どうも石崎力也です。
朝のコーヒーを待っています。
この後、税理士さんとミーティングです。
世界観の大きさはピーターも負けていない
ちょっと眠い目をこすりながら聞いてもいいような内容なんだけど、実行すると年配者(この場合は税理士さん)に失礼なので、やりません。カフェインで目を覚ました後に、彼らのオフィスに向かいます。
さて、時間が少々ありますので、記事を一本書きましょうか。
昨日に引き続き、ピーターシールのお話。PayPalマフィアの中心人物ですね。知名度的にはテスラのイーロンマスクの方が大きいけど、世界観の大きさで言えばピーターも負けていません。もともとPayPalは、米ドルに変わる仮想通貨の構築を夢見て作り上げられたサービスです。結局、夢破れてeBayに売却となりましたが、オークション決済やデジタルコンテンツのダウンロードにオンライン決済が必要であることは、もう20年前ほどから彼にはわかっていました。
いいですね、こんな先見力があると。だって未来が見えるんですから。先見力に関しては、21世紀版のブッダとかジーザスのレベルと言っても過言ではないでしょう。(これ言うと、宗教的に怒る人いますね)
ピーターを有名にしたのは、フェイスブックへの投資です。2015年に50万ドルの投資で10%の株を握りました。だいたい1〜2分ですが、映画の「ソーシャルネットワーク」でもこのシーンが描写されています。この50万ドルが、わずか7年で100億ドル(1兆円)になりました。2万倍増えた計算になります。
人生、上がりです
株式投資の世界では、株価が10倍になることをテンバガーと呼びます。投資家は生涯でテンバガーを2回経験するだけで、人生「あがり」と言われています。そりゃそうですね。300万円が3000万円になって(1回目)、3000万円が3億円になれば(2回目)文字通り、あがりです。
ちなみに100倍株もあります。海外では、ヤフー、マイクロソフト、アマゾン、ディズニーがそうです。日本では、ヤフージャパンやガンホー(パズドラですね)が100倍になりました。
その100倍株の200倍すごい、ピーターの投資術。もちろんIPO(株式公開)前の株式なので、市場に出回っている株式と同列に比較すること自体、意味がないんですけどね。でも、すごいってことは伝わりましたでしょうか。
いつも前置きが長くなりますね。
彼の考えをサクッとまとめると、経済的ダーウィン説なんです。ミッシングリンクがあるとか、ダーウィンはそもそも進化を唱えていないとか、そういうお話はここでは抜きにしましょう。要するに自然淘汰です。その環境に最適化されたものだけが生き残ると。
これ、僕らが参加しているデジタルコンテンツ販売やメディア運営の世界でも、機能しているんです。このお話を聞くと、ショックを受ける人と、ショックを受けない人がいます。
ショックを受けない人は、この市場で勝ち続けている人たち。「そんなの当たり前じゃん」って。
ショックを受ける人は、この市場でまだ勝ちきれていない人たち。「俺って、そんなに無能なの」って。
依存マーケットはシンドイ
僕らが参加している「もっとお金欲しい」という市場は、アメリカでは Opportunity Seekers Marketと呼ばれています。日本語に訳すと、機会追求者市場とか、そんな感じです。ようはチャンスさえあれば金が欲しいという人たちが集まっている。それがこのOpportunity Seekers Marketなのです。
驚くことに、Opportunity Seekers Marketには、競馬の情報サイトや、パチンコの攻略雑誌なども含まれるのです。確かに、情報サイトや攻略雑誌も「もっとお金欲しい」という人間の貪欲さに根ざしたビジネスであることには変わりありません。うーん、自分のことWebマーケターとか、経営コンサルタントと名乗っている人(ビジネス・コーチングも含む)は、この事実をどう受け止めるのでしょうか。
「競馬の情報サイトなんかと一緒にすんじゃねえよ。俺は、学生や主婦にYouTubeで月々10万円稼ぐ方法を教えているんだよ」
・・・あれ。競馬の情報サイトと同じだ。笑
そうなんです。全く同じなんです。この市場の参加者は、アフィリエイトや情報ビジネスがなかったら、予想新聞握りしめて競馬場にいるような人たちなんです。あるいは開店前のパチンコ店に列をなしている人たちなんです。
そんなの、当たり前ですよ。だって僕が、生粋のギャンブラーなんですから。小学校3年生の頃から金沢競馬場と三国競艇場に入り浸っていた話はご存知だと思います。学校が終われば、金沢市の雀士が集まる高尾台の「ある場所」に顔を出し、朝までずっと徹マン(徹夜マージャン)をしていました。これじゃあ、偏差値50切るのは当然です。
