あなたはお金にならなくてもブログを続けますか?半分の人は「はい」と答え、もう半分の人は「いいえ」と答えるでしょう。実際には、ブログを商用利用している人でも、たまにはプライベートなネタを扱ったり、今日の昼食はこんなものを食べました!のような見込み客からすると”ドウデモイイ”記事を書くことはあると思います。つまり商用ブログですら、日記の要素の強い記事を含んでしまう可能性があるということです。それってお客さんに見てもらう意味ある?そもそもSEO的にどうなの?そんな疑問にお答えするのが今回の記事。先に結論を言うと、商用ブログでそういった日記ネタを扱ってもいいけど、SEO的にはよろしくないので、noindex、nofollowをつけておいたほうがいいです。
今回お届けするノウハウはこちら
- #01. 特定のカテゴリ記事や投稿をnoindex, nofollowにするWordPress Plugin
- #02. 自動でNoindex, NofollowにするWordPress Plugin[NoIndex NoFollow All Posts]の注意点
- #03. Genesis Frameworkのカテゴリページをnoindex, nofollowに指定する
- #04. WordPressの管理画面で投稿一覧の表示件数を200にする方法
- #05. Genesis SEO settingsが表示されない場合はユーザーを確認する
- #06. Genesisでカテゴリページのnoindexを外す設定
- #07. 低品質なブログ記事をどう判断するか?
- #08. WordPressのカテゴリーをまとめるプラグイン term management tools
- #09. WordPress Batch Cat – 複数の記事のカテゴリーを一括で変更するプラグイン
- #10. [SEOの効果なし]カテゴリを英字・アルファベットにする
- #11. WordPress Batch Cat – 複数の記事のカテゴリを一括で変更するプラグイン
- #12. WordPressの複数の記事のカテゴリーを同時に変更する方法(Batch Cat)
- #13. カテゴリを一気に変更・統合できるWordPressのプラグイン(Term Management Tools)
- #14. 使わないWordPressカテゴリーはプラグインで削除・統合しなさい
- #15. WordPressカテゴリーの決め方と分け方のコツ
- #16. WordPressのカテゴリーを削除したら記事も一緒に消える?
- #17. WordPressの複数の記事に一括でnofollow, noindexタグを挿入するプラグイン
- #18. WordPressの投稿一覧で文字数を表示するプラグイン Posts Character Count Admin
- #19. WordPressカテゴリーの順番と優先順位を変えるプラグイン Category Order and Taxonomy Terms Order
- #20. 文字数の少ない複数の記事に一括でnoindex, nofollowをつける
- #21. 文字数の少ない複数の記事に一括でnoindex, nofollowをつける PART2
- #22. noindex, nofollowからindex,followに変更する理由
- #23. 誤ってnoindex, nofollowのついて記事を救出する
- #24. 低品質の記事はそもそもPV(ページビュー)が少ない
- #25. 投稿一覧でページビューを確認するWordPressのプラグイン(WP-PostViews)
- #26. 固定ページや特定商取引法にもnoindex, nofollowをつける
- #27. Google XML Sitemapsの設定方法と優先順位
- #28. Googleのクローラーに巡回を依頼する方法(再クロールのリクエスト)
#01. 特定のカテゴリ記事や投稿をnoindex, nofollowにするWordPress Plugin
なんでこんなネタを扱おうと思ったか?僕ね、WordPressのデフォルト機能 Press Thisをよく使うんです。でもPress Thisで書かれた記事って、SEO的には最悪ですよね。まず相手先のブログにリンクが出ている(リンクジュースが漏れる)。さらに相手の記事を大量に引用してオリジナル記事の要素が低い。つまりブログ記事としての価値が低いんです。もちろん僕にとってはすごい有益な記事です。ブログは集客ツールであると同時に、情報の管理ツールでもあるからです。「この記事面白い!」と思ったら、僕はすぐに自分のブログで紹介します。そういった僕にとって価値のある記事の集積地としてブログが存在しているのも、また事実なのです。ただし、それら記事は僕にとって有益であっても、読者にとっては無益である可能性が高いのです。
例えばこれ。この記事を読んで、松さや香を強く記憶しました。ただ作業中だったので、松さんのKindle本を買うのはあとまわしにしたい。あるいは彼女のブログ記事を探す作業を後回しにしたい。そう言う時にPress Thisを使うわけです。あとで時間を見つけて、この松さんの記事を読み返したり本を購入したり彼女のブログを探したり・・・。でもほら、この記事みてください。ペラペラ。写真はPress Thisの機能で自動挿入されます。情報源としてURLがあり、その下にわずか2行ばかりの僕のコメントがある。こりゃSEO的に最悪だわ。価値なし。この価値なし記事を noindex、nofollowしたい。この記事のルーツというか、僕がこれを書いているモチベーション、理由です。
