あなたは特定の分野の専門家で、自分の知識を動画や文章に変えてネット上でお客さんを集めたいと考えているかもしれません。ですが、どんなテーマで発信すれば良いのか?それが思いつかずモヤモヤしているはずです。ここでは僕のお気に入りの発信テーマを紹介します。このテーマを使えば、あなたの過去を語りながら見込み客を引き付けることができるようになります。
集客コンテンツを作る上で、見込み客の興味を集めるコンテンツを考えるのは大変な作業です。コンテンツ量が増えるほど、だんだんとネタ切れ感が出てきて苦しくなります。ここではそんな時に使えるとっておきの定番ネタを紹介します。またこれからお伝えするネタに沿ってコンテンツを作ることで、あなたへの親近感を感じてもらうことができます。あなたという人物に対する興味も同時に集めることができる素晴らしいコンテンツテーマをこれからご紹介します。
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自分が進んできた道のマイルストーンを語る
あなたがこれまで歩んできた道をいくつかの段階に分けて、説明するコンテンツを作りましょう。こういった全体をいくつかに分けたものをマイルストーンと呼びます。マイルストーンとは元々、道の途中に距離がわかるように置かれた目印の石という意味です。高速道路に100m間隔で距離を表す標識が立っていますよね。あれと同じだとイメージしてください。そこから転じて、大きな目標を達成する際の中間地点のことをマイルストーンと呼ぶようになりました。
あなたは専門家として、これまで色々なことを経験してきたはずです。今のあなたの知識や立場は決して1日で出来上がった訳ではありません。そこにはあなたが通ってきた道筋があります。その道筋をいくつかのマイルストーンに分けて解説する。それが今回紹介する集客コンテンツのタイプです。
このコンテンツはどのように見込み客の心を引き付けるのでしょうか?見込み客が何かを始めようとした時、その道のプロや成功者に対して憧れを持つことが多いです。「あんな風にピアノが弾けるようになりたい」「オンラインコースビジネスで海外移住したい」という具合です。でも彼らはそれと同時に「同じようになるのは無理かもしれない」という気持ちも感じているはずです。
つまり、憧れと同時にその高すぎる壁に圧倒されてしまうわけです。見込み客にこの高すぎる壁を感じさせてしまう原因は明らかです。それは見込み客が成功者の今の姿しか見ていないからです。達成した後の姿しか見ていないからです。でもどんな達成にも、それに至る過程というものが存在します。でも見込み客からすれば、その過程はブラックボックスのように見えます。
いきなり1つの巨大な建物を見せられているので「こんな大きな建物作れないよ」と感じてしまうのです。ですが、どんなに巨大な建物も1つ1つの細かなパーツや、いくつかの工程から作られています。ですが見込み客にそれらを見せることで、見込み客に「これなら自分にもできるかもしれない」と思ってもらうことができるのです。
成功への道筋を分解して見せることで、見込み客はどのようにゴールにたどりつけば良いのか?その過程をイメージできるようになります。それまでブラックボックスだったマイルストーンが見えたことで、見込み客は具体的なやり方や方法に興味を持ち始めます。このように自分が進んできたマイルストーンを語るコンテンツは、見込み客の興味を刺激することができるのです。
共感できるような自分の姿を見込み客に見せる
あなたが専門家になった過程を見せるということは、あなたの苦悩や努力の歴史を見せるということと同じです。自分の弱みやみっともない姿を晒すことになります。実はそうすることで、見込み客に親近感を持ってもらったり共感してもらうことができるようになります。
あなたは専門家という立場で、多くの人から注目や尊敬の眼差しを受けているかもしれません。そのため、多くの人はあなたのことを完璧な人物だと思っています。あなたに対して憧れを持ってくれていても、どこか遠い存在のように感じているはずです。ですが、あなたが専門家として地位を築くまでの過程を見せることで、あなたに対して親近感や共感を持ってもらうことができます。
あなたの道のりがまったくのゼロから始まって、様々なステップを経て今の立場までやってきた。その過程を見ることで「ああこの人だって、自分と同じように悩みながら進んできたんだ」「私と同じような状況だったんだ」という風に感情移入してもらえるのです。見込み客はマイルストーンや目標の達成方法の他にも、専門家であるあなた自身に興味を持ってもらえるのです。
