今回お届けするノウハウはこちら
- 1. MailChimpとは?
- 2. MailChimpでリストを作りClickFunnelsに統合する
- 3. MailChimpでセグメント(タグ)を分けてClickFunnelsと連動させる方法
- 4. 購入した商品別にお客さんのセグメントを分岐する方法
- 5. ClickFunnelsのSMTPとMailChimpの使い分け
- 6. MailChimpでバックエンド商品を販売するステップメールを組む方法
- 7. 高度なトラッキング – cf_uvidのフィールドをMailChimpに追加する
- 8. Zapierを使ってcf_uvidをMailChimpに渡すZapを組む
- 9. ClickFunnelsでSticky One Time Upsellを実装する方法
1. MailChimpとは?
今回はClickFunnelsとMailChimpの連携について、お伝えしていこうと思います。ClickFunnelsにはSMTPの設定、あるいはActioneticsがあるからClickFunnels単体でメール配信できるんじゃないかと思われるんですけど、厳密にはそうではありません。Actioneticsに関しては、297ドルか299ドルかかるので、30,000円近く払わないと使えません。SMTPに関しても、SendGridみたいなところに、ある程度の量超えるとお金払わなくてはいけないので、両方とも有料になってしまいます。
それなら、サードパーティのMailChimpやConvertKitを使って、連携する方が多いと思われます。実際にそれでOKです。全部ClickFunnelsで運用している海外の人もいれば、ActiveCampaignとか、ConvertKit、MailChimpを使う方もいます。僕は両方とも使ってます。ActioneticsもSMTPもMailChimpも全部使ってますね。それはケースバイケースというのもありますし、ビジネスごとに使いわけたりもしています。今回はMailChimpを使うという前提でやっていきます。
ClickFunnels側で言うと、「Integrations」の「Add New Integration」からMailChimpと連携することができます。
まずMailChimpとは何かということなんですけど、多くの方はメルマガ配信システムと考えています。それは大体合ってるんですけど、それ以上に海外ではマーケティングオートメーションとかオートメーションツールと言われています。だから、メールマーケティングを自動化するという意図でMailChimpを捉えている方が多いです。
実際に日本の国産のメルマガ配信会社からMailChimpに乗り換える方が最近すごく多く、「今までの日本のやつとは違う。まさにこれがマーケティングオートメーションですね。」と言われる方が多いですね。
まず、MailChimpに「Create unique campaigns」というのがあります。これは、普通のメールのことだと思ってください。
僕は彼らのWhat’s in storeというメールを大ファンで読んでるんですけど、クールでかっこいいですよね。Animated Gifといってアニメーション付きの画像が追加できたり、手書きのフォントを入れることができます。これはMailChimpができるっていうよりも、彼らのデザイナーがこういうふうにしてるってだけなんですけど、こういったスタイリッシュなメールを作ることができます。あとは、YouTubeの動画を埋め込むことができたりします。
「Connect your favorite tools」と「Automate your busy work」は、ほとんど同じ意味です。「Connect your favorite tools」というのは、MailChimpはAPIが公開されているので、1,000以上の様々な他のアプリと連携することができます。ClickFunnels以外にも、Zapierを経由してもっと多くのサードパーティのツールと繋げることができます。具体的にどういうツールと繋げてあるかと言うと、ClickFunnelsとMailChimp、MailChimpとTeachable・Thinkificみたいなオンラインスクールと繋げてありますね。あとはお客さんが購入したら、その通知を送るという設定のときにもやっぱりWebhookで通知を飛ばしてます。そんな感じで便利に使うことができます。