解決策はありました。WordPressの場合「こうしたい」と思ったら、大抵の場合プラグインが解決してくれます。「こうしたい」と思ってそうならないのがこの世の常なのに、WordPressの場合はたいていの「こうしたい」は実現されるのです。僕がWordPressを使う続ける理由です。WordPressの管理画面に入ってプラグイン検索で”noindex nofollow all posts”を探し出してください。今すぐインストール > 有効化します。
さてこういった(グーグルにとっての)ゴミ記事は1つのカテゴリーにまとめてしまいましょう。僕の場合はニュースというカテゴリーを作り、そこにゴミ記事を突っ込むことにしました。繰り返しますが、僕にとっては価値の高い記事なんです。決して、ゴミなんかではありません。さて、カテゴリーを編集しましょう。
before afterをお見せしたいので、ソースをキャプチャしました。これ、beforeです。もちろん noindex, nofollowは入っていません。つまりGoogleのクローラーが回ってきたら、インデックスされる可能性があるということです。afterでは、このソースに noindex, nofollowを追加したいのです。
編集に入って、No IndexとNo Followにチェックを入れます。更新を押して終了。これで、今後「ニュース」カテゴリーに属する記事には noindexとnofollowが入って、グーグルにはインデックスされないようになります。
これ、afterです。ほら、noindex, nofollowが入っている。大成功!やった。
#02. 自動でNoindex, NofollowにするWordPress Plugin[NoIndex NoFollow All Posts]の注意点
ふと思うんです。この便利な noindex nofollowのプラグイン。もし複数のカテゴリー にチェックを入れていたら、どっちを優先するんでしょうか?
写真の例であれば、Udemyというカテゴリーはインデックスしてほしいけど、ニュースというカテゴリーはインデックスして欲しくない。この場合、Udemyとニュースの両方のカテゴリに属している記事は、インデックスされるのでしょうか、それともされないのでしょうか?noindexがつくのでしょうか、つかないのでしょうか?調査してみます。
ページのソースを開いて、command + fで文字列を検索します。noindexと検索すると、返ってきた結果は0件。つまりこの記事にはnoindexが入っていませんので、グーグルにインデックスされるということです。
じゃあ、こっちはどうでしょうか?この記事は、ニュース(noindex)と情報収集術(index)の両方に属しています。
参考記事:MarsEdit – WordPressで予約投稿する方法
確かに両方のカテゴリに属しているんですけど、パーマリンクに入るカテゴリーを確認すると、優先されているのはニュースカテゴリーだそうです。こりゃ、noindex, nofollow入っているでしょう。入っていなかったら、おかしいわ。
ソースを見て、command + fで noindexの文字列を探すと、ほらやっぱりあった。noindexとnofollowが自動で挿入されています。つまりこの記事はインデックスされません。検索エンジンを叩いても絶対に(とは実は言い切れないんだけど)見つからない記事です。
ところで最初に見た記事。#07 Udemで何を教えればいいかわからない人へ。こっちのパーマリンクを確認すると、優先されているカテゴリーはUdemyでした。Udemyのカテゴリーはindexされる方でしたね。ほら、カテゴリIDって数字ですよね。だからどういう規則かはわからないけど、WordPressがすべてのカテゴリーに重複の内容に数字を振るんです。で、その数字の小さい方(あるいは大きい方)を優先されるカテゴリーとして選んでいるんじゃないかなと思います。ま、ググればすぐ答えはわかるんだけどね。
デフォルトカテゴリーをnoindexにする
例えばYahoo!ニュースから気になった記事を見つけた。これをPress Thisして、WordPressに投稿します。カテゴリーを決めずにそのまま「公開」します。するとどうなるか。カテゴリーを決めずに公開した場合はすべてデフォルトカテゴリーに入ります(最初は未分類という名前)。僕の場合、デフォルトカテゴリーに「ニュース」を指定してあるので、何もカテゴリーを決めずに投稿すれば勝手にその記事は「ニュース」のカテゴリーに入り、すなわちnoindex, nofollowが入り検索エンジンには引っかからないということになります。Press Thisを頻繁に使う方は、デフォルトカテゴリーにnoindexを指定しておくと、SEO的には有利になるかもしれません。
#03. Genesis Frameworkのカテゴリページをnoindex, nofollowに指定する
さて、カテゴリーページについてお話しします。カテゴリーページをインデックスするかどうかって話。これ、ある程度、ブログが大きくなってから考えることであって、まだブログが育っていないうちは「どっちでもいい」という具合です。海外SEO情報ブログで有名な鈴木さんも「どっちでもいい」と言っていました。あんまり気にすることではないと。このカテゴリーページってのは、僕のブログであれば、こんなURLが当てられています。例えばカテゴリー「DRM」なら・・・
