• Skip to primary navigation
  • Skip to main content

石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

  • いしこん 3.0
  • 無料ウェビナー
  • もう1本読む?
    • 【初心者でもわかる】失敗しないセールスファネル完全攻略ガイド:リード獲得から高額商品販売まで、売上を最大化する自動化戦略
    • 個人事業主のためのAIツール活用術|ChatGPTから始めるビジネスの自動化・効率化マスターガイド
    • ネット広告代理店を個人で開業!Facebook広告運用のスキルを身につけて成功する方法|ツールの設定、数値分析、営業、業務効率化まで
    • 【保存版】コンテンツマーケティングのネタ切れを防ぐ!ネタの見つけ方と戦略のコツ
    • 上級者をペルソナに設定し優良顧客だけを集める方法
    • Eメールマーケティングの基礎知識|開封率と成約率の向上、セグメンテーションまで
    • 30代フリーランスが家族と一緒にオランダに移住した体験を話します
    • Webマーケティングのやり方マスター講座|ブランディング戦略、SNS発信、スケジュール管理を解説
    • ネットビジネスの始め方【これでオランダ移住を実現しました】
    • オンラインコース(講座)ビジネスの作り方・やり方
    • 会員制サイトの作り方とサブスクリプションの導入方法
    • 動画広告の作り方マスター講座|種類、活用方法から効果測定のコツまで
    • 短くて成約率の高いVideo Sales Letter(VSL)の作り方
    • エバーグリーンローンチとは?ツールの使い方を詳しく解説!
    • 個人でKindle電子書籍を出版して利益を得る方法
    • Teachable(ティーチャブル)の使い方・操作方法
    • ClickFunnels(クリックファネル)の使い方・操作方法
  • コース一覧
  • お客様の声
  • 石崎力也とは?
  • リソース
  • スクール
  • Show Search
Hide Search
現在の場所:ホーム / アーカイブContent Marketing

Content Marketing

集客コンテンツの作り方:自分の仕事の舞台裏をブログ記事やメルマガにする

Last updated on 2024年7月3日 By 石崎力也(編集者)

あなたはネットで集客し、有料コンテンツを販売している小さな個人事業の経営者かもしれません。次の商品のプロモーションをしたいけど、どんなことをネタにメルマガやブログ記事を書こうかと悩んでいませんか?ここではビジネスの裏側を公開することで見込み客とのエンゲージメントを高める方法をお伝えします。

コンテンツマーケティングはネタ切れとの戦いです。見込み客の興味を引き、彼らとの信頼関係を作るにはいくつものコンテンツを作る必要があるからです。でも毎回新しいコンテンツのアイデアを出し、見込み客の注目を引き続けることは本当に大変です。だからこそ、ビジネスの裏側を見せるというちょっと違ったアプローチを取り入れましょう。それでは詳しく見ていきましょう。

今自分がやっていることをコンテンツにする

ブログやメルマガに書くネタに困ったら、自分がその日に何をやっているか?自分の仕事を振り返ってみましょう。あなたは特定の分野で詳しい知識を持っています。人よりも上手に筋トレを教えられるかもしれないし、格安の航空券を探すことが上手かもしれません。

そういった知識やスキルを持った人が成功してインタビューなどで注目を浴びることはあります。ですが、彼らが日常的にどんな仕事をしているのか?というのは中々明らかになりません。だからこそ、彼らが普段どんな風に仕事をしているのか?どんな方法やツールを使っているのか?というのは人々の興味を引きます。

Behind the scenes

これは英語圏ではBehind the scenes(ビハインド・ザ・シーン)と言われるコンテンツです。映画制作の舞台裏やメイキングなどを指した言葉です。映画だけでなくCMのメイキング動画なんかもYouTube上でとても人気がありますよね。あなたもそういうコンテンツを一度はクリックして見たことがあるんじゃないかと思います。

僕は学生の頃からMr.Childrenが好きでよく聴いていました。大人になって世界を旅するようになってからミスチルの曲を定期的に聴いています。YouTubeにはミスチルの桜井さんが曲を書いてるときの動画なんかがあったりします。あなたも自分の好きなミュージシャンがどうやって曲を作っているのか?そんなメイキング動画にすごく興味を持ちますよね?

英語の制作会社もメイキング動画が人気だと分かった上で、DVDの特典に採用したりもしています。また話題になるからというのを知っていて、メイキング動画をわざわざYouTubeに公開しているのです。それによって結果的に、メイキングを通して本編への注目も集まるからです。

苦労や失敗も含めた舞台裏を正直に描く

舞台裏は正直に描けば描くほど、相手にウケます。相手が期待しているのは舞台裏にあるリアリティだからです。つまり製品が綺麗なパッケージに包まれる前の、ゴツゴツした状態を見たいのです。そのため舞台裏をなるべく正直に、リアルな形で見せてください。

それはつまり、自分を常に大きく見せようとする必要がないということです。SNS投稿のほとんどが、人生の一番良いところだけを切り取って行われています。ですが舞台裏を描くときには完璧な姿ばかりを見せる必要はありません。

実際には、苦労していることや失敗していることが最高のネタになります。自分自身の活動をオープンに発信することで、人々は製作過程などの裏側のリアリティを体験できます。そしてそれに伴う感情に共感し、より深い繋がりを感じるようになります。

Failure reality

メイキングやドキュメンタリーでさえ、作者が苦労している時の方が内容が面白いと思いませんか?例えばジブリの宮崎駿さんがうんうん悩みながらアイデアを練っているシーンがあったら、確実に視聴率が上がりますよね。その瞬間は宮崎さんの悩みや苦悩に、視聴者が共感しているんです。ああ彼も同じ人間なんだなって。

綺麗なだけじゃないリアリティのある内容の方が、視聴者にとって価値があると感じられます。彼らは単に完成された作品を楽しむだけでなく、その作品がどのようにして生み出されたのか、その背景にある情熱や苦悩にも関心を持ちます。

