しかし、いまこちらに来ている日本人の若者は、「私はこれをやるためにアメリカに来ている」と明確な目的意識を持っており、さらに外国人として「お客様」で、いずれ日本に帰ってMBAの資格だけで給料上がるもんね・・・的な「よこしまな」考え方を持った「やわな奴」は来ていない。
そう言えば、韓国人を元夫に持つ女性とお話したことがあるけど、「韓国人にとって留学は、ステータスなんですよ」って言ってた。僕のルームメイトが韓国人で秋セメスターを一緒に生活したことがわかるなー、その意味。っていうかアジア圏でステータスを求めずに留学している連中なんて日本人だけ。韓国人もそうだし、中国人もフィリピン人もみーんなステータスだけを求めてアメリカの州立大学かアイビーリーグにいる。そう思うと日本の今の若者はすげーな、って思いますよ。
「日本に投資したことが間違いでなかったと確信した」byバフェット
日本人のスゴさは僕が留学していたネブラスカ大学を卒業したあの個人投資家として生ける伝説のウォーレンバフェットが証明している。2011年にあるアメリカの雑誌で「日本に投資したことが間違いでなかったと確信した」と。そう、アメリカなら余裕で吹っ飛んでしまうような事件が起きてもなお、日本の経済は揺るがず、むしろ2012年2013年と更なる経済発展を遂げているこのCOUNTRYを見て確信したそう。実際にポルトガルのように地震が起きて経済基盤がぐらぐらになっている国もあれば、ハイチのように本当になくなりかけている国もある。(不幸なことですが)
現に3.11後の日本の経済復興を研究する論文がどんどんGoogle Scholorに上がっている(余談だけど、源泉徴収税の横に復興税が掲載されるようになりましたね)。研究対象になるくらい、日本の経済復興は劇的なもので、日本の底力はすさまじかった。(もちろん原発問題に関してはまだまだ未解決のものが多数ある)
MBA的意思決定なんてクソクラエ
世界を視よ、なんて言われると、日本の価値観なんて出せーから世界を視てこいよ、なんて響きを感じられなくもない。だけど今後娑婆という市場で、日本人があるいは日本の企業が重視すべきものは、これまで通り「日本的な働き方」。そういうのが回り回ってお金になることを忘れちゃいけない。MBA的な意思決定よりも日本の価値観に基づく決定の方が遥かに優れていることは、現状の世界経済情勢を見れば明らか。
ちなみに、日本の財政はどのくらい危ないんでしょうね?おそらく100%安全。国際の95%が日本国内の、しかもほぼ全ての金融機関に保有されているので、破綻することはまずあり得ない。1億円の借金を持っていても、2億円の現金が手元にあるから安心だね、っていうロジックとまったく同じ。経済破綻論者もいるっちゃいるんだけど「日本銀行傘下に日本の銀行がすべて反旗を翻し日本国債を買わないと宣言した後、保有する全ての国債を即時償還することを求めた場合」とか「日本人全員が預金を取り付けに走る場合」など、小学校3年生でも「そりゃ、起こりえんわ」と思えることにひたすら生命時間を浪費している。そんなこと議論するよりも、働け!米作れ!野菜作れ!
ちょどめ=超ドメスティックなヤツら
うーん。日本人だからこんなに日本を擁護したくなるのかなあ。でも外国に行って、日本が経済的に危ないと思った瞬間は一度足りとて無いんだけどなー。日本危ないって言っている人に限って超ドメスティックな、飛行機乗ったことありません、みたいな人ばっかりだからなー。ま、経済的に危なくはないけど、最近はちょっとメンタリティの部分が心配だね。
文責:石崎力也
マネタイズできる日本経済メルマガ発行中
対象
- 年収800万円以上の人
- 難関大学卒業およびIQ150以上の人
- 財務省が話したくない日本経済の実体を知りたい人
※登録してもいいですが、読むだけでお金持ちになってしまうので気をつけて下さい。