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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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石崎力也

2-1 【コンテンツマーケティングの始め方】挫折を防ぎ集客のための発信を続ける5つのコツ

Last updated on 2023年12月1日 By 石崎力也

あなたは個人事業主でコンテンツマーケティングを使って集客しようとしているかもしれません。ですが、どこから始めたら良いのか?と迷っているはずです。僕は2013年に起業してからずっと、ネットオンリーで集客を行いビジネスを展開してきました。主に広告を使わない無料の集客コンテンツでお客さんを集めてきました。その経験を活かして、コンテンツマーケティングを始める際の基礎知識をお伝えします。

ブログや動画など無料の集客コンテンツを出し、それを通じて見込み客の信頼を勝ち取りお客さんを増やしていく。これをコンテンツマーケティングと呼びます。継続的に見込み客を集めていくには、継続的な発信活動が必要になります。それはつまり新しいコンテンツを出し続けるということです。ですがこの「出し続ける」という部分が苦手な人が多いのも事実です。そこでこれから、集客コンテンツを出し続けるために必要なコツを5つに分けてお伝えしていきます。

コツ1:エバーグリーンを前提としてコンテンツを作る

コンテンツマーケティングには、継続的なコンテンツ配信が重要です。その理由は主に2つあります。1つは、コンテンツを増やして集客力を積み上げる必要があるためです。コンテンツマーケティングを行う場合は、SNSのアカウントやブログなどのオウンドメディアを育てる必要があります。そのためにはメディア上のコンテンツの数を増やし、影響力を獲得する必要があります。ブログであれば、特定のキーワードでの検索順位を上げるなどドメインパワーを強化する必要があるからです。

そしてもう1つは、過去のコンテンツの持つ集客力は時間が経つと目減りするためです。コンテンツマーケティングの場合は、1つ1つのコンテンツを積み上げることで集客力を強化します。ですが、1つ1つのコンテンツが持つ集客の力は時間とともに弱くなります。これはアルゴリズムによる評価もありますし、5年前にアップロードされた動画をあまり見たくないと思ってしまう心理からも理解できることです。

またコンテンツマーケティングの場合、時事ネタなどのトレンドばかりではなく時間が経っても通用する普遍的なコンテンツが求められます。例えば僕は、セールスファネルやオンラインコースなどのテーマでブログや動画を出し続けています。仮にAIやNFTなど、その時にトレンド入りするような話題のキーワードがあったとしても、そういったものを取り入れることはほとんどありません。

コンテンツマーケティングを行う場合は、コンテンツの積み上げを意識してください。そしてそのコンテンツを一過性のものにせず、配信して少し時間が経ってから他人に発見されるものだと考えてください。このような考え方をライブの対極として、エバーグリーンと呼びます。エバーグリーンとは1年中葉っぱがある木という意味で、一時的なコンテンツではなく息の長いコンテンツだということを示しています。

コツ2:コンテンツの量はリパーパスで増やす

コンテンツマーケティングをやる上でもう1つコツをお伝えします。コンテンツマーケティングでは良質なコンテンツを多く出した人が有利になります。このコンテンツの量を増やすための裏技が存在します。それがコンテンツのリパーパス、つまり再利用です。1つのプラットフォームで配信したコンテンツを、別のプラットフォームでも配信します。しかもそれぞれのプラットフォームが求める形式に合わせて再編集して配信するのです。

コンテンツの再利用先としては次のようなものが考えられます。

  • ブログ記事
  • Podcast
  • ライブストリーミング
  • ウェビナー
  • ニュースレターなどのEメール
  • YouTube
  • Kindle書籍
  • Audible
  • Udemy
  • SNS
  • リードマグネット

実際に僕の例をお伝えしましょう。僕のコンテンツマーケティングではまず、ブログ記事が起点になっています。ブログ記事を1つ書きます。これは文字と画像のデータです。それを様々なプラットフォームで再利用します。ブログ記事を読み上げて、YouTube動画を作ります。1つの記事に対して1本のYouTube動画が出来上がります。

Content multi platform repurpose

次に1つのテーマに沿ったブログ記事がある程度溜まったら、内容を再編集して1冊のKindle書籍にします。そしてブログ記事を読み上げた音声データは、Audibleでオーディオブックとして販売します。ブログ記事やYouTube動画の更新、Kindle書籍の発売などはEメールのニュースレターで見込み客に告知します。動画は一定期間YouTubeで公開した後、ひとまとめにしてUdemyのコースとして発売します。

Podcastは文字起こしをした後で読みやすいように編集し、メルマガとしてリストに配信します。また同じものをnoteなどのメディアにも投稿します。このように1つのコンテンツを作ったら、それを様々なコンテンツ形式に変えて再利用します。コンテンツが1つできるとそれが4つ、5つと一気に増殖し、様々なプラットフォームからお客さんを集めてくれます。

検索経由でコンテンツを消費する人はブログ記事を見ます。書籍の形でまとめて勉強したい人はKindleを、動画で学習したい人は動画でコンテンツを消費してくれます。このようにして、インターネット上で自分のコンテンツが専有する場所を少しずつ増やしていくことが可能です。継続的なコンテンツ配信と合わせて、このリパーパスを行うことであなたのコンテンツマーケティングはどんどん加速していきます。

コツ3:継続のために複数のテーマを繰り返し再利用する

コンテンツマーケティングの一番しんどい部分は、集客コンテンツを継続的に出し続けることです。あなたもブログでオウンドメディアが途中で更新が止まっているのを目にしたことがあるはずです。始めたての頃に思いつきや勢いでコンテンツを作るのは、それなりに熱意があれば出来ます。ですが、そういった熱意というものは時間とともにフェードアウトしていきます。

Content cycle theme

ここでコンテンツを作り続けるためのコツをお伝えします。それがコンテンツテーマの再利用です。つまり、同じトピックを何度も何度も繰り返し使うのです。例えば「オンラインコースを作るべき3つの理由」「オンラインコース作りでハマる5つの罠」のようなものです。このようなコンテンツは人気があり、しかもここで挙げたオンラインコースの分野以外でも通用します。

その証拠に「不動産投資を始めるべき3つの理由」「不動産投資の初心者がハマる5つの罠」と、分野をズラしてみても十分興味を掻き立てられると感じるはずです。このようないわゆるコンテンツのテンプレートのようなものを持ちましょう。そして、これらのテーマを繰り返し使い、コンテンツを作るのです。

「でもちょっと待ってください、同じテーマを何回も使ったら飽きられるんじゃないですか?」今そう思いましたよね?でも安心してください。ここにもしっかりと理由があります。あなたは半年前に読んだブログ記事を覚えているでしょうか?または半年前に届いたメルマガの内容を覚えているでしょうか?

