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ビリオネアの時間概念
この本の中に、ビリオネアの時間に対する考え方が書いてあります。
時間のプレッシャーはクリエイティビティを弱らせる
つまり時間制限があると、それを意識するあまり創造性が働かなくなるということですね。僕はビリオネアではないので、ウンウンと強く首を縦に振ることはできませんが、多分そうだろうなという感覚は持っていました。今やっているプロジェクトを時間制限なしに自由にやると、もっと大きく稼げるのになぁと思うことが多々あるのです。しかしそれをやらない。なぜか。うーん、たぶん目前の利益を取りに行くからでしょうね。
金持ちになる方法は百万通り
ミリオネアでいいなら、時間制限をもうけて手際よく他の人よりも仕事量を出せばいいだけです。これ、本当。2013年から2年間ほど西麻布に住んでいて、そのアクセシビリティの高い地理を利用して無料のものから超高額なセミナーまで片っ端から参加していました。セミナーのお題は「いかに金持ちになるか」が9割を占めていました。転売やれ、JVやれ、せどりやれ、フィリピンで不動産やれ、宇宙と繋がれ、YouTuberになれ、中古車ディーラーやれ、アダルトサイトを運営しろ、などなど手法は様々でした。もちろんメンタル的なお話もたくさんありました。
感銘を受けたセミナー講師の一言
その中で僕が感銘を受けたKさんのセミナーから少し引用。彼はこう言っていました。
「年収1000万円までは根性、年収3000万円まではノリの良さ、年収1億円はやっぱり仕事量」
これ、各ステージで違うことを言っているようで実は同じことを言っています。仕事量を出せ、それに尽きるわけです。僕もそう思います。ある程度までは仕事量を出すだけでなんとかなります。これはやった人じゃないとわかりません。もちろんサラリーマンで仕事量を出しても意味がありません。独立した上で、の但し書きは野暮なので言いません。
ビリオネアの作戦とミリオネアの作戦
仕事量を出すのは簡単です。時間的プレッシャーを受けながら仕事をやるわけです。人を巻き込んで仕事をするともっと効果的です。そうそう、ビリオネアになる方法と逆の作戦を取るわけです。ビリオネアは時間制限を設けず一つのプロジェクトにゆったりと取り組む。時間制限によるプレッシャーはありませんから、創造性がいやでも発揮されます。その創造性の幾つかが市場のニーズにドンピシャで当てはまり、大儲けするわけです。一方のミリオネアはただ仕事量を出せばいいだけなので、創造性は必要ありません。むしろ時間制限を設けて、ひどい精神的圧力を受けながら仕事をすれば、そりゃ作業量は増えるでしょう。
航空券を買えばいい
じゃあどうやって時間制限を設けるか。繰り返しますが、僕はビリオネアではないので、創造性を発揮する方法については一家言を持ちません。しかし仕事量を出してそれなりに稼ぐ方法であれば、一介の小さな会社の社長として、それなりに独りごちることはできます。僕の場合、フライトチケットを買ってしまいます。特にインターネットのイの字も存在しないような離島に行く時は、もうここで仕事にひと段落をつけておかねば将来かなりシンドイことになる、という強烈なプレッチャーが働きます。
インターネットのない島
奥さんが出産を終えて久々の渡航先にカタンドアネス島を選んだ時もそうでした。防波堤に足をぶらんとさせて釣りをしていると、その透き通る水の中で泳ぐ魚たちが肉眼で見えます。そんな場所だからインターネットはないんだというのは語弊があるかもしれませんが、とにかく近代化も西洋化もしていないクールな場所です。少なくともこのカタンドアネス島では、僕らの定義で「ネットがある」と言えるチャンスはほぼありません。ホテルのロビーでかろうじてWifiが飛んでいるくらい。これじゃあ1GBを超える講義動画をアップロードするのに、数年の月日を要するでしょう。
70本の商品を3ヶ月で作りました
で、僕は猛烈に働く。その結果が、3ヶ月で70本のコース制作です。朝起きてシャワーを浴びて、タリーズで朝ごはんを食べながらカフェインをガンガンと胃に流し込み講義の資料を作る。そこからレオパレス(撮影用に借りたマンスリー施設)にこもり午前2時くらいまでひたすら喋り続ける。レオパレスの壁はOKAMOTOのコンドームよりも薄いらしく、隣人の喘ぎ声や電話話などが貫通して聞こえるとの情報もありますが、うちのオフィスから歩いて30分の場所にあるレオパレスはそんなことありませんでした。逆にそんなに薄かったら、むしろ一日中パソコンに向かって話し続けている僕たちが迷惑をかける側になっちゃいます。
大事なのは普段からネタを仕込むこと
普段からメルマガ書いてブログを書いて大量に本を読んで、行った先々でネタを仕入れているので、しゃべる内容や講義のネタに困ることはありませんでした。自分がフロントラインに立ってマーケティングをガンガンに駆使した結果、副産物としてついてきた各種データなどが僕の記憶やサーバーなどに熟成保存されていたので、まるでダムから下流に放水された水のごとく、とくとくと、いやドバババと喋り続けました。それが$2000を稼ぐストックビジネスに育ったんですから、まあよしとしましょう。このお金だけで、毎月アメリカの都市部の一軒家をまるまる貸し切ることができます。
石崎がビリオネアになるには
じゃあ僕が次のステップに行きたいと仮にも思えば、何をしなきゃいけないでしょうか?そりゃ、何度も述べているように、今度は創造性を発揮して一つのプロジェクトにじっくりと時間をかけるわけです。制限を設けずに、悠然と、気楽に、情熱を持って、市場に新しい価値を紹介するわけです。
ま、ビリオネアになったところで、お金の使い道に困るだけなんだろうけど。今でさえ、無理やり海外に渡航してお金を使っているくらいなんだから。