運良く僕は、金を擦る側から、金を取る側に転職しましたが、素性は何も変わっていません。チャンスがあればもっとお金が欲しいと思っているし、暇を見つけては、ずーっと旅打ちしています。去年は、丸亀競艇場、児島競艇場、びわこ競艇場、住之江競艇場、三国競艇場、福井競輪を転戦しました。一昨年は、沙田競馬場(香港)、ソウル競馬場、ベルモント競馬場(NY州)に行きました。
嗚呼、話がどんどんずれてゆく。
競合は雑魚
あれこれ僕のギャンブル遍歴を話しても意味がないです。では、結論を先に言いましょう。
ライバルは大して強くない。以上。
これ真剣に言っています。例えば、アフィリエイト・アドセンス・情報販売。ここら辺で、それなりに稼ぐことは難しくありません。だって、ライバルは競馬場にいる人たちですよ?彼らがギャンブルの軍資金を作るために、手軽にできるインターネット・ビジネスやらを始めたのです。このビジネスのルーツはそこですよ。
知っている人は知っていると思いますが、競馬場にいる人たちの属性は、結構ヤバイです。暇があればお近くの公営ギャンブル施設に行ってみてください。競艇場でも、競輪場でもOKです。(あ、三国競艇場にいる赤色パーカー野郎は僕です。いつでも声かけてくださいね)
悲しいかな、こう言ったインターネット・ビジネスでまだ稼げていない人たちは、競馬場にいるヤバイ人たちよりも能力が低いことの証左であります。これは結構こたえますよ。心臓がキュッと締め付けられる思いでしょう。ハズレ馬券を場内に放り投げ、痰を吐き(かー、ぺっ)、騎手に罵声を浴びせる。そーゆー人たちに負けるなんて、なんか悔しくないですか。
ピーターシールなんかが見向きもしない雑魚市場ですら、勝てない。ぐうの音もでない、とはまさにこのことを言うのでしょう。ウゥ・・・とか、グゥ・・・みたいな擬音語すらも出てこない。そのくらいの屈辱です。
ネットビジネスに参加する人(高学歴+若年)
しかし朗報もあります。最近の傾向を見ていると、インターネット・ビジネスに参加する人たちの若年化+高学歴化が進んでいます。若くて、優秀な人たちが参加している。なんでそんなことがわかるかって・・・。実は、僕が指導している人たちが、ものすごく若い。あるいはものすごく高学歴。はたまた、その両方か。
若い人たちは作業量が半端ないです。ものすごくスピード感を持って仕事をします。普通、インターネット・ビジネスって最初の半年間くらいは成果が出ません。しかし彼らはその所要時間を半分に縮める。先日も中央大学と大阪大学の優秀な学生さんたちが、たった2か月で報酬を発生させて、僕はぶったまげました。(YouTubeアドセンスに他人のパクリ動画をアップロードするとかそういった低次元のビジネスではありません)
学生は社会をなめているからダメだ。新卒1年目も、2年目もまだまだお子様。だからうちのサービスの参加者は25歳以上じゃないとダメです!そんな厳しい文言をかつては書いていました。実際、今も幾つかのセールスレターにはそう書いてあります。しかし彼らの躍進ぶりを見ると、この文言はもう必要ないのではないか、と再考しているところです。
さらに高学歴化が進んでいる。うちのサービスに参加してくれた方の個人情報をとってみる。「あれ?」と二度見したくなるような高学歴+高キャリアがそこに並んでいます。かつては弁護士やお医者さんを顧客に抱えて彼らのユーザーレビューをホームページに乗せると反応が上がる、という小さなセオリーがありました。しかし、経歴という観点からすれば、そういった弁護士や医者よりも、1・2段回ほど高い人たちが参入してきています。
これ、言うまでもありませんが、若い人たちの方が成果を出しやすいし、高学歴の人の方が成果を出しやすいです。リテラシーが高いですもん。そういった方々とメールでやり取りをしてみて下さい。文章の隅々から知性が溢れ出ています。ロジカルであることは最低条件です。
そんな彼らがコピーライティングを勉強して、セールスレターを書いたりメルマガを書いたりするのですから、先発組も戦々恐々としているはずです。
ぶ、ぶ、物騒な世の中ですな
その筆頭が僕です。
本当にビクビクしています。怖い怖い。物騒な世の中になったもんだ。
これまでのインターネット・ビジネスは、センスなし、文章力なし、知性なしでも稼げていたそうですよ。でもこれからはそんなに甘くないですね。経済的ダーウィン説の信奉者は、素直に自然淘汰の原理を崇拝しています。
頭のいい人が残る。
面白い文章を書ける人が残る。
情報量・知識量の多い人が残る。
全体像を描ける人が残る。
リラックスしてIQの高い状態で仕事をできる人が残る。
・・・競馬場にいる人間なんかに、負けてたまるかっ。このビジネスに参入した優秀な人材は、心の中でそう啖呵を切っているのです。
三国競艇場にいる人間なんかに負けるか!って僕も思っています。
あれ?まあいいや。
文責:石崎力也