だからこそ、あなたのビジネスの舞台裏を紹介するときには良いところも、悪いところも含めてください。その透明性が見込み客との信頼関係の強化にもつながります。苦労している部分を見せることで、あなたの努力と成功の過程に見込み客が共感するかもしれません。そして応援したいとすら感じてくれるかもしれません。成功だけでなく、挑戦や失敗も共に分かち合うことで、あなたのストーリーはよりリアルで魅力的なものになります。

商品の制作過程は最高の販促キャンペーン

ここまで紹介してきた話をあなたのコンテンツで応用してみましょう。具体的にはどうしたら良いでしょうか?あなたの商品の制作過程をコンテンツとして書いてみましょう。商品の制作過程を公開することはただの販促活動を超えて、見込み客との深いエンゲージメントを作ってくれる素晴らしい方法です。

Live coverage of the production process

例えば、新しい商品の制作風景を実況中継してみましょう。今どんな商品のアイデアをねっているのか?実際にどこまで制作が進んでいるのか?商品にどんな内容を盛り込もうとしているのか?こういった進捗の共有は、見込み客にとっても一緒に商品制作を体験しているような感覚になります。もちろん、どんな所で苦労しているのかをシェアするのも大事な要素でしたね。

どんなツールや道具を使って仕事をしているのかを紹介しても面白いと思います。実際に映像や音楽がどんなツールや方法を使って作られているのか?どんなソフトで加工しているのか?みたいなことってすごく興味ありますよね。

商品のうち、今日作った部分を紹介しても良いです。僕のように他人に何かを教える商品であれば、今日作ったレクチャーを紹介したりもします。そしてそのレクチャーが商品の中でどんな意味を持っているのかを話すこともできます。そうやって商品制作の裏側を知ることで、見込み客は商品への期待を高めてくれます。徐々にあなたの発信に巻き込まれていくのです。

あなたは何らかの意図をもって商品を作っています。その意図もすべて話してしまっても大丈夫です。なぜこの商品を作っているのか?この商品は購入者のどんな問題を解決するのか?この商品は顧客にどんなベネフィットをもたらしてくれるのか?商品の制作過程をシェアするとなると、そういった商品にまつわる話も自然にできる。嫌らしくない形で宣伝できるんです。

Newsletter example

実際に僕もCashLabやSubscribers!という商品を作っているときに同じことをしました。商品の制作状況を毎週、ニュースレターとしてリストに流していったんです。そうしたら本当に反響がすごかった。読者の方が毎回熱心にメールを読んでくれるんです。メールの開封率やクリックを見てもそれは明らかでした。

今週はこういうレクチャーを撮影しましたとか。共同講師との対談レクチャーを撮らせてもらいましたとか。なぜこのレクチャーを撮ったのか?とかそういう話をたくさん入れました。完成したら販売する予定だったので、今何パーセントくらいまで完成しているのか?ということもちょこちょこ報告していました。

これが週1のニュースレターという感じですごくウケたようです。商品制作も3ヶ月ほど続いたので、毎週のようにメールを送りました。商品の制作プロセスを見てるうちに見込み客も、徐々に商品自体への興味を高めてくれたようです。販売時にはたくさんの購入がありました。商品をプロモーションしたければ、ぜひこのように制作プロセスから見せていくことをオススメします。

まとめ:舞台裏を見せるコンテンツは見込み客と深いつながりを作ってくれる

ここまで自分のビジネスの舞台裏をコンテンツにする方法について解説しました。最後に要点を4つにまとめました。

  • ビジネスの舞台裏を公開するコンテンツは見込み客の興味を引く良質なコンテンツである。
  • 映画やCMのメイキングは多くの人が好む人気のコンテンツである。
  • 舞台裏を公開するときには、苦労や失敗なども含めたリアリティのある内容にすると共感を得られやすい。
  • 商品の制作過程を明かすコンテンツは、商品の販売を促進するコンテンツとして最適である。

集客コンテンツのテーマテンプレート:自分の過去の経験や教訓をストーリーに載せる

Last updated on 2024年6月26日 By 石崎力也(編集者)

あなたはフリーランスのマーケターでネット上に集客コンテンツを投稿しています。ですが何か印象に残る上手い手段に使って見込み客とのつながりを深めたいと考えていませんか?ではあなたの失敗からエピソードを共有するのはどうでしょうか?ここでは失敗を通じて得られた教訓を元に集客コンテンツを作る方法をお伝えします。

コンテンツマーケティングの世界では、読者の心に響くコンテンツを作成することが重要です。ですが実際、多くの人がネタ作りで苦労しています。ですがそれはコンテンツの型となるパターンを知らないからです。情報の伝え方を変えるだけで、見込み客の反応が大きく変わります。そのため、効果的な表現方法を習得することが重要です。ここでは見込み客がより関心を持ち、反応するコンテンツ作成のテクニックをお伝えします。

学んだ教訓を集客コンテンツに変える

あなたはこれまで特定の分野で様々な経験をしてきたことでしょう。そして、ある程度の成功に至るまで失敗を繰り返しながら多くのことを学んできたはずです。その中で今の成功につながる知識やノウハウを、教訓という形で拾い集めてきたのではないでしょうか。その教訓を見込み客に役立たせましょう。集客コンテンツとして、あなたの教訓が入った物語をシェアするのです。

あなたがこれまでの経験で培った知識やノウハウは、見込み客にとって大きな価値をもたらすことができます。それはあなただけが持っている貴重なアドバイスの可能性が高いからです。何か上手くいかないことがあった時にどう切り抜けるか。ビジネスや日常生活において直面するかもしれない状況に対して、役立つヒントや解決策を提供することができるからです。

教訓を含んだコンテンツは見込み客の共感を呼び、彼らの信頼を勝ち取るための効果的な方法です。特に実際にあなたが経験したことというのはとても実践的です。誰かが言っている机上の空論ではなく、見込み客が同じ状況に遭遇したときにもっと実際的なアドバイスとなるからです。つまりすごく実践的で有益なコンテンツとして、見込み客に喜んでもらえる可能性が高いのです。