http://rikiyaishizaki.com/category/drm
です。ドメイン/category/カテゴリのスラッグです。このページ(このURL)をインデックスするかどうかって話です。繰り返しますが、どっちでもいい・・・です。
どっちでもいいんです。Genesis Frameworkのユーザーであれば、
- カテゴリー
- Robots Meta
- no index, nofollowにチェックを入れる
これでカテゴリーページはインデックスされなくなります。ちなみにバズ部さんは「カテゴリーページもサイトを構成する大事なコンテンツだと思っているので、indexさせる」と言っていました。
#04. WordPressの管理画面で投稿一覧の表示件数を200にする方法
1記事=1カテゴリーがベター
管理上、1記事につき1カテゴリーを設定するのがベターです。特にあとあとカテゴリーベースやURLベースでお客さんの属性を分岐したい場合は、1記事1カテゴリーの原則を厳密に守らねばなりません。ま、どうせ複数のカテゴリーに属すような記事って、内容が薄いんですけどね。ペルソナがしっかりと決定していないから、記事の方向性もあやふやになり、複数のカテゴリーを選んでしまうので。ということで、複数のカテゴリーに属している記事を1個1個救出します。まずは手動でやる方法から。
- 投稿一覧
- 複数のカテゴリーに属している記事を探す
- カテゴリーを1つに変更する(どちらかを選ぶ)
こういう作業をちまちまやっていてもしょうがないので、投稿一覧に表示される投稿数を増やします。表示オプションを展開。
ページごとに表示する項目数を増やします。今回は200に設定したので、200記事が一覧できるようになりました。
#05. Genesis SEO settingsが表示されない場合はユーザーを確認する
あれ、Genesis FrameworkのSEO設定をしたいのに、左サイドメニューにSEO Settingsの項目が見つからない。
これ、ユーザーからすぐに解決できます。
- ユーザー
- あなたのプロフィール
Genesis Admin Menusで、Enable SEO Settings Submenu?にチェックを入れます。
ほら、SEO Settingsの項目が出てきた。
#06. Genesisでカテゴリページのnoindexを外す設定
GenesisのSEO設定を確認します。
まず<title>タグにサイト名を含めるかどうか。ここはアンチェックのままでいいです。チェックをするとどうなるか?タイトルタグにサイト名も入るようになります。サイト名が直接検索されることを期待しているのであれば、タイトルタグにサイト名を含めてもいいかもしれませんが、一方でキーワードが薄くなるので含めない方がいいという議論もあります。僕は後者を支持しているので、狙ったキーワードで上位表示するためにチェックを入れません。
「Udemy 稼ぎ方」で検索をするとログミーさんのサイトが出てきます。ソースを確かめたわけではありませんが、ログミーさんの場合は全ての検索結果に「記事タイトル – ログミー」が入っていますね。こんな風に検索結果にサイト名を入れたい場合はタイトルを入れるようにしてください。(実は、titleタグに入っていなくてもグーグルが勝手に検索結果に表示される文章を変えることはよくあります)
ちなみに僕の古い記事はこんな風に表示されています。記事タイトルの後に「 – 石崎力也は」と意味不明な文章が続いています。このおかげで「石崎力也」と検索されたら100%の確率で僕のサイトが第1位に表示されるんですけど、そもそも僕と同姓同名のブロガーがこの世に何百人もいるわけではないので、やはりタイトルタグにサイト名を入れるの少し非効率な気がします。
次、メタキーワードですね。これ、原始時代のSEOでは重要視されていました。「メタキーワードに、狙った単語を2回繰り返せ」とか。もう意味のない議論になってしまいました。意味がない・・・そうSEOの効果はないと言われています。グーグルのアルゴリズムは単語だけではなく文章を読めるまでに進化していますから、わざわざメタキーワードに頼る必要がないんですね。ちなみにGenesisには「キーワードは一般的に検索エンジンから無視されている」と書かれていますね。あくまでもお守り程度ってことです。運を味方につけたい方はメタキーワードがあると、いいことがあるかもしれません。
Categoryページにnoindexをつけない
さて本題。今回は、カテゴリーページをインデックスする設定に変更します。IndexingのApply noindex to Category Archives?をアンチェックします。
ちなみにカテゴリーページって何かわかりますか?例えば右メニューから「Udemy」を選美ます。僕のサイトの場合は、rikiyaishizaki.com/category/udemy というURLが割り当てられています。ここに一覧で表示されるのは、個別記事ではなく、個別記事の集積です。このページをインデックスするかどうかって話ですね。で、僕の場合は、バズ部さんと同じく「カテゴリーページはインデックスした方がいい」と思っているので、インデックスします。
noindexにする(つまりインデックスさせる) 場合は、チェックを外しましょう。
#07. 低品質なブログ記事をどう判断するか?