上のスクショは、MailChimpのプランです。僕は2、30,000円くらい毎月払ってるんですけど、スタートは0円からいけます。でも、無料でできることは多くありません。「Grow」プランは、毎月10ドルになっていますが、実際に10ドルで収まることはなくて、メルマガの読者増えれば増えるほど料金が上がっていきます。従量課金制で大体1つ目の壁が50ドルなんですね。たしか、5,000人だったと思います。それまでは従量課金制で値段が上がっていきますね。その後、5,000人を超えるとしばらく料金は上がらなくて、その後またガーッと上がってくみたいな感じですね。でも、心配しなくて大丈夫です。50ドルとか100ドルとと言っても、それだけメルマガの読者がいるということなので、それだけ儲かっているということです。
僕はかつてVPS-NEOさんっていう京都の会社のメルマガ配信システム使ってたんですけど、そこでも15,000~25,000円くらい払っていました。そのときに24,000人のメルマガ読者がいたので、別に25,000円支払ったところで大して問題ではないですね。それ以上の収益があるので。だから、あんまり料金については考えなくても良いのかなと思いますね。
僕が何でMailChimpが好きかと言うと、グループ機能があるからです。他のツール、例えばActiveCampaignとかConvertKitだったらタグと言われる機能なんですけど、リストの中にいるお客さんを区別することができます。まず分かりやすいところで言うと、ただの見込み客という段階で、何か購入してくれたらカスタマーに変わりますよね。だから、僕の場合であれば商品ごとにグループ作ってあるのでコンプリートバンドルとかOSB、いしこんみたいな感じで、購入してくれた商品別にお客さんをグループに突っ込んでいます。そのグループに突っ込まれたら、今度はオートメーションが起動します。だから、例えばコンプリートバンドルというフロントエンド商品を購入した人には、OSBという商品を販売するオートメーションを流します。OSBという商品を購入してくれた人にはいしこんという商品を売る為のオートメーションを流すという設定ができます。それができるのは、グループがあるからなんですよね。
もっと他のツールと連携させたいという人は、Zapierを使えば、MailChimpと他のアプリを自由に連携させることができます。
2. MailChimpでリストを作りClickFunnelsに統合する
じゃあまずはMailChimpでリストを作っていきましょう。2016、2017年くらいには「Automations」とか色々あったんですけど、今はもう全部「Campaigns」に統合されました。でも日本の場合だったら、キャンペーンとリストすら1つになっています。オートメーションの概念がないから、1つのリストの中にいろんなお客さんをごちゃ混ぜにしているわけです。逆に言うと、お客さんの属性を分けたかったら、日本の場合はリストを分けなきゃいけません。その点、MailChimpとか海外のツールは違って、ちゃんと送るメルマガとリストを分けてあるんですね。これは、すごく合理的ですね。
「Lists」は、お客さんの名簿だと思ってください。そのリストに対して、どういうメールを送るかっていうのを別に作っていくのが「Campaigns」なんですね。日本の場合、これは一緒になっていますよね。リストを作った瞬間にそのリストに流すメールが決まってしまいます。でも、リストの中にも細分化された、フロントエンドの購入者、バックエンド1の購入者、バックエンド2の購入者などがいます。それらのリストをまるっとオートメーションで繋げていたら上手くマーケティングオートメーションを組めません。キャンペーンとリストが分かれてるのは、この発想がベースになっています。
では、実際にリストを作っていきましょう。「Create List」ボタンをクリックすると、「Tags might work better than a new list.」が表示されるので、ここで「Create List」をクリックします。
そして、以下の項目を記入していきます。
- List name:リスト名
- Default From email address:送信元のEメールアドレス
- Default From name:発行者名
- Remind people how they signed up to your list:リストを得た方法
- Contact information for this list:住所や電話番号