ストーリーには見込み客を引き込む力がある

ここでは教訓を効果的に伝えるには、ストーリーを使うことをオススメしたいと思います。ストーリーテリングは他人に何かメッセージを伝える際に、とても効果的な手段です。相手に深い印象を残すことができ、彼らの心にこちらのメッセージを刻むことができるからです。単なる事実やデータよりも、人々の感情に訴えかけることができるのです。

Story comprehensive

ストーリーテリングを使うことで、複雑な内容や抽象的なコンセプトもわかりやすく伝えることが可能になります。人間は物語を通じて情報を整理し、理解する能力に優れています。これは心理学や脳科学の観点からも説明されています。例えば人間は情報を連続した出来事として組み立てることにより、より良く理解し記憶できることが分かっています。

また少し難しい話ですがミラーニューロンも関係しているようです。ミラーニューロンというのは他人の行動や感情を自分の中で真似するときに使われる脳の神経細胞です。ストーリーに触れると脳内のミラーニューロンが反応し、登場人物の感情や経験を自分ごとのように捉えるようになります。これにより人間はストーリーに強く共感に引き込まれていくそうなのです。

Story bible kids

昔から教訓や重要な価値観は神話、伝説、童話などのストーリーを通じて伝えられてきました。宗教でも聖書の内容をストーリーとして伝えていますよね。また子供に対しての教訓は童話や絵本といったストーリーで伝えられてきました。そういえば、悪いことをしたら必ず罰を受けるみたいな童話ってたくさんありましたよね。

つまり、あなたの教訓をドラマチックに演出してくれるのがストーリーです。またそうすることで、あなたの話に対する見込み客の興味を引き付けることも可能です。そして結果的に内容をより記憶に残りやすくしてくれます。ストーリーによってあなたの教訓は生き生きとし、読者の心に深く刻まれます。その結果、彼らの行動や考え方に影響を与える可能性が高まります。

ストーリーには感情的な要素を盛り込む

教訓をストーリーにする際にやって欲しいことがあります。それはストーリーの中に感情的な要素を盛り込むことです。ここまでの話で、ストーリーの持つ効果をお伝えしてきました。その中でストーリーに触れた人が感情的になることで、ストーリーの効果が高まることが理解できたと思います。そのため、ストーリー形式にする際にはなるべく読者の感情を動かすような内容を入れてください。

感情は人間の記憶において重要な役割を果たすことが分かっています。またストーリーは感情的な反応を引き起こし、それが内容の記憶とそれを思い出す能力を促してくれるのです。また感情は先ほどのミラーニューロンを活性化させるトリガーとして機能してくれます。そのため相手の中で感情的な反応が起こると、まるで自分ごとのように共感や感情移入をしてもらうことができます。

How to make good story

では、ストーリーに感情的な要素をどのように盛り込めば良いのでしょうか?それには大きく分けて2つのアプローチがあります。1つはなるべく固有名詞などを使ってストーリーに真実味を持たせることです。具体性を出すということです。僕は結構よくこの方法を使っています。例えば「僕が留学していた頃」と言う代わりに「僕がネブラスカ州立大学に留学していた頃」という風に。「痩せている」じゃなくて「体脂肪15%」みたいにするんです。

抽象的な言葉ばかりのストーリーほどつまらないものはありません。小説をイメージしてください。小説の内容を無理にギュッと2文くらいでまとめることはできるかもしれません。でもそんな文章には感動はありません。それを細かく具体的に書くからこそ、人の心が動くのです。ストーリーというのは具体性を重視してこそ、目の前で起こっているように感じることができます。

もう1つのアプローチ、それは人間の感情表現を詳しく描写することです。ストーリーの登場人物はあなたかもしれません。その登場人物の感じている感覚や感情を詳しく描いてください。これは先ほどの具体性を出すアプローチに似ています。人物の感じている感覚や感情についても具体性を出してください。

例えば興奮しているのであれば、そのときの心臓の鼓動や手の震えなどを描きます。またある考えが浮かんだ場面でも、人物の頭の中で起こる葛藤や心情を深く表現してみます。または「冷たい雨の朝でした」のように、人物の感情の動きと周りの環境を関連付けることも効果的です。「眼の前の霧がパーッと晴れるような気分」のように比喩を使うアイデアもあります。

このようにしてあなたのストーリーをよりドラマチックに表現してください。感情的な要素を盛り込むことで、あなたのストーリーは見込み客の心に深く響くようになります。そして彼らとの間に感情的なつながりを生み出してくれます。ストーリーはよりリアルで共感を呼ぶものとなり、読者の記憶に強く残るものになります。

教訓をコンテンツにしている具体例

ここまでお伝えしてきたコンテンツの具体的なイメージを作るために例を出したいと思います。僕の作った過去のメールコンテンツです。これも教訓をストーリー形式で伝えているコンテンツです。タイトルは「2年間分の『印税』を盗まれました。信じていた人に…」というものです。タイトルはちょっとセンセーショナルにしています。

Kindle publish email content

これはKindle書籍の出版に関するコンテンツでした。印税を盗んだ相手というのは実は僕自身なんです。このこのコンテンツでは、Kindle書籍を出版するのを2年間も先送りにしたことを書きました。実はKindle書籍を出そう出そうと思っていたのですが、なにかにつけてずっと先送りにしていました。

でも実際にKindle出版をしてみると、すぐに印税収入が入ってきました。公開した月から収入が発生したんです。それならこの2年前にとっくにKindle書籍を出していればよかったんです。しかも僕のKindle書籍を読んでくれる人は、商品を買ってくれる熱心なファンになる確率が高かったんです。僕はKindle書籍をさっさと出さなかったことを激しく悔やみました。

その2年間の間、熱意の低い顧客を相手にしていたことも悔やみました。自分はただパソコンの前に立って、無駄な時間を過ごしていただけなんじゃないか?そんな頭の中で起こった思考も素直に書きました。そうです。印税収入を盗んだのは他でもない、自分自身だったのだという話の流れです。

「ビートルズも Life is very short, there is no time…って歌っているじゃないですか?だから人生の貴重な時間を立ち止まって過ごすのは辞めにしませんか?」そんなことを書きました。このように自分自身の失敗や経験を紹介し、そこから学んだ教訓を共有するコンテンツを作ってください。そうすることで見込み客の共感を得て、彼らの心に深く響くメッセージを残すことができます。

