今回お届けするノウハウはこちら
こんにちは!
どうも、石崎力也です。

唐突ですが、僕の自己紹介しますね。
2019年に家族でオランダに移住しました。日本で子供二人が生まれ、オランダで二人の子供が生まれました。一男と三姉妹です。
妻はフィリピンの離島で生まれ育った人です。モアナと伝説の海ってディズニーの映画知っています?僕にとって妻はモアナみたいな人です。
友人に「奥さんはどんな人なの?」と聞かれモアナみたいな人だよと返したら「ああ、いつも上半身裸のあの人ね」って返されました。うーん、モアナもうちの妻もしっかりと服着てるよね。
寝る前にブラをポイって外して枕の下にゴソゴソ隠す変な癖はあるけど…
閑話休題。
ClickFunnels から1億円トロフィーをもらいました
簡単なプロフィールを羅列します。
- 石川県の片田舎で生まれた平凡な男
- 母親は専業主婦、父親はサラリーマン
- 糸東流空手の黒帯
- 小学生の時から祖父の影響で競艇・競馬に沼る
- 小学サッカー、中学バスケ、高校ボクシング部
- 中学生の時に生徒会長やって卒業式に答辞読む
- 石川県の泉丘高校(超進学校)で360人中最下位
- 高校バイト漬け(テレアポ、焼肉屋キッチン、派遣)
- センター試験の結果だけで無料で通える大学を選ぶ
- 大学生の時に奨学金でネブラスカ州立大学に留学する
- 成田空港に見送りに来た当時の彼女が即日浮気
- 留学中にロボットプログラミングの大会に出て3位
- 帰国前によったフィリピンで妻に出会う
- 大学生の時にTOEIC910を取得
- 二十歳になっても定期的にオネショする
- 大学卒業と同時に最初の会社を法務局に登記
- TOEICの勉強法に関する情報商材を販売して荒稼ぎ
- 2013年4月創業メンバー4人で西麻布の事務所を借りる
- 2013年9月創業メンバーが過労のため救急車で運ばれる
- 2013年10月西麻布の事務所を引き払い4人バラバラに
- 2013年11月から妻と世界二周のハネムーン
- 2014年2月インドネシアにいる時に婚姻届受理
- 2015年5月バンクーバーにいる時に妻の妊娠発覚
- 2015年12月長男を出産(妻は偉大)
- 引き続き乳児を連れて世界旅行を再開
- 2017年11月長女を出産
- 構わず世界旅行を継続(妻は神様)
- 2019年11月家族4人でオランダ移住
- 2021年11月次女を出産(妻は天使)
- 2021年12月ClickFunnelsから売上1億円を表彰される
- 2022年8月三女を出産(妻はやっぱり偉大)
といった感じ。
ところどころ僕の自慢が入っていますよね?でもそんな自慢がかすむほど、僕たちの旅行ジャンキーぶりが伺えるはずです。
旅行さえできれば、TOEICの点数とか、起業の実績とか売上1億円とかそんなんどうでもいいゴミなんです。
実際、1億円のトロフィーを早速捨てました。
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目がドルマーク🤑で病的なほど顔がパンパンの同業者は売上自慢ばっかりするけど、僕は行った国の多さと体験の深さをみんなに知ってもらいたい。
人生の濃さは旅行の頻度で決まります。
もう旅行するために生まれてきたし、旅行するためにお金を稼いでいます。
子供四人もいて旅行するなんて無理だと思いましたか?全然そんなことないよ。
オランダは年間16週間も学校休暇があります。僕たちはピッタリ16週間を使い切ってヨーロッパを中心に家族旅行します。
これは子供たちの秋休みを利用してフランスアルプスにある洞窟のお家に滞在した時の映像です。
↓
家族旅だけではありません。僕も妻も毎月一人旅をします。保育園とベビーシッターさんと連携しながら、片方が旅行中は片方がワンオペ育児です。先日も妻はイタリアのピサに旅行していましたし、僕は5日間セルビアのベオグラードにいました。さらにこれを書いている2週間後にエジプトの sharm el sheikh に9日間旅行してきます。
小さい子供がいても親は何も諦める必要はありません。
もちろん手離れの良い仕事を持っていればの話。
あなたは働く時間を半分にして売上を2倍にするための施策を持っているでしょうか?
