どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「検索エンジンでブログを上位表示させるSEOライティングの基礎」ということで、ザクっとコンテンツマーケティングについてお伝えしていきます。あなたには多分売りたい商品、あるいはアフィリエイトしたい商品があると思うんですけど、その商品を販売する為にその商品のセールスページにたくさんのトラフィックを流す必要がありますよね。その導線として、どういうふうにしてあなたのブログにアクセスを集めなきゃいけないか、ということを考えてやると思うんですけど、この記事が何らかのお役に立てるかもしれません。
このレクチャーであなたが学べることは次の5つです。
- SEOライティング
- 適切な<h2><h3>タグの使い方
- ブログに長く滞在してもらう方法
- 写真・グラフィックスの使い方
- 伝えたいことを上手に伝える方法
「伝えたいことを上手に伝える方法」に関しては、社会派ブロガーのちきりんさんの引用を元にして、レクチャーを作りました。ちきりんさんは、凄い面白いことを言ってるのでぜひ読んでみてください。
このレクチャーを受講するために必要なものは、
- ブログ
- あなたの写真
- 簡単なSEOの知識
- MarsEdit(任意)
です。ほとんどの人がWordPressを使っていると思いますが、Squarespaceとかでも大丈夫です。あとは、コースの中でいくつか「あなたの写真を使ってください。」と言うレクチャーがあるので、あなたの写真を手元に置いといてください。印刷されたものではなく、iPhoneの中にあるデジタルデータで結構です。あとはマークアップについてお伝えするので、簡単なSEOの知識があると良いですね。僕自身はレクチャーの中で、MarsEditを使っていくんですけど、MacユーザーしかこのMarsEditは使えませんし、仮にMacユーザーであっても別に持ってなくても大丈夫です。あくまでもオプションです。
このレクチャーは次のような人たちを対象としています。
- ブロガー
- アフィリエイター
- デジタルコンテンツの販売者
- 企業のWeb担当
今からコースを出そうと思っている方でも良いし、すでにコースを持っているけど、さらにそのコースの売り上げを伸ばしたいと思っている方も対象になっています。では早速ノウハウをみていきましょう。
今回お届けするノウハウはこちら
1. SEOライティングとは?
SEOとは、Seach Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味します。純粋に、「何か検索した時にあなたの記事が引っかかる。」とか「あなたの記事が検索結果に表れてくる。」というのがSEOですね。そのSEOにかなったライティングをするというのがSEOライティングのコンセプトなんですけど、端的に言って、SEOライティングというのは、検索エンジンが喜ぶブログ記事です。今、検索エンジンと言えば、Google一強なので、Googleが喜ぶブログ記事、Googleが喜ぶコンテンツを作るわけです。
Googleはどういうことに喜ぶかというと、営利企業なので、儲かるかどうかですね。じゃあ、どうやったら儲かるかというと、広告です。Googleのメインの収益は広告から来ているので。広告はどのくらいトラフィックが集まるか、また、そのトラフィックあたりの滞在時間がどのくらい長いかで決まります。サイトのお客さんの数と、お客さん1人あたりの滞在時間の総時間が多ければ多いほど広告費が取れます。そういうのをGoogleが喜ぶんですけど、これはシンプルに僕たち人間が喜ぶコンテンツです。僕たちが喜ぶ記事を作れば、そこに訪れたお客さんは長くいてくれますし、長くいてくれたら広告クリックする可能性高まります。だから、検索エンジンが喜ぶブログ記事というのは、率直に言って、人間が喜ぶブログ記事なんです。人間が喜ぶブログ記事を書いていれば、検索エンジンに引っかかってきます。
地球というドメインがあります。そして各国は領土を奪い合っていました。もしかしたら今も奪い合っているのかもしれませんが。それと同じようにインターネットで様々なWebサービスがお互いにトラフィックを奪い合っているわけですね。その中でおそらく1番強いのはGoogleで、Googleのドメインが1番大きいです。でも、自分が1番強いから何もする必要がないとことではなくて、Googleも日々考えています。どうやったらたくさんのトラフィックを自分たちのサイトに呼び込めるのか、どうやったら多くの人が検索エンジンを使ってくれるか。
