たしかに格差は拡大している。小泉政権下での聖域なき構造改革も格差につながったが、実はその後、格差はさらに広がっている。しかも景気低迷による、希望のない格差拡大である。一般に経済成長をすると格差が拡大するが、日本の場合は経済成長を要因としない格差拡大であり、普通の格差拡大とは性質が異なる。
経済成長による格差拡大だと、下層の所得も上がるから不満は減じられる。去年よりも良い所得が今現在あれば、人は満足を覚えられるでしょ。まず格差を是正する前に、経済成長そのもの、つまり日本全体の所得のボトムアップがベターな選択肢になる。
でもね。個人的には、一人一人がもっともっと「自分で幸せになってやる」「自分で家族を幸せにしてやる」「自分で金持ちになってやる」という気概を持って行動した方が、いいような気がする。それは経済成長を促進するだけじゃなく、国に頼らない力強い人を作る。やれ「国の政策が」とか、やれ「マスコミが」なんて言っているうちは、どこか他力本願で、自分の力で現実を変えてやろうという気持ちがわいてこない。
国全体が豊かになるときは、マクロな単位での政策が成功することと共に、ミクロな個人レベルでの成功が不可欠だと僕は思う。そしたら「不正受給者が・・・」みたいな、個人的にはどーでもいい問題に焦点を当てる必要なんてなくなる。不正受給者を1000人摘発したところで、自分の手元にどっさりお金が入るわけじゃないしね。それなら個人でどうやってどっさりお金を稼ぐか考えた方が何億倍も早い。もちろん不正受給を見逃せって言っているわけじゃないけどさ。
文責:石崎力也
参考文献:
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