まとめ:あなた独自の学びをストーリーとしてコンテンツ化する

ここまであなたの過去の経験から得た教訓をストーリー形式でコンテンツにする方法を解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • 自分の経験から学んだ教訓を集客コンテンツにすることで、見込み客との関係を深めることができる。
  • 教訓をストーリーに載せることで、その内容を見込み客の心に深く刻むことができる。
  • ストーリーには人の心を動かす力があり、それは心理学的や脳科学の観点からも説明されている。
  • ストーリーを作るときにはリアリティの描写や、細かな感情表現を盛り込むと効果的である。

発信コンテンツの鉄板ネタ!成功までの完全ガイドを公開する

Last updated on 2024年6月26日 By 石崎力也(編集者)

あなたはひとり起業家として、ネット上で動画やブログでの集客に取り組んでいるかもしれません。でも頻繁にネタ切れを起こして苦労していませんか?そしてどのようなコンテンツを出せば、自分の専門性を見込み客に伝えられるだろうかと悩んでいるはずです。ここではあなたの持っている専門知識を見込み客に効率よく伝えることができるコンテンツの鉄板ネタをお伝えします。

コンテンツマーケティングでは優れたコンテンツを作ることが求められます。それはコンテンツ自体が見込み客を教育する役割を担っているからです。逆に質の低いコンテンツを出すと見込み客はあなたから離れていってしまいます。そこであなたの専門知識や経験をうまく活用しましょう。読者や視聴者が役に立つと感じるような価値ある情報を提供することが必要です。それを行うための効果的なコンテンツのフォーマットを公開します。

やり方を1つずつ解説する「完全ガイド」を作る

あなたは何か専門的な知識について日々発信活動をしていることでしょう。ぜひ試して欲しいコンテンツのテーマがあります。それが何かのやり方を分解して解説する「◯◯のやり方完全ガイド」のようなコンテンツです。これは英語圏ではUltimate Guide(アルティメット・ガイド)と呼ばれています。検索してみると分かりますが、このテーマは集客コンテンツの人気ネタとして定着しています。

ブログ記事だけでなく、動画やPodcast、Eメール、ウェビナーなど様々な場所で使うことができる優秀なテーマです。どんなテーマかといえば、何かのやり方を1つずつ解説するようなコンテンツです。例えば多くの人は「ガーデニングをやりたい」と思ったとしても、やり方がすぐに思いつかないはずです。そこでその方法をステップ・バイ・ステップのガイドにするのです。

Ultimate guide

もし「オンラインコースの作り方を知りたい」というニーズがあるのであれば、それを完全ガイドにします。そして「オンラインコース作りは5つのステップに分けられます」のようにいくつかのステップに分けます。そしてそれぞれのステップについて「まずはターゲットになる見込み客を決定しましょう」のような解説をするのです。

大きなものを作る過程を、実行可能な1つずつのタスクにバラバラにする感じをイメージしてください。まず最初のステップでは何をやって、次に何をやるという風に1つ1つのプロセスを解説してあげるのです。1つずつステップを踏めばできるというコンテンツはとても人気があります。多くの人が実際のやり方を知りたいと思っているからです。

例えばそのやり方を「3日でできるガーデニング・完全ガイド」としてまとめれば、ガーデニングに興味のある見込み客は喜んでコンテンツを消費してくれます。コーヒーの焙煎でも良いし、一人暮らし用の料理でも、ヨガの実践方法でも構いません。あなたの専門分野の中で、見込み客がステップ・バイ・ステップで知りたいと思うようなものを考えてみてください。

ガイドを通して見込み客にあなたの専門知識を売り込む

この完全ガイドは、見込み客から人気があるだけではありません。この完全ガイドのコンテンツが素晴らしいのは、あなたの専門性を効果的に見込み客に伝えてくれるからです。あなたが完全ガイドに盛り込むのは、何かをするための詳しい知識やノウハウです。それらを細かく見込み客に伝えていきます。それはつまり、あなたがどれだけ知識やスキルを持っているかということの証明になります。

コンテンツマーケティングでは、集客コンテンツの中で見込み客を教育することが重要です。あなたのコンテンツに興味を持ってもらう。そしてあなたのコンテンツを熱心に見てくれる人をどれだけ増やせるか?それが勝負です。そのためにはあなたのキャラクターなども大事ですが、しっかりと専門的な知識を持っていることを示す必要があります。ですが、いくらあなたが「専門知識を持っていますよ」と一方的に言ったところで、興味を持ってくれる人は少ないでしょう。

Ultimate guide attract

現代では多くの人がマーケティングに慣れてしまっているので、単に「私は◯◯の専門家です」と主張するだけでは尊敬を集められなくなっています。そこで見込み客が興味を持っているものを通して、あなたの専門知識を示していく必要があります。この完全ガイドは、まさにそれにピッタリのコンテンツテーマです。だからこそ、ガイドの中ではあなたの専門的知識を堂々と披露してあげてください。

またこのコンテンツテーマは、ものすごい価値の塊のようなコンテンツとして機能します。英語圏ではValue Bombという言葉で呼ばれたりします。つまり、価値が一箇所にギュッと詰まった爆弾のようなものだという意味です。それが爆発し、見込み客に一気に大量の知識を与えてくれます。そのため価値の高いコンテンツとして、検索エンジンから気に入ってもらえる可能性が高いテーマでもあります。

有料商品を販売する余地を残す2つの方法

ここまで完全ガイドとして、何かのやり方を詳しく説明しようとお伝えしてきました。でもここでちょっと勘の良い方はこう思うかもしれません。「詳しいやり方を無料の集客コンテンツとして出したら、有料商品が売れなくならないのか?」と。僕はネットビジネスをかれこれ10年以上やっています。その中でお客さんから何度も同じような質問を受けてきました。

「無料コンテンツと有料商品はどう分けたら良いですか?」とか「集客のためには自分のノウハウをどこまで出すべきか?」と聞かれたこともあります。そういう懸念は僕もよくよく分かります。コンテンツマーケティングをやっている人間として、コンテンツを通して自分の専門性を伝えたい。でも何かのやり方を無料で出してしまったら、有料で売るものがなくなってしまうんじゃないかという懸念です。