さっきも言った通り、広告収入というのはトラフィックの数と、滞在時間で決まります。だから、Googleの経済圏にお客さんが長くいてくれればいてくれるほどGoogleは儲かります。あなたの1日を分解してみてください。どのくらいの時間をGoogleに割り当ててますか?その時間が年々伸びれば伸びるほど、Googleの収益は上がっていくという仕組みです。今はGoogle側に立ってお話したんですけど、いざ僕たちがユーザー目線に立ってどういうコンテンツに長くいたくなるかなということを考えた時に、それほど難しいことではないと思います。どうやったらお客さんに長くいてもらいたいか、あるいはどうやったら僕たちがそのコンテンツで長くいるかというと、それはシンプルにニーズを満たしてくれるかどうかだけです。僕たちの悩みやニーズに対して答えてくれるコンテンツに、長くいようとします。長くいればいるほどGoogle側からすると広告クリックしてもらう可能性高まるので、広告収入が大きくなります。だから、Googleはお客さんが長くいてくれるようなコンテンツを上位にランクさせていきます。ということで、長くいてもらうコンテンツを作っていくというのが、SEOライティングです。
2. SEOライティング(コンテンツマーケティング)の重要性
93%の購買行動のスタートは全て検索から来ているというMarketoのデータがあります。簡単に言うと、僕たちは検索してからモノを買うということです。今、僕の手元にはiPad Pro、MacBook Pro、Blue社のRaspberry、エビスビール、iPhoneがあります。これらはどこからスタートしたかというと、全部検索です。iPhoneはマレーシアで買いました。マレーシアにApple Storeなくて、オーソライズのストアしかないんですけど、そのオーソライズストアに行って買ったというよりも、まずは検索エンジンを叩いて、このiPhoneはどういうものかというのを調べた上で、そのオーソライズストアに行って予約をして購入したということですね。
エビスビールに関しては、経験ベースですね。美味しいというのを知っているからAmazonで買いました。Raspberryのマイクもいきなり買ったわけではなく、検索してサイズとかを調べた上で買いました。MacBook Pro、iPad Proも同じです。僕の身の回りにあるアイテムを見たところ、ほとんどの商品は検索エンジンを叩いてから購入しているということが分かります。
これはMarketoさんのデータで、コンテンツマーケティングの重要性を語っています。71%のお客さんは押売りをせずに便利な情報を提供してくれるソリューションに信頼を寄せています。これは、ブログ記事であったり、コンテンツであったりします。
85%のお客さんは購入前にたくさんの選択肢を与え、考える時間をくれるソリューションに信頼を寄せます。まさにこれはAmazonのやってることですよね。新品のものだけじゃなくて、新品のものですらトップに出てる価格よりも低い値段で販売してる別のストアや中古のものを提示してくれますよね。そして、ユーザーレビューを載せて、僕たちに考える時間をたくさんくれます。そういうとこに信頼を寄せているということですね。だから、いきなりお店に行って、セールスレディーが買え買え言ってくるよりも、自分たちでたくさんの選択肢があって、それでその中から選んだという経験をしたいわけです。まさに、それがコンテンツです。
62%のお客さんは販売後も継続的にサポートしてくれるソリューションに信頼を寄せます。だから、ただ買って終わりとかではなく、買った後もお客さんをフォローしてくれるようなものが良いということですね。
85%の顧客はボリュームではなくニーズを満たすコンテンツソリューションに信頼を寄せます。いざコンテンツマーケティングと言っても、「長文のブログ記事を書けば良いんでしょ?」と思ってる人がたくさんいます。たくさん文章を書いたら、検索エンジンに引っかかると思っているわけです。仮にそれがお客さんの求めてるもの、ニーズに合致してるのであれば、おそらくそれは上位表示されます。でも、長ければ良いというものではありません。例えば、「レッドブル バルク買い 安売り」で検索する人がいたとします。その人のニーズというのはレッドブルを1番安く、しかも大量に買えれば良いということですね。そういう時に「レッドブルというのは、、、」みたいな説明から入って、「レッドブルの由来は?」とか、そういう説明は必要ありません。その人が欲しいものはただ単に決済リンクだけです。だから、価格.comみたいなところです。ということで、別にコンテンツのボリュームは関係ありません。単純に、ニーズを満たすことが重要です。こういう諸々のことがあって、コンテンツマーケティングの重要性はどんどんどんどん高まって来ていますし、分かった上でコンテンツ作らないと、ただ単に時間無駄に費やすだけになります。
