あなたは、個人事業主としてネット上でコンテンツマーケティングを行っているかもしれません。ですが、日々どんなコンテンツを作れば良いのかと悩んでいませんか?ここではその悩みを解消してくれるような集客コンテンツのテーマのテンプレを紹介します。一般的ではない説や主張をすることで、他とは異なる価値を提供していくものです。
コンテンツマーケティングの世界では、ただ目につくコンテンツを作るだけでは不十分です。重要なのは、ターゲットとなる見込み客にとって有益で魅力的なコンテンツを提供することです。そしてそのためには一般的な手法やトピックから少し外れて、独自の視点や切り口を提供する方法が効果的です。一般的ではない主張をするコンテンツマーケティングの方法論を深く掘り下げ、見込み客とのエンゲージメントを高める方法をお伝えします。
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王道から外れた立場で主張を展開する
それぞれの業界にはいわゆる王道の考え方があります。ある人はこれをメインストリームと呼び、ある人は常識と呼ぶかもしれません。この王道から外れた主張や説をあえて展開してください。言い換えればその業界の中でマイナーであったり、あまり人気のない意見を発信しようというものです。こういった業界の常識を覆すような主張はいつだって議論の的になります。
つまり、議論が起こるということは人々の興味関心を引き付けるということなのです。もちろん、それはあなたが信じている信念である必要があります。いくら業界の中でマイナーな主張だったとしても、あなたが心から信じていなければ意味がありません。信じていないことをブログや動画にしても、それは簡単に見込み客にバレてしまいます。だからこそ、あなたが強く主張したいマイナーな説を展開するようにしてください。
僕もこういうマイナーな主張の虜になった人物の1人です。例えば僕の好きな作家のティモシー・フェリスは著書「週4時間だけ働く」の中で王道から外れた主張をしています。彼が主張しているのは「仕事を進めたければ労働時間を減らせ」というものです。普通、ビジネスや仕事の分野ではこれと逆のことが言われています。つまり仕事を進めたければたくさんの時間を仕事に費やすことが大事だと信じられているのです。
彼いわく、長時間労働するから無駄な仕事にまで手を出してしまうのだそうです。逆に労働時間を減らすと本当に成果の上がることだけに時間を使うようになります。僕はこういう多くの人が気づいていないマイナーなアイデアが大好きです。それはその他一般の人たちと一緒にされたくないという自負かもしれません。ユニークな存在でいたいという願望は誰の心にも少しは存在するはずです。
だからこそ、この王道から外れた主張というのは人の心を惹きつけるのではないかと思うのです。いずれにしてもその業界の王道から外れた主張は魅力的です。このような主張はビジネスだけでなく、どんな業界でも存在するはずです。インデックス投資はするな、ダイエットしたければたくさん食べろ、英会話スクールには通うな、子供にはどんどんゲームをやらせろ。こういう主張を目にするとつい興味をそそられますよね。このように業界の王道から外れた主張は見込み客の興味を強烈に惹きつけるのです。
あなたは成功の過程で自分だけのノウハウを生み出している
さてあなたも何らかの分野で成功体験があり、その内容をコンテンツにしようと考えているはずです。でも自分自身の中に王道から外れたコンテンツなんてあるだろうか?と考えるかもしれません。もしあなたに少しでも成功体験があれば、あなたは自分自身の独自のノウハウを持っているはずです。確かに最初は本や他人から仕入れた知識だったかもしれません。
ですがそういう他人のやり方というのは、自分にそのまま適用してもたいてい上手くいきません。物事をうまくいかせるためには、ある程度自分で試行錯誤する必要があります。これは多くの人が体感として持っていると思います。そして試行錯誤の上に色々な発見をするんです。「このアドバイスはダメだったな」とか「自分で編み出したこの方法が最適だな」という感じです。
そうやって少しずつ自分の知識やノウハウを作っていった結果、業界の王道と違う常識が自分の中で作られたはずです。つまり成功するまでの過程の中で、人とは異なるものを獲得したということなのです。その中の1つでも良いです。自分が心から信じていて、かつ業界の王道から外れたものを探してみてください。
業界の規範に反している非常識な意見をリストアップする