現地人に騙されてもいいから今すぐインド行け
僕はまだ30代前半なので、自分史が書けるほど歳を重ねていません。それでも我が身を振り返れば、人生の濃さを常に意識してきました。
特に子供ができてからは真摯に時間の有限性に向き合ってきたように思います。それこそ毎日「家族全員の幸福度を最大化するためには何をしなければいけないか?」を無意識に問うているような気がします。
好きな言葉があります。
生きていることと呼吸していることは違う。
世の中のほとんどの人は波風を立てないよう、可能な限り保守的に生きています。冒険をせず、周りの目を気にし、今のパッとしない現状を継続することに忙しい。
彼らは呼吸しているだけ。
僕はそんな薄い人生は嫌なんです。
僕は心の底から「生きている」と感じたい。
作家の開高健(かいこうたけし)という人は、ベトナム戦争の時に新聞社の臨時特派員で従軍記者をしていました。反政府ゲリラ軍の機銃掃射にあって部隊総勢200名中わずか17名の1人として生還する経験をしている人です。
ホテルに戻りベッドに倒れ込んだあとベッドを叩いて「俺は生きている」と思ったそうです。この感想は「生きててよかった」とはちょっと違う。
「生きてるってのはこんな感じなんだ、世界はこんな感じなんだ」と見慣れたベッドを叩いて「自分の手はこんな風になっているのか」と確かめたりする、そんな感覚に近いはずです。
YouTubeやInstagram で編集された動画を見てインスパイアされる人生なんて悲しすぎる。僕は自分の考えを自分の世界にぶつけてみたい。
Twitterのプロフィール欄に「海外移住予定」とか何年も書き続けてパソコンの後ろに隠れて仕事をするような生き方はしたくないんです。それはただ呼吸をしているだけ。生きているわけではない。
小銭を握ってバックパックを担ぎ、現地のインド人に騙されながらも、涙が出るほど美味いカレーを食べた話を土産話に成田空港に到着し、新宿に向かうシャトルバスの中で、自分の名前を取り戻し、自分の職業と責任を思い出し、俺は生きているって思いたいんです。
僕はそんな人生を送りたい。
濃い生き方をしたいです。
少なくとも日本人とだけ付き合い、日本語だけを喋り、日本食だけを毎日食べているのに、世界を知っているような人間にはなりたくない。
だから僕たちは旅行をするんです。楽しいからっていうより、生きていることを確かめたい。
そのためには手離れの良い仕事が必要だと、大学生の頃からずっと考えていました。
そういう経緯で僕はネットビジネスを選択しました。
職業はデジタルマーケター。
考えているのは働く時間を半分にして売上を2倍にすることだけ。
デブのネット起業家はサーフィンとスノボが嫌い
いかがでしたか?
旅行の話になると、いくらでも筆が進みます。だって僕の人生そのものだから。書きながら2週間後のエジプト旅行を想像し、心が震え始めています。
さて1通目のメールの最後に大切なことをお伝えしようと思います。
あなたはこれからネットビジネスでお金を稼ぎますよね。インターネット上に新たな収益源を作ろうとしている。
じゃあ、サーフィンとスノボをやっているネット起業家の話を聞いてください。
逆に仕事しか興味のないデブのネット起業家に啓発されてしまうとろくなことにならない。まず太ります。だって信じる先の教祖がデブなんだから、あなたもお金さえ稼げれば健康を害してもいいというマインドセットに自然となります。
太った起業家の言うことはいつも同じです。
読書が好き(動かなくてもいいから)
趣味は仕事(お金だけが唯一の価値)
温泉めぐり(風呂で痩せると勘違い)
彼らは食へのこだわりが激しく、映画をよくみて(これまた動かなくていいから)、1日中iPhoneを握っています。
「いや、石崎、お前は太った起業家に親でも殺されたんか」と思われたかもしれませんが、僕は淡々と事実を述べているだけです。
インターネット上でビジネスを作るにあたって誰を信じるかは非常に重要です。多かれ少なかれあなたはグルの振る舞いに影響を受けてしまう。
そうであれば 「最低でも」健康なメンタルと健康なフィジカルを持っている人の話を聞きましょう。
具体的には…
- 体脂肪率20%以下の外見
- 体を動かす趣味を持っている
- 英語 + αの言語を操れる
- 家庭崩壊していない
- 歯並びが良い
- 健康的な見た目

ちなみにこれを書いている現時点での僕の体脂肪率は15%です。サーフィンするにもスノボするにもベストな体重です。
・・・要は、そんな仕事ばっかりの人間の成功論を聞いても、仮にお金を稼いだところで太って健康を害して不幸せな人生が待っているだけですよ、ということです。
このブログでは、僕がデジタルコンテンツを1億円販売するまでにやったこと全てを公開していきます。個別のページに飛んでみてください。お金やデジタルマーケティングに関するノウハウばっかりです。
だから About me ページくらいは、お金とかマーケティングに関係ない話をさせてください。
ガーナ人の床屋に行った結果
ということで、僕の人となりを知ってもらうために、あるいはオランダで妻と協力し子供四人を育てるのはどういうことを知ってもらうために、ガーナ人の床屋の話をさせてください。笑
さて、デジタルコンテンツを売りまくって日本人ではじめて(今のところ唯一)ClickFunnels から1億円の売上を表彰された話に入る前に、いくつかお伝えしておきたいことがあります。
1つは僕の人物像となり。これから僕の文章を読んでいただくわけなので、その書き手が誰だか知らないと、読む気になれませんよね。まずは僕を好きになってください。
好感度を上げることを書きます。お父さんならグッとくる内容になっています。
もう1つは、ぶっちゃけ具体的なノウハウよりも働き方の方がはるかに大事ということを強調したい。Twitterで午後2時から午後5時の間に10ツイートした方がいいとか、Instagramでオッ◉イ出したらフォロワー集まるよとか、とりあえずアメブロでゴミ記事を量産しろみたいなノウハウは誰でも真似できるのですぐに競争優位性がなくなります。
ネットにあるノウハウを信じて行動しているうちはいつまでも情報商材屋の養分です。かくいう僕もこれからオンラインコースを何個か売りつけていくのであんまり人のことは悪く言えませんが。笑
ノウハウより働き方の方がはるかに大事。これはどれだけ強調してもしきれません。インターネットビジネスで小銭を稼いだ人は、いつもこの陳腐なフレーズを使いたがる。
「パソコン1台あれば世界中どこでも働けます」
んもう、まったく。
住んでいる国の大使館で労働許可取ってから言えや。
それを言っている彼らは、滋賀県のアパートや、栃木県の実家にいるわけです。おそらく死ぬまでずっとその場所にいます。ちょっと頑張って東京に出るかもしれないけど、断言するわ、君たちは日本から一生出れない。
だって根性ないんだもん。
僕は根性あるよ!