あなたも親近感や共感を持った相手に対して興味を持ちますよね。そうなると彼らのメールやブログを熱心に読んだり、無料の教材をダウンロードしてしまうはずです。僕のお客さんにもそういう人がいます。Udemyで僕のことを知ってくれて、YouTubeでメッセージ性の高い動画を見て親近感を感じてくださるんです。そうなるとGoogleで僕の名前を入れて、検索しまくってくれます。
僕の商品を買ってくれた人に話を聞くと、多くの人が同じような経路をたどります。Kindle、Audible、ブログ、Podcastなど僕の展開しているあらゆるメディアをフォローし日常的にコンテンツを消費してくれていたのです。「石崎さんのコンテンツならもっと見たい」という具合に夢中になってくれるのです。
各フェーズに分解すればちょうど良い段階が見えてくる
見込み客はあなたが持っている能力や、専門家としての立場を羨ましいと思っています。ですが、全員が今のあなたと全く同じになりたいと思っているわけではありません。例えば、オンラインコースビジネスをしたい場合でも全員が僕のように海外移住までやりたいと思っているわけではないはずです。
ある人は副業の収入源を作りたいだけかもしれません。ある人はコーチ、コンサルの仕事をオンラインコースに置き換えて家族との時間を作りたいだけかもしれません。ある人はセミナーの仕事をオンラインに移行して、今より旅行の回数を増やしたいのかもしれません。売上が年間500万円で十分かもしれないし、年間1億欲しいかもしれません。
仮にミュージシャンに憧れたとしても、毎年ツアーをやるまでになりたいと思う人もいます。一方でただギターを上達したいだけの人だっているはずです。ジムを経営したり自社のプロテインを作りたいわけじゃないけど、パーソナルトレーナーになりたいという人もいるはずです。
実はあなたのたどってきた道筋をマイルストーンとして分解するともう1つ良いことがあります。それは見込み客ごとに達成したいフェーズを選んでもらえるということです。僕は自分1人で始めた小さなビジネスから、チームを巻き込んだ大きなビジネスへと発展させてきました。
そしてそれにビジネスが拡大するにつれて、少しずつ自由になる時間が増えていきました。ギター、スノボー、スケボー、サーフィン、格闘技、筋トレなどの趣味も少しずつ増やしていきました。また収入も増えたので、物価の高いオランダに移住することも現実的なオプションになっていきました。でも当然それと同時にビジネスや顧客に対する責任も増えます。
このようなマイルストーンを見込み客と共有することで、見込み客は自分が今どのあたりにいるのかを認識することができます。「私の場合はまだ副業レベルだな」とか「そろそろ会社を辞めても良いかな」といった風にです。自分の現在地を把握した上で、どこまで行きたいのか?あなたのマイルストーンを知ることで、見込み客は自分に合ったちょうど良いステージをイメージできるようになります。
達成のために必要になったものを紹介する
さてこの自分のマイルストーンを語るコンテンツでは、最後にどのようなCTA(Call To Action)を出せば良いでしょうか?CTAとはつまりコンテンツを見終わった読者に、最後に行動するように促す呼びかけです。
この種類のコンテンツを消費した人には、あなたが達成の過程で役に立ったり必要だったものをシェアしてあげましょう。例えば「ギターで弾き語りをするために必要だった3つの練習方法をまとめました。そのPDFをダウンロードしてください」といったCTAを出すのも良いでしょう。
あなたのたどってきたマイルストーンを把握した見込み客は、次にそのフェーズごとでの具体的なノウハウややり方に興味を持つはずです。そこであなたが達成の途中で役に立ったなと思うことを紹介してあげるのです。ここでリードマグネットを作り、オプトインを促すと効果的でしょう。
まとめ:あなたの成功の段階を小分けにして見込み客に見せる
ここまで成功するまでの段階をマイルストーンに分けて伝えるコンテンツについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。
- あなたに憧れを持つ見込み客は、ゴールが遠すぎるが故に自分には無理と感じてしまう。またあなたのことを完璧すぎて遠い存在だと感じてしまう。
- あなたが過去たどってきた過程を見せることで、見込み客は達成するまでの過程をイメージしやすくなる。
- あなたが過去たどってきた過程を見せることで、見込み客はあなたの努力や苦悩を知りあなたを身近に感じられるようになる。
- あなたの達成を段階別に分けることで、見込み客は自分が達成したいと思えるフェーズをイメージできるようになる。
- この種のコンテンツのCTAとして、達成の途中で実際に役に立った知識やノウハウをシェアするとスムーズである。