僕がはじめて手に取った副業本。黄色でした。ああ、そうだ、2009年に出版された副業革命!って本。インフォトップとかでアンリミテッドアフィリエイトという教材を販売している(していた?)小林さんが書いた本ですね。その本でSEOの文字を認識したはずです。ただ、その後すぐに留学したので、それ以降のSEOの知識は留学中に仕入れたものになります。僕の留学したネブラスカ州立大学は積極的に起業家を呼んで講演をさせていました。特に僕が所属していたCSIS(Computer System & Information Technology)では、進んでネット起業家を呼んでいました。で、僕は現地で身につけた片言の英語でいつも同じ質問をするんです。
「SEOって内部SEOと外部SEOがありますよね。具体的にそれぞれどう対応していますか?」って。内部SEOと外部SEOの2つを僕は知っているんだぞって意図的に伝えて、少しはネットビジネスに詳しいと思われたいがためのクソ質問でした、我ながら。もちろん、彼らは高速で答えますから、半分くらいしか言っていることはわかりませんでした。アメリカ人は、世界中の人たちが英語を話せると本気で思っているんです。例えばロスには、日系、中国系、韓国系のアメリカ人がたくさんいて、彼らはネイティブ同様の(というかネイティブですから)英語を話しますので、英語を話せる日本人と英語を話せない日本人を彼らが区別できるわけないんです。
とにかく僕はクソ質問を繰り返しました。当時、僕はは・・・僕だけじゃなく日本でネットビジネスをしている人たちは、SEO=外部SEOと思っていました。いかにサテライトサイトをたくさん作って、自演自作の被リンクを作るかが全てだと思っていたんです。で、内部SEOってのはStrongタグとか<h1>タグに何回キーワードを含めるかと言った、今思うと原始時代のSEOに本気で取り組んでいたんです。当時からグーグルは世界中から博士号を持つ天才を集め続けていたので、僕らみたいなパンピーが考えることくらいお見通しなんだけど、当時のネットビジネス起業家はグーグルを舐めていたというかただの世間知らずだったんです。実際に、ペンギンアップデートやパンダアップデートで、SEO対策をサービスとして提供している上場企業のほとんどは(確か3社)撤退を強いられました。そういう意味では、上場企業ですら、グーグルの頭脳をなめていたのかもしれません。
「アメリカ人はSEOを全く知らない奴ばっかり…」
さて話を戻しましょう。留学中、僕のクソ質問に答えてくれたネット起業家たちの答えは、いずれも明確でした。少なくとも、当時の僕たちが「無料ブログでサテライトサイトを作ればいい」と真剣に思っていた時に、彼らの口から「サテライトサイト」の類いの言葉が出てくることはありませんでした。例えば、Googleに買収される前のグーグルマップを作ったWhere 2 Technologiesという会社にコードを提供している起業家の一人はこう答えていました。彼は、出前館の英語版(seamlessweb.comと似てるサービス)みたいなものを作っている人でした。概要はこんな感じ。
- 内部SEO:レビューが投稿されれば勝手に記事は生成されるので、内部リンクはそれでOK
- 外部SEO:アフィリエイトサービスを導入しているから、勝手に被リンクは増えていく
当時の僕は今よりももっとアホですから、このSEOスキームを聞いて「こいつ、本当にSEOを知っているのか?」と疑いました。無知とは本当に怖いものです。ちなみに2010年には、コカコーラが Content Excelenceを発表し、これからはクリエイティブではなくコンテンツの時代だと宣言しました。で、コカコーラ・ジャーニーを立ち上げた。コーポレートサイトをオウンドメディア化したんですね。ね、2016年くらいから、ようやくコンテンツマーケティングという言葉が認知され始めた日本なんて、もう亀レベルのスピードでしょ。僕にSEOの本質を教えてくれた彼のスキームは、まさに現在、日本の企業が真剣に取り組んでいるSEO対策と同じでしょう。
ようやくここから、本当に効果のあるモダンな?SEO対策のお話ができるわけです。日本の企業が真剣に取り組んでいるSEOの最前線です。まず本から勉強してください。そもそもSEOをよくわかっていない人たちが見つけてくるネットの情報なんて、真偽が怪しいものばかりです。間違っても、情報商材とか買わないでください。ま、買ってもいいけど、僕のお金じゃないから。ググるくらいなら、本を買う。編集者の目が通った、整理された情報の方が、体系的に学べます。まず、SEOは4つに細分化できます。
- 内部SEO
- 外部SEO
- Webライティング
- キーワード選定
1つ1つを丁寧に説明する根気は僕にはありません。だから本を読んでください。あるいは僕の紹介するリンクを辿ってください。
内部SEOを学ぶための本