だって美容師資格もなんもないガーナ人に髪を切ってもらったんだから。もう決死の覚悟でした。
あれは2022年6月の金曜日のことです。オランダ語の会話クラスに参加した後、ボサボサの頭をなんとかしようと思って床屋を探していました。
見つけたのが、見るからに黒人御用達の床屋。
値段を聞くと20€。安いやん。
というかなんなん、そのクソ太い腕。
彼はシモンだと名乗りました。
— 以下シモンとの会話 —
シモン(ガーナ人の床屋):よう、お前筋トレしているか?
石崎:はい、筋トレしてます
シ:お前の体を見たらわかるよ。でもまだまだだ。脂肪を落とすところからスタートだ。とりあえず、筋トレにぴったりの黒人カットがある。それでいいな。
石:はい、お願いします。
(彼はこれを指差している)
シ:俺はハサミを一切使わないことで有名だ。ところでなんで俺はこんなぶかぶかな服を着ているか知っているか、兄弟よ。
石:ガーナのファッションでしょうか?
シ:違う。小さい服を着ると筋肉が目立ちすぎるからだ。オランダ人みんながいちいち俺のところに寄ってきて「どうやったらそんな体になれるのか?」って聞いてくるんだ。それが面倒だ。中には「どのプロテインを飲んでいるんですか?」とか「ステロイドやっているんですか?」と失礼なことを聞いてくるやつまでいる。(彼は袖を捲り上げてその完璧な肉体美を少しだけ披露する)
石:うわ、すごい。もう何年筋トレしているんですか?
シ:15年だ。去年まで俺はプロテインを飲みまくっていて、体は今の2倍大きかった。でもプロテインは体に合わない。今はバナナといちご、それにアフリカンフードだけでこの体を維持している。
石:なるほど、その体になるには15年も筋トレし続けないといけないんですね。(バリカン5合目)
シ:お前はパートナーいるか?パートナーさえいれば、外見だけなら3ヶ月で俺と同じになれる。
石:パートナーですか?妻のことじゃないですよね。
シ:ハハハ、面白いやつだ。筋トレパートナーだ。
石:ああなるほど。いつも1人で寂しく筋トレしています。
シ:それじゃあだめだ。ジムに行ってみろ。たくましい体を持っている奴らはみんなパートナーがいる。彼らはお互いに追い込んでいるんだ。
石:確かにジムの中にも簡易的な派閥があるように思えます。僕はそのどこにも属していません。あなたはどこのジムに行っていますか?
シ:fit for freeだ。
石:あ、僕もfit for freeです。マリアフーべ支店でやっています。
シ:ああ、俺のメイトたちもよくそこで筋トレしているよ。俺も2回ほど行ったかな。
石:もしかしてあなたは僕の筋トレパートナーになってくれたりしますか?
シ:残念ながらそれはできない。挙げられる重量が違うから、一緒に切磋琢磨できないんだ。
石:じゃあ、パーソナルトレーナーみたいな感じで教えてもらうことはどうでしょう?
シ:それならOKだ。お、ちょっと待ってくれ。電話だ。(予約した人が近くまで来て迷ったらしい)… おうおう待たせたな。髪型は坊主でよかったよな?
石:いや、坊主じゃない方がいいです。最初、筋トレにぴったりな黒人カットにしてくれるって言ってませんでしたっけ?
シ:(困った表情)
石:いいですよ、このまま短くしてくれても。クリーンだし。なぜかわからないけど筋トレの意欲が湧いてくるような髪型だし。
シ:ちなみにお前の髪型は3週間に一度メンテナンスが必要だ。もし3週間に一度、ここに来るなら、お前のパーソナルトレーナーになってやる。お前は俺たちと一緒に鍛えるんだ。黒人グループにチャイニーズが入るなんて素敵だろ。
石:あ、僕、ジャパニーズです。え!?本当ですか?3週間に1回、ここにきて€20を支払って髪を整えてもらい、さらに筋トレまで教えてくれるんですね。
シ:考えてみろよ。俺は金のために筋トレをしているんじゃない。人を幸せにするためなんだ。
石:え?筋トレで人を幸せにする?そんなこと可能ですか?自分のために筋トレしているんですけど。
シ:お前は子供いるか?