3. SEOライティングの事例
次に、僕のデータをお見せしながら、ケーススタディをご紹介していきます。時間かければどんなキーワードでも上位表示させられる、かもしれません。どんなキーワードでも上位表示させられる、と言い切ると大袈裟すぎますね。「ダイエット」というキーワードなんかかなり競争が激しいので、そんなとこに僕が1人で飛び込んだとしても、もしかしたら全く箸にも棒にもかかりません。
実際には、そういったジャンルは攻めていませんが、少なくとも僕が攻めている専門のデジタルマーケティングとかマーケティングツールであれば、大体今のところ狙ったキーワードで1位2位取ることができるようになって来ました。こういうのはもう大学生の時からずっと続けているのでかなり長いキャリアになるんですけど、それなりのキャリアを積んで、狙ったキーワードで上位表示させられるというのは感覚的に分かって来ました。
これは、こういうふうにしてトラッキングをしています。どんなキーワードでも本当に上位表示させることができるようになってきました。ただ、僕はブログ記事をランダムに書くってことはせずに、まずはセールスファネルを作ります。市場の需要と供給を考えて、「海外ではたくさんこういうコースが出ているけど、日本では全然ないな。検索してみると、十分な需要はある。でも、供給数が足りてないな。」という需給のバランスが崩壊してるような部分を見つけて、そこに商品を投入していきます。ただ単に単発の商品1個作るだけじゃなくて、顧客単価上げる為にセールスファネルを緻密に作り込んでおきます。それはKajabiなり、ClickFunnelsなり、色んなもの使うことがあるんですけど、とりあえずセールスファネルを作り込みます。まずは5,000円位の商品売って、その後に1万円位の月額課金の商品売って、その上にアップセルで10万円の高額商品売って、最後には高いコンサルティングみたいな流れです。そういうセールスファネルを作り込んで、このセールスファネルに入ってくれる、あるいはこのセールスファネルで販売している商品を購入するような人たちは、どういうキーワードで検索エンジン叩いてるのかということを考えて、ブログ記事を書き始めるということです。
だから「プロダクトローンチ やり方」というキーワードは、2018年の8月くらいから仕込み始めました。最初はランク外だったんですけど、50位、30位、20位と上がってきて、2019年の3月に入ってから10位以内に入ってきて、ここで1回1位取りました。プロダクトローンチという商品が売れるということ分かったので、プロダクトローンチの商品を作り、そしてセールスファネルを作り、伏線としてコンテンツマーケティングを仕掛けていったってことですね。
例えばエバーグリーンで運用するとします。それで、狙ったキーワードで1位取れたとしたら、需給のバランスにもよりますが、大体1商品、1ページあたりで月々30万円くらいの利益にはなります。そういうモデルができるからこそ、僕はコンテンツマーケティングを続けています。
4. 番号を振る
ここから具体的なノウハウに入っていきます。まずは、番号を振っていきましょう。なんで番号振るかと言うと、数字には人を引き付けるパワーがるからです。SEOライティングの本とかブログの育て方みたいな記事を読んだら、確実に書かれてることです。だからもう既にご存知の方も多いと思いますが、これから海外の事例を2つ紹介していきます。なぜ番号を振ったら良いかというと、1つは今お伝えしたように人引き付けるというのがあるからです。例えば、「3つの方法」とか「5つのステップ」、「6つの具体的な手順」とか。こんな感じで数字は人を引き付けます。もう1つは、記事を分かりやすくするという効用もあります。それでは、具体的にどういうことか見ていきましょう。
例えば、僕がいつもベンチマークしているCopybloggerさん。「3 Ways Marketing Automation Can Mess Up Perfectly Good Copy (and How to Fix Them)」という記事は、「マーケティングオートメーションが良いコピーをぶっ壊す3つの方法 (そしてどうやってそれを修正するか)」というタイトルなんですけど、「3 Ways」とあるように3つの方法について書かれています。