僕、かつてレアジョブのアフィリエイトしたことあるんです。マザーズに上場する前でした。今でも僕は、上場に大きく貢献したと信じています。そのくらい送客していました。特別単価をもらってたこととか口外してダメなはずなので、敢えて言いません。僕は特別単価をもらっていました。「レアジョブ」で検索したら、うちのアフィリエイトサイトが2位に来てた。本家サイトの一個下です。でね「レアジョブ 評判」ではもちろん1位です。そのサイト、僕は自分で記事を仕込んでいません。大学生に1記事1000円を払って書いてもらっていました。運がいいことに、Wikipediaからリンクが入ったんです。そこから、サイトが爆発的にアクセスを集めました。ほっといても毎日のように成約がありました。途中で本業のコンサルティングが忙しくなったので、放っておいたら、買い取ってくれる人が出て来ました。顛末は話せませんが、まあアフィリエイトでお金が入って来た美味しい経験でした。このサイトを作るために参考にした本はたった一冊。これからはじめる SEO内部対策の教科書、これだけです。この本に書いてあるスキームを、どうやって他人にやらせるかを四六時中考えながら作ったサイトが、先のアフィリエイトサイトでした。
外部SEOを学ぶための本
外部SEOってサテライトサイトを作って自演自作の被リンクをつけることではありません。例えばサイトアフィリエイトを専業にやっている人であれば、収益サイトを分散させられるから、グレーというかブラックなSEOを施してグーグルから圏外に飛ばされてもまあ大丈夫・・・みたいな戦略もありかもしれません。でも僕らは個人ブログやコーポレートブログを運営するわけですから、グーグルからペナルティをもらったらおしまいです。絶対にもらっちゃいけません。一旦、悪い評価がついたら、サイトの評価をリセットするのは本当に大変です。勝手に被リンクがつくコンテンツを仕込んだり、読者がシェアしやすい環境を整えたり、更新通知を出したりするのが、モダンなSEOです。
参考サイト:http://seo-scene.com/gaibu-taisaku/
参考コース:https://www.haamalu.co.jp/courses/marketing-automation-mailchimp
Webライティングを学ぶための本
Webライティングっていうと、セールスレターを書くときだけに使う技術かと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。一つ一つの記事にもWebライティングの技術やコピーライティングの技術を適用していくことで、お客さんのセッション時間が長くなり、SEO的にもプラスに働きます。またコピーの技術でお客さんを虜にすれば、きっとまたサイトに戻って来てくれるはずです。Webライティングに特化した本であれば、これがおすすめ。セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで、です。ちなみに内部SEOのところで、レアジョブ案件で儲けたって話をしましたね。もちろんキラーページを用意していたんです。全ての記事直下から、1つのキラーページに飛ばして、そのページでレアジョブの無料体験案件を紹介していました。そのキラーページは、この本を下敷きにして書いたものです。いろんなレッスンがあるんだけど、2つ3つを取り入れるだけでかなり成約率は変わって来ます。今でもお客さんに強いCTAを仕掛ける際は、このシュガーマンの本を一読してから(もう何度も読んでいるので10分で1冊読めます)文章を書くようにしています。
キーワード選定を学ぶための本
キーワード選定は、もう独立した一つの技術です。ネットビジネスはお客さんを選ぶことはできないと言われていますが、このキーワード選定の技術を学ぶとお客さんを選ぶことができるんです。例えば、あなたはコンサルのサービスを売ろうとします。どんなキーワードで記事を作りますか?じゃあ3つ紹介しましょう。「コンサル とは?」「コンサル 激安」「コンサル 評判」・・・説明の便宜上用意したキーワードです。
- 「コンサル とは?」で検索する人はどんな人でしょう。素人です。経営リテラシーの低い人たちが集まるキーワードです。
- 「コンサル 激安」の場合、乞食みたいな人たちが集まります。バーゲンセールに群がるおばちゃん(みたいなメンタリティの人)が集まります。
- 「コンサル 評判」は、文字どおり評判を気にする主体性のない人が集まります。たいていの場合、彼らは成果を出せない人たちです。
じゃあどんなキーワードがいいんだよ!って思ったあなたのために、この本があります。新版 リスティング広告 成功の法則、です。この本で話されていることを、もっと網羅的に、かつ石崎力也の語り口で聞きたい場合はこのコースを買ってください。きっと、多くの方が「この程度の内容なら本を買ったほうがマシやったわ」と思うようなコースに仕上がっています。ご覧あれ。