石:はい、今度4人目生まれます。
シ:4人はダメだ!最低でも6人だ。それがガーナの常識だ(妻も別のガーナ人の友達に同じこと言われていました。なぜ6人かの理由はわからない)
石:まあ3人育てるだけでもいっぱいいっぱいですけど。6人はどうだろう、想像がつかないですね。
シ:一番大きい子は何歳だ?体は大きいか?
石:6歳です。たぶん30kgくらいあるんじゃないかな。
シ:お前は子供を抱っこしているか?
石:はい、1歳の子を抱っこしています。
シ:ダメだ!全員抱っこしろ。親父は今でも俺のことを持ち上げられるぞ。そのくらい強くなれ。そのための筋トレだ。
石:なるほど。子供たちのため、妻のために筋トレするんですね。
シ:そうだ、お金のためじゃない。人を幸せにするためにやるんだ。ガーナ人はみんな良い父親になるために筋トレするぜ。
石:素晴らしい考えですね。今日はいつもより追い込めそうです。
シ:それは良いことだ。俺も今日fit for freeで追い込む。俺のトレーニングは見ないほうがいい。ショック受けるからな。
石:そんな追い込むんですね。
シ:さあ、いい感じになったぜ。これでお前もガーナ人だ。whatsapp で連絡くれよな。
石:ああ、ありがとう。短いほうが気持ちいいですね。今日はいい話をありがとう。また来ます。
ん?
ま、いっか。
…帰宅。
玄関で3人の子供が出迎えてくれました。ネイビーシールズみたいな髪型だね、と息子。
僕は息子の肩に手を置いて、ただいまを言いました。
次に娘二人を同時に抱きあげました。早速、僕の頭をほじくり回す娘二人。
息子がその様子を見て笑っています。彼は優しいし控え目な性格なので、自分も抱っこしてとは言いません。いつからか覚えていないけど、体が大きくなってからは自然と抱っこする回数が減り、最近はほぼ皆無でした。
今でもたまに遠慮がちに「でももう重いから僕を抱っこできないよね」と言ってきます。
今日も、控え目にエントリーしてきました。「30kgは重いよね」と。
僕は言いました。「何のために筋トレしているか知っている?君の父親は君を片手で抱っこするために普段から鍛えているんだよ」と。
片手で彼を持ち上げたら、恥ずかしそうに笑っていました。彼はまだ6歳です。
*ストーリーを面白くするために多少の脚色を加えましたが、大方のストーリーは事実に基づいています。
オランダで愛を込めて子育てするってのはこういうことです。
WordPressの後ろに隠れてこそこそブログを書いて「フリーランスやってます」とか子供を公園に連れて行って自分はずっとiPhone見ているのに「自分で言うのもなんやけど、俺イクメンすぎる」とかツイートしている場合じゃないんです。
男なら筋トレしろ。
そして、うんと金を稼げ。
毎月のように世界旅行しろ。
・・・僕は本気でそう思っています。
もしあなたが、お金だけ稼げれば顔がパンパンな太った起業家になってもいいと思うのであれば、僕とのフィーリングは絶対に合いません。僕のやり方を聞いてもイライラするだけだと思います。
あと海外移住や海外旅行や語学学習に興味ない超ドメスティックな日本人も、僕の文章を読んでも意味がわからないと思います。
もう一回聴きます。YESかNOで答えられる質問です。
- 週5で筋トレする準備はできているか?
- ネットでうんとお金を稼ぎたいか?
- 毎月のように世界旅行したいか?
- 海外移住や海外旅行に興味はあるか?
- 英語 + αの言語を学習する予定はあるか?
YESが4個以上なら、このブログはあなたのために存在しています。暇な時にグローバルメニューの「もう一本読む?」からあなたの知りたいノウハウにアクセスして何本か読んでみてください。
最後に、、、
僕の人生を変えた労働哲学についてシェアさせてください。多くの人はネットで稼ぎたいと思っています。そんなあなたにアドバイスがあります。
働く時間を半分にして2倍お金を稼ごう
インターネットで稼ぎたい?
何かアドバイスはありますか?
1つだけ助言をするならこうです・・・「働く時間を減らそう」
新しくビジネスを始めた段階では、やることも多いし、どんどん働いちゃうことでしょう。やる気もたっぷりだし。最初はそれで構いません。でもいずれ働く時間を減らすようにしてください。アイロニカルな話ですけど、働く時間を減らさない限りインターネットビジネで大きく稼ぐことはできません。
時間がたっぷりあると、時間を無駄に使ってしまうんです。あなたがやっている活動のうち最も収益性の高いものはなんでしょう?売上に貢献している20%の仕事はなんでしょう?覚えていますか、パレートの法則?あなたは気づいていますか、どの作業が見込み客の獲得に繋がっているか?