業界の主流から離れている非常識な意見は、人々の物議を醸します。つまり、多くのコメントや質問が来るということです。人々の関心の的になります。エンゲージメントが高まるコンテンツのタイプであることはここまでもお伝えしてきました。では実際にそういった意見を自分の中から探し出す作業をしてみてください。
僕の場合であれば、いくつかのアイデアが浮かびます。例えば僕は自分の商品を売るために、対面やZoomで説明会をやりません。僕のいるネットビジネスの業界では、Zoom説明会でセールスをしている人がたくさんいます。なぜそれを知っているかというと、実際に僕のコンサルにそういったお客さんが来てくださるからです。もちろん、説明会をやった方が成約率が上がるのは知っています。
ですが僕はあえて説明会をしないのです。それは収入を労働時間から切り離すためです。そして平日からサーフィンも、スノボーも、総合格闘技もやりたいからです。毎月1週間ほどヨーロッパを旅行したいからです。そのために説明会をしなくても商品が売れていく仕組みを懸命に研究しました。でもこれは業界的にいうと、まったく異端なアイデアでした。でも結果的に説明会をせずとも商品を売ることに成功しています。だからこそ「説明会はするな」という主張を展開することができます。
僕はもう1つ、業界からみれば非常識なアイデアを持っています。それは「言語学習は無料でできる」というものです。多くの日本人は、言語を学ぶのであれば色々なものにお金を出す必要があると考えています。実際にオンライン英会話、入門書、単語帳、語学留学などに多くの人がお金を払っています。言語を学ぶならお金が必要というのは、業界の常識のようになっています。
ですが、僕はオランダ語を無料で勉強しました。だからこそ「言語は無料でも十分に勉強できる」という非常識な主張を持っています。スマホには無料の学習アプリであるDuolingoが入っています。Language Exchangeの仕組みを使って日本語を学びたいオランダ人と、お互いの言葉を教えあっています。しかも無料です。このようにあなたの中にも、非常識な主張が眠っているはずです。この種のコンテンツを作るときには、そういった非常識な主張をじっくりリストアップすることをオススメします。
極端な意見は対象外の見込み客を遠ざける
ここまで業界の主流から離れた非常識な主張が、いかに見込み客を引き付けるか?ということをお伝えしてきました。実はこの種のコンテンツは理想的な見込み客を引き付けるだけではありません。不要な見込み客を遠ざけるという役割も持っています。どういうことか説明します。
非常識な主張というのはとても刺激的です。常識を覆すような主張を展開するため、人の心を強く刺激します。それはプラスの方向だけでなく、マイナスの方向にも働くのです。つまりそういった主張を喜んで受け入れる人がいる一方で、嫌悪感を示す人たちも存在します。良い例がホリエモンです。ホリエモンはよく常識を覆すような過激な発言をします。
例えば過去に「大学に行く意味はない」というような発言をしていました。こういう過激な発言には「よく言ってくれた」という熱狂的なファンが付きます。ですが逆にそれを苦手に思う人たちもいます。でもホリエモンはそういった発言を好んでくれる人たちを相手にしています。ちょうど過激な発言が、聴衆を選り分けるフィルターの機能を果たしているのです。
その昔、ダン・ケネディが著書「Magnetic Marketing」の中でそのようなことを語っていました。集客コンテンツは興味のある見込み客を引き寄せ、興味のない見込み客を遠ざける役割を持っているとのことです。つまり間違ったお客さんに届かないように、コンテンツ自体がフィルターの役割を果たしているということです。
業界から見ると非常識な主張はとても強力な磁石です。これによりあなたの理想とする見込み客を強く惹きつけます。そして逆にあなたのコンテンツが、ターゲットではない見込み客に届かないようにもしてくれます。シロクロがとてもハッキリしているコンテンツのテーマなので、上手に使ってみてください。
まとめ:非常識な主張は見込み客をハッキリと選別する
ここまで業界の主流から離れるような非常識な主張をするコンテンツについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- 業界の王道から外れた主張は強力な集客コンテンツになる。
- この種の主張をするときには自分がしっかりと信じているものを選ぶ。
- あなたが成功する過程で非常識なノウハウや知識を身に着けているはずなので、それをコンテンツにする。
- 非常識な主張は対象の見込み客を強力に引き付けるだけでなく、対象外の見込み客を強力に遠ざける効果を