正直僕は覚えていません。たしかに前に読んだブログ記事を再度読み始めて、途中で気づくことはあります。ですが、内容をすべて覚えている人はごく少数です。ほとんどの人は半年前、1年前に消費したコンテンツの内容を覚えていません。そして仮に内容をうっすら覚えていたとしても、興味があればもう一度読みたいと思うはずです。

僕であれば、ポルトガルのD7ビザという移住ビザがあります。僕は常に色々な国への移住の可能性を考えているので、めぼしい国の移住ビザの情報を集めています。もし僕が過去にD7ビザに関する情報を読んでいたとしても、「ポルトガルのD7を取るための4つのステップ」のような記事を見かけたら迷わずクリックするはずです。

息の長い継続的な発信をしていくためには、ネタのプリセットのようなものを作りそれをグルグルと回していくと良いです。人気のある定番のネタをいくつかストックして使い回すのは悪ではありません。むしろ見込み客が喜び、あなたが継続的にコンテンツを制作していくのを手助けしてくれる優れた手法です。一度そういったテーマのリストを構築してしまえば、コンテンツ制作はグッと楽なものになります。

コツ4:集客コンテンツには必ずCTAを含める

コンテンツマーケティングで重要になるポイントをもう1つ追加させてください。それはすべての集客コンテンツにCTA(Call To Action)を付けるということです。CTAとは見込み客に何らかの行動を促す掛け声のようなものです。よくテレビ通販の最後で「今すぐこちらにお電話ください」と言っているあれです。長々と話をしたあとに、さあ行動してくださいと呼びかける言葉のことを指します。

Sumo blog cta

例えば、ブログ記事であれば記事の最後に「ポルトガル移住のチェックリストをダウンロードしませんか?」とか「サーフボードの選び方完全ガイドを購入しませんか?」という風にCTAを出すことができます。YouTube動画でも概要欄から自社のメルマガに登録してもらったり、商品を販売したりアフィリエイトしている人がいますよね。

コンテンツマーケティングにおいて、ブログや動画などの集客コンテンツの目的は紛れもなくお客さんを集めることです。その集めたお客さんに最終的に取って欲しい行動があるはずです。「今すぐに商品を購入して欲しい」という場合もあれば「商品は買わなくて良いから無料のメルマガに登録して欲しい」という場合もあるでしょう。ですが、最終的に取って欲しい行動をお客さんに促さない限りお客さんはなかなか行動してくれません。

集客コンテンツからしっかりと顧客導線を作る。コンテンツマーケティングを行う際にはこれをしっかりと意識してください。また、CTAを出す場合にはなるべく集客コンテンツの中身や文脈に合わせたCTAを出すことをオススメします。ダイエットの記事には筋トレに関するCTAを出さず、しっかりとダイエットに関するCTAを出す。家のリノベーションのコンテンツであれば、リノベの予算を割り出すスプレッドシートと引き換えにメルマガに登録してもらうなどです。

このように集客コンテンツとCTAは常にセットで考えてください。それはつまりある程度の逆算をしてコンテンツのテーマを設定するということでもあります。オンラインコースの作り方に関する商品を売りたければ、同じテーマに関する集客コンテンツを作るといった具合です。CTAのない集客コンテンツでは、お客さんが情報を取っておしまいになる。そのことを覚えておいてください。

コツ5:作ったコンテンツは記録して管理する

コンテンツマーケティングを継続的に行っていると、日々たくさんのコンテンツが出来上がっていきます。そういったコンテンツを記録し、管理するための方法を早めに確立してください。自分が過去に作ったコンテンツを一覧で見渡せるのが理想です。これはどんなツールを使っても結構です。僕の場合は、無料で使えるGoogleのスプレッドシートを使って集客コンテンツを管理しています。

Content management sheet

このスプレッドシートは、そのままチーム全員の作業チェックリストにもなっています。縦列にコンテンツ名を書き込んでいき、その1つ1つについて撮影や編集の進捗度合いをチェックマークで記載しています。またコンテンツをメディアに投稿する日付や、付属するワークシートなどの情報も書き込んでいます。

このように一度作ったコンテンツを記録しておくことで、そのテーマを最後にいつ使ったのかとトラッキングすることができます。先ほど紹介したように複数のテーマのプリセットを使い回すためには、こういった管理表があると便利です。オススメは僕らのように実際の業務で使うものを管理表にしてしまうことです。そうすることで更新のし忘れといったことがなく、管理表を常に最新にしておくことが可能です。

まとめ:様々な工夫を行って継続的に集客コンテンツを制作する

ここまで継続的なコンテンツマーケティングを行うための方法をお伝えしてきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • コンテンツマーケティングでは、常に新しい集客コンテンツを出し続ける必要がある。
  • 集客コンテンツは一過性のものではなく、長い時間軸の中で消費され続けるものを作る。
  • 継続的な集客コンテンツ制作のためには、コンテンツテーマのプリセットをいくつか作りそれを繰り返し使い回すと良い。
  • コンテンツ量を増やすためには、1つのコンテンツを複数のプラットフォームで再利用すると良い。
  • 一度作成したコンテンツは、一覧表のようなものに記録し管理すると良い。

1-9 ネットビジネスで高額商品を販売するのに必要なマインドセット

Last updated on 2023年11月30日 By 石崎力也

あなたはネットビジネスの経営者で、高額商品を作りたいと考えています。ですが、自分がハイレベルな顧客に向けて高額商品なんかを出して良いのだろうか?と悩んでいるはずです。僕は実際に低価格の商品から高額商品へとシフトすることで、高い収益率のビジネスモデルに変えることができました。その経験を活かして、高額商品を出すために必要なマインドセットをお伝えしてきます。