ドラッカーはこう言います。
すべての仕事について、まったくしなかったならば何が起こるかを考える。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。
僕の場合は、働く時間を強制的に半分にしました。不思議なことに、ビジネスの収益は半分になりませんでした。いかに無駄なことをしていたかはっきりと自覚した瞬間です。
ちなみに働く時間を半分にする簡単な方法は、旅に出てしまうことです。旅中、仕事をガツガツやるなんて馬鹿げています。綺麗な夕陽を見るために、自然と体は働く時間を減らそうとします。
今度は働く時間を土曜日の午前中に限定してみました。「週4時間」だけ働く(by ティモシーフェリス)を実践してみたわけです。またまた不思議なことに、ビジネスの収益は減りませんでした。
すでにコンテンツが蓄積されていたし、Udemyから定期的に流れてくる不労所得の仕組みがあったのも事実です。しかし週に4時間だけ働いてお金を稼げるのは驚きそのものです。再び自覚します。僕たちは生産性の低い活動を常に抱えていると。
ドラッカーはビジネスマンであれば、優先順位は当然だけど、劣後順位をつけるべきだと言います。別名、廃棄リスト。もう一度まっさらな状態で意思決定できるとしたらそれらの活動を始めるかを問います。
廃棄リストには惰性で続けている成果に繋がらない仕事が並びます。僕が働く時間を半分にして、さらに週に4時間だけ働くようにした時、廃棄リストの上位にあった活動を徹底的にやめました。
人にはサンクコストを気にする習性がありますから、仮に成果に繋がらない活動でも惰性で続けていた方が精神的に楽ということは往々にしてあります。例えば僕にとってのそれが、SNSでした。
前々からわかっていたんです。TwitterやFacebookやInstagramは、見込み客の獲得にほぼ貢献していないと。
誰かのツイートを追いかけてたまにリツイートし、友達の友達の結婚に対して「いいね」を押すのが、いかに無益な活動であるかは心の底では理解していたんです。SNSのアカウントを全て消し、iPhoneから全てのアプリを消した瞬間に、膨大な時間が創造されました。辞めてから、こう思うわけです。
なんであんなのやってたんだろ?
使えるものは捨てる
例えば僕の友人は、毎月28日に家から28個のものを捨てているそうです。「いつか使えるだろう」というものがどんどん蓄積されていずれはゴミになるそうです。ゴミに対して家賃を払うのはもったいない!とある時に思ったそうです。それ以来、この「28個捨てる」を習慣にしているとのこと。
彼は口癖のようにこう言います。「使えるものは捨てる」と。切実に必要なものって本当に少ないそうです。捨てる習慣のおかげで、潜在的なゴミ候補を買わなくなったそうです。欲しいものが見つかっても「どうせ、ゴミになるし」と買わない。これ、すごいいい習慣だと思いませんか?
世の中には文字通り数万のマーケティング施策があります。でも成果に繋がるのはごくわずかです。今日この瞬間も新しいマーケティング手法が生まれていることでしょう。そういった成果が出るかどうかわからない手法には飛びつかない。
少なくとも僕は「新しいことを始めない」を仕事をする上での信条にしています。新しいことを始めたら、そのための時間を割り当てなきゃいけない。大抵は、読書の時間を削り、家族との時間を削り、睡眠を削ることになる。それってサステナブルじゃないんです。
起業家にはチャレンジ精神が大事だと誰かが言っていました。どんどん新しいことを始めろ、と。僕はそう思いません。むしろ積極的に辞めることの方が重要だと思っています。何かを始めることは簡単です。
一旦、やり出すと、それが生活の一部となります。知らぬ間に非生産的な活動に多くの時間を費やしている。始めるのは簡単だったけど、辞めるのは勇気が必要です。勇気のない人は、自分のコンフォートゾーンを維持するためだけに、睡眠時間を削って非生産的な活動を継続します。
成果に繋がらない80%の活動を辞める勇気が必要です。新しいことを始めるより、何を辞められるか考えましょう。勇気を持って決断するんです。もうこれはやらない!って。僕がやめたことのいくつか紹介しましょう。
- SNSで発信すること
- SNSを読むこと
- 他人のブログを読むこと
- 毎朝メールを確認すること
- 重要でないメールに返信すること
- スマフォを携帯すること(iPhoneにはSIMカードが入っていません)
- 毎日ブログを書くこと
- 記事広告を受けること
- 日本人と会うこと
- ミートアップなどの交流会に参加すること
- マーケティングの本を読むこと
- インターネットに常時接続すること
かつて1本2万円で記事広告の仕事を受注していました。最初は8000円でスタートし、徐々に値段をあげて、最終的には商品レビューの記事を1本書くだけで2万円をもらっていたんだけど、それも辞めました。
数時間の執筆時間が惜しいと考えたからです。もっともっと短い時間で会社の売上に繋がる活動ってたくさんありましたので。