「List name」は、今作成しているリストの名前です。「Default From email address」と「Default From name」は、それぞれ、送信元のEメールアドレス、発行者名です。複数の人でビジネスをやってる場合は、ビジネスブランド名を入力しておきましょう。ダイレクト出版とかmorefree、Fast Launchみたいな感じです。「Remind people how they signed up to your list」は、特定電子メール法に基づいて皆書いてます。法律違反したくないから、書く書かないとかの問題じゃなくて、そもそも書いてなかったらスパム判定されてメールが到達しない確率が上がってくるので、ちゃんと書いておくと良いです。どうやってそのリストを得たのかということですね。僕はもう既にテンプレがあって、「このメルマガは弊社コースへ登録した方、された方もしくはオプトインに許可をいただいた方のみに送信しています。」と入力しています。この文章は、すべてのメールに毎回入ります。
「Contact information for this list」には、会社・本店の住所書いてください。あなたがサラリーマンだったら勤めてる会社の住所ではなく、個人事業としてやっている住所という意味ですね。
次は、「Form Settings」です。「Enable double optin」はダブルオプトインを可能にするかどうかという設定です。今回は、アンチェックにしておきます。「Enable GDPR」は、ヨーロッパのプライバシーを守る法律に関する設定です。
「Notifications」は通知です。「Daily summary」は1日に1回、「One-by-one」は1通ごとに来ます。「One-by-one」は2つあるんですけど、上の方は購読した毎に通知を送るという設定で、下は購読解除したら通知を送るという設定です。1日に30とかリストを取れる人は30通のメール来るので、「Daily summary」だけで良いと思います。設定が終わったら、「Save」しておきましょう。
次にこのリストとClickFunnelsを連携していきます。まずは、「Integration」にいきます。そして、「Add New Integration」ボタンをクリックします。そしたら、色々アプリがありますが、MailChimpを選択します。「Integration Nickname」にインテグレーションの名前を入力します。
次の「API Key」はMailChimpから取ってくる必要があるんですけど、APIのキーを公開してしまうと全部操作できるという権限を渡すことになるので、セキュリティを考えて、漏らさないようにしてください。まずMailChimpの「Account」に行って、その中に「Extra」があります。その中に、「API keys」があります。これを下にスクロールしていくと「Create Key」とか「Create a Key」というのがあるんですけど、そこで新しいAPI Keyを生成してください。そして、生成したものにClickFunnelsの「API Key」の欄にコピペします。最後に、「Add Integration」ボタンをクリックします。
そして、このようにMailChimpのインテグレーションが表示されたら完了です。
3. MailChimpでセグメント(タグ)を分けてClickFunnelsと連動させる方法
次はリストを細分化していきます。セグメントしていくんですけど、グループを作る作業とセグメントする作業はMailChimpの中では基本的に同じで、両方使えると思ってください。
ClickFunnelsに関しては、MailChimp=セグメントと考えてる部分があるらしくて、ClickFunnelsからタグを選ぶことはできません。でも、ClickFunnelsから突っ込んだリストの中にあるセグメントを選ぶことはできます。
今作成したIshicon Funnelをクリックして、中に入っていきましょう。「Manage contacts」の中に、「Group」というものがありますので、それを選択し「Create Groups」ボタンをクリックします。「How should we show group options on your signup form?」の項目では、グループの情報はお客さんには見せないので「Don’t show these groups on my signup form」を選択します。
「Group category」に適切な名前をつけておきましょう。今回は、「リード」と入力し、「Group names」には「ウェビナー登録者」と入力しました。そしたら、「Save」します。
同じ要領で、今度は「Group category」を「購入者」にして、「Group names」では、3箇所にそれぞれ「コンプリートバンドル」、「OSB」、「いしこん」と入力し3つグループを作成しました。
セグメントを作る前にタグも設定しましょう。「Manage contacts」で「Tag」を選択します。「Create Tag」ボタンをクリックし、「Tag name」にタグの名前を入力します。今回は「ウェビナー登録者」、「コンプリートバンドル購入者」、「OSB購入者」、「いしこん購入者」を作成しました。つまり、属性に分けているということですね。これで自動的にセグメントが生成されます。
