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1. キーワードとは?
キーワードとは何かという初歩的な話からはじめます。一つは「検索する単語のこと」です。お客さんが検索するキーワードを推測して、僕たちのお客さんをひっぱってこようとすることをSEOと言います。お客さんが検索する単語を推測して集客する方法です。
もう一つは「広告を打つとき」です。広告を打つときにも、このキーワードが必要となってきます。最後は「お客さんの頭の中」です。どんなキーワードを使っているかによって、お客さんの頭の中が、全てではありませんがわかるようになります。
わかりやすい例でいうと、レッドブルを売ることにしましょう。お客さんの頭の中を推測するのはそんなに難しくはないと思います。「レッドブル 激安」「レッドブル まとめ買い」「レッドブル 即日配送」。なんとなく、頭の中がわかりませんか?
「レッドブル」と検索している人は、あまりにも抽象的でわかりません。レッドブルという単語を聞いたことがない人が、街中でレッドブルの車を見つけて「レッドブル」と検索したのかもしれません。あるいは、レッドブルを購入したいから「レッドブル」と検索したのかもしれません。
「レッドブル 激安」と検索している人は、最安価、最安値のものを追い求めたい。できるのであれば、安く買いたい。頭の中はこのような感じです。「レッドブル まとめ買い」と検索している人は、安いにこしたことはないけれど、どちらかというとバルクで買いたい。もしかして、値段を考えていないかもしれません。少し高くてもいいけれど、まとめて買いたい。頭の中はこのように考えているのかもしれません。
「レッドブル 即日配送」と検索している人は、今すぐ欲しいということです。もしかして、今日徹夜なのかもしれないので、今すぐレッドブルを届けて欲しい。あるいは、レッドブルをすぐに届けてくれる会社やサービスを探しているのかもしれません。このように、キーワードでお客さんの頭の中がわかると思います。以上が、キーワードとは?という話でした。
2. お客さんには2タイプいる
検索エンジンのキーワード攻略という話をさせてください。お客さんには2タイプあります。1つ目は、僕たちが広告でこちらから見つけるお客さんです。2つ目は、検索で僕たちが見つけられるお客さんです。この違いはわかるでしょうか。広告は、こっちから「見てね」というものです。
1つ目は、お客さんがNetflixで映画を見ながらポップコーンを食べているときに、お客さんの頭の中に割り込んでいき、僕らが広告でお客さんを見つけにいくという作業です。2つ目は、お客さんが積極的に「レッドブル 激安」と探して、僕たちのサイトにやって来た場合です。少なくとも検索してやってきたお客さんのマインドは違います。
広告で見つけたお客さんは、パッシブ=受け身です。一方、検索で僕たちが見つけられた場合は、アクティブなお客さんです。もちろん、ものを買いやすいのはアクティブなお客さんの方です。キーワードといったときに、今はFacebook広告でたくさんお客さんを集められる時代ですから、広告のキーワードを極めていくのも重要になります。ですが、未だにコンテンツマーケティングは非常に有力な方法です。
僕がキーワードと言ったときに、それが意味することは「検索で見つけられる=アクティブなお客さん」をひっぱってくるキーワードのことだと思ってください。これからキーワードを極めていくときは、広告でのキーワードでもいいのですが、僕は「検索エンジンの方のキーワード」つまり、どうやって僕らが検索で見つけられるかというところに気を配ったキーワードを極めていただきたいと思います。
3. 儲かるキーワードは存在するのか?
「儲かるキーワード」についてお話しさせてください。儲かるキーワードを売っている人がいますが、これはかなり自己矛盾です。なぜなら、儲かるキーワードを持っているなら、その人が自分でアフィリエイトサイトを立ち上げればいいわけです。しかも、そのキーワードがみんなに知れ渡ったら、そのキーワードは飽和してしまいます。みんなが使いはじめるから、競争力が高くなってしまいます。
一番いいのは、アクセスはたくさん集まるけれど供給数が足りていないキーワードや、成約数が非常に高いけれどライバルが参入していない儲かるキーワードを見つけるのが肝です。「儲かるキーワードは存在する」という質問については、100%、YESです。
スーパーアフィリエイターが絶対やらないことがあります。それは、儲かるキーワードを教えることです。「僕はこういうキーワードを見つけました」は絶対言ってはいけません。言いたい気持ちがあると思いