僕の1日は3つに分けられる。
- インプット(8時間)
- アウトプット(8時間)
- オペレーション(4時間)
インプット
【インプット】は学習そのもの。インプットはただの情報の埋め込みであり、実際、ドラッカーが言うように本の中には知識は存在しない。そこにはただ情報だけが存在し、それだけでは全く価値を持たない。しかし次項のアウトプットを継続的に行うためにもインプット活動は欠かせない。何かがかけてもOKなんてことはない。インプットもアウトプットも同様に重要。
ところで、あなたはインプットに選択と集中という概念を持ち込んでいるだろうか?って他人はどうだっていい。僕はいつもここに意識をおいている。たまに忙しいサラリーマンがTOEICと簿記を一緒にやろうと思っているんですけど、どうです?って質問をいただくけど、個人的には全く賛成できない。僕のようにフリーランスで24時間暇人でも、一つのことを学ぶだけで一日はすぐに過ぎてしまう。一つのことを体系的に学ぶにはとっても時間がかかるのだ。いわんや、サラリーマンはもっと時間がなく複数のことを学ぶなんて信じられないをや(って変な日本語)。
もちろん一つを集中的に学んでいると飽きがくる。だから一定のローテーションを持っていてもわるくはないけど、やはりメインで何を習得しようかしっかりと意識しておく必要がある。僕が何を言っても説得力がないだろうから、ここでドラッカーの言葉を引用すると「私は4年に一つずつのテーマを絞って学習してきた。4年もあればそれなりの知識がつく」・・・らしい。そうドラッカーは一つのことを4年かけていた。たしかに4年学べば5000時間近く突破するだろう。それだけあれば大体のことは体系的に理解できる。僕は50歳で死に、40歳で全てを一度清算するので、40-24=16年残っている。16年あれば4つのテーマを学習できる計算になる。
Adobeやって、マーケティングやって、宇宙やって、生命やったらゲームオーバーか。ああなんて時間は短いんだろう。決めた4つはしっかりと体系的に努力と才能を持ってして取り組みたい。人に会う時間も読書も、ビデオチュトリアルもセミナーも全部ここに属する。インプットはそんな感じ。今はひたすらマーケティングをやっている。でもマーケティングはそろそろ終わりそう。かれこれ5年近く勉強してきたから。うん、そんな感じ。
アウトプット
【アウトプット】はいわゆる情報発信。まさしくこのブログがそうで、インプットした内容を含め、日常に起きたことをアウトプットする。アウトプットすることで、過去を整理し、頭の中を整理し、明日(未来)の自分の行動を決定させる役割がある。僕がいつも言うのは人生360度コンテンツ。全部コンテンツにしやがれってこと。もちろんパートナーとのセックスや僕の可愛い寝顔をYouTubeやVimeoにあげる根性はないから、正確には340度くらいなんだけどさ。
でもなんでもアウトプットすればいい。アウトプットすれば人が集まってくる。僕の場合は、動画、音声、ブログ、セミナー、ランチ会という形でどんどんと人にアウトプットしている。アウトプットすれば、人が集まってくる。メルマガに登録する人もいれば、メールを送ってくる人もいれば、面談を申し込んでくる人もいる。もちろんこっちが興味ないと会えないのだけど・・・。
アウトプットする際の秘訣を二つ。一つは圧倒的な量。量をこなさないと、これだけの情報の海からあなたを見つけることはできない。それだけじゃない。アウトプット量を多くすれば、情報が体から切り離され、体の中が空っぽになってゆく。知識はいつまでも脳に残り続けると思わない方がいい。個人的にはアウトプットすれば、情報は体から切り離されていく。もしかしたらそれが別の形に変わっているのかもしれないけど・・・。
考えてみて欲しい。同じことを何度も言う?学校の先生じゃあるまいし。同じ内容を2回喋る、書くことをほどツラいことはない。一回だけ、同じ内容のセミナーを2日連続でやったことがあるけど、あれは、死ぬね。僕がもTOEICについて何も語りたくないのは、十分すぎるほどアウトプットしてしまったから。もう僕の中にはTOEICの情報は残っていない。空っぽ。それは僕がすべてを活字・動画・音声に変換してしまったから。アウトプットすれば情報は体から切り離されると思った方がいい。
量がこなされないということは、インプット量が足りないことと同意。アウトプット量をこなせるように、たくさんインプットしよう。インプット量を増やせば自然と溢れるようにアウトプットは為される。アウトプットすればするほど、脳は効率よく学習してくれる。むかし民法勉強をしていた時、先生はこう言っていた。「私の知識が劇的に増えた瞬間はハジメテの本を出版したときだ」。アウトプットを前提とした学習は、量と質を劇的に改善する。僕が2013年現在、持てる一番大切な情報をプレゼントするなら、真っ先にこれがあがる。アウトプットをすればインプットの質は劇的に向上する。得したこと聞いたなって思った方は献金して下さい。ペイパル決済も受け付けております。