どうなっているかというと、「Mess up #1」、「Mess up #2」、「Mess up #3」という感じで数字を入れてあります。数字を入れることによって、僕たちの目を引き付けています。タイトルに「3 Ways」とあるので、3がフックになって、1・2・3と僕たちは数えるようにして読んでくわけですね。
もう1つはブログの構造を分かりやすくします。ただ単にこういうプレーンな文章がずっと続いたら、それはそれで素っ気なくて面白くありませんが、「Mess up #1」と入ってくると、「あ、なるほどここから失敗その1が入るんだ。」みたいに、構造が分かりやすくなり、ブログが読みやすくなります。
次の事例は、HubSpotさんの「Form Design Best Practices: 15 Tips to Beest Conversions and UX」という記事です。「15のコツ」と言っているので、15個のコツについて書かれています。まず、出だしで「なんでフォームデザインの重要なのか」ということから始まり、その後に本題の15個のコツが書かれています。「1. Be simple and straightforward(シンプルにそして分かりやすくする)」、「2. Use one column(ワンカラムを使う)」そのあと、15まで続きます。
さっきもお伝えしたみたいに、数字は人を引き付けます。ただ単にこの「15」という数字が無くて、「Form Design Best Practices: Beest Conversions and UX」にしたら、ちょっと見栄えが悪くなるます。でも「15」を入れることによって、フックになり、15個数えるようにして僕たちは読んでいくわけですね。そしてブログ記事を読みながら、1個目がこれで、2個目がこれでと構造が分りやすくなるので、ブログ記事がシンプルになります。
これは僕のブログ記事です。「今回お届けするノウハウはこちら」で、5まで数字が振ってあります。方法その1、その2、その3、その4、その5みたいな感じで書いてくと、ブログの読みやすさ一気に変わります。
5. 番号を振る(実演 )
では、実際に番号を振っていきましょう。今からデモンストレーションしていきます。今回は10のコツという感じで数字を振っていこうと思います。
これが、修正する前のブログ記事です。これをMarsEditで「魅力的なユーデミのオンラインコースを作る10のコツ」にして、見出しの「レクチャー1」とかを「コツ」に変えていきます。
「Edit」の「Find」から「Find」を開き、Findツールを使うと楽です。「Find」の欄に修正する単語を入力して、「Replace with」には修正後の単語を入力します。そして、「Next」をクリックして選択し、「Replace」ボタンをクリックすると単語が変換されます。もしくは、「Replace All」というボタンを押して、該当する単語を一括で変換することができます。Copybloggerの記事では「#」が振ってあったので、「コツ」を「コツ#」にしても良いかもしれません。
6. <h2><h3><h4>を適切に使う
H2・H3・H4タグの適切なマークアップは基礎の基礎ですね。僕が大学生の時、ホームページビルダーみたいなものがありました。そのテキストにはH1タグとかH2タグはSEOの為に使うという説明があったわけではなく、ただ単に文字のサイズを変える為にあると書いてありました。今はそんな説明されることはありません。H2タグの中にH3タグ、H3タグの中にH4タグが入ってるという構造にしなくてはいけません。また新しく見出しを始めるときはH2から始め、H3から始めてH2にはしないほうが良いというのは、基本的なことです。
Copybloggerさんの記事で確認したいと思います。調べ方は簡単で、Chromeの場合は、文章を選択した状態で右クリックして「検証」します。「Mess up #1: Automation can make you sound creepy, and undermine trust」という見出しには、H3タグ入ってるのが分かります。その下に、「How to fix」という見出しがありますが、これはH4タグが使われています。つまり、H3タグの中に、H4タグが含まれているという構造になっています。
HubSpotさんの方は、「Form Design Best Practices: 15Tips to Boost Conversions and UX」がH2タグ、「1. Be simple and straightforward」がH3タグになっています。だからH2の中にH3タグがその下にくるという構造になっているわけですね。
