今までは、ファネルステップの作成方法やファネルのステップがどう反応するか、オートメーションの登録方法などをお伝えしてきました。今回は、実際にウェブページ、LPを作成していきます。直感的に操作できるので、お客さんの目にどう映るのかを想像しながらページを作成してみてください。また、ClickFunnelsで作成していくLPは単なるLPではなく、決済を受けたり、ワンクリックアップセル/ダウンセルをすることができます。
今回お届けするノウハウはこちら
1. ClickFunnelsのSETTINGメニューについて
ページビルダーは、各ファネルステップをクリックするか、「EDIT PAGE」をクリックすると開くことができます。
ClickFunnelsのページビルダーは、直感的に操作することができます。左上にある左向きの矢印はファネルステップに戻るボタンです。でも、オートセーブ機能がありませんので、戻る前に、右上の「SAVE」をクリックすることを忘れないようにしましょう。
「PREVIEW」では、編集した画面をプレビューすることができます。
戻るのボタンの右にあるものは、デスクトップで見た画面とスマートフォンで見た画面を表示することができます。
コンセントのボタンは、「Editor Apps」というものなのですが、1年以上ずっとBETA版のままで、使用することができません。
「SETTINGS」にある各セクションは、以下の通りです。
- INTEGRATIONS:メール配信システムと連携する
- SEO META DATA:ページが検索結果に表示される際の文章やキーワード設定する
- TRACKING CODE:Google AnalyticsやDeadlineFunnelなどのトラッキングコードを入力する
- CUSTOM CSS:CSSを追加すると、ページの外観を変更できる
- BACKGROUND:背景色の変更ができる
- TYPOGRAPHY:フォントの変更ができる
- GENERAL:アフィリエイトバッジを設置するかどうか、検索エンジンにインデックスさせるかどうか設定できる
2. ClickFunnelsのSection、Row、Columnについて
全てのページ、パーツは「SECTIONS」、「ROW」、「COLUMN」から構成されています。「Sections」は「Row」を含んでいて、「Row」は「Column」を含んでいます。それぞれ、緑、青、オレンジの枠で表示されます。
緑の枠に、カーソルを置くと「+」のボタンが表示されます。そこから「Section」を追加することができます。もしくは、上のタブから「ADD SECTION」からも追加することができます。すると、左にレイアウトが表示されます。「FULL WIDTH」、「WIDE」、「MEDIUM」、「SMALL」の4つのレイアウトがありますので、好きなものをクリックしてみてください。
追加して、その中にカーソルを持っていくと、「ADD NEW ROW」が表示されますので、これをクリックしてカラムの数を決めます。さらに、追加したカラムの中で「ADD NEW ELEMENT」をクリックして、画像やヘッドライン、テキストなど、用途に合ったものを追加していきます。
背景の色などを変更したい場合は、「SECTIONS(緑枠)」の中で「SETTINGS」を選択します。そして、「COLOR」で「BG COLOR」をクリックして、色を変更することができます。テキストの色を変更する場合は、どの枠からでも変更することができます。同様に、「SETTINGS」から「TEXT COLOR」でテキストの色を変更することができます。同じ、「SETTINGS」でフォントのサイズなども変更することができます。
3. ClickFunnelsのElementsについて
「ELEMENTS」では、ボタンを追加することができます。このボタンでは、外部のサイトに飛ばすこともできますし、ページ内の別のセクションやファネルステップを飛ばす設定もすることができます。
まず、ボタンの追加方法ですが、2でやったのと同じ手順で「ELEMENTS」でボタンを選択することで追加できます。そして、「SET ACTION」をクリックするとボタンのアクションを決めることができます。今回のボタンのアクションは、同じページの3カラムのセクションに飛ばすように設定しました。この場合は、「SCROLL TO ROW/SECTION ON PAGE」を選択して、どの「ROW」か「SECTION」なのか選びます。ボタンの色は、「THEMES」で変更することができます。「ADVANCED」では、テキストにシャドーを入れたり、ボタンの角を取ったりすることができます。
YouTubeなどの動画を追加する場合は、「VIDEO」のエレメントを追加します。「SETTINGS」の「VIDEO TYPE」で、「YouTube」を選択し、その下にリンクを追加すると、再生画面を追加できます。
4. ページタイプごとに使えるElementsは異なる
上のスクショは、「Order Form」のものになります。このページでは、セールスレターも作成できますし、決済を受け付けることもできます。でも、「Sales Page」では決済を受けることができません。もし、決済を受けたい場合は、ボタンを設置して、その中に決済リンクを埋め込んでそのリンク先で料金を支払ってもらうしかありません。このように、ページを挟んでしまうと、コンバージョン率が下がってしまいます。なので、セールスページを作成する場合は、「Order Form」を使うのが良いんですね。