ビジネスの初期段階では、そのジャンルにおけるビギナーをターゲットとするのが最も賢い戦略です。なぜなら、あなたが教えやすくかつ市場のパイが大きな客層だからです。ですがビギナーに販売することができるのは自然と低価格の商品となります。あなたのビジネスが成熟した後、次のレベルへの移行するには工夫が必要です。そこでハイレベルな顧客に高額商品を販売します。ですが、この高額商品を扱う上で様々なマインドブロックが発生します。そのマインドブロックを外すための考え方をこれから解説していきます。

悩み1:ハイレベルな顧客に教える準備が出来てない

まず1つ目は、自分にはハイレベルな顧客に教える資格が無いのではないか?というものです。人間にはホメオスタシス(恒常性)という現状を維持しようという習性があります。そのため、今あなたがターゲットにしている顧客層があなたにとっては心地よいはずです。よく分かります。僕もビジネスの他に、サーフィンやスケボーをやるのでスポーツでも同じ感覚に襲われることがあります。

つい、いつもと同じサーフィンのトリックばかりに安住しそうになる。楽しく滑れているから、新しいスケボーパークに挑戦する必要もないか。そんな風に考えてしまいます。ですが、自分のスキルの少しだけ外側に出る。つまり少し実力よりもストレッチした目標を持つことで、スキルはどんどんと伸びていきます。まさに僕のビジネスがそうでした。低価格の商品ばかりの状態から、高額商品を売り始めた段階でお金をたくさん払ってくれるハイレベルな顧客が集まり始めたのです。

Highlevel client

ではハイレベルな顧客に高額商品を売っていくためには、自分の恐怖心や現状維持の気持ちとどう折り合いを付けていけばよいのでしょうか?そういう場合には、今の自分がサポートできる上限ギリギリのレベルの人をターゲットにしてください。ビジネスをしばらく運営している人であれば、最初に設定したターゲット顧客から少し上のレベルをサポートできるようになってきているはずです。

なぜならお客さんと交流し、彼らをサポートする中であなたのスキルは少しずつアップしているからです。「ハイレベルな顧客」の定義は人それぞれです。ですが、それは自分がサポートできる範囲を超える必要はありません。自分がギリギリサポートできる範囲の高いレベルの顧客をターゲットにすれば良いのです。そして、それを繰り返すことであなたはさらに上のレベルの顧客のサポートができるようになっていきます。

悩み2:ハイレベル以外の顧客にはどう接したら良いのか?

ハイレベルな顧客をターゲットにした場合、それまでのビギナーレベルの顧客はどうしたら良いのでしょうか?ターゲット顧客を変える際に、これが一番迷うところかもしれません。結論としては、ハイレベルな顧客のことを優先的に考えてください。そうでないと、ターゲット顧客の移行は中途半端なものになります。例えば、あなたはこれまでビギナー向けに公開してきた集客コンテンツはどうするのか?ということを気にするかもしれません。

Focus on highlevel content

もしあなたがハイレベルな顧客をメインのターゲットに据えることを決めたのであれば、過去のコンテンツについては少し忘れてください。新しくターゲットになったハイレベルな顧客用を集める集客コンテンツの制作に力を注いでください。過去の集客コンテンツを修正したり、削除することを考える代わりにハイレベルな顧客向けが喜ぶコンテンツを考えてください。

また、ハイレベル向けの高額商品を出す上でビギナーのことを考えなくて良いのか?とも思うはずです。ハイレベルな顧客向けの高額商品では高度な内容を扱うため、ビギナーのお客さんが手を出しにくいことが考えられます。その場合、あなたはビギナーのお客さんを切り捨ててしまっているのではないかと不安になるはずです。

ビギナーの中には行動力ややる気があり、ハイレベルな顧客と同じ環境に混ざってレベルアップしたいという人もいます。ですが、そういう人たちがいきなりハイレベル向けの高額商品を使いこなせるわけではありません。そういった意欲の高いビギナーのために、高額商品へのブリッジとなるようなレクチャーを用意しておくと良いでしょう。

Bridge content

例えば、ビギナーがハイレベルな顧客にキャッチアップするための3週間集中ブートキャンプのようなものを用意しても良いでしょう。こういうコンテンツを高額商品の特典として付けたり、クロスセルの商品としてオーダーバンプに置いたりするというアイデアもあります。

もちろん、高額商品の中にビギナーからハイレベルな顧客まですべてをカバーできる内容を入れることもできます。ですが、この場合、ハイレベルな顧客向けという高額商品のコンセプトからズレてしまいます。そのためあくまでも高額商品のコアカリキュラムとは別のところで、ビギナーのお客さんをサポートするという発想を忘れないようにしてください。

まとめ:勇気を出してハイレベルなペルソナにシフトする

ここまで、ターゲットをハイレベルな顧客に切り替え、高額商品を販売していくためのマインドセットを解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • ハイレベルな顧客の定義は人によって異なる。
  • ハイレベルな顧客を教える準備が出来ていないと感じるときは、自分が今サポートできる上限ギリギリの人たちをハイレベルな顧客と定義すると良い。
  • ハイレベルな顧客を継続的にサポートすることで、自身のスキルが向上しよりレベルの高い顧客を相手にできるようになる。
  • ハイレベルな顧客を集め始める移行期には、古い集客コンテンツと新しいものが混在する。その場合、古いものよりも新しいコンテンツの制作に意識を向けることが重要である。
  • ハイレベルな顧客向けの高額商品を出す場合、意欲のあるビギナー向けにブリッジとなるコンテンツを別に用意することでビギナーの参加も手助けすることができる。

1-8 【ネットビジネスオーナー向け】高額商品に切り替えてビジネスを成長させる方法

Last updated on 2023年11月29日 By 石崎力也

あなたはネットビジネスの経営者として、レベルの高い人向けの高額サービスを提供したいと考えているかもしれません。でも実際にどのように高額のサービスやブランディングにシフトして良いのかと方法を探していることでしょう。ここではあなたの持つ思い込みを乗り越え、見込み客のペルソナを変える方法をお伝えします。