7. <h2><h3><h4>を適切に使う(実演)
それでは、実演していきます。H2、3、4タグを適切に使っていただきたいんですけど、これはトピックでまとめると分かりやすいです。読む人が分かりやすい構造にするというのも重要ですね。
現状ではこんな感じで、「コツ#2:推奨機器と全ての予算」がH2タグ、「スライド形式のツール」がH3タグ、「おすすめのプレゼン用ツール」がH4タグになっていて、見た人がぱっと分からない状態になってるので、これを次のように変えていきます。
H2タグを「予算別の推奨機器」にして、まずH3タグで「スライド形式のツール」と「ライブ形式のツール」の2つ作るわけですね。そして、「予算別の推奨機器」と言ってるので、商品にH4タグを突っ込んで、それぞれの商品を紹介していくという形に変更しようと思います。
これをMarsEditのほうでやっていきます。現状で、「オススメのプレゼン用ツール」がH4タグになっているんですけど、これを「Googleスライド」にしました。また、「スライド形式のツール」という見出しにはH3タグを割り当てて、頭に「2-1」くっつけてあげます。こんな感じで、適切にHタグを割り振っていきましょう。
8. 視認性の高い写真を使う
視認性の高い写真を使うということも効果的です。「視認性」という専門的な言葉を使いましたが、シンプルに言って、目線が合う写真を用意するということです。特に記事の上のほうので使うと良いです。
まずはCopybloggerさん。タイトルの直下にWritten byということで、目線がこっちを向いたオーサーの写真があります。
次は、HubSpotですね。これはブログじゃないんですけど、LPでこのように目と目が合うような写真を用意してあります。
次の事例は、intuitのmintlifeというサイトです。intuitという会社にこのmint.comのブログが買収されたんですけど、これもやっぱりキャッチの部分で、カメラ目線になっています。
ということで、僕のブログもこんな感じでぱっとすぐ目が合うものを置くようにしてます。こうすることで、パーソナリティを売り込むこともできます。その書き手がよく分かるような、特にこういう写真とかで顔を使っているやつは分かりやすいので、長くいてもらえる可能性が高まります。ということで視認性の高い写真使えるのであれば使っていきましょう。
9. パーソナリティを売り込む
パーソナリティを売り込むブログ記事・コンテンツマーケティングはあなたの人格が滲み出るような記事が良いです。かと言って今から自分の文体を変えたりとかする必要はなく、自分自身の体験ベースで書ければ、それでOKです。体験ベースじゃないものは何かっていうのは後で紹介しますが、いわゆるクラウドワークス系のライターに500円とか1,000円、1,500円を払って書いてもらえるような記事です。ブログやSEOやってる方は1度や2度ライターにお金払ってブログ更新してもらおうかなと考えたことあると思います。
実際に見積り取った方ことあるかもしれませんし、興味を持ってそういうランディングページを見たことがあるかもしれませんが、必ず「専門的な文章は書けません。」と書いてありますよね。特に単価500円とか1,000円とか、あるいは1文字何円とか、すごく安い単価でできるものはほんとに主婦とかが図書館に行って調べて書いてるパターンの記事ばかりで、専門性の高いものは書けません。僕らがそういうものを書いてはいけないということです。ということでクラウドワークスのライターができないこと、つまり、僕たちの体験ベース、かつ専門性の高い記事を書いていきましょう。それがパーソナリティを売り込むことにつながっていきます。
例えば、引っ越しとかですね。引っ越しは、アフィリエイト単価が高く、スーパーアフィリエイターと言われる方がどんどんライターさんにお金を払って記事を作り込んで行って、SEOをガンガンかけていく典型です。こういう記事は、本当にパーソナリティが出ていません。実際に、どんな内容になっているか見てみてください。クレジットカードも同じくです。セルフバックで申し込んでも1万や2万のバックになるぐらいなので、そのくらいクレジットカードは儲かるビジネスなんですけど、人を集めるのすごく大変です。だから、その人を集めるのにアフィリエイターに高い単価を払ってお客さんを集めてもらっています。他にも、酵素ダイエットとかもそうです。アフィリエイト単価の高いような記事で書かれた記事は、ほんとにクラウドワークス系のライターでも書けるようなことばかりしか書いていません。
