私事ですが、ここ10年思えば20社以上のクライアントを中国に送込んできましたが、皆さん見事に成功されていますし、その間も、実はワタクシの考え方はあまり変わっておりません。その際、中国に出たいから是非一緒にやってください、と言って頂いた企業の経営者の方に必ずサインして頂く「心得集」がございますので、手始めにそのほんの一部をご紹介することに致します。
ということで、今回この僕が「日本経済」に言及するにあたって度々参考にさせていただいた投資銀行家・ぐっちーさんの書籍から、再び引用とまあ非常に手抜きなやり方ではあるんだけども(でも彼の言うことが正しく聞こえてしまうからさ・・・・)、中国ビジネスをするにあたってのコツを教授頂こうと思う。若干の解説を加えてみます。
- すでに1995年から中国が世界の工場から世界最大の消費地に転換することは誰の目にも明らかだったので、中国市場を世界最大の消費地として見下すことなく、リスペクトをもって真摯に開拓するという熱い想いをお持ちの企業に限る。中国を単なるコストの安い生産地としてお考えの企業の方は他のエージェントとお付き合い頂く。
→「中国は安いから」って短絡的な思考の人はアウトだよってこと - 従って、100人規模の会社であれば日中バイリンガルの取締役が二人は必要。これは必ず日本人であること。
→取締役のポストに中国人を置いておくと乗っ取られる可能性があるから。万が一何かあったときでも、中国側と交渉でき、かつ会社の利益を優先させられる人を置いておくべし。 - 中国の消費者は日本および日本人による質の高いサービス、品質に高額の対価を払うのであって、中国人のサービスに高いお金を払う気はないことを肝に銘ずること。
→・・・らしいです(笑)。書籍の中でも何度も日本人のサービスほど競争力のあるものはない、と。 - 従って中国にて日本文化を含めた品質を伝達できる熱意があること。当然コストが安いからといって安易に現地社員を雇うことは禁止。現地雇用は必須だが、腰を据えて人選をし、きちんと日本に連れて帰り、完璧な日本人クオリティーを教育することを前提にすること。さもなくば彼らはすぐに辞めてしまうので長期的にみると結局損失が大きい。
→うーん、ここまでくると「それでも中国でビジネスをやりますか?」というクエスチョンが胸に突き刺さってくる。 - このビジネスモデル(中国人を相手に物を売る)での最大のリスクは「取りっぱぐれ」。仕入れは現金を原則とし先方にも現金決済を求め、原則全額前渡しで受け取ること。企業理念としてどれだけ売り上げ上昇の誘惑に駆られても掛け売りは一切受けないこと。
→・・・続きはぐっちーさんの著書をご覧下さい。(笑)
中国ビジネスに関するtipsはもう少し続くのだけど、ここまで見てきて「それでもやる?」って疑問が経営者の胸に響く。覚悟が必要ってことだぜ!
文責:石崎力也
参考文献:
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