アウトプットする際のもう1つのコツ。それはキュレーションを意識すること。もう情報はこの世にたくさんある。わざわざどこかにある情報をまたアップロードする必要はない。コーラのバリエーションなんて誰も必要としていない。ゆーて、ペプシかコカコーラで十分。それ以上は要らない。しかしアウトプットをすれば、コーラのバリエーションを出す行為と全く同じことをしてしまう。
じゃあどうするか?ここはドットインストールを参考にしよう。これまでYouTubeにはプログラミングに関するチュートリアルはたくさん上がっていた。でもどうして田口さんだけがこんなに脚光を浴びているのか。それは田口さんが「3分」という制限のもと「体系的」に情報をまとめたところにポイントがある。キュレーションは情報をまとめて、付加価値を与える技術をいうのだけど、田口さんはまさにプログラミングという情報を体系的にまとめ、それらに3分間の手軽さという付加価値を与えた。素晴らしい。
ということで、情報をアウトプットする時はランダムにやるよりも、体系的にやったほうがいい。その方がビジネス的にいい。自分の学習という観点から見て、体系的にアウトプットすることがいいかどうかは個人的にはまだまだ試行錯誤段階なのだけど「人を集める」を意識するなら、絶対に体系的にした方がいい。もしできるなら、それに付加価値を与えるのがいい。うん、絶対それは素晴らしいものになる。
たとえば、先週僕がまとめた情報はiMindMapのコレ。アウトプットする際、他とは差別化できるものを探していて、見つけ出したのがこの2万円のツールだった。アウトプットしながら勉強したら、たったの3日間で使い方を完璧にマスターしてしまった。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=MA5g7Wxo2fI&list=PLiPp1C3IkDhCc7TpuUmSD5hGGJKNPmfsB[/youtube]
オペレーション
【オペレーション】は、実行という意味。この時間が僕らのビジネスのプロフィットを生み出している。毎月この時間は減ってきて、今ではオペレーションが2時間から4時間におさまってしまうようになった。ここを意識して創業時(2013年2月)から突っ走り、最初は16時間働いていたけど、今は徐々に自動化がはじまり、6月の時点では完全にシステムが自動化してしまった。いまやっているのは、次なる事業の種まきだ。
よくビジネスでは「頭を使え」と言われるけど、僕は賛成しない。なぜなら、ビジネスの収益はオペレーションのみからもたらされるからだ。頭の中でどれだけ考えても利益は生まれない。たしかに僕ら知識労働者はどれだけ成果を上げたかのみが問われる。だから頭の中で考えたことも間接的には成果に繋がっているのだけど、やはりそれを遥かに上回る実行が必要なのはこの5年間生きてきてようやく分かってきたこと。たしかに頭を使うことは楽だし、考えていれば何か革命的なアイディアでも降ってくるような気がする。
でも分かった。行動し、市場からフィードバックを得ながら考えた方がもっともっと効率的に頭を使えるってことを。楽天の三木谷さんが「圧倒的なオペレーション文化を」と企業の末端にまで浸透させていると同じく、僕も自らの企業に圧倒的なオペレーション文化を築き上げるようがんばった。その結果どうなったか。パートナーがバタバタと離れ・倒れていった。(笑)ここについては時間ができたら詳細に話す(機会はないだろうけど・・・)。
人生は短い。だけど50年の計で考えたら、結構いろんなことができる。僕も死ぬまでにあと4つくらいは何かを学習したい。そして1つくらいは、外の世界にインパクトを与えるようなことをやってみたい。願望じゃなくて、計画ね。さあ頑張ろう。ちなみに先ほど読み終えた本は、Fminzがオフィスの本棚に勝手にぶちこんだ以下の2冊。
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岩崎さんは個人的に大好きで、面白すぎる。ちなみにこの本を読むと、無性に?強制的に?ドン・キホーテとハックルベリイ・フィンの冒険が読みたくなる。岩崎さんがハックルさんと言われる所以の本ですね。
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さっき六本木のABCに行ったら置いてあったから買った。明日にも読んでレビューしようと思う。
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ABCにはこちらはなかったのでTSUTAYAで購入しました。サイバーの藤田さんが与沢翼氏を見つけた所です。(笑)
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本を開いて数行読んだ瞬間に「高橋歩と全く一緒なテイストだ」と思ってしまった。
石崎力也