タグが作成できたら、ClickFunnelsに行きます。まずウェビナーに登録してくれた人、あるいはオプトインしてくれた人をセグメントに突っ込んでいきます。「EDIT PAGE」をクリックし、「SETTINGS 」の「INTEGRATIONS」を選びます。
すると、右側に設定画面が表示されますので、「INTEGRATIONS」から「MailChimp」を選びます。「ACTION」では、「Add To List Segment」を選択します。すると、「LIST TO ADD」という項目が表示されます。作成したタグがセグメントとして表示されていますので、適切なものを選択しましょう。今回は、「ウェビナー登録者」ですね。これで、ウェビナーページの設定は完了です。お客さんが、登録ページでフォームを提出したらインテグレーションが起動するようになります。
次に、コンプリートバンドルというOrder formの設定をしていきます。先ほどと同様に、「EDIT PAGE」から、「SETTINGS」の「INTEGRATIONS」にいきます。「INTEGRATION」で「MailChimp」を選んで、「ACTION」で「Add To List Segment」、「LIST TO ADD」で「コンプリートバンドル」を選びます。つまり、お客さんはコンプリートバンドルを購入したら、コンプリートバンドルというセグメントになります。最後の「CONFIRMATION EMAIL」は、確認メールを送るかどうかの設定です。「Send Confirmation Email」は送る設定で、「Don’t Send Confirmation Email」は送らないという設定になります。今回は、送らない設定にしました。
4. 購入した商品別にお客さんのセグメントを分岐する方法
次にもう1つのインタグレーションを紹介します。先ほどは「EDIT PAGE」から「INTEGRATIONS」に行って、MailChimpを購入者に分けていきましたが、今回は「Products」からやる方法をご紹介します。
例えばコンプリートバンドルのOrderページから、「Products」、「Edit」の順番にクリックします。その中に「Email Integration」があります。ここで先ほど同様に、「Select The Integration Method」で「MailChimp」、「Action On Submit」で「Add To List Segment」、「List To Add Lead」で「コンプリートバンドル購入者」を選択します。最後の「CONFIRMATION EMAIL」はどちらでも構いません。
5. ClickFunnelsのSMTPとMailChimpの使い分け
ここからは少し入り組んだ内容になってきます。とはいえ、基本的なオートメーションです。
これは、僕のセールスファネルです。登録させて、カウントダウンページを見せて、ウェビナーを見せて、そのウェビナーのリプレイ見せる。そのウェビナーのリプレイ見せた後に商品がオファーされて、アップセル、ダウンセル、アップセル、ダウンセル、確認ページという順番です。お客さんがウェビナーに登録してくれた段階から1番最後のOrder Confirmationまで、一気に行ってくれたら僕はベストです。でも、皆が皆そうしてくれるわけではありません。実際はウェビナーを見て、買うか迷って、買わないと判断する人もいるし、買うと判断する人もいる。
買うか迷っている人の背中をポンと押すのにメールマーケティングを仕掛けます。最初のフロントエンド商品なんかは安いですし、販売期間を設けることが多いです。僕の場合だったらコンプリートバンドルという商品は、ウェビナーを見た後、3日間しか購入できません。だから、その3日間という短いスパンであれば、ClickFunnelsのSMTPにメール配信をさせるというのも全然ありだと思います。そっちのほうが細かく区分できるので。
例えば、「Broadcast」はウェビナーのページのことなんですけど、「Automation」にいきます。すると、「Trigger These Events」でいろんなトリガーが用意されています。MailChimpもたしかにいろんなトリガーがありますが、ここまで細かく区分はできません。
- EVERYONE:ウェビナー登録者全員
- MISSED WEBINAR:ウェビナーに登録したけど、ウェビナーを見ていない人
- ATTENDED BUT MISSED OFFERS:ウェビナーに参加したけど、オファーを確認しなかった人
