(高校時代の通学路にこんな素敵な場所がありました)
これ言ってもいいのかな。
基本、ブログの内容には元ネタがありますよね。
メルマガの内容にも。
今日会社で発表したあなたのその意見も。
全部元ネタがあるわけです。もちろん社会的な体裁を整えるためにも、
「ああ、この意見は自分の頭で考えました」
なんて言ったりする。(嘘つけ!俺のブログ読んだだけだろ!)
かくいう僕も、石崎さんって本当ユニークね、なんて寂れたバーにいるスレンダーだけど豊胸な女性に言われれば、
「ま、自分の頭で考えていますから」
と返すはずです。
だって、元ネタは他人のブログですとか、書籍ですとか、セミナーです、なんていうとカッコ悪いじゃん。だからみんな、他人のアイディアを借りて、それを自分のものにしている。あたかも自分で考えたかのように発表する。
まあ、それはいいんだ。今日のトピックではありません。アイディアの借りパクの是非 についてここでは論じません。
先に正直に内心を吐露しておくと、外科医が僕の頭をパカッと開いて、中身をまじまじと覗き込むと(たぶん)他人のアイディアが9割で自分のアイディアが1割。だから、お偉い人に「自分の頭で考えろ」と言われれば、脳内にある1割の自分の考え方を探し出さなきゃいけないから、これがシンドイんだ、また。
とりあえずブログやメルマガでは、これは自分の考えです!と言い切るけど、実際は他人のアイディアと(ほんのちょっとの)自分のアイディアをトロトロと混ぜ合わせ、グニャって出てきたことを書いているだけなんです。
より正確な引用元を求めるなら、これはAさんの書籍から、これはBさんとの会話の中から、これはCさんのメルマガの中から、そしてこれは僕の経験から…と各々のパーツを精査しなきゃいけないんだけど、残念ながら僕自身ですら、どこからどこが他人の意見で、どこからどこまでが自分の意見なのかわからなくなっているんです。だから心の中で「アイディアお借りします」と多方面の人に謝りながら、文章を書いている。
現代はいい時代ですね。個人がメディアを持てるようになりマネタイズの機会が増えました。自分のアイディアと他人のアイディアの混ざったものを「自分の考えです」と発表するだけでお金が稼げる時代になっている。
Airbnbが流行るちょっと前(2013年くらい)に麻布十番にいい物件を見つけたので、それを又貸ししようと考えたことがあります。確か家賃は26万円ほどだったかな。フリーレントを3ヶ月もつけてもらい、大家さんにも交渉の末、家賃を幾分か下げてもらいました。
で、不動産屋さんに念のため聞いてみた。もし仮にこの物件に外国人を呼んだりして日払いでお金を払ってもらったらどうなりますか?と。不動産屋さんは「それは民法上で禁止されている又貸しというやつですね。まあ大家さんにバレはしませんけど」と教えてくれました。
ようは、不動産屋さんは「黙認するよ」と暗示したのです。そりゃそうだ、仲介手数料を1か月分、大家さんからも僕からも取れるんですから。26万円×2で52万円の即金がある。なんていいビジネス!
まあ結局、そのお話は最終段階でポシャったんですけどね。
まさにこの賃貸物件の又貸しのようなことがブログの世界では往々にして起こっているんです。割とわかりやすいパクリ方ならアイディア主は怒るだろうけど、大方、アイディアを盗まれた側もパクられたかどうかは気づいていない。(ちなみに僕のブログ記事やメルマガ記事はしょっちゅうパクられています)
他人のアイディアを又貸ししながらお金を稼げる時代なんですね。繰り返しますが、その是非についてはここでは話しません。ただそう言った状況ですよ、と伝えているだけなので。
・・・となると、この市場で持続的な優位性を保つ方法は2つあることに気づきます。
- 素早く大量に情報収集する
- 素早く大量にアウトプットする
あ、やべ言ってしまった。
では、さよなら。