その際、私は一つのルールを決めていました。それは撤退基準の決定です。フォーバルの代表取締役会長である大久保秀夫氏の勉強会に一年間通ったことがありますが、大久保会長はよく、「撤退基準を明確にしろ」とおっしゃっていたのが大変印象に残りました。いつまでにどうなっていなければ、その事業は撤退するというルールです。
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大学生の時に参加したあるセミナーで「諦めなければ失敗はない。途中でやめないと決断した時点であなたの成功は保証されている」という言葉を聞いた。当時は感銘を受けてブログでもそんなことを書いた記憶がある。もちろん一面は正解なのかもしれない。だけど一面ではやはり不正解。その一面こそ本書評のメインテーマである『会社』がその一つじゃないかな。
退職直後ベンチャー企業から三ヶ月間特別に給料をもらっていた著者は登記簿謄本の取得に90日、ビジネスを軌道に乗せるのに90日と決めていたらしい。この三ヶ月という数字自体にどれほどの意味があるのかは分からないけど、いつまでも儲からない会社をやり続けるのは賢明でないことは確か。あのセミナー講師に怒られるかもしれないけど。キャッシュフローがよくなるまではいくらミッションを持っていても無駄。それを実現する前に乗っている船が先に沈没してしまう。
人生バランスだと言われるけど、このバランスというのは「アベレージしてバランスが取れている」というのが正しい言い方で、何が何でも成果を出さなきゃいけない時に「夢と家族と地域と信仰と健康と・・・のバランスをしっかりと取る」なんて暢気なこと言えるのはアホか外野か石崎のいずれか。(あと大学生とかもいいそう)(あ、あと学校の先生とかもいいそう!)
稼いで無いヤツがFacebookの職業欄に自営業とか代表取締役とか書くのはクソだ。世の中の75%の社長は起業とうい大きなリスクを背負っていながら年収1000万円すら達成していないゴミ。
・・・と先日参加した渋谷公会堂のセミナー講師様がおっしゃっていました。
石崎力也