- SAW OFFER BUT DIDN’T PURCHASE:オファーは見たけど、購入しなかった人
- PURCHASED:商品を購入した人
例えば、「EVERYONE」はウェビナーに登録してくれた人に全員に送るという設定です。「MISSED WEBINAR」は、登録はしてくれたけど、ウェビナーを見てない人にメールを送るという分岐ができます。次の「ATTENDED BUT MISSED OFFERS」はウェビナーに参加したけど、最後のオファーを確認しなかった人ですね。例えば、60分間のウェビナーだったら最後の15分間くらいはセールスにとっておくんですけど、15分前に離脱してしまい、オファーを見ることなく画面を閉じたという場合は、これに該当します。
「SAW OFFER BUT DIDN’T PURCHASE」は、オファーは見たけど買わなかった人です。つまり、ウェビナーは見たけど、購入しないと決めた人です。その人に対して「ウェビナー見ましたよね?僕たちのオファーも見ましたよね?でも何で買わなかったんですか?」みたいな、メールを送ります。最後は、「PURCHASED」。これは、購入した人です。購入者に対しては、「ご購入ありがとうございました、次のステップは~。」みたいな感じのメール送っていきます。これはコンプリートバンドルという1つのフロントエンドに対してこれだけの分岐ができるわけですね。日本の国産のツール使うとここまでできません。
ただし、OSBみたいなバックエンド商品は9万、10万円くらいするので、販売期間を1週間とか1ヶ月間にして、よくお客さんをこう教育して行きます。「石崎力也はこういう人間で」とか「オンラインスクールビルディングでこういうことが学べて」とか。そういう場合はこのSMTPで全部代用することもできないので、MailChimpを使った方が良いです。なぜかと言うと、ClickFunnelsはランディングページの会社だからです。MailChimpほど、メール配信システムについては洗練されてないんですね。だから、例えば、オートメーションにしても10通とか20通とか作るのであればやっぱりMailChimpでの方が良いです。MailChimpはメルマガの配信会社なんですけど、この1つの会社で800人の従業員がいるんですね。ClickFunnelsは何人の従業員がいるか分かりませんが、800人は絶対いないです。800人いないのにも関わらず、そのメルマガのシステムを作っているということは、それだけメルマガのシステムはボロボロということなんですね。
だから真剣にリマーケティングとかしたいとか、あるいはオートメーションでお客さんを教育して、高額な商品を売るという場合はMailChimpでやったほうが良いです。最初に言ったみたいに、販売期間が短くて、送るメールの数も少ない。更に商品が安いという場合は、ClickFunnelsに最初からあるSMTPとか、Actioneticsを使うというのもありです。
6. MailChimpでバックエンド商品を販売するステップメールを組む方法
では、MailChimpであなたのバックエンド商品を販売する為のオートメーションを作っていきましょう。「Campaigns」に行き、「Create Campaign」ですね。ポップアップが表示されますので、まずは「Email」を選択します。次に「Automated」を選ぶようにしてください。そして、今回はタグついた人に対してEメールを送る「Email your tagged contacts」を使って行きます。
「Campaign Name」にステップメールの名前、その下の欄でリストを選択します。そして、「Begin」ボタンをクリックします。
次に、タグを設定して行きます。つまり、どのリストに対して送るかという設定です。今回は、コンプリートバンドルニュースレターを作成したので、コンプリートバンドルを購入してくれた人に送ります。だから、「Settings」でドロップダウンから「コンプリートバンドル購入者」を選択します。「Delay」はどのくらい遅らすのかという設定です。例えば、コンプリートバンドルを購入してくれた直後に送るのであれば、「Immediately」を選択します。1日後に送るなら、ドロップダウンから「day(s)」を選択し、欄に「1」と記入します。設定できたら、「Update Trigger」ボタンをクリックしましょう。
「Design Email」でメールのデザインを変更して行きます。
「Name your email」はメール名前です。これは、お客さんに見えないので、管理しやすいように「1通目」とか「ウェルカムメッセージ」とかに設定しておくと良いと思います。「Emai subject」は件名です。「ようこそ、コンプリートバンドルへ」みたいな感じです。それ以外は、デフォルトでOKです。終わったら、画面右下に表示されている「Next」ボタンをクリックします。