これ、Instagrateという有料プラグインを使って投稿された記事です。インスタグラムの写真とコメントがそのままWordPressの記事になります。旅行中によく使うプラグインで、便利なんです。でも記事クオリティは明らかに低い。写真1枚に、日付と投稿者が自動で挿入される。最下部には「ちょい雨やけどテニスやる!」っていう僕の超短い文章が。これをインデックスするわけにはいきません。さあ、どうしたものか。また一個一個この記事を探していくのか?
#08. WordPressのカテゴリーをまとめるプラグイン term management tools
インスタグラムから生成された記事がどこにあるかはわかっているんです。国名や地域名がそのままカテゴリーになっている。そのカテゴリーに属している記事は、全てゴミ記事です。僕にとっては大事な旅行記です。記憶に収まりきらない思い出は、全てこの旅行記に格納されています。だから消したくない。でもインデックスはしなくていい。
これら複数のカテゴリーを1つに統合し、noindexをつける作業を行います。WordPressのプラグイン検索で term management toolsを探します。
- 今すぐインストール
- 有効化します
カテゴリー上部に、こんなメニューが出てくるはずです。統合したいカテゴリーにチェックを入れて、統合を選択します。
- 複数のカテゴリーにチェックする
- 一括操作から「統合」を選ぶ
- 新しいカテゴリーの名前をつける
Instagramというカテゴリーに1602記事が含まれていることを確認しました。おお、1602記事もゴミ記事があるんだ。繰り返しますが、僕にとっ(中略)です。 編集に入って、noidex nofollowをつけます。カテゴリーページもnoindexに設定します。
- Robots Meta
- Apply noindex to this archive?にチェック
- Apply nofollow to this archive?にチェック
#09. WordPress Batch Cat – 複数の記事のカテゴリーを一括で変更するプラグイン
なんだこのギターってカテゴリーは。確かに旅行中にアコギ持って弾いていたけどさ。もう最近はずっと弾いてないし。そもそも471記事も書いた覚えがない。きっと別のカテゴリーの記事と重複しているな!とあたりをつけて調査を進めます。いらない記事をnoindex化する作業って地道ですね。
まずカテゴリーを確認する。お、ギターとギター上達の2つのカテゴリーがある。ギター上達の方は0記事なので、消しましょう。
さあここから一括でカテゴリーを抜いていく作業です。まずプラグインをインストールします。batch cat(バッチキャット)って検索してください。インストール > 有効化します。
Batch Catは左サイドメニューのツールの中に格納されています。Batch Catをクリックしましょう。
まずカテゴリーでギターを選びます。で、Ssearchをクリック。ギターカテゴリーにある全ての記事が一覧で表示されます。じゃあ今回は、記事が属しているInstagram, ギター, 執筆者の中から、Instagramと執筆者を抜きます。
例えば「バンクバーの観光地、今は@焼肉、焼肉、焼肉」の記事は3つのカテゴリーに入っています。Instagramとギターと執筆者です。ここからInstagramと執筆者を抜くので、そのまま下にスクロールして、”抜く”カテゴリーにチェックを入れます。今回はInstagramと執筆者を抜きます。で、Drop categories from posts(記事からカテゴリーを除く)を選びます。確認のメッセージが出るので、OKをクリックします。これで指定したカテゴリーは抜かれました。
#10. [SEOの効果なし]カテゴリを英字・アルファベットにする
それほどSEOの効果があるとは思えないけど、統一感を出すために、カテゴリーを全てアルファベットにします。現状「インターネットビジネス」とか「ギター」とか「ゲーム」とかカタカナで表記されていますが、これらをアルファベットに変えます。
- カテゴリー
- 変更するカテゴリーの「クリック編集」
- 名前とスラッグをアルファベットにする
名前を変更しない場合でも、スラッグはアルファベットにしておきましょう。もしあなたが今後、パーマリンクをベースにしたマーケティングオートメーションを実装したかったら、日本語URLに入ってくると色々と面倒です。インターネットの世界は英語でできています。僕らもそれに習って、仕方ないけど英語(アルファベット)を使った方が良さそうです。パーマリンクに日本語が入っていたら、例えばFacebookなどでシェアされた時にあたかも文字化けしたかのようにURLが意味不明でしかも長くなるんです。見た目がすごい悪いんです。
#11. WordPress Batch Cat – 複数の記事のカテゴリを一括で変更するプラグイン
Batch Catの続き。今回は、カテゴリーを抜くんじゃなくて、ガラリと変更してしまいます。
- 抜く:A&B→B
- 変える:A→B
この「一眼レフカメラ初心者」のカテゴリーを、より広義のPhotographyという既存カテゴリーに変えます。WordPressを始めたばかりの頃は、何も考えずに色々とカテゴリーをつけちゃうんだけど、ブログを継続するうちに適切な大きさの単語がわかるようになります。