一方、僕が好きなのはスーパーフライヤーズカードです。「SFCの修行」と検索したら出てくるんですけど、ANAの自分のランクを上げたいという人たちが、ブログを書いています。これはすごくパーソナリティが滲み出てるんですね。仮に、その人の顔写真が載っていなかったとしても、「あ、こういう人がこういう予定で旅してきたんだな。」と分かるような記事になっています。実際に検索して読んでみてください。明らかにオーサーが誰かというのがすぐ分かります。
だから、例えば今回の記事は「魅力的なユーデミのオンラインコースを作る11のコツ」ですが、アフィリエイター、あるいはクラウドワークスのライターが書けるようなことを書いちゃダメということですね。例えば「コースを作成する方法は大きく2つあります。1つはスライド形式で撮影する方法。もう1つはライブ形式で撮影する方法です。」という文章があるんですけど、これを「僕たちは2つのパターンでいつも撮影しています。両方にもメリットとデメリットがあるので、それらを全て紹介します。あなたに合ったのはどちらでしょうか?考えてみてください。」みたいな感じで、自分の体験をその文章に絡めていくというのがすごく大事です。
10. パーソナリティを売り込む(実演)
パーソナリティを売り込むの実演していこうと思います。
コースを作成する方法は大きく分けて2種類あります。1つはスライド形式で撮影する方法。もう一つは、ライブ形式で撮影する方法です。
例えば、上記の文章を次のように変更しました。
コースを作成する方法は大きく分けて2種類あります。1つはスライド形式で撮影する方法。もう一つは、ライブ形式で撮影する方法です。僕はコースの80%ほどをスライド形式で撮影し、20%ほどはお客さんとの繋がりを作る為にライブ形式で撮影するようにしています。
みたいな感じです。このように、自分の体験を書くということですね。
11. あなたの写真を使う
可能な限りストックフォトは使わずに、あなたの写真を使いましょう。ストックフォトは便利で、月額3,4,000円払えば無制限にダウンロードできるサービスもあります。ただ、このストックフォト文化というのはどちらかと言うと欧米の文化で、写真の豊富さで言うと白人とか黒人のものが多く、アジア人系のは少ないです。日本人専用のストックフォトもあるっちゃありますが、それを使うと今度は逆に他のブログと被り過ぎたりします。だからなるべく使わないほうが良いです。
例えば、この記事です。「ライブ形式で撮影する方法」という見出しになっているので、実際に自分たちが写っている写真を使うということですね。ここでいきなり白人が現れたりとか、アメリカ人が写っているようなストックフォトがくると、パーソナリティを売り込めません。逆に、ここで自分たちが実際にライブ形式で撮影してる方法の写真見せるとぐっとお客さんとの繋がり作ることができます。
あとはこういうソフトウェアの紹介とかですね。「僕はこんなふうにして撮影してます。」ということで、自分の部屋にあるものを撮った写真があるとベターです。
それから、「先日、軽井沢のログハウスを借りて撮影しました。Airbnbで見つけた一泊4万円の物件です。」と言うだけならアフィリエイターでも言えますが、この写真を1枚入れるだけで、がらりと印象が変わるわけですね。ということで、こういう自分が出てる写真を載せていくと良いです。
12. 2通りの写真の使い方
写真の使い方は、2通りあります。
- リズムを作る
- 視覚情報で文章をサポートする
です。視覚情報で文章をサポートするというのは、文章で書くよりも写真を見せた方が一発でわかるという場合がありますよね。例えば、「テロップ」という言葉があります。それは、動画を知っている方ならわかるんですけど、知らない人にとってはどんなものかわかりません。でも、写真を見せたらすぐに理解してもらえます。そういう時に、視覚情報として写真を使用します。
例えば、HubSpotさんの記事。一番上にアイキャッチ画像こそありますが、しばらく写真はありません。「4. Use inline form field validation」という見出しがあるんですけど、ここで画像が使われています。ここでは、視覚情報で文章をサポートしているというのと、しばらく写真が出てきていなかったので、写真を出して文章にリズムをつけています。僕はHubSpotのテンポがすごく好きです。毎回毎回、画像を入れているわけではなく、必要な時にだけ入れる感じですね。見出し1、2、3に毎回、写真を入れてしまうと、リズムが崩れてしまうので、必要なところだけに写真を入れます。そして、文章だけでリズムが崩れてきたと思ったら、文章に緩急をつけるために写真をおきます。