次に、好きなテンプレート選んで、「Next」します。
あとは、必要に応じてメールの文章を変更しましょう。そして、ボタンを入れます。ボタンの文言は、「今すぐ購入する」みたいに日本語に変えましょう。とりあえず、今回はここまでできたら、「Save And Continue」、「Next」、「Start Sending」、「Start Sending」の順番にクリックします。これで、お客さんがコンプリートバンドルという商品を購入してくれたら、「コンプリートバンドル購入者」というタグが付き、オートメーションが流れて行きます。
7. 高度なトラッキング – cf_uvidのフィールドをMailChimpに追加する
ここからはClickFunnelsのSticky One-Click Upsellについてお伝えしていきます。高度なトラッキングになるのでZapierが必要になってきます。全部ClickFunnelsだけでハンドルする場合は、Zapierはいらないんですけど、MailChimpやActiveCampaign、ConvertKitみたいなサードパーティのメール配信システムを使う場合は、まずはZapierを経由して、「?cf_uvid=#CF_UVID#」というユニークなIDをZapierでMailChimpに渡していく必要があります。これで何が実現できるかというと、フロントエンド商品を購入してくれたけど、バックエンドは購入しなかった人に対していきなり、OTOページ、ワンタイムオファーのアップセル、ダウンセルページに飛ばすことができます。
だから、フロントエンド商品を購入して、ワンタイムオファーを見せますよね。でも、それを見ずに閉じたとか、見たけど閉じた場合に、そのお客さんをまたOTOページに飛ばすことができます。しかも、再度クレジットカードの情報を入れずに購入することができます。だから、もちろん成約率は上がります。間違って購入する変なお客さんからのクレームが来るかもしれませんが、そういうのを勘案しても、導入できるのであればやったほうが良い売上げアップの機能です。
「Settings」の中にある、「List fields and *|MERGE|* tags」に行きます。「Add Field」ボタンをクリックして、フィールドを追加します。そして、「Text」を選択し、「Untitled」の部分を「cf_uvid」に変更します。「Visible」の項目はアンチェックでOKです。あとは、「Put this tag in your content」で名前をつけましょう。例えば、「CFUVID」みたいな感じです。そして、「Save Changes」ボタンをクリックします。
8. Zapierを使ってcf_uvidをMailChimpに渡すZapを組む
次は、Zapierで「cf_uvid」のデータをClickFunnelsからMailChimpに渡す設定をして行きます。まずは、Zapierにいきましょう。「Make a Zap!」ボタンをクリックします。まずは、Zapに名前をつけます。「TRIGGER」で選択するアプリは、ClickFunnelsです。トリガーは「New Successful Purchase」にします。そして、「Save + Continue」、アカウントも「Save + Continue」です。ClickFunnelsのアカウントを連携していない人はまずコネクトしてください。
次に「Funnel」から「Complete Bundle Auto Webinar」を選択します。「Funnel Step」はいくつかありますが、1つに指定してしまうともう1個同じZapを作る必要があるので、「Funnel Step」では何も選択せずに、「Continue」します。そして、「Pull in Samples」、「Continue With Default Sample」をクリックします。もし購入者がいるのであれば「Pull In Samples」をクリックすると、実際のお客さんの名前が使えると思います。
「Add a Step」で、アクションを追加します。アプリは、「MailChimp」です。アクションは、「Add/Update Subscriber」です。そして、「Save + Continue」、次も「Save + Continue」です。
次に「Set up」の項目を埋めて行きます。「require」と表示されているところは、必須です。「List」は、今回は「Complete Bundle Funnel」です。「Subscriber Email」では、「Contact Email」を選択します。「Double Opt-In」は、「no」を選択します。「Update Existing」は、もしリストの中に同じメールアドレスが存在している場合は、それをアップデートするかどうかの設定です。これは、「yes」です。グループは今回関係ないので、「Replace Groupes」と「Groupes」は空白にしておきます。
