私は新聞を読まず、役所の資料などの一次情報をとっている。普通の人がそうするのは大変だが、新聞は二次情報、三次情報であることを知っておいてほしい。たとえば国家予算。一次情報である予算書は2000ページにも及んで数字が羅列され、普通の人にはとても読み切れない。だから新聞を頼るのだが、新聞記者がその予算書を読んでいるかというと、実は読んでいない。新聞用に役所が原稿をつくっており、それをそのまま書いているのが現状である。
嘘
簡便法で世の中を見ると、嘘で目が埋まっちまった。成功は何も教えてくれない。
【0.9*0.9*0.9*0.9*0.9 = ゴミの世界】
逆説的だけど情報が増えれば増えるほど僕たちは簡便的な方法で判断を繰り返していかねばならず、世界を誤った形で見てしまうことが多い。たとえば9割正しいようなことを、10割正しいと見なして生活しないことには、事はうまく回らない。「たぶん6月4日が賞味期限のこの食パンは焼いたら食えるだろう」「たぶんパンの粉を落としたらここにゴキブリが出るだろう」「たぶん冷蔵庫の中にはネオソフトが入っているだろう」。でこれら9割型正しいだろう情報を「10割正しい」と見なして行動をしないとどれだけ時間があっても足りない。「いやまずはパンの臭いを嗅ごうぜ」「いやまずは粉を落として20日間観察しようぜ」「まず冷蔵庫をあけてネオソフトの存在と中身の量を確認してからパンを焼こうぜ」9割型正しいことを10割の確証を得るため確認作業を繰り返していたら、1日があっという間にすぎてゆく。
この世は全部嘘、でも健康な嘘と不健康な嘘がある。ピレネー山脈の地図でも生き残った理由
内藤さんの本だったはず。洗脳術を知りたくて買った本じゃなく、海外の名言を知りたくて買った本。
遭難した小隊が助かったのは隊長が幸運にも地図を持っていたからだと思っていた。無事救出された後、彼らが気づいたのは、隊長の持っていた地図は遭難したアンデス山脈のものではなく、ピレネー山脈のものだった。
[amazonjs asin=”4821109514″ locale=”JP” title=”人を操るブラック洗脳術―相手を「理解」「予測」「コントロール」する!”]
この話からわかることは「地図はないよりもマシ」ということ。「信じるものがないより、あった方がマシ」と換言できるかもしれない。小隊が生き残れたのは、たとえそれが嘘の地図であっても「本物の地図だ」と信じていたから。