。せっかくデータに基づいた最適な時間帯を知れたのですから、可能な限り上記の時間帯に合わせて投稿するようにしましょう。

もちろん、全てを手動で管理する必要はありません。自動でベストなタイミングでポストしてくれる、CoScheduleが提供する投稿時間最適化の機能を活用してください。今回はここまでです。また次回、すぐにお会いしましょう。

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