更に「Refresh Fields」をクリックして、他のフィールドを見ていきます。設定は以下の通りです。
- First Name:Contact First Name
- Last Name:Contact Last Name
- cf_uvid:Contact Contact Profile Cf Ovid
「Address」と「Phone Number」は、空白のままで OKです。そしたら、「Continue」します。
本当は、テストしなくてはいけないんですけど、今回は「Skip Test」します。そして、「Finish」。最後に、Zapをオンにしましょう。
登録ができたら、実際にこれが機能するかデモンストレーションしてきましょう。まず、登録ページを開いてEメールアドレスを登録します。
次に、決済ページにいくんですけど、その前にテストページにしておきましょう。「SETTINGS」で、Stripeの「TEST MODE」を「ON」にします。そして、一番下の「Save And Update Settings」ボタンをクリックします。
そしたら、決済ページにいきます。ここに必要な情報を入力して行きます。クレジットカードの番号は、画面の一番上に表示されているものを入れるわけですね。CVCコードは何でも良いです。有効期限は、未来の日付なら何でも大丈夫です。ボタンをクリックして商品を購入します。アップセルオファーが来ますが、とりあえず購入が終わったので閉じます。
「CONTACTS」に行って、今登録したアカウントを選択します。実際に中を見てみると、「Purchases」が1になっています。タブを「Purchases」に切り替えると、「オンラインスクール構築プログラム」を1つ購入したというデータが表示されていますね。
このデータがちゃんとMailChimpのほうに渡されているか確認しましょう。「List」から「Complete Bundle Funnel」の中を見てみると、ClickFunnelsのUVIDがパスされてます。これがあることによって、Sticky One-Click Upsellが機能するようになります。
9. ClickFunnelsでSticky One Time Upsellを実装する方法
Sticky One-Click Upsellのやり方は2つあります。1つはMailChimpでそのURLを渡すパターン。もう1つはSMTPで渡すパターンです。
まずは、SMTPから説明します。まずは、決済ページのステップから、「Automation」に行きます。そして、「+ Add New Email」ボタンをクリックします。「From Name」に送信者名、「Subject」にメールの件名、「Condition」で「purchased」を選択します。その下にテンプレートが用意されているので、好きなものを選択して、「CREATE EMAIL」をクリックします。
「open editor」を開いて、メールを編集して行きます。メールの本文を適切な内容に変更したら、ボタンにリンクを埋め込んで行きます。
そのURLは、今回の場合はOSBのアップセルページのURLです。そのリンクのお尻に「?cf_uvid=#CF_UVID#」を追加し、セーブしましょう。
プレビューをして、実際にボタンをクリックしてみましょう。今はプレビューなので、UVIDに変化はありませんが、実際には「?cf_uvid=#CF_UVID#」の部分がユニークバリューに変わります。お客さんは新しくクレジットカードを入れ直す必要なく商品を購入することができるようになります。
MailChimpも同じ要領です。「Canpaign」から作成した「コンプリートバンドルニュースレター」に行きます。そして、「Add Email」ですね。「Email information」の「Email subject」で適切な件名を入力し、「Next」。テンプレートを次に選びます。
「Button」を追加して、「Button text」にボタンの文言を入力します。例えば、「1クリックで購入を完了する」みたいな感じです。「Webaddress (URL)」では、ページURLのお尻に「?cf_uvid=*|CFUVID|*」と追加します。「*|CFUVID|*」の部分は、MailChimpで設定したマージタグです。ClickFunnelsでの表記と異なりますので、注意してください。設定できたら、「Save And Continue」して完了です。