そうそう。「一眼レフカメラ初心者」を、このPhotographyのカテゴリーに鞍替えするわけです。
次です。Batch Catでの作業になります。Batch Catはツールの中にあります。
- Categoryから一眼レフカメラ初心者を選ぶ
- カテゴリーを変更したい記事にチェックを入れる
- 下にスクロールして変更後のカテゴリーにチェックを入れる
- Set categories to postsをクリック
- 確認ボタンでOKを押す
このプロセスで「一眼レフカメラ初心者」の記事数は8→0になりました。もともとあった8記事はphotographyに入ったということです。
#12. WordPressの複数の記事のカテゴリーを同時に変更する方法(Batch Cat)
さて復習です。もう少しBatch Catをいじっていきましょう。今回は、Travel Movieというカテゴリーを選びました。Travel Movieに属している記事を他のカテゴリーに移行したいんです。
移行先はVideographyです。Videographyにガラリとカテゴリーを変更したいので、Set categories to postsをクリックします。
Travel Movieに属していた全ての記事をVideographyに移行したので、Travel Movie カテゴリーに属している記事は0になりました。今後もこのカテゴリーに記事を追加する予定はないので、カテゴリーそのものを削除します。しばらくブログを運用してみて、記事が10個に満たない場合は、そもそもネタがないんです。カテゴリー設定が間違っていたということです。そういう場合は、より大きなカテゴリーを作り、そこに細かいカテゴリーを統合していく作業をするといいです。
#13. カテゴリを一気に変更・統合できるWordPressのプラグイン(Term Management Tools)
復習です。 Term Management Toolsを使って、カテゴリーを統合します。「Philippines Long Stay」と「Travel with Baby」は、より広義のTravelという単語に集約できます。2つのカテゴリーにチェックを入れて、一括操作から統合を選んで適用します。これで2つのカテゴリーはTravelに統合されました。
#14. 使わないWordPressカテゴリーはプラグインで削除・統合しなさい
引き続き、Batch Catでの作業です。Demo Videoというカテゴリーに入っている記事は全てゴミ記事なので、これらをInstagramカテゴリーに変更します。覚えていますか?Instagramカテゴリーに属する全ての記事には noindex, nofollowが入るので、グーグルにインデックスされないんでしたね!
#15. WordPressカテゴリーの決め方と分け方のコツ
確かにカテゴリーを細かくしてジャンルを絞れば、そのジャンルにおける唯一の書き手になれるかもしれません。でもね、そんなニッチは実際のところニッチではないんです。ニッチ市場を支えるのはニーズです。ニーズの存在しない場所にマーケットはありません。WordPressのカテゴリーを決めるときも同じです。絞りすぎない。かといって大きくしすぎない。
例えば、これ。lifestyleというカテゴリーがある。でもその中に入っているのは1記事です。要は、カテゴリーは作ったけどもネタが出てこなかったということです。僕にとってlifestyleは少しテーマが狭すぎたのかもしれません。
同様に、インターネットビジネスというカテゴリーでも、9記事しか見つかりませんでした。これも、さほどネタが出ないジャンルだったのかもしれません。ブログを継続的に書き続けていると、どのジャンルが書きやすいか、一方でどのジャンルが書きにくいかってのは、自然とわかるものです。カテゴリーに格納されている記事が少なかったら、それは書きにくいジャンルだってことです。
さて、投稿>カテゴリーから、カテゴリー名の変更をしましょう。パーマリンクにカテゴリーを含めている人は、これまでのURLがガラリと変わりますので、SEO的にはURLについて被リンクなどがリセットされるのでマイナスだとされていますが、僕は月間10万PVほどのブログでも何度もURLを変更したことがあります。マーケティングオートメーションを自分のブログに導入する利益に比べれば、多少のPVの減少など些細なことです。さすが月間100万PVのブログになると少し考えるかもしれませんが。
カテゴリー名を変更するだけでなく、カテゴリーを統合することも可能です。例えば Okinawa Cookingという子カテゴリーは、Cookingという親カテゴリーにぶら下がっています。僕が熱心な沖縄料理研究家でなければ、それほど沖縄料理に関する記事は出てこないでしょう。じゃあ、子カテゴリーのOkinawa Cookingを親カテゴリーのCookingに吸収させてしまえばいいわけです。Batch Catの登場です。
- CategoryからOkinawa Cookingを選択 > Seach
- 全ての記事にチェックを入れる
- 下にスクールして Cookingにチェックを入れる
- Set categories to posts
- 確認ボタンでOKをクリック
あとは、Okinawa Cookingカテゴリーを消すだけ。
Batch Catの統合作業を終えて、不要になったカテゴリーを削除します。
#16. WordPressのカテゴリーを削除したら記事も一緒に消える?
