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勉強はやっぱフィードバックが重要
「人間は失敗からしか学べない」と著名な脳科学者が言っていたけど、資産運用も失敗しながら学んでいくしかない。かっこよく言うと、フィードバックをもらいながら勉強しましょう、なんだけど、それだと「フィードバック=成功」みたいな変なイメージを持たれたら困るから、一応「失敗」って言っておく。失敗も成功もフィードバックの要素なんだけど、とにかく勉強結果をリターンで計測するようにしよう。勉強量がダイレクトに反映されます。運用に失敗したら「勉強不足だな」と思えばいいし、運用に成功したら「お、ヨミがあたったか?成功要因を分析しよう」となる。フィードバックがすごい重要。覚えておこう。
銀行には金を預けるな
勝間和代さんのベストセラー中のベストセラーにこんなタイトル(ほぼ一緒!)の本があったね。国債は利率が低いとか言われるけど、同じ期間で預けるなら銀行の定期預金よりもずっといい。だってクレジットリスク(潰れた時に元本が返ってこない確率)は、都市銀行の方が、国よりも高いはずだから、国債を我慢して預けているなんて、なんか変なロジックだね。ちなみに考える人はいないだろうけど、日本国債の95%は全部日本のみで賄われている。すごくない?ってことで、「外資・外国に買わせたくないからオレが買う!」なんて正義心から無理矢理買う必要はないです。(笑)
ちまたのソブリンってなんのこと?
2006年にグローバルソブリン債って言われる、かなり問題ありありの債券がブームになったけど、いわゆるこれがソブリン、ソブリン言われる、あのソブリンね。これ、利率むっちゃ高いんよね。リスクの高い国で運用していたり、分配金が利率よりも高いこともあるなど、問題ありありの仕組みなんだけど、利回りが出るんだったら買うよ!って人が実際にいることを示した事例だね。ドル建ての債券は5%の金利で回るのでドルが半額とかにならない場合は、資産を積んだ時点で「放っておく」のが一番。ある程度、円高になったとしても利息分で取り返せるだろうと心構えておけばオッケーかな、個人的に。
外貨預金よりも為替証拠金取引を勧める理由
為替証拠金取引は「金利差」がハイパー重要。仕組みとしては、たとえば1ドルの為替を買って1日にだいたい1.5銭ずつ円高に向かっていったとしても、スワップポイントという利息がもらえるので、差し引きがゼロになる。たとえば117円で1ドル買えば、円高で112円になっても金利分でチャラになるし、そのまま117円で止まっていたら5円儲かる。もし130円になったりしたら、ダブルで儲かる。いいじゃん!・・・とまあこういうリスクのある商品は、証券会社に口座を開いて、そこに証拠金を預けて買うかたちになるんだね。外貨預金だと片道30から50銭の手数料がかかるから、為替証拠金取引か、自分でアメリカの債券を買った方が有利だね。
債券の次は株
次は株。株の場合も最初はリスクの小さいものから始める。たとえば、TOPIXとか日経平均連動型の投資信託とか。これら商品は個別の株を選ぶ必要性もないし、市場並みの上げ幅は確保できるんで、リスクが分散できる。通常の投資信託(僕のオカンがカモられているヤツ)だと、買う時に(!!)数%の手数料がかかるし、年間でも手数料がかかるし・・・ってまあ最悪なんだけど、TOPIXとか日経平均連動型の投資信託だったら売買に手数料がかからないことが多く、年間の信託報酬もかなり1%以下のなので、お得!最近はこれら商品を銀行や郵便局の窓口でカエルんだけど、手数料が高いので、オンラインで自分でやっちゃった方が同じ商品でも得。せっかく勉強なので、自分の手を動かして本を読むなりネット検索するなりして、調べてみるのがいいね。
デイトレじゃなくて配当狙い
ジェイコム男に「その稼いだお金(何百億)で何を買うんですか?」と聞いても「え、あの、その・・・」みたいになっていましたね。彼がやっていたのはデイトレ。みんな素早く儲けたいと思うから、リスクの高い商品をバンバン買って失敗する。資産運用で失敗する人の共通傾向がこれ。ある意味、資産運用は「放っておく」のがコツで、配当狙いでコツコツやる人の方が結局儲かっている。投資で儲ける人って、成長が期待されるグロース株を避けて、あんまり人気のないバリュー株を中心に買っている傾向がある。アメリカの中心産業は基本的に日本でもトレースされるんだけど、たとえば今ならネット周りやバイオ周りの株を買うのがいい!みたいなこと言われるのはそのためで・・・でも個人的には配当利回りだけで2%くらいある株にした方が堅実に稼げるってことに旨味を見いだしている。
さあ、やってみよう
最後に一押しとして。最初は余剰の1/3くらいから運用してみよう。市場からフィードバックをもらいながら、徐々にスキルがついてきたら半分から3/4くらいをあてるのをお勧めする。大事なのは、分散投資。国債だけを集中的に買うんじゃなくて、外国のものも、株もバランスよく買うようにしよう。資産運用をすると、お金が働く原理や市場原理を勉強できるだけじゃなく、自分のお金を突っ込んでいるので、経済を中心にいろいろと勉強する意欲が湧いてくる。ここ大事!!実際に月々小額(たとえば3000円程度でも)積み立てていくと、金融商品ごとの手数料の違いとか、世界の動向、日銀総裁が何言った、政治家がこんな発言をしたということに急に敏感になる。
最後に
最初は絶対に失敗します。以上。(笑)
文責:石崎力也
参考文献:
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