自分のビジネスに変化を与えるためにもっと高い商品を買ってくれる人をターゲットにしたいと考えていますか?多くの人は、安い商品を好んで買うような初心者をターゲットにしたビジネスを展開しています。ですがいざビジネスのペルソナをハイレベルに設定しようとすると多くの人が難色を示します。その理由を解説し、ハイレベルな人向けのビジネスを展開するためのコツを紹介していきます。

インポスター症候群がハイレベルな見込み客を遠ざけている

まず初めに多くの人が陥る罠について紹介します。この罠には心理学の世界で名前がついています。それが「インポスター症候群」です。インポスター症候群とは、自分の能力を過小評価してしまう心理的な傾向のことです。別名、詐欺師症候群と呼びます。

つまり「自分の能力が周りに評価されているのはたまたまであり、いつか化けの皮が剥がれて自分が無価値であることがバレるのでは?」と思ってしまう現象のことです。面白いことに優秀でパフォーマンスの高い人ほど、このインポスター症候群に陥っていることが多いそうです。

僕の大好きな本の著者に楠木建さんという方がいます。一橋の教授で、ビジネスの競争戦略の分野を研究している学者です。趣味でバンドをやっていて、筋トレが大好き。頭の回転の早いチャーミングな方です。

昔、彼の書いた「ストーリーとしての競争戦略」の本を読んで感銘を受けました。ビジネスに関する素晴らしい洞察が書かれています。もし読んでいなかったらぜひ読んでみてください。僕はその本を読んで楠木さんのことが大好きになり、彼の本を色々と読みました。彼が翻訳した本の中にアダム・グラントの「THINK AGAIN」という本があります。

Thinkagain adamgrant

この本の中で仕事のできるハイパフォーマーなビジネスマンたちを調査したところ、なんと彼らの多くがインポスター症候群になっていたのです。彼らは現状や自分の今の能力に満足できず、不安を持っているからこそ継続して努力し成果を積み上げることができる。その本にはそのように書かれていました。

そう、きっとあなたも同じです。インポスター症候群にとらわれて、自分にはハイレベルな見込み客は釣り合わないと考えているはずです。しかもそれは無意識に起きています。しかも起業塾では初心者を相手にビジネスをやろうということばかりが教えられています。そう、ハイレベルな人たちをペルソナに設定できないのは、実はあなたの脳の特性のせいなのです。

思い込み:自分にはハイレベルな人向けのコンテンツがない

実際に高額商品を購入することのできるハイレベルな見込み客をターゲットにしていくためにはどうしたら良いでしょうか?まずはあなたの頭の中にある思い込みを取り除いていく必要があります。「いや、僕にはまだまだハイレベルな人をターゲットにするだけの実力がない」そう考えている人の頭の中には次のような思い込みが染み付いているはずです。

ですがあなたが何かの専門家であれば、必ず彼らに提供できる価値が存在します。仮にある分野で成功している人であっても、別の分野のことは全く知らないというのが普通です。例えば成功した起業家はビジネスについての知識は豊富ですが、ダイエットのことはまるで分かりません。

その結果、ビジネスの成功で得たお金で美味しいものをたくさん食べて太ってしまい、健康的に痩せる方法は無いかと困っているかもしれません。僕自身だってそうです。僕はオンラインコースの専門家ですが、ギターやサーフィン、スケボー、スノボといった趣味は全部人から習っています。自分の知識だけでは不十分だからです。

僕が彼らを先生として仰いでいるのは、彼らの収入が多いからでも、彼らが大きなビジネスを運営しているからでもありません。彼らはシンプルにその分野の専門家であり、ギターやサーフィンについて僕よりも知識があるからなのです。

そう、僕たちはいつだって、自分だけの価値観に基づいて判断を下してしまうのです。そして自分の知識、経験、スキルには価値がないと思い込んでしまいます。ですが、ハイレベルでお金を持っている見込み客はあなたの専門知識が欲しいと望んでいます。

確かにそんなことを急に言われても困るかもしれません。あなたは「だけど石崎さん、そんな夢みたいなクライアントとばかり仕事できないでしょ」と言うかもしれません。ですが、お金を払ってくれるハイレベルな見込み客も、安い商品を買ってくれる初心者の客層の延長線上にいます。

ペルソナというのは連続体でありグラデーションです。安い商品を買う初心者レベルの人から始まり、高額のコンサルなどを買ってくれる客層までがまるでグラデーションのように連続して存在しています。だから高い商品を用意したとしても、狙ったど真ん中の客層だけでなくその下の客層の人も興味を持ってくれます。

だから、自分の商品を高額な価格帯にシフトさせることを怖がる必要はありません。少なくともあなたにはハイレベルなお客さんに対しても提供できるものが必ずあるはずです。まずは「自分には提供できるものがない」という思い込みを無意識に持っていることに気づく必要があります。

クライアントと一緒にレベルアップするチャンス

高額商品へのシフトはあなたのビジネスのステージをアップさせるチャンスだと捉えてください。これは綺麗事として言っているわけではありません。現にこれは僕が経験したことそのものだからです。僕は2013年に西麻布で起業し、それからずっと10年以上コンテンツビジネスで生計を立ててきました。

当時まだ有名になっていなかったUdemyにオンラインコースを出していました。Udemyでまずまずの成功を収めた僕はビジネスの次の一手に悩んでいました。僕はそれまで比較的安い商品を扱っていました。Udemyでは2万4000円の値付けをしたコースを売っていましたが、それらはセールになると最安で1200円ほどになります。

これだと顧客1人あたりの単価が低いので、お客さんをたくさん集客しなければなりませんでした。僕はもう少し効率の良い稼ぎ方ができないものかと考えていました。でも具体的なアイデアはありません。そこに友人の竹岡さんがアドバイスをしてくれました。「石崎さん、高額商品を扱ってみたらどうですか?」と。