「Order Confirmation」は、商品の確認メージになります。複数の商品を一度に購入してもらう場合は、自動で合計料金が表示されます。これは、「CONFIRMATION」というエレメントを使うのですが、この「Order Confirmation」ページでしか使うことができません。
「Webinar Broadcast Room」は、ウェビナーを開催するページです。ここでは、「Webinar Registration」にはない、「COUNTDOWN」というエレメントがあります。これは、あと◯分でウェビナーが始まります、というのをタイマーで表示することができます。
「MEMBERSHIP」では、「NAVIGATION」や「CONTENT」、「SEARCH」というものが使えます。
このように、ページによって、使える「ELEMENTS」が異なってきます。
5. ClickFunnelsのオプトインフォームとオーダーフォームについて
オプトインフォームとオーダーフォームには、テンプレートが用意されていますが、他のページ同様自由にカスタマイズすることができます。他のページと同じく、「ELEMENTS」を追加します。そして、「FORM」にある「INPUT」を選択すると、名前やEメールアドレスを入力するフォームが追加できます。入力してもらいたい情報は「INPUT TYPE」のドロップダウンメニューから選択します。デフォルトだと、記入欄の中が英語になっているので、これを「PLACEHOLDER TEXT」で日本語に変更しましょう。「REQUIRED」で記入を必須にするか決めることができます。「ADVANCED」にある「ICON」では、記入欄の右に表示するアイコンを選ぶことができます。
続いて、オーダーフォームについてお伝えしていきます。オーダーフォームの場合は、テンプレートにデフォルトで、住所の記入欄があります。僕みたいなデジタル商品を販売している人は、その欄を削除しましょう。また、このオーダーフォームでは、決済を受けることができます。「CREDIT CARD」と「APPLE / ANDROID PAY」の2つの支払い方法が用意されています。他にも、お客さんに複数の商品を購入してもらいたい場合は、「ORDER SELECT」を追加すると、複数の商品を同時に購入できるようになります。「ORDER SUMMARY」を追加しておくと、合計金額が表示されるようになります。
6. 最強の決済フォーム – 2ステップオーダーフォームについて
上の画面は、ClickFunnelsの創始者のラッセルさんが書いた本のオファーです。本自体は無料なんですけど、送料はお客さんに負担してもらうというオファーになっています。ここでのポイントは、右側のオーダーフォームです。これは、2ステップオーダーフォームというものになります。ステップ1では、名前やEメールアドレス、住所を記入する欄になっています。ステップ1では、オファーはされていないんですけど、ステップ2ではオーダーバンプで商品がオファーされています。
これのメリットは3つあって、1つはオーダーフォームが小さくなるということです。どうしてもフォームが大きくなってしまって、記入する情報が多くなってしまうと、それだけコンバージョンが低くなってしまいます。2つ目は、アップセルを隠せるという点です。ステップ1の段階でオファーしてしまうと敬遠されてしまうんですけど、2つ目のフォームにしか表示されないようにすることで、それを防ぐことができます。3つ目は、ステップ1しか記入していなくても、ステップ1で入力していただいた顧客情報をClickFunnelsに蓄積されます。なので、あとでオファーを断った人に対して、別のオファーをしたりすることができるようになります。こういったメリットがあるので、2ステップオーダーフォームを用意しておくことをオススメします。
2ステップオーダーフォームの作り方は、「Order Form」の「ELEMENTS」で「2 STEP ORDER」を追加します。デジタル商品を販売している場合は、住所の欄を削除して、あとは英語の部分を日本語に変更するだけで完了です。
7. ClickFunnelsのポップアップ機能について
ポップアップを表示したい場合は、画面上にある「POP UP」から「SHOW POP UP」をクリックします。すると、ポップアップが表示されます。「EDIT SETTINGS」では、ポップアップの表示設定を行うことができます。「TRIGGER ON EXIT」で「Show When User Tries To Exits」を選択すると、お客さんが離脱する瞬間にポップアップが表示されます。
その他、エレメントの追加などはこれまでと同じです。上記は、今回作成したポップアップのサンプルです。
8. レスポンシブを超えて(iPhoneから成約率を上げる方法)
画面の上にある、モバイルのアイコンをクリックすると、iPhoneで表示される場合のフォントの変更などをすることができます。フォントの大きさを変える場合は、「SETTINGS」で「EDIT MOBILE SIZE」で変更できます。モバイルで編集したものは、デスクトップには影響されませんので、スマホからの成約率を上げたい方はここを編集していくと良いですね。