Writerっていうカテゴリーを消そうと思うんだけど、これを消した場合、Writerカテゴリーに属している記事は全部消えちゃうのかっていう疑問。この「石垣島…選択制確定拠出年金を….」の記事はInstagramとWriterの2つに属していますから、普通に考えれば、Writerを削ればInstagramだけが残るように思えます。
おお、Writerカテゴリーには409記事も入っている。この409記事・・・いくらゴミ記事といえど、ごっそり消えたら怖いな。では、Writerカテゴリーを消してみましょう。チェックを入れて削除します。投稿を検索してみると、先ほどの「選択制確定拠出年金…」の記事は、Instagramというカテゴリーだけに属していることがわかります。ごっそり消えなくてよかったです。
#17. WordPressの複数の記事に一括でnofollow, noindexタグを挿入するプラグイン
Instagramカテゴリーに属している記事は、どれもゴミ記事です。僕の旅行中の備忘録というか、旅行記というか。何れにせよGoogleからすると「インデックスしたくないわ、それ」みたいな記事です。だからInstagramカテゴリーに属している全ての記事に noindex, nofollowをつけたいと思います。実はこれ、もうやっているんです。復習ですね。使うのは Noindex Nofollow All Postsというプラグインです。
使い方は簡単です。投稿>カテゴリーから、noindex nofollowをつけたいカテゴリーの「編集」をクリックします。プラグインに影響もあって、 NOINDEX NOFOLLOWの文字が編集画面にあるはずです。それらにチェックを入れましょう。本当にこんな簡単なプロセス、Instagramカテゴリーに属する全ての記事に noindex nofollowが入るのかよ!と思いましたか?調べてみましょう。Instagramに属する記事を1個ピックアップして右クリック > ページのソースを表示をクリック。ソースを見てみると(command + fでnoindexと検索)ほら、あった。noindex nofollowがちゃんと入っている!
#18. WordPressの投稿一覧で文字数を表示するプラグイン Posts Character Count Admin
文字数をベースにして低クオリティな記事を探します。投稿一覧に文字数を表示してくれる Posts Character Count Admingが便利です。今すぐインストール > 有効化します。
ほら、文字数が出てきた。こうやって一覧で見てみると、石崎は1記事につきだいたい3000字ほどの分量を書いていることがわかります。同時に6文字と極端に少ない記事(?)も見つかります。
例えば、Press Thisで作った記事。227文字とのこと。これはダメでしょう・・・。こういった文字数の少ない記事をNewsやInstagramカテゴリー(noindexが自動でつく)に格納してく作業が必要になります。
#19. WordPressカテゴリーの順番と優先順位を変えるプラグイン Category Order and Taxonomy Terms Order
この記事は、Marketing Automation, News, WordPressの3つのカテゴリーに属しています。で、優先されているカテゴリーはMarketing Automationです。だって一番左上に位置しているでしょ。いくらNews(noindexのカテゴリー)に属していても、優先されているカテゴリーはMarketing Automationなので、この記事はインデックスされてしまいます。つまりnoidex, nofollowが入らないということです。
そこで登場するのが、これ。Category Order and Taxonomy Terms Order。ややこしい名前だけど、シンプルにカテゴリーの優先順番を変えてくれるプラグインです。注意点は、プラグインが有効化されている間だけカテゴリーの順番が変わります。逆にいうと、仮に順番を変えた後でもプラグインを無効にしたり削除したりすると元の順番に戻ってしまいます。
投稿 > Taxonomy Order、で順番を変えます。
今回は、NewsとInstagramのnoindex, nofollowが勝手につくカテゴリーの優先順位を上げます。ドラッグ&ドロップで、上に持っていくだけ。この上からのオーダーで優先順位が決まります。さて、先ほどの記事を確認してみると、Marketing AutomationとNewsの優先順位が入れ替わっています。つまり、この記事ではNewsが優先されます。念のためこの記事のソースを確認すると、ちゃんとnoindex, nofollowが付いています。
#20. 文字数の少ない複数の記事に一括でnoindex, nofollowをつける
文字数の少ない記事を一括でnoindexにするには、プラグインの連携が必要です。このサイトの場合は、NewsとInstagramに入っている記事は全てnoindex, nofollowが付きます。投稿一覧で文字数の少ない記事にチェックを入れて、それらを一括編集で「News」あるいは「Instagram」のカテゴリーに格納してゆきます。