それまで高くても数万円だった僕の商品ラインナップに、10万円、20万円という商品が加わっていきました。それまではビジネスの初心者や、起業を考えている会社といったライトな層が顧客の中心でした。ですが、高額商品を用意したあたりから客層がガラッと変わり始めます。

Highlevel client testimonials

医師や医療クリニックの経営者、地方の中小企業の社長さん、そして業界の大物マーケターなど、それまで僕の顧客にいなかったようなハイレベルなお客さんが入ってくるようになりました。僕はこういうお客さんたちをAランクのプレイヤーと呼んでいます。

またそういった人たちに続いて栄養の専門家、ファイナンシャルプランナー、夫婦カウンセラーなども入ってきました。それまでよりもお金を持っている人たちを相手にできるようになったんです。早い話が高額商品にシフトしたあたりから、ビジネスというゲームのやり方が変わったということです。

もちろんこれは低価格の商品を買ってくれる人を見捨てたというわけではありません。ですが、僕自身が商品のレベルを引き上げたことで、僕自身のビジネスのレベルが強制的に上に上がりました。それは新しい層のクライアントたちが押し上げてくれたものでもありました。

あなたのお客さんはあなたをロールモデルとします。あなたのレベルが上がり、より広い範囲の顧客のサポートができるようになれば、低価格の商品を買ってくれる顧客にもさらに上の世界を見せてあげることができます。そうあなたが彼らを引き上げてあげることができるのです。

だからこそ、ハイレベルなお客さんを相手にすることで結果的にそれ以外のお客さんのためにもなるのです。ぜひ顧客と一緒にレベルアップするために、あなたのビジネスのステージを上げることを意識してください。

ペルソナを変えるとビジネスのステージがアップする

さて、ペルソナを一段上のものに変える意味を理解したところで、それがどうあなたのビジネスのレベルを上げてくれるのか考えてみましょう。まず収益構造が変わります。ハイレベルな顧客が入ってくることで、高額な商品が売れるようになります。そうすることで事業としての予算を増やすことができます。ハイレベルな顧客だけでなくビギナーレベルの顧客にも還元する余裕が生まれてきます。

Membership duolingo2

言語学習サービスのDuolingoがまさに同じことを言っています。Duolingoはスマホで手軽に言語学習ができるアプリです。彼らは自分たちのサービスを富の再分配だと位置づけています。Duolingoは広告付きの無料アプリです。そのため多くの人が無料で手軽に始められます。ですが、一部の人は広告を外すためにアプリに課金をします。無料ユーザーが93%、有料ユーザーが7%です。

この7%の有料ユーザーの多くが富裕層です。アプリの運営費用はこの有料ユーザーによる課金で成り立っています。つまり7%の裕福な有料ユーザーが、言語学習にお金を払えない無料ユーザーを支えているのです。裕福な有料ユーザーの持っている富がサービスの中で再分配され、お金を払えない人たちが無料で言語という知識を学ぶことができるということです。

あなたのビジネスも同じです。高額な商品やコンサルを買ってくれる層が増えることで、様々なことにあなたのお金や時間を投資できるようになります。安い商品を必死に売る必要がなくなるので、時間的な余裕も生まれます。無料のデジタルコンテンツやリードマグネットを外注してもっと沢山作ったり、無料のPodcastをやる余裕が生まれるかもしれません。

またハイレベルな顧客のサポートにシフトすることで、彼らからレビューや推薦文をもらうことができるようになります。そうすると、それがさらにハイレベルな顧客を呼び込む好循環を生み出します。まさに僕が辿ったのもこのパターンでした。ハイレベルな顧客向けの20万円クラスの商品を作って販売したところ、結果的に年間250万円のコンサル枠がパンパンになるほどハイレベルな顧客が集まってくれました。

ハイレベルなクライアントの気持ちになりきる

ではハイレベルな顧客をどのように集めたら良いのでしょうか?具体的にはまずハイレベルな見込み客をペルソナに据えた商品を作ることです。僕自身がハイレベルな見込み客向けの商品を用意したことで、客層がガラリと変わりました。例えば、ClickFunnelsやZapierを使った自動化の商品を「マーケティングオートメーション」と呼んでみたり、それまでの客層よりも少し上の層を狙うような言葉を実際にウェビナーやセールスレターで使いました。

どうしてこういうことが出来るかというと、自分自身がハイレベルな見込み客の気持ちになって物事を観察するようになったからです。2018年当時はMarketo(マルケト)などの企業向けソフトウェアが、マーケティングオートメーションという言葉を使っていました。恐らくこの言葉は企業のマーケティング担当者が反応するような言葉でした。

ですが、僕自身この言葉を聞いて「なんか高級な響きがあってカッコいい」と感じたのを覚えています。実際に僕がターゲットとした年収3000万円以上のフリーランサーや年商5億円以上の法人の代表であれば、同じように感じるだろうと思ったのです。そこで「1人でやるマーケティングオートメーション」というキャッチフレーズのもと、海外製ツールを使った自動化に関する高額商品を作りました。

そうしたところ、医師や中小企業経営者などの今までよりもハイレベルなお客さんが入ってくるようになったのです。JVや業務委託などの大きな金額の仕事も明らかに増えました。もしあなたがハイレベルな顧客と一緒に仕事をしたいと考えるのであれば、あなた自身が自分の一番の顧客になってください。自分がハイレベルな顧客だったら、どんなことを考えてどんな商品を欲しがるか考えてみてください。

まとめ:高額商品を作ることでビジネスをレベルアップさせる

ここまであなたが扱う商品を高額に切り替えることで、あなたのビジネスがどう成長するかを解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 自分にはまだまだ能力が足りないと考えてしまうインポスター症候群のせいで、あなた自身がハイレベルな顧客を遠ざけている。
  • ハイレベルな人向けのコンテンツがないと嘆く代わりに、自分の得意とするコンテンツで勝負すれば良い。
  • 高額商品にシフトすることで、ハイレベルな顧客を取り込むことができあなたのビジネスのステージが上昇する。
  • 自分のビジネスのステージが上昇することで、たくさんのお金を払えない顧客層へのサポートを手厚くする余裕が生まれる。
  • ハイレベルな顧客を集めるためには、彼らの目線に立って自分のサービスや商品を観察する。

