今度24日・25日も赤坂のリッツで不動産投資の方とお話があるんだけど、こういった話を繰り返しているとたまに残念な人に出会う。
今回お届けするノウハウはこちら
鬼畜コア族
「自分の価値観が見つからないのですが・・・」
「USPが発見できていないのですが・・・」
「大義名分が決まっていません・・・」
「自社HPに載せるメッセージが決まっていません・・・」
はっきり言いましょう。こんな物は今の時点で考える必要はなくて、ビジネスをやっていくうちに自然と浮かんでくるもの。最初にこのメッセージ部分を決めないと起業しちゃダメみたいなザ・洗脳を受けている人が多過ぎる。そんなメッセージ部分あたりの話は、大して儲かっていない人でも話せることだし、アントレプレナーシップ(起業家精神)系の本を読めば書いてあるから、”そーゆー”人たちの飯の種として十分に機能してしまう。(ちなみに25日に会う方は実際にマンションを二棟持っていて、実際に稼いでいる方なので、二つ返事でOKした。ランチ奢ってもらえるし!ふふ♥)
ダメダメ。まず、あなたのキャッシュフローをさせなきゃ、ビジネスなんて言葉を口にしちゃいけないし、社員を雇うなんて怖すぎる。社員さんにも愛する家族がいるってことをしっかりと考えなきゃ。稼げていない人がまず最初に考えることは、ちゃんと企業を存続させるために、稼ぐ。ただそれだけ。
稼いでないくせにFacebookに自営業とか社長とか書くな、だせぇから
スカイプで後輩と話すときはもっと汚い言葉を使ってこれをいいます。「全然稼いでないくせに、Facebookとかに学生起業家とかクソみたいなこと書くな」って。起業をお洒落の一環だと思っている人が多過ぎる。
ボクが融資を受ければどうにかなると思っていた若い頃。All Aboutにいる融資専門のガイドさんに連絡を取って「どうやったら融資を受けられますか?起業したばっかりなんですけど・・・」って聞いたら、速攻で返事された。「まず、お金を借りることを考えるより、あなた自身がビジネスで利益を出せるようになって下さい。そうじゃないと、融資が下りても、苦しくなるだけです」。
ああ、その通りだなって思った。利益を出せないマーケターは、文字を書けない小説家か、短小包茎で早漏のAV男優か、リフティングができないサッカー選手みたいなもの。自分はそのどれかなんだって気づいた時には、ひどくショックを受けた。利益を出せない自分が融資を受けるなんてバカだなって思った。(The ScriptのSix Degrees of SeparationのDESPAIR AND DDEPRESSIONみたいな感じ。「本当に追いつめられて、世の中が真ん中から裂けた気分になるほど」・・・ちなみに失恋後に聞くと苦しすぎるので、気をつけて!)
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=FCT6Mu-pOeE&list=PLaD9u8yAOF-BogkPF2Lz4jpdTN9-CHBkJ[/youtube]
あれ、なんの話してたんだっけ?ああ、そうそう、コアがなきゃ起業しちゃいけないとか、メッセージが決まらないと仕事ができないみたいな意見も結局は同じだと思う。コアやメッセージを決める前に、経営者・事業主・マーケターとして利益を出せなきゃなって。そういえば、ジョブス(Appla)もベソス(Amazon)もラリー(Google)もみんな最初は利益を出すだけの能力があったよなって振り返ったら至極当然のことに気づいた。宇宙に衝撃を与えるのも、世界一の小売店を作るのも、世界の情報を集約させることも、言うて企業として存続することが最低条件だもんね。そっか・・・って。
ビジネスを大きくするたった三つの方法
さあ、前置きが長くなった。脱線することがボクの芸風(というか癖)なのでどうかご了承いただきたい。ビジネスを大きくする方法は3つしかない。
- クライアントの数を増やす(集客)
- クライアントの単価を上げる(顧客単価)
- クライアントの購入頻度を増やす(ロイヤリティ)
ドラッカーの本にもコトラーの本にもこんな荒っぽいこと書いてないので注意!です。ただ少なくとも、2013年現在と、次の5年くらいはここに着目してビジネスを構築(あるいは刷新)すれば、余裕でキャッシュフローは潤う。マジで、いろんな本を読むのはやめた方がいい。適当なことしか書いてないし、正しいことでも複数の意見を聞けば迷いが出て行動できないだけ。このくらいまでシンプルなフォーマットに落とし込んだ方が動きやすいでしょう。ボクは5年間この3つしか意識してこなかった。極論でもなく、全うな事実だし、それでなんとかやっているし。
たとえばボクのSEOパッケージという商品を買う人が100人いるとする。クライアント数は100人。クライアント1人あたりの取引額(顧客単価)は100円。年間取引回数は2回。
- クライアント数:1000人
- 顧客単価:100円
- 年間取引回数:2回
年間合計は、1,000*100*2 = 200,000円の売上。じゃあもしこの三つの数字を10%ずつ増やすとどうなる?
- クライアント数:1100人
- 顧客単価:110円
- 年間取引回数:2.2回
年間合計は、1,100*110*2.2=266,200円の売上。じゃあ25%増やすとどうなる?
- クライアント数:1250人
- 顧客単価:125円
- 年間取引回数:2.5回
年間合計は、1,250*125*2.5=396,250円の売上。うわ2倍じゃん!!!!!!!!
努力しないデザイナーとコピーライターとプログラマーとマーケター(石崎)
私事で申し訳ないですが、、、ボクはクライアント数自体はそんなに増やせていないけど、顧客単価は過去の約4倍になって、年間取引回数が若干増えた。それだけで会社がたってしまった。うちのチームメイトは働くのが嫌いなので、クライアント数を増やす努力も年間取引回数を増やす努力もさほどやっていない。ただただ顧客単価が上がるように、商品やサービスの付加価値を上げまくっているだけ。それで、彼らは皆六本木に住んでいるんだから、このフォーミュラの威力は偉大だなっていつも思うんだよね。
文責:石崎力也
追伸:ふつーにみんな遅刻している。成果出してなかったら即実家転送なのに・・・。
追伸2:いいカルチャーだ。最高のカルチャーができている。
追伸3:この歌を聴きながら、キーボードをたたいたらこの記事ができた。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=CDFFsCPNdbA&list=PLaD9u8yAOF-BogkPF2Lz4jpdTN9-CHBkJ[/youtube]