日本経済は成熟したと言われている。日本にいると、なんとなくそう思ってしまうし、これ以上の成長は難しいと感じがちだが、そういう人には、「ちょっと海外に行ってみたら?」と言いたい。20年前、日本は1人当たりのGDPが世界1位から2位だった。今は20位台に下がり、あと何年かすると韓国に抜かれてしまう可能性すらある。
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ムカシの官僚は超優秀だったからねー
バブル直前の高度経済成長は誰が旗ふり役を担ったのか?よく言われるのが「官僚が優秀だったから」ってやつだけど、本当かな?さっきも財務省の悪口書いたからもう一発便乗して、そこら辺を叩いてみる。ほら、城山三郎さんの書いた「官僚たちの夏」って本があったね。通商産業省(現経産省)の官僚が高度経済成長を支えてきたことめっちゃクールに書いた小説なんだよね。あれ見て経産省入った人、絶対いるはず(てか、1人知っている)。
浜口雄幸の功績?
官僚の小説が出てきたのでついでに「男子の本懐」も紹介。本懐ってのは「ずっと抱いてきた思い」とか「本望」「願い」って感じ。そこには浜口雄幸や井上準之助が金解禁(各国が発行した紙幣の分だけ金を保有しようぜっていう、いわゆる「金本位制」への復活)に命をかけた様子が描かれている。金解禁をやってみて「あ、こりゃ駄目だ」ってなって、ソッコー高橋是清がすぐに離脱させた。海外では浜口雄幸よりも高橋是清が是正されている。なんでって?それは金解禁をしたら経済が悪くなることがFRB議長(バーナンキ)が統計的に証明したから。今は管理通貨制(どんだけでもお金を刷るぜーってヤツ)にどの国も移行している。そっちの方がいいからだよね。
産業政策も一緒
産業政策も一緒。マジでその制作に効果があるなら、他の国もやっている。はい、じゃあ石油産業いってみましょう(日本スベッた)。はい、じゃあ航空機産業いってみましょう(日本だだスベり)。はい、じゃあ繊維産業いってみましょう(日本超絶スベり。たぶん三回転半くらい)。良い例が自動車産業。HONDAが強く反対したんだけど、結局それでよかった。もしあそこで通産省の言う通り集約化をしていたら、ニューデリーからカルカッタに向かう途中、窓から何台も半裸の兄ちゃん達がHONDAの赤や青のバイクをぶっ放している記憶は僕の中には存在していないはず。本田宗一郎さんだって「オレらに好き勝手やらせてくれよな!」ってきっと言っていたに違いない。で、結局「オレらに好き勝手」やらせていたら、世界のHONDAが出来上がってしまった。官僚が振興しようという発想自体がオカシイ。起業家は誰一人として自分のビジネス直感が官僚のそれよりも劣っているとは思っていない。
文責:石崎力也
参考文献:
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