複数の記事にチェックを入れた状態で、左上のドロップダウンメニューから編集を選び、適用をクリックします。カテゴリーでNewsを選択し更新すると、チェックの入っている記事にNewsのカテゴリーが付与されます。ちなみにNewsのカテゴリーは優先順位が最上位にあるので、仮に記事がNewsを含む複数のカテゴリーに属している場合でもNewsカテゴリーが優先されnoindex, nofollowが入ります。新しくNewsカテゴリーに入った記事を確認すると、やはりブレッドクラム(パンくずリスト)ではNEWSの文字列が見えます。Newsカテゴリーが優先されているということです。さて、ソースを確認して見ましょう。右クリック > ページのソースを確認。はい、noindex, nofollowの文字を確認しました。これでこの記事はインデックスされません。
#21. 文字数の少ない複数の記事に一括でnoindex, nofollowをつける PART2
さて、引き続き文字数の少ない記事をNewsカテゴリーに突っ込み、noindexをつけていきましょう。699文字の記事がある。この記事をどう扱うか?グーグルは何文字くらいが「少ない」とガイドラインに示しているわけではないので、基準はこちらが決めることになる。僕は500文字くらい・・・と決めているんだけど、500文字〜1000文字のものは目視する必要がありそう。記事タイトルの下にある「表示」をクリックして確認します。ああ、この記事ね。これはフィリピンのカタンドアネス島というマニアックな場所に滞在していた時の記事なので、仮に文字数が少なくても、検索する(僅かな)人にとっては有益な記事になるはず・・・と目視で判断して、記事をnoindexにしないことにしました。
では500文字を下回っている記事は?これは目視せず、一括でNewsカテゴリーに放り込み、noindexをつけます。
逆のパターンもあるんです。文字数が多いにもかかわらず、誤ってNewsカテゴリーに属している記事。
#22. noindex, nofollowからindex,followに変更する理由
なんども繰り返しているように、NewsとInstagramは自分の備忘録や旅行記なので、インデックスする必要はありません。投稿一覧で、カテゴリーをNewsやInstagramに絞り込み、記事の文字数を確認してゆきます。
一覧表示する記事の数を増やしたいので、表示オプションを変更します。
ページごとに表示する項目数を500にします。一覧で500記事を見れるようになります。
ダーっと記事の一覧が出てきました。文字数は500文字以下と、やはりゴミ記事が勢揃い。
一方で、Newsカテゴリーに属しながら、文字数が1000を超える記事も見つかります。僕が気合いを入れて書いた記事がnoindexになるのは、気持ち良くありません。
これら誤ってNewsカテゴリーに入っている文字数の多い記事を救出します。プラグインのBatch Catを使ってもいいんですけど、それほど記事数が多くないので、一個一個の記事を手動で変更してゆきます。クリック編集からカテゴリーを変更します。Newsをアンチェックして、適切なカテゴリーにチェックを入れなおします。同様に、他の記事のカテゴリーも修正していきます。
#23. 誤ってnoindex, nofollowのついて記事を救出する
復習です。カテゴリーを変更する手順であり、noindexを外す手順でもあります。まずNewsカテゴリーに属している記事で、かつ文字数の多いものを見つけます。
chromeユーザーの場合、command をホールドしながらプレビューをクリックすると、新しいタブでプレビューすることができます。
プレビューした結果、ちゃんとした記事であることを確認しました。クイック編集を使うと、簡単にカテゴリーを変更できます。
まずNewsからチェックを外す。
次に適切なカテゴリーにチェックを入れる。今回はストーリーテリングの内容です。適切なカテゴリーはCopywritingになります。
更新をクリックして完了です。これでカテゴリーが更新されました。
#24. 低品質の記事はそもそもPV(ページビュー)が少ない
さて、これまでは低品質の基準を文字数にしていました。文字数を基準にしているという、どこか客観的に判断しているように感じられますが、これはあくまでも主観です。なぜなら、自分が文字数を決定しているからです。500字を基準にして、それ以上なら高品質で、それ以下なら低品質なんて、実際は意味のない考え方です。例えばヤフー知恵袋は、1ページの文字数はそれほど多くありません。でも上位表示されている。理由は簡単です。文字数が少なくとも、質問者の悩みに的確に答えられて入れば高品質だと判断されるからです。そう、僕たちの記事が高品質か低品質かなんてのは、市場が決めることです。検索者の疑問や悩みに、その記事がしっかりと答えられているなら、どれだけ文字数が少なくとも高品質なのです。ということで、次回からは市場ベースを基準にしてクオリティの良し悪しを決めていきます。そう、PVですね。