本を読むと影響を受けてしまいます。そもそも現時点で仕組みがうまく回っているのに、何を改善しなきゃいけないのでしょうか。新しいマーケティングの施策を見つけると、試してみたくなるのが目に見えています。
だからこそ、あえて新しいマーケティングの施策に触れない。いまのビジネスモデルが完全に陳腐化するまで、この手法を使い続けることにしたのです。
先日、宮古島にAirbnbの物件を見つけました。なんとこのご時世、インターネットが通っていない。ポケットWifiもない。僕らは携帯電話も持っていないので、どうしようと思ったんだけど、やってみたらすごい快適でした。
なんとかなるもんです。インターネットビジネスをしているからと言って、インターネットに常時接続していなきゃならない理由はありません。ネットが必要なときだけマクドナルドに行きました。
なぜこんなにも断捨離を強制断行したか。
ある時、気づいたんです。
いつかやりたいと思っていたことが、「今できる」って。
本当にやりたいことをやるためにリタイアメントを待つつもりは更々なかったけど、それでもやりたいことを先延ばししている自分を発見してしまったんです。
僕は25歳で初めてギターを弾きました。レッドホットチリペッパーにかつて所属していたジョンフルシアンテがカリフォルニケーションを演奏するのを見て「かっこいい!ギター弾いてみたい」と思ったのです。
そう思ったのは、18歳の時でした。当時の僕は「TOEICのお勉強」というくだらない優先順位のせいで、やりたいことを先延ばしにしていました。英語のお勉強なんて糞食らえです。日本語を使って好きなこともやっていない人間に、他国の言語が必要なわけがありません。
あれから7年経ち、僕はシカゴにいました。

Airbnbで発見したアンドリューというバンドキュレーターの家に長期で住み込み、新婚の奥さんと毎日ギターの練習をしていました。北米の6ヶ月滞在しましたが、ほぼ毎日朝食にダンキンドーナツのツナクロワッサンとコーヒーを注文していた記憶があります。

アンドリューの家には入れ替わり世界中からバンドがやってきて、演奏し、お酒を飲み、またすぐに去って行きました。おそらくメジャーなバンドではないだろうけど、ちゃんと自分たちのやりたいことがわかっていて、それにしっかりと時間を割り当てている。
僕とは逆の生き方をしている人たち。いつも将来のことばかり考えて、簿記の勉強やら英語の勉強をしているかつての自分が本当にカスのように思えました。アコースティックギターが家に届いた瞬間から僕たちは、疲れることを忘れて、寒い寒い地下の演奏室(シカゴの冬はマイナス20度!)でギターを鳴らし続けました。
やりたいことをやるってこういう感覚なんだな。それを知るまで25年の月日を要しました。
ギターを朝から晩まで引き続けること3ヶ月。僕たちはカナダのバンクーバーに居ました。奥さんが言いました。「ギターも楽しいけど、テニスはもっと楽しいと思うんだ」と。要するに、次は私の番よということです。
僕の好きなことだけに奥さんを付き合わせるのは確かに悪いと思っていました。ちょうど、体を動かしたいと思っていたし、これはいい機会だ。僕は言いました。「じゃあ、3ヶ月毎にテーマを変えよう。交代でテーマを決めるんだ。前回のテーマは僕が選んだ。次回のテーマは君が決めて」と。
同世代の人たちが仕事に打ち込む姿を傍目で見ながら、こんな生き方でいいのだろうかとたまに自問することもありました。そういう時はシュノーケリングをして水中に潜り、海辺でハイネケンビールを飲みます。
血中アルコール濃度が少し上がると「これでいいのだ」という気持ちになります。SNSを見るから、他人と比較してしまうんだ。ちょうどその頃です。SNSのアカウントを抹消し、iPhoneからそれらのアプリを消したのは。僕たちはテニスの用具一式を新調し、次の目的地、ニューヨークへと向かいました。

セントラル・パークのテニスコートは通常、冬になると雪と寒さのため閉鎖されます。でもハードコート4面だけは無料で解放されているとのこと。この情報をYelp!で入手するやいなや、吐息が白く凍るニューヨークの街を、ジャパンテクノロジー「ユニクロ」を着て、僕たちは颯爽と駆け抜けます。
クリスマスイルミネーションに彩られたニューヨークの街は、きっと世界中で最も明るいシティでした。ロックフェラーセンターの前にあるクリスマスツリーの前に観光客が集まっています。世界中の言語が聞こえます。僕たちはテニスラケットを抱え、前へ前へと進みます。目的地はニューヨーカーの憩いの場所、あのクソでかい公園。
コートを見つけた。既に先客がいる。でも一番右のコートは空いている。よし、やろう。鉄でできた重い扉を開けてテニスコートに足を踏み入れます。コートの一部が凍っている。気をつけなきゃ。ネットの付近には雪が溜まっている。
でも問題にはならないだろう。なぜならラリーすらできないんだから。人生で初のサーブをします。奥さんは左手でボールを上空へとトスしました。そもそも真っ直ぐ上がっていない。フレームにあたったボールが、隣のコートへと飛んでいく。隣はメキシコ人だ。ラリー中、すいません。Hola! Sorry!