Wide and shallow

それならば、ここで2つの方法を紹介しましょう。1つは詳細なハウツーは無料で公開しないという方法です。つまり、概略は教えるけど細かいことは自分で調べてもらうのです。または有料商品を買ってもらう余地を残しておくのです。そして有料商品の中では手とり足取り教えるといったやり方です。例えていうならば「広く薄く」というイメージです。

例えば僕も無料の集客コンテンツと、有料商品とでは扱う内容を変えています。無料コンテンツでは概念を解説し、有料商品では徹底的に実践的な内容を教えます。例えば無料部分では「セールスページにカウントダウンタイマーを設置してください。カウントダウンタイマーはこのツールがオススメです」という内容を出します。そして有料商品では画面共有をしながら、実際のタイマーの実装方法を1からすべて解説するのです。それこそどこをクリックして、どこに何を入力するのかを実例で見せます。

Narrow and deep

もう1つの方法は、あなたが有料商品で教えている内容の一部を詳しく解説するというものです。例えば僕であれば、エバーグリーン・ローンチに関する有料商品を持っています。その有料商品の中の一部を取り出してきて例えば「オプトページを1枚丸々作ってみよう」という感じの完全ガイドを作るのです。そして、それをまるで有料商品のように細かく実践的に解説するのです。イメージとしてはさきほどの逆で「狭く深く」という感じです。

確かにこのページ1枚が完成したところでエバーグリーン・ローンチの仕組みがすべて完成するわけではありません。ですが、多くの人が知りたいと思っているオプトインページの作り方を知りたいと考えています。そしてこの完全ガイドを実践することで、オプトインページという1つの成果物の単位ができあがります。

このようにあなたの専門知識の一部を取り出してクローズアップします。そしてそれを徹底的に解説するのです。その際コンテンツの価値を高めるために、なるべくコンテンツの具体性を高めてください。例えば、図やスクリーンショットなどの視覚的な資料をたくさん含める。またケーススタディやクライアントの例を出します。そうすることで概念的なことで終わらず、実践的なガイドとしての価値を高めることができます。

完全ガイドの例

ここで実際にコンテンツのイメージを持ってもらうために例を出します。どんなコンテンツを作れば良いのかという実例をいくつか紹介します。英語圏のオンラインコースプラットフォームであるTeachableが良いコンテンツをたくさん出しています。その中からいくつかを紹介します。コンテンツのイメージを固める手助けにしてください。

例1:ウェビナーの作成・開催に関する完全ガイド

まず最初は”The ultimate guide on how to create & host your webinar”です。これは日本語にすると「ウェビナーの作成・開催に関する完全ガイド」という意味です。このコンテンツでは冒頭で、ウェビナーがどんな効果をもたらしてくれるのかを説明しています。そしてまずはウェビナーを作成するプロセスを10のステップに分けて解説しています。

Teachable blog1

これは広い範囲のノウハウを薄く解説するタイプのコンテンツです。そのため、1つ1つのステップの解説はシンプルです。例えばウェビナースライドのデザインを作る段階でも、単にデザインを作るような指示だけが書かれています。ウェビナーはGoToWebinarというツールでホスティングすれば良いと書かれていますが、具体的なやり方は簡単にしか載っていません。このコンテンツでは全体の大まかな流れ、そして簡単なフレームワークのようなものが共有されています。

引用:https://teachable.com/blog/how-to-create-a-webinar

例2:優れたメールコンテンツ作成の完全ガイド

次に紹介するのは”The ultimate guide to writing great email content”というコンテンツです。これは日本語で「優れたメールコンテンツ作成の完全ガイド」という意味です。このコンテンツでは少しだけ範囲を狭めて、濃いノウハウを出しています。メールを書くという1つの成果物が完成する単位でコンテンツを作っています。

Teachable blog2

例えば「メールを書く際には5のWに答えてください。その5つのWとは…」と書いてあったりします。また「無視されない賢明にするにはこの8つのテンプレートを試してください」「件名は40〜50文字または6〜10の単語に収めてください」という風にノウハウが具体化になっています。

引用:https://teachable.com/blog/the-ultimate-guide-to-writing-emails-for-your-online-business

例3:YouTubeショートの収益化・戦略の完全ガイド

最後に紹介するのは”The ultimate guide to YouTube Shorts monetization & strategies”というものです。これは「YouTubeショートの収益化・戦略の完全ガイド」という意味です。YouTubeのショート動画には最初、通常の動画のような広告収益が付きませんでした。その後収益化の方法がリリースされました。このコンテンツではYouTube公式機能以外での収益化の方法もカバーされています。

Teachable blog3

このコンテンツも広く薄くという方針で編集されています。YouTubeショートを収益化する6つの方法を1つずつ簡単に解説しています。スポンサーを付けましょうとか、動画内でアフィリエイトをしましょうということが紹介されています。ですが、どのようにスポンサーを見つけるかということまでは紹介されていません。かなりさらっと流しているようなコンテンツで、見る人にとっては少し物足りないと感じるかもしれません。

引用:https://teachable.com/blog/youtube-shorts-monetization

まとめ:完全ガイドであなたの専門性を効果的に伝える

ここまで、何かのやり方を解説する完全ガイド方式のコンテンツについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • 何かのやり方を分解して解説する完全ガイドは、英語圏でも人気のコンテンツである。
  • 完全ガイドは見込み客にとっても、何かをやるためのステップを理解できる魅力的なコンテンツである。
  • 無料ですべてのノウハウを出すのではなく、有料商品を買ってもらうための余地を残した無料コンテンツを作成する。
  • 有料商品の布石とするためには、無料コンテンツは広く浅くするか、狭く深くするという2つの方法が存在する。

ブログ投稿のネタ切れ防止に!業界の常識を覆すコンテンツで見込み客を選別する

Last updated on 2025年1月3日 By 石崎力也(編集者)

あなたは、個人事業主としてネット上でコンテンツマーケティングを行っているかもしれません。ですが、日々どんなコンテンツを作れば良いのかと悩んでいませんか?ここではその悩みを解消してくれるような集客コンテンツのテーマのテンプレを紹介します。一般的ではない説や主張をすることで、他とは異なる価値を提供していくものです。

コンテンツマーケティングの世界では、ただ目につくコンテンツを作るだけでは不十分です。重要なのは、ターゲットとなる見込み客にとって有益で魅力的なコンテンツを提供することです。そしてそのためには一般的な手法やトピックから少し外れて、独自の視点や切り口を提供する方法が効果的です。一般的ではない主張をするコンテンツマーケティングの方法論を深く掘り下げ、見込み客とのエンゲージメントを高める方法をお伝えします。

王道から外れた立場で主張を展開する

それぞれの業界にはいわゆる王道の考え方があります。ある人はこれをメインストリームと呼び、ある人は常識と呼ぶかもしれません。この王道から外れた主張や説をあえて展開してください。言い換えればその業界の中でマイナーであったり、あまり人気のない意見を発信しようというものです。こういった業界の常識を覆すような主張はいつだって議論の的になります。

つまり、議論が起こるということは人々の興味関心を引き付けるということなのです。もちろん、それはあなたが信じている信念である必要があります。いくら業界の中でマイナーな主張だったとしても、あなたが心から信じていなければ意味がありません。信じていないことをブログや動画にしても、それは簡単に見込み客にバレてしまいます。だからこそ、あなたが強く主張したいマイナーな説を展開するようにしてください。

僕もこういうマイナーな主張の虜になった人物の1人です。例えば僕の好きな作家のティモシー・フェリスは著書「週4時間だけ働く」の中で王道から外れた主張をしています。彼が主張しているのは「仕事を進めたければ労働時間を減らせ」というものです。普通、ビジネスや仕事の分野ではこれと逆のことが言われています。つまり仕事を進めたければたくさんの時間を仕事に費やすことが大事だと信じられているのです。

彼いわく、長時間労働するから無駄な仕事にまで手を出してしまうのだそうです。逆に労働時間を減らすと本当に成果の上がることだけに時間を使うようになります。僕はこういう多くの人が気づいていないマイナーなアイデアが大好きです。それはその他一般の人たちと一緒にされたくないという自負かもしれません。ユニークな存在でいたいという願望は誰の心にも少しは存在するはずです。

Unique opinion1

だからこそ、この王道から外れた主張というのは人の心を惹きつけるのではないかと思うのです。いずれにしてもその業界の王道から外れた主張は魅力的です。このような主張はビジネスだけでなく、どんな業界でも存在するはずです。インデックス投資はするな、ダイエットしたければたくさん食べろ、英会話スクールには通うな、子供にはどんどんゲームをやらせろ。こういう主張を目にするとつい興味をそそられますよね。このように業界の王道から外れた主張は見込み客の興味を強烈に惹きつけるのです。

あなたは成功の過程で自分だけのノウハウを生み出している

さてあなたも何らかの分野で成功体験があり、その内容をコンテンツにしようと考えているはずです。でも自分自身の中に王道から外れたコンテンツなんてあるだろうか?と考えるかもしれません。もしあなたに少しでも成功体験があれば、あなたは自分自身の独自のノウハウを持っているはずです。確かに最初は本や他人から仕入れた知識だったかもしれません。

ですがそういう他人のやり方というのは、自分にそのまま適用してもたいてい上手くいきません。物事をうまくいかせるためには、ある程度自分で試行錯誤する必要があります。これは多くの人が体感として持っていると思います。そして試行錯誤の上に色々な発見をするんです。「このアドバイスはダメだったな」とか「自分で編み出したこの方法が最適だな」という感じです。

そうやって少しずつ自分の知識やノウハウを作っていった結果、業界の王道と違う常識が自分の中で作られたはずです。つまり成功するまでの過程の中で、人とは異なるものを獲得したということなのです。その中の1つでも良いです。自分が心から信じていて、かつ業界の王道から外れたものを探してみてください。

業界の規範に反している非常識な意見をリストアップする

業界の主流から離れている非常識な意見は、人々の物議を醸します。つまり、多くのコメントや質問が来るということです。人々の関心の的になります。エンゲージメントが高まるコンテンツのタイプであることはここまでもお伝えしてきました。では実際にそういった意見を自分の中から探し出す作業をしてみてください。

僕の場合であれば、いくつかのアイデアが浮かびます。例えば僕は自分の商品を売るために、対面やZoomで説明会をやりません。僕のいるネットビジネスの業界では、Zoom説明会でセールスをしている人がたくさんいます。なぜそれを知っているかというと、実際に僕のコンサルにそういったお客さんが来てくださるからです。もちろん、説明会をやった方が成約率が上がるのは知っています。

Unique opinion2

ですが僕はあえて説明会をしないのです。それは収入を労働時間から切り離すためです。そして平日からサーフィンも、スノボーも、総合格闘技もやりたいからです。毎月1週間ほどヨーロッパを旅行したいからです。そのために説明会をしなくても商品が売れていく仕組みを懸命に研究しました。でもこれは業界的にいうと、まったく異端なアイデアでした。でも結果的に説明会をせずとも商品を売ることに成功しています。だからこそ「説明会はするな」という主張を展開することができます。

僕はもう1つ、業界からみれば非常識なアイデアを持っています。それは「言語学習は無料でできる」というものです。多くの日本人は、言語を学ぶのであれば色々なものにお金を出す必要があると考えています。実際にオンライン英会話、入門書、単語帳、語学留学などに多くの人がお金を払っています。言語を学ぶならお金が必要というのは、業界の常識のようになっています。

ですが、僕はオランダ語を無料で勉強しました。だからこそ「言語は無料でも十分に勉強できる」という非常識な主張を持っています。スマホには無料の学習アプリであるDuolingoが入っています。Language Exchangeの仕組みを使って日本語を学びたいオランダ人と、お互いの言葉を教えあっています。しかも無料です。このようにあなたの中にも、非常識な主張が眠っているはずです。この種のコンテンツを作るときには、そういった非常識な主張をじっくりリストアップすることをオススメします。

極端な意見は対象外の見込み客を遠ざける

ここまで業界の主流から離れた非常識な主張が、いかに見込み客を引き付けるか?ということをお伝えしてきました。実はこの種のコンテンツは理想的な見込み客を引き付けるだけではありません。不要な見込み客を遠ざけるという役割も持っています。どういうことか説明します。

非常識な主張というのはとても刺激的です。常識を覆すような主張を展開するため、人の心を強く刺激します。それはプラスの方向だけでなく、マイナスの方向にも働くのです。つまりそういった主張を喜んで受け入れる人がいる一方で、嫌悪感を示す人たちも存在します。良い例がホリエモンです。ホリエモンはよく常識を覆すような過激な発言をします。

例えば過去に「大学に行く意味はない」というような発言をしていました。こういう過激な発言には「よく言ってくれた」という熱狂的なファンが付きます。ですが逆にそれを苦手に思う人たちもいます。でもホリエモンはそういった発言を好んでくれる人たちを相手にしています。ちょうど過激な発言が、聴衆を選り分けるフィルターの機能を果たしているのです。

Magnetic Marketing

その昔、ダン・ケネディが著書「Magnetic Marketing」の中でそのようなことを語っていました。集客コンテンツは興味のある見込み客を引き寄せ、興味のない見込み客を遠ざける役割を持っているとのことです。つまり間違ったお客さんに届かないように、コンテンツ自体がフィルターの役割を果たしているということです。

業界から見ると非常識な主張はとても強力な磁石です。これによりあなたの理想とする見込み客を強く惹きつけます。そして逆にあなたのコンテンツが、ターゲットではない見込み客に届かないようにもしてくれます。シロクロがとてもハッキリしているコンテンツのテーマなので、上手に使ってみてください。

まとめ:非常識な主張は見込み客をハッキリと選別する

ここまで業界の主流から離れるような非常識な主張をするコンテンツについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • 業界の王道から外れた主張は強力な集客コンテンツになる。
  • この種の主張をするときには自分がしっかりと信じているものを選ぶ。
  • あなたが成功する過程で非常識なノウハウや知識を身に着けているはずなので、それをコンテンツにする。
  • 非常識な主張は対象の見込み客を強力に引き付けるだけでなく、対象外の見込み客を強力に遠ざける効果を持っている。

情報発信ネタのテンプレート:見込み客の思い込みを打破するコンテンツ戦略

Last updated on 2024年6月19日 By 石崎力也(編集者)

1人起業家としてネットでビジネスを行うあなたは、コンテンツマーケティングにおける集客の難しさを感じているかもしれません。どんな集客コンテンツを作れば見込み客の心を掴むことができるのか。頭を悩ませているかもしれません。ここでは見込み客の価値観を覆すことで彼らの関心を引き出すコンテンツのテーマを紹介します。

コンテンツマーケティングでは、見込み客の持っている信念や期待に応えるコンテンツが多く作られています。そこであえて彼らの持っている価値観をガラリと変えるような内容のコンテンツを作りましょう。見込み客自身がその存在に気づいていないような価値観に光を当てます。そしてその価値観を覆すことで、彼らの行動を促しあなたの商品やサービスへの興味を高めることが可能になります。

見込み客のLimiting Beliefsを変えてあげる

あなたはLimiting Beliefs(リミティング・ビリーフ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?いきなり英語の言葉を出してごめんなさい。Limiting Beliefsというのは日本語に訳すと、あなたを制限している信念という意味になります。つまりあなたの能力や可能性を制限してしまっている無意識の思い込みのことです。

例えば「自分は賢くないから成功できない」とか「成功には運が必要」とかいったものです。こういった思い込みは個人の考え方もそうですが、経験や環境によって身につけてきた部分も大きいのです。Limiting Beliefsという言葉からも分かるように、こういった考えが多くの人の行動を制限してしまっています。意外とこういうメンタルなところって大事なんです。

僕の例を紹介します。僕はサーフィンやスノボーなど色々な趣味をやっています。実はギターもその1つなのですが、歌に自信がありませんでした。そこで歌を上達させたいと思いボイストレーニングに通いました。実は歌声もメンタルで変わるんです。インストラクターに「崖の上に立って世界がどれだけ広いかを想像して歌ってごらん」と言われました。言われたことを実践すると、本当に声質が一瞬で変わったんです。

Mental change

これに似た経験はたくさんあります。僕は動画や広告で人の前に立つので、もっと見た目をよくしようと思ったことがあります。でも正直、僕は結婚していて子供もいる30代中盤の男性です。今さら見た目なんて改善できないと心の底から信じ切っていたんです。でもそこからダイエットや筋トレを通して、すごく若返りました。でも大きく変えたものって実はメンタルだったんです。メンタルを大きく変えることであまり苦労することなく努力を習慣化できました。

筋トレや食事制限で若返っている人の姿を見て、「ああ今からでも見た目って改善できるんだ」って思ったんです。まさに価値観が変わった瞬間でした。これをある人は考え方の転換と呼び、ある人はマインドセットの変化だと呼ぶかもしれません。いずれにしても僕の行動を制限していたのは無意識の思い込みでした。

このように無意識のうちに信じている価値観というのは、行動に強い影響を及ぼします。だからこそ、見込み客の価値観を覆すようなコンテンツを作ることが重要になります。多くの人は今より良い方向に自分を変えたいと思っています。ですが、知らず知らずのうちにブレーキをかけているのです。そのメンタルのブレーキをあなたのコンテンツで外してあげる。そんなイメージをしてください。

まずは見込み客が囚われている価値観を特定する

ではこの種のコンテンツを作るにはまず何をしたら良いでしょうか?まずは見込み客が固く信じ込んでいる価値観を特定するところからスタートしましょう。顧客が自分自身、世の中の物事、あなたの商品やサービスに対して持っている既存の信念を理解することから始めます。これらの信念は彼らの決断や行動に大きな影響を与えているため、これを揺るがすことができれば、強力な関心を引き出すことが可能です。

Limiting beliefs and background

次に、これらの信念がどのように形成されたかを理解することが重要です。たとえば社会的な背景、仕事や家庭環境、個人的な経験などが影響を与えているかもしれません。これらの要素を理解することで、より見込み客の心をえぐるコンテンツを作ることができます。またこのプロセスでは見込み客の現在の認識と、あなたが提供したい新しい視点との間に橋渡しをすることが重要になります。

最後にこれらの価値観をどのようにして覆すかが重要なポイントです。ここで大切なのはただ否定するのではなく、新しい視点や情報を提供することです。見込み客が自らの信念を考え直すきっかけを作るのです。たとえば見込み客が「お金を稼ぐためには犠牲が必要だ」と考えているかもしれません。その場合は短い労働時間で稼ぐことができる方法をいくつか紹介すると良いかもしれません。

またビジネスの分野で多くの人が「Zoomで説明しないと高額商品は売れない」と考えているかもしれません。その場合は、実際にZoomで商談や説明会をせずに高い商品を売っている人のケースを紹介しても良いでしょう。このように「ああそういうこと思っているよね」という価値観を特定し、それを覆すような証拠や論理を示してあげると良いでしょう。

価値観が変わった結果を僕の例で解説します

僕の例を出しておきます。僕はティム・フェリスが書いた「週4時間だけ働く」を読んだことで、自分の価値観が大きく変わりました。それまでの僕のビジネスにおける価値観は、「できることはすべてやろう」というものでした。20代はその通り1日16時間もパソコンの前で仕事をしました。今思えば無駄な仕事をたくさんやっていたと思います。

たぶん僕がそうなったのは、僕の経験や社会的背景が関係しているんじゃないかと思うんです。僕が大学生の時、自己啓発書ブームが起こりました。7つの習慣とか、仕事は楽しいかね?みたいな本が注目を浴び、僕もそういう本を熱心に読んでいました。そうするとやっぱり意識の高い人も増えるんです。六本木ヒルズのコワーキングスペースに行くと、意識高い系の人がたくさんいたのを覚えています。

Limiting beliefs long work

当時は起業と称して、パソコンで何かをやっているのがカッコいいみたいな風潮があった気がします。だからみんなパソコンに向かって長時間何かの作業をやる。スタバでMacbook Airを開いてドヤ顔でブログを書くことが「ドヤリング」なんて揶揄されたこともありました。実際はたぶんほとんどの人が、休憩と称してネットサーフィンをしていたんじゃないかと思うんです。

だからこそ、働く時間を抑えて重要なことだけに集中しようという発想はあまり無かったように思います。あとは僕のやっているコンテンツビジネスの世界に、短時間でスマートに仕事をしている人があまりいなかったというのはあると思います。唯一ティム・フェリスだけが、働く時間を減らして効率よく仕事を回そうと言っていました。

でも多くのことを同時にやることが正義という無意識の信念は、確実に僕の生産性を妨げていました。僕はティムの本を通じて、一つの重要なことに集中することの重要性を学びました。その結果、僕の日常生活においても大きな変化がありました。以前は忙しさに追われる日々でしたが、優先順位を見極めることができるようになったのはたぶんこの頃からです。集中して短時間で仕事を終わらせる。そうすることで余暇の時間を見つけることができ、仕事以外のことに時間を使えるようになりました。

今では、子育てをしながら毎日サーフィンやスノーボードを楽しむ時間が持てるようになっています。これまでの忙しさから解放された生活を送っています。このように自分の信念が変わったことは、単にビジネスだけでなく、プライベートな生活においても大きな影響を及ぼしました。信念を変えることで人生の質が向上し、より満足感のある生活を手に入れることができたのです。

このように見込み客が無意識に持ってしまっている価値観をまず特定します。そして可能であればその価値観が定着してしまった背景を考えると良いでしょう。この部分を考えることで見込み客の感情や思考を深く理解することができるようになります。そして最後に見込み客の価値観を変えるような新しい提案や情報を提供するようにしてください。

人々が信じている価値観のテンプレート

さてあなたは早速このタイプのコンテンツを作りたいと思ってくれていることでしょう。あなたがコンテンツをスムーズに作ることができるようにテンプレートを公開しておきたいと思います。見込み客が無意識に信じている価値観のテンプレートです。どんな分野であっても「ああそういうのあるよね」というものを挙げておきます。ぜひコンテンツ作成の最初の一歩として使ってもらえれば嬉しいです。

  • お金を稼ぐのは難しい
  • 今日は気分が乗らない
  • 自分は他人よりも劣っている
  • 自分は成功できるほど賢くない
  • 何事も完璧でなければ価値がない
  • 自分は新しいことを学ぶのが苦手だ
  • 他人と違うことをやってはいけない
  • まだ何かを始める準備ができていない
  • 大きな夢を持つことは現実逃避である
  • 自分の人生は自分の力では変えられない
  • 年を取ると新しいことを学ぶのは難しくなる
  • 自分の知らないテクノロジーは使うのが難しい
  • 幸せを感じるためには他人からの賞賛が必要だ
  • 成功は運次第で自分ではコントロールできない
  • 過去に失敗したからこれからもきっと失敗する
  • 幸せや成功は特定の条件を満たした時にしか得られない

まとめ:見込み客の無意識の価値観を覆し行動を促す

ここまで見込み客の行動を制限している無意識の価値観を覆すコンテンツについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • 人間にはLimiting Beliefsといって行動を制限している無意識の価値観がある。
  • 見込み客の無意識の価値観を覆すコンテンツでは、見込み客の行動を促すことが可能である。
  • この種のコンテンツを作るためには、見込み客の無意識の価値観を特定し、それを覆す提案や情報を提供する。
  • 無意識の価値観を特定する際に、それが形成された背景も考えることで見込み客の心情を深く理解できる。
  • ページ 1
  • ページ 2
  • ページ 3
  • Interim pages omitted …
  • ページ 19
  • 移動 次のページ »

「デジタルマーケティング完全ガイド」を無料プレゼント0円でダウンロード

石崎力也のコンサルティング「いしこん」

Copyright © 2025 · Rikiya "Sales Funnel" Ishizaki