4-3 【実際のコースを3つ紹介】起業家がSNSやメールでの質問を元にオンラインコースに作った実例

Last updated on 2023年11月9日 By 石崎力也

あなたは起業家やインフルエンサーとして、どんなオンラインコースを作れば良いのかとアイデアに困っています。実際にあなたと同じような立場の人たちが作ったコースの事例を探してはいませんか?あなたにぴったりのオンラインコースの実例を3つ紹介します。あなたがコースアイデアを練る際の参考になるはずです。

オンラインコースを作ることで人にレクチャーする手間を省くことができます。人から繰り返し聞かれる質問に対しても、いちいち1人ずつ回答する必要がなくなります。頭では、よく人から聞かれる質問をベースにオンラインコースのアイデアを書き出せば良いのはわかっているはずです。ですが、いざコースのアイデアを練る際に、自分にどんなコースが作れるのかと悩んでしまうことでしょう。解決策は実際に他人が作ったコースの実例を見ることです。コースのテーマや、中身のレクチャーアイデアの出し方など事例を見て参考になることが多いはずです。オンラインコース文化が成熟している英語圏のコースを中心に実例を紹介していきます。

事例1:子供の遊び場ビジネスの始め方を教えるPlay Cafe Academy

ミシェル・カルアナ(Michele Caruana)のコースはちょっとユニークです。彼女のコースで教えているのは子供向けの屋内の遊び場ビジネスの立ち上げ方です。英語圏のオンラインコースは、マーケティングを教えたりするものが多いです。その多くはオンラインでのビジネスを対象としています。ですが、彼女が扱っているのは実店舗のあるリアルビジネスです。

実際にミシェルは子供用の屋内の遊び場を経営していました。屋内の遊び場は英語でIndoor Playgroundといいます。もともと彼女は、企業でマーケティングの仕事をしていました。ある時、家族で旅行中にたまたま屋内の遊び場が併設された素敵なカフェを発見します。そのカフェはチェーン店でもなく、こじんまりとしていて彼女の好きな雰囲気にバッチリ合っていました。

Michele Caruana

ミシェルは旅行から帰って、自分の街にもあのときのような子供の可愛い遊び場を作りたいと思い立ちます。元々彼女はビジネススクールに通っていたので、財務やマーケティングの知識は人よりあるので大丈夫だと思っていました。ですが実際にやってみると思うようにいかず、最初の数年はずいぶんと苦労しました。そこから沢山の試行錯誤を経た結果、気づけばそのビジネスは大きな収益を上げるようになりました。

お店が成功し始めると色々な人からメールで質問が届くようになりました。「お店をどうやって成功させたんですか?」「何か秘密みたいなものはあるんですか?」というメールで、彼女のインボックスは一杯になりました。そこで彼女はこれを絶好の機会と捉え、遊び場ビジネスを支援するためのコンサルティングを始めます。

最初のうちは彼女も満足していました。というのも、彼女には子供が2人いたので子育ての合間の時間にコンサルをやるという柔軟なスケジュールを組めたからです。ですが、そのコンサルの人数が増えるにつれ徐々に彼女の時間は圧迫されていきます。そしてコンサルの内容も1日中同じような質問に答えることの繰り返しに思えてきました。

そこでミシェルはオンラインコースを作る決断をします。コンサルで顧客にレクチャーしていた内容をオンラインコースに載せ替えたのです。結果的に彼女のオンラインコースは大成功を収めます。オンラインの事業に集中するために、自らが経営していた遊び場は他人に売却したそうです。彼女は今でも月間3万ドルの収入をオンラインのビジネスから得ています。

Michele Caruana course

ミシェルのコースの1つを紹介します。それがPlay Cafe Academyです。このコースは子供用の遊び場ビジネスを立ち上げたい人を支援するためのコースです。まだ自分のビジネスをやったことのない人も対象にしています。そのため、遊び場の作り方だけでなく銀行や投資家からの融資を引っ張る方法など、ビジネス全般に対するレクチャーも含まれています。このコースは次の4つのパートで構成されています。

  • モジュール1:このコースを最大限活用する方法を学ぶ
  • モジュール2:資金調達や収益などのビジネスプランを練る
  • モジュール3:店舗の場所を選ぶ
  • モジュール4:資金を調達する
  • モジュール5:店舗スペースをを計画する
  • モジュール6:マーケティングを理解する
  • モジュール7:オープン初日に向けて準備する
  • モジュール8:ビジネスの成功を測定し修正する
  • モジュール9:高度なビジネステクニックを実践する
  • モジュール10:初年度に発生する7つの問題を乗り越える

このような構成になっており、ここまでを1つのパッケージとして買い切り価格で販売しています。さらにオープンした後のビジネスの最適化については別の月額サブスクリプションで扱っています。またこのPlay Cafe Academyのコースを受講すると、その後の月額サブスクも1ヶ月無料で参加できます。これもとても良いセールスギミックです。

事例2:切れ味の良いビジネスアイデアを発想するためのワークショップ

エバン・キンブレル(Evan Kimbrell)さんのオンラインコースを紹介しましょう。彼はビジネスのスペシャリストです。過去にベンチャーキャピタリストやスタートアップ企業の経営者を経験しています。数多くのWebアプリやモバイルアプリのローンチを見届けてきた経験を活かして、良いビジネスアイデアを思いつくための方法をコースにしています。

Evan Kimbrell course

彼のコースの名前は「How to come up with killer business ideas: complete workshop」です。彼はFacebookやInstagramのような素晴らしいサービスは、実は特別でもなんでもない普通のアイデアから始まったと前置きをしています。そして誰もがビジネスアイデアを思いつき、それらをより良いアイデアに磨き上げる方法を教えています。彼のコースは次のような構成になっています。

  • モジュール1:コースの概要
  • モジュール2:今すぐアイデアを考え始めよう
  • モジュール3:アイデア出しの基礎を整える
  • モジュール4:アイデアをフィットさせる
  • モジュール5:アイデアの出し方
  • モジュール6:アイデアの評価とテスト
  • モジュール7:アイデアへのアドバイスと解説

彼は他にも「プロジェクトマネージャーになる方法」「スタートアップやスモールビジネスのための財務モデリング」だけでなくAirbnbの運用をマスターする方法といったコースも出しています。アウトソーシングをマスターする方法やアイデア出しをアウトソーシングする方法まであります。彼は起業家としての経験を活かして、このように幅広いジャンルのコースを作っています。

事例3:個人でサブスク課金を作る方法を教えるSubscribers!