セントラル・パークから出て、駅の近くにあったチャイニーズレストラン、夜ご飯を食べていました。

僕はFried Jumbo Shrimp($5.95)とSeafood Fried Rice($4.95)を、奥さんはPork w. Mixed Vegetable($6.25)を注文。いつも同じものを注文するので値段を覚えています。僕は聞きました。どうしてテニスを選んだんですか?って。そしたらこう答えてくれました。
「ラリーの音がクールだからよ」
学校からの帰り道、コートで上級生がテニスをしているのを見て、いいなあと思ったそうです。僕らはこんな風にして、過去にいいなあと思ったことを大人になってから一つずつ回収してきました。料理をマネタイズすることに成功したからです。インターネットビジネスが軌道に乗ってくれたおかげです。
いつかやりたいと思っていたことを、今すぐやる。最近は特に、好きなことをやるのが簡単になったように感じます。これには2つの方向性があります。1つは世界の変化、もう1つは自分の変化。
まず世界が変わっている。シェアリングエコノミーの存在、特にAirbnbの登場は僕たちの人生に大きなインパクトを与えました。このコンテンツも、南の島にあるAirbnbの長期滞在先から書かれています。
ホテルでは料理ができない。Airbnbなら料理ができる。まるで自分のうちに住んでいるかのようです。1ヶ月以上滞在すると、長期割引が適用されます。僕たちはいつも最低30日以上の予約を入れます。Airbnbは、僕たちの旅行スタイルをガラリと変えました。
デジタルマーケティングの進化は僕たちの働き方を根本から揺るがしました。オートメーションツールのおかげで、顧客関係のマネジメントがかなり楽になりました。
これまで人間が数時間かけてやっていたことを、ソフトウェアが数秒でやってくれる。見込み客の獲得、教育、決済、納品・・・これらを自動化できるなんて、数年前までは考えられませんでした。
今では、それらを自動化するのが当たり前になっており、自動化できていないテクノロジーに疎い企業は完全に負け組になっている。個人事業主の単位でも同様です。英語圏で開発されたオートメーションツールを使いこなせていない人は、大きく遅れをとっていると自覚する必要があります。
マーケットプレイスが加速的に拡大しました。デジタルコンテンツの世界ではUdemyの存在を無視することはできません。かつては、WordPressでランディングページを作り、PayPalやStripeで決済ボタンを発行しそれを埋め込まなきゃ行けなかった。
顧客とのコミュニケーションにはConvertKitやMailChimpを使っていました。オンラインコースをホスティングするためにVimeoを使っていました。Udemyはこれら全ての機能を兼ね備えたオールインワンのツールです。
Udemyさえあれば、他のソフトウェアやWebサービスは不要になります。強調すべきは、彼らの集客力です。インターネットビジネスの世界では、集客の失敗はビジネスの失敗を意味していました。
集客できない人は、どうあがいてもビジネスで成功できない。これが定石でした。Udemyはその概念をぶっ壊した。Udemyが僕たちの代わりに集客をしてくれる。いよいよ集客すらもオートメーションする時代がやってきたのです。

Udemyのことを、オンラインコースのECサイトでしょ・・・程度の認識で捉えていたら大間違いです。Udemyが集客をしてくれる今日、僕たちは自分で見込み客を集める必要はありません。
Udemyはリードジェネレーションの意味を刷新しようとしているのです。
世界の変化によって、僕たちは、いつかやりたいと思っていたことを少し前倒ししてできるようになりました。テクノロジーが進化し、マーケティングツールが廉価で配布されることで、かつて僕たちが苦労していた作業の大部分をオートメーション化できるようになりました。
世界が変わり、自分も変わる。世界の変化に呼応して、僕も少しずつ考えを改めるようになりました。
労働観の変化。かつてはたくさん働くことはいいことだと思っていました。でも今はそうは思いません。わざわざロボットが代わりにやってくれることを、わざわざ人間がやる必要ないんじゃないかと思うようになりました。
これまで自分がやってきたこと、そして今やっていることをリストアップしてみると、そのほとんどが非生産的なことばかりです。いずれAIに取って代わられるような仕事を、一生懸命やるなんて馬鹿げている。
世界中を旅しながら、本当にいろんな方法で稼いでいる20代の人たちに出会いました。仮想通貨の値上がり益でリタイアした人。ECサイトを売却して世界を放浪している人。米国株にお金を投資して配当金だけでミニマムに生活している人。
フランクフルトにいる時はバリ島の物件をAirbnbに出し、バリ島にいるときはその逆をし、フランクフルトにもバリ島にもいない時は両方の物件をリスティングし滞在先の資金を確保している人。僕らのようにコンテンツを販売して生計を立てている人。
いろんな人を見てきて、労働そのものが割りに合うことってほとんどないよなと思うようになりました。仮に僕たちが、極めて世界に重要な影響を与える仕事をしていたとする。そうであれば労働が割に合うかどうかを考える必要はないと思うのです。
見返りを求めずに一生懸命打ち込めばいいと思う。まるでスティーブ・ジョブズがiPhoneを作るように、人々の生活を根幹から変えてしまうような仕事です。