例えば、僕たちの記事で「テロップ挿入」という見出しがあります。この前後には写真がなく、リズムが崩れてきているので、この部分に写真を追加してあげます。
こんな感じで、やっぱりストックフォトではなく、自分たちが写っている写真を使うということが重要です。
13. 文章を音読する
これは、僕ではなく、ちきりんさんが言ってることなんですけど、文書を音読するというのは物凄く重要なことです。ちきりんさんは2005年にブログを書き始めて月間200万PVまで育った、日本有数のブロガーですね。トピック自体は社会派ブロガーを名乗っているので、社会に関すること、特にビジネス・就職に関することがすごく多いです。文章が分かりやすく、伝えるのが物凄く上手です。ちきりんさんの「ちきりんブログの育て方」というたくさん売れた本には、「イメージしているのは自分が飲み会で一生懸命友だちに説明している。それを文章化したものがブログ。だから話言葉で書く。」と書いてありました。日本語の正しさなんかよりも、伝えることのほうを重視しているそうです。
私の場合は、書いたものは改めて音読するようにしています。書いている時は脳から手に行くけれど、音読は目で見て口から出すという回路を通るので、違う人が読んだらどう感じるか?と感じられると思います。
これはライフハッカーさんの記事にあったインタビューの内容です。インタビュアーが「凄いちきりんさん伝えるの上手ですよね。どうやってるんですか?」と質問したら、ちきりんさんはこう答えました。要は、ブログを読んでる人目線でもう一度自分で見直す為に音読しているということです。実際に、文章読んでいる時って頭の中で音読してますよね。だから、それを自分でやってみて、その段階で細かい部分を修正していくと言ってました。ということで、記事を書いたら、その後に音読しながら細かい修正していきましょう。
14. まとめ
色々小出しでノウハウを出してきましたが、1つに集約させるとれば、タイトルとコンテンツを一致させるということです。お客さんは何らかの悩みを抱えています。その悩みの深さは人それぞれです。「明日結婚式あるから今すぐニキビを直したい。」という人もいれば、「なんとなく2年ぐらいかけて3㎏ぐらい痩せれば良いだろ。」という人から、「仮想通貨この後どうなるの?」と思ってる方もいるかもしれませんし、「マレーシアの移住投資家ビザ欲しいんだけど、どうしようかな?」と悩んでいる人もいます。みんな、色んな悩みを持って検索しているわけです。
その答えを見つけようとして、検索して記事を見ます。でも、実際に記事を開いてみて、タイトルで宣言したこととコンテンツが一致していなかったらすぐに離脱しますよね。例えば、「一番お得なAmazonのクレジットカード 還元率の高いもの教えます。」というタイトルなのに、コンテンツを見てみると実はAmazonとは関係ない、アフィリエイト報酬の高いクレジットカードだけが紹介されていたりとか。そういう記事を読むと、お客さんはすぐに離脱しますし、Googleはちゃんとそういうのを見ています。ということで色々ノウハウを出してきたんですけど、究極的にはお客さんの悩みを解決する記事を作ればそれでOKです。
僕はずっと前からクライアントさんに同じことを言ってます。それは「いい記事とはそこで検索が終わる記事」ということです。ブログ記事が良いか悪いか判断されるのは、一言で言うとこうなります。例えば、「ダイエット」と検索してみて、ダイエットの方法を知りたいとします。それで、検索結果の1番目から見てくわけです。1番目は大したコンテンツじゃなかったので閉じ、2番目をクリックしても、これも大したコンテンツじゃなかったので、閉じる。3番目は、凄い良いコンテンツで、4番目の記事に行くことなくそこでブラウザを閉じる。
Googleは、3番目の記事のお陰でその人の検索行動が終わったというのを見ているんですね。ということは、Googleはその3番目の記事を、もしかしたら今度は2番目にランクさせるかもしれませんし、仮に2番目にランクさせなかったとしても高得点を与えます。そういうのが積み重なっていくと、その記事はいずれランク2、ランク1に上がって行きます。最終的にはずっとコンパウンドな記事として長らく1位に在り続けます。だからこの記事に来たらそれでお客さんの悩み全部解決できる。さらには、その人たちはブックマークをして、何回も何回も訪れてくれるかもしれないような記事を作っていってください。