僕が作ったコースについても紹介しましょう。紹介するのはSubscribers!というコースです。これは主に個人事業主や小さなチームでネットビジネスをやっている人向けに、サブスク商品の作り方を解説したものです。大企業じゃなくてもサブスクを使って安定した月額収入を得ようという切り口です。この商品には実は元になったストーリーがあります。

Complete bundle autowebinar optinpage

僕はかつてコンプリートバンドルという月額のサブスク商品を売っていました。実はそのコンプリートバンドルから入る毎月の売上と、アップセル商品などのおかげ1つのセールスファネルから100万ドルの売上を計上することができました。その結果、ClickFunnelsというセールスファネルのプラットフォームから日本人初の売上1億円達成者として表彰されました。2 Comma Club Awardという名前のこの賞は、僕のオランダの家の壁に飾られています。

周りからは「どうしてそんなことができるんですか?」とか「サブスクの作り方を教えてもらえませんか?」という質問を、メールやコミュニティでもらうようになりました。ちょうどその頃、NetflixやAdobeのサブスクリプションモデルでの成功事例がよくビジネス業界でも取り上げられていました。時代のニーズにマッチしていると思ったので、サブスクの作り方や具体的な実装方法に関するコースを作りました。

Youtube ads

それがOnline School Building 2.0という商品でした。この商品は広告を出したところヒット商品となり、たくさんの人達に購入してもらいました。その内容を大幅にアップデートしたのがSubscribers!というコースです。

Subscribers sales page

Subscribers!では、NetflixやAdobeのような大企業でなくても月額課金やサブスクによるビジネスが可能であることを説明しています。またそれだけでなく、商品のアイデア出しから制作、販売の仕組みの実装方法までをカバーしました。Subscribers!のカリキュラムを簡単に紹介しましょう。カリキュラムの中ではサブスクのことを会員制サイトという言葉で表現しています。

  • モジュール1:あなたの会員制サイトの方向性を決定する
  • モジュール2:会員制サイトの土台となるサクセスパスを作る
  • モジュール3:会員制サイトの運営方法を決定する
  • モジュール4:コア・コンテンツを制作する
  • モジュール5:快適な受講環境を整備する
  • モジュール6:セールスを実装するための準備をする

カリキュラムはこの後も続きます。全部で17個のモジュールを有するコースになっています。僕はカリキュラムを作るときになるべく細かく分けます。それはコースの受講生がしっかりと実践できるようにするためです。確かにサブスクの作り方という1本の動画をそのままオンラインコースにすることもできます。ですが、そうするとやはり不足が出ます。

よくあるのはレクチャーの内容が概念だけに偏ることです。そうすると話していることは理解できるが、実際に手を動かそうとするとどうやったら良いのか分からなくなる、という状態が発生します。そのためカリキュラムを作る際に、内容をできるだけ細かく分けています。これを行うには、自分でカリキュラムに対して受講者からどんな追加質問が飛んできそうか?と考えると良いでしょう。

例えば「サブスクのセールスを上手に行うためにはこうすると良いですよ」というレクチャーがあったとします。それに対して「具体的に何を作ったら良いでしょうか?」という質問が来ると想定します。そうすると、セールスレターはこう書いてくださいとか、ウェビナースライドはここに注意して作ってくださいというレクチャーが思いつきます。

このように「サブスクを作るにはどうしたら良いですか?」という質問や、他の似たような質問をベースに1つの大きなコースを作ることも可能です。コースのボリュームを増やしたい場合には、他人から質問を募集したり、他人が疑問に思うであろう部分を想定することで補うことも可能です。

まとめ:人に聞かれることを掘り下げてオンラインコースを作る

ここまで他人からよく聞かれる質問をベースに制作されたオンラインコースの例を紹介してきました。最後に要点を3つにまとめました。

  • Michele Caruanaは、子供向けの遊び場ビジネスを立ち上げるためのオンラインコースを制作した。このコースではビジネスの計画から実際の運営ノウハウまでがカバーされている。
  • Evan Kimbrellは、鋭いビジネスアイデアを思いつくためのコースを含め多数の起業家向けコースを制作した。ビジネスアイデアのコースでは、アイデアの発想方法からその評価方法までがカバーされている。
  • 石崎力也は、個人がサブスクを導入するための方法を教えるオンラインコースを制作した。このコースではサブスク商品のアイデアから、制作、実際の販売などのノウハウがカバーされている。

4-2 【2ステップでできる!】他人から聞かれる質問や相談をテーマにオンラインコースを作る方法

Last updated on 2023年11月8日 By 石崎力也

あなたは特定の分野の専門家やインフルエンサーで、ネット上で自分の知識をオンラインコースでうまくマネタイズできないかと考えています。ですが、自分の知識をどのようにオンラインコースに変えたら良いのか?と頭を悩ませているかもしれません。あなたの知識をオンラインコースにするのは、たった2つのステップを踏むことで可能になります。

あなたはこれまで専門家やインフルエンサーとして様々な場所で活動してきたはずです。講演会にゲストスピーカーとして登壇したこともあるでしょう。またはSNSやYouTubeなどオンラインの場で発信活動を続けてきたかもしれません。そういった公の場に出ていると必ず人から質問をされる機会があります。それらの質問の中にはあなたのオンラインコースを作るためのヒントが隠されています。今までに受けた質問を使ってオンラインコースのコンテンツを作るための手順を解説します。