一方、そうでない仕事。具体的には「生きるためにやる仕事」です。お金を稼ぐためだけの仕事です。通常お金を稼ぐためだけの仕事は、オーディナリーな仕事がほとんどです。一部の人には役にたつかもしれないけど、世界を揺るがすようなものではない。
正直、あってもなくてもいいような仕事。そういう仕事って、やっている本人が楽しんでいない限り、割に合うことってないと思うんです。例えば、僕は記事広告を1本2万円で受注していました。
ブログ記事を1つポストして2万円をもらうライターの仕事です。もちろん楽しくはない。1つの記事を仕上げるのに2時間ほどかかります。大切な生命時間のうち2時間が、たかだか2万円のためだけに浪費される。
これって割にあっているんでしょうか?僕はそうは思いません。2時間もあれば、家族と一緒に料理して食事することができるし、ゆっくりと露天温泉に入ることもできます。
もし誰かが「その幸せを2万円で売ってくれ」と言ってきても、僕はその取引には応じません。だから記事広告も受けないことにしました。
生きるためのオーディナリーな仕事は、完全に自動化して、マーケティングツールに稼いでもらうことにしたのです。だからUdemy、MailChimp、Teachable、ClickFunnels、Deadline Funnel、Zapierを使いこなし、システマティックにお金を稼ぐ仕組みを作り上げました。
テスト運用を経て、実際に自動で回っていることを確認し、僕たち家族はMacBook Proを2台抱えて飛行機へと乗り込みました。あれから数年経ちましたが、どうやらそれなりにうまく仕組みは動いてくれているようです。
きっと働かなくても生きていけるだろうということは何となく直感していましたが(そういう人をたくさん見てきたので)、それを実行に移してみると、思っていたよりも簡単に達成してしまったので拍子抜けしてしまいました。英語圏で言われている Passive Income ってのはこのことか、と。
1921年にノーベル物理学賞を受賞したドイツ出身の天才、アルベルトアインシュタインはこう言っています。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.(常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。)
僕たちは「こうしなきゃいけない」「こうあるべきだ」という偏見をあまりにも多く持ちすぎています。うちの母親はよくこう言っていました。「県外に出ちゃダメ」と。ずっと生まれ故郷の石川県にいなさいと。
石川県の大学に行き、石川県で就職しなさいと。祖母も同様に「長男だから、金沢で公務員をやらなきゃ」と。僕は彼らのいうことを盲目的に信じていました。ああ、人生ってそういうもんだと。それが常識なんだと思っていたんです。僕は母親も祖母も恨んでいません。彼らは彼らの都合と僕の将来を考えた上で、最善の策を提示してくれていたのだから。
でも、違うものは違う。そういった18歳までに身につけた偏見のコレクションを1つ1つ剥ぎ取る作業は、結構な時間を要しました。もしかしたら今もそのプロセスの途中なのかもしれません。
あなたは「働く時間を半分にできる」と思いますか?そう思えなかったら、それがあなたの偏見です。
あなたは「2倍のお金を稼げる」と思いますか?そう思えなかったら、それがあなたの偏見です。
あなたは「働く時間を半分にして2倍のお金を稼げる」と思いますか?そう思えなかったら、それがあなたの偏見です。
僕同様、あなたもたくさんの偏見を抱えて生きています。偏見があることを悪いとは思っていません。逆に偏見を取り除くことを良いとも思っていません。僕はよく奥さんと「それ、Enlitenment だわ」と言います。
新しい見方に出会い、まさに目が醒めるような感覚です。自分の中から偏見が一つ、ポロリと剥がれ落ちていく。偏見を取り除く体験は、良いとか悪いとかではなく、楽しい。僕がアメリカ留学中に繰り返し読んでいた本のタイトルを思い出します。Linuxの生みの親、リーナストーパルズが書いた本です。

Just For Fun。邦題は「それがぼくには楽しかったから」。
もう一回いいます。世界中を旅して、現地の人と話し、たくさんの本を読み、新しい考え方を手に入れる。目が醒める思いをする。また体から1つ偏見が取り除かれる。それは良い悪いではないんです。
Just For Fun。
ただただそういう生き方が楽しいんです。子供の頃、それが楽しいからという理由だけで十分だったはずです。大人になるにつれ、それが楽しいからという理由だけでは周囲が認めてくれなくなりました。そして僕たちの心から Just For Fun という気持ちは消え、自分の心の声ではなく、社会の反応を基準に生きるようになります。
日本に帰国して僕が感じる閉塞感って、きっとそういう他人の目を気にしすぎる風潮だと思うのです。それに加えてFacebookもやっている。プライベートまでをも世間に差し出し、好んで社会の監視を生活の中に取り込んでいる。それってしんどくないですか。他人の目のためだけに生きている。社会から「いいね」をもらうだけの人生ってクソだと思うんです。
リーナストーパルズのように、自分の中の楽しいっていう感覚を大事しなきゃ。他人の「いいね」ではなく、自分の「いいね」を大切にする感覚です。
他人はどうだっていい。自分自身が強烈に「いいね」って思えることをあなたはやっていますか?
長い文章読んでくれてありがとうございます。
カモミール飲んで一服してください。
それではまたどこかで。
チャオ!
オランダから愛を込めて
石崎力也