#25. 投稿一覧でページビューを確認するWordPressのプラグイン(WP-PostViews)
PVを投稿一覧に表示してくれる便利なプラグインがあります。wp-postviewsで検索しましょう。あった!WP-PostViewsです。今すぐインストール > 有効化します。
こんな風にずらずらと一覧表示されます。今、表示数が0ビューになっているのは、導入した日を起算点にしてカウントが始まるからです。しばらくたっても0ビューのままであったり、あるいは1日1ビューもない記事は容赦なく削除したり、あるいは複数の記事を1つにまとめたり、あるいはnoindexをつけたりしましょう。
時間が経つと、こんな風に表示数が出てくるようになります。
#26. 固定ページや特定商取引法にもnoindex, nofollowをつける
固定ページで作られた低クオリティ記事も削除あるいはnoindexしていきます。
僕はGenesis FrameworkのNews Proを使っています。News Proの販売ページにあるDemoとまったく同じサイト構成にしたかったので、テンプレートを適用したばかりの頃、ツールのimportを利用して、サンプルページなどを取り込みました。それが今でも残っていて、ある日、お客さんから404ページで一覧で見えていますよ、とご指摘をいただいたのです。例えば、このBasic Page。僕が書いたものではありません。インポートしたものです。
こりゃひどい。そもそも英語なんて、うちのサイトは扱っていないし(よく見ると、英語でもなさそう)。こんなページは消さなきゃね。
固定ページの一覧を開いて、消したい記事のチェックボックスにチェックを入れます。複数にチェックが入っている場合は、左上の一括操作 > ゴミ箱へ移動 > 適用で、一括削除します。
ちなみにこちらが削除前の404ページ。お客さんからご指摘いただいたページです。誰でも見れるようになっているんですね。こりゃまずいぞ・・・とずっと思っていたんだけど、放置していたんです。今回、ようやく不要な固定ページを処分できて、ホッとしています。
#27. Google XML Sitemapsの設定方法と優先順位
もう最後の締めくくりです。Google XML Sitemapsを使って、サーチコンソールにクロールのお願いをします。Googleさん、僕のサイトをインデックスしてくださいな・・・って。まだこのプラグインをインストールしていない方は、急いで導入しておいてください。まあ急がなくてもいいですけど。
設定 > XML-Sitemapで、設定画面に入ります。
まず基本的な設定の中の、通知を更新。3つともにチェックを入れておいてください。あなたのブログが更新された時、検索エンジンのGoogleとBingの両方に通知をしてくれます。
次、Sitemapコンテンツ。僕はカテゴリーページをサイトマップに含めます。カテゴリーページもコンテンツの一部だと考えているので、Googleさんにクロールしてほしいからです。ちなみにサイトマップってのは、Googleのクローラー専用のリンク集だと思ってください。これを用意しておくとインデックスが早くなると言われています。
さて、含めないカテゴリーにチェックを入れましょう。僕の場合は、NewsとInstagramにチェックを入れます。チェックを入れてあっても、普通にクロールやインデックスは行われるんですけど、優先順位的には低いので。ただし僕の場合は別プラグインでnoindex, nofollowを設定してあるので、クロールが来た場合でもインデックスはなされません。
次、Change Frequencies。これ、メモを読んでください。どのくらいの頻度でクロールしてもらうかの重み付けです。タグページト投稿者ページには、クローラーに回ってもらわなくてもOKです。更新なしに設定しておきます。逆にホームページ自体は毎日更新しているので、毎日を選んでおきます。とはいえ、あくまでもヒントです。
さて、優先順位です。こちらも画像を参考にしてください。
次、投稿の優先順位。何を基準にして、優先的にクロールしていくかという話。優先順位を自動的に計算しないにチェックを入れて、優先順位の設定(priority)の数字をベースにクロールしてもらいます。
最後に、このGoogle Sitemapsのプラグインによって自動生成されたxmlファイルが、ドメイン/sitemap.xmlに格納されています。こちらのURLをコピーしておきましょう。次で使います。
#28. Googleのクローラーに巡回を依頼する方法(再クロールのリクエスト)
グーグルに再クロールをお願いします。「再クロール」って検索してください。サーチコンソールのヘルプが出て来ます。
サイトマップを送信するのリンクがあります。クリック。
左サイドメニューのサイトマップから、チェックを入れて再送信すればOK。まだサイトマップを追加していない場合は、サイトマップの追加/テストで、先ほどコピーしたドメイン名/sitemap.xmlを登録します。