ステップ1:今までもらった質問を分類する

まず始めに、あなたが今まで他人から受けた質問をまとめていきましょう。最終的にはこれらを分類してオンラインコースのアイデアを作るのですが、まずは様々な場所に散らばった質問を集めていきましょう。TwitterやInstagramなどのSNSのDM、コメントをチェックしてください。またYouTube動画のコメント機能で質問が来ていたかもしれません。

Questions into sheet

このような質問はどこか一箇所のスプレッドシートにまとめておくと便利です。また質問をまとめる際に注意点があります。それは質問の文章を加工せずにそのままペーストしてくることです。これは後ほど説明しますが、質問文をあなたの頭で解釈し直して変えてしまうと、元々の質問者の意図した言葉の表現が失われてしまうからです。質問文はそのままコピーアンドペーストすることをオススメします。

メールや運営しているコミュニティで受けた質問も大事です。僕の場合だとよくカスタマーサポートのメールアドレスに質問や相談が送られてきます。僕は法人や年収の高い個人事業主向けに高額で1対1のコンサルティングを提供しています。そのため、こういったメールでの質問にはあまり時間を割いて回答することができません。ですが、このような質問はオンラインコースのヒントになります。

対面で受けた質問は忘れてしまっている場合も多いはずです。そのためすぐに思い出すのは難しいかもしれません。ただしSNSやメールでの質問を受けた質問を整理している間に思い出すこともあります。思い出したときはできる限りその時に相手が使っていた言葉などを正確に書き留めるようにしてください。

ある程度の質問が集まったらそれらをジャンルごとに分類しましょう。分類した上でどんなものが多いのかを特定してください。多く寄せられている質問はそれだけ興味関心を持っている人が多いことを示しています。1人の質問者の裏には、質問するチャンスや勇気の無かった人たちが大勢いることを想像してみてください。

分類した質問を見渡してみて、オンラインコースのテーマを1つに絞ってください。オンラインコースの尺にするためには、少なくとも1時間くらいの尺が必要です。そのためそのくらいのボリュームの出るテーマを選んでください。もちろん、5時間、10時間というボリュームにしても大丈夫です。あなたが作るオンラインコースを決定しましょう。

ステップ2:決定したテーマに沿ってコンテンツを作る

オンラインコースのテーマを決定したら、次は実際の中身について考えていきます。コンテンツ制作の前に、決定したテーマについて少し深掘りをしてコースの構成を考えてください。具体的にはモジュールとレクチャーという入れ子構造のカリキュラムを作成します。

モジュールというのは章立てのことです。そしてレクチャーというのはそのモジュールの中に収録される1本1本の講義のことです。オンラインコースは通常このモジュールとレクチャーによる構造になっています。この構造を持ったコースのカリキュラムを作成してください。

Subscribers curriculum success path

例えば僕の場合であれば、過去にサブスクリプションを実装するためのコースを作りました。Subscribers!という名前の商品でした。最初にカリキュラムをいくつかのモジュールに分けました。事前準備、コンテンツ制作、システム実装、集客、事業拡大といった感じです。これらはサブスクリプションを作るために必要な過程です。そしてそれぞれのモジュールに必要なレクチャーを埋めていきました。ここでもし足りない部分が出てきた場合は、ネット上の質問サイトなどからトピックをもらって来ても良いと思います。

またコースの内容は可能な限り実用的にしてください。僕はこれまでオンラインコースビジネスをやる中で、業界にあふれるたくさんのコースを見てきました。そのうち価値が高く人気のあるコースはどれも、顧客が実践し結果を出すことにフォーカスがされていました。Mariah Coz、Stu McLaren、Jumpcutなど英語圏の一流コースクリエイターは、コースの内容を実践的にすることで人気を得て来ました。

実際にこれらの人気コースに共通していた点がいくつかあります。まず理論だけで終わらずに必ず事例が共有されていたことです。また動画レクチャーの他に、必ずワークシートが付属していました。ワークシートとは各レクチャーに対応したワークやアクションが書かれているものです。PDFでGoogle Docsなどで提供されます。動画で学んだ内容を実践するために最適な資料です。

この他にもテンプレートやスワイプファイルなども受講者の実践を助けてくれます。例えば講義の中で「SNSの投稿は分かりやすく書いてください」と教えていたとします。でも受講者にはどうしたら分かりやすく書けるのかと思って手が止まってしまいます。そういう時に穴埋め式のテンプレートや実例を載せたスワイプファイルがあれば、格段に実践しやすくなります。

Subscribers materials

僕もGoogle Docsで作ったワークシートやテンプレート、またチェックリストやチートシートなどをコースに付けています。またコースの中で自分が過去に作ってきた実物を見せたり、他人の事例を見せたりして工夫しています。これらのことを行ったことで、ありがたいことに「石崎さんのコースは分かりやすく実践的で良い」というレビューを頂くことができています。

また最終的にコースが完成してセールスマテリアルを作るときにも質問文を使います。前のステップでも少し触れましたが、セールスレターなどに実際にもらった質問文の単語をそのまま使っていきます。例えば「オンライン講座を制作する方法を教えてください」と聞かれた場合は、オンライン講座という言葉のままセールスレターに使います。

このオンライン講座という言葉を自分の頭の中でオンラインコースと置き換えてしまうと、お客さんの使っている言葉から離れてしまいます。ですが、見込み客の共感を呼ぶような強い言葉を求めているのであれば、こういった見込み客の使っている言葉をそのままセールスマテリアルに反映してください。彼らにとって馴染みの深い言葉を使うことで、あなたのオンラインコースに対する見込み客の反応が良くなるはずです。

まとめ:他人の質問からテーマを選びオンラインコースを作る

ここまで他人からの質問をベースとしたオンラインコースの作り方を解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 他人からの質問にはオンラインコースのテーマのヒントが隠れている。
  • まずは過去に受けた質問を収集し、スプレッドシートなどで分類する。
  • 分類した質問から同じような質問を探し出し、オンラインコースのテーマに選定する。
  • 選定したテーマを元にオンラインコースの骨子となるカリキュラムを作成する。
  • 作成したカリキュラムからコース内のコンテンツを作成するが、実例や資料などを充実させることで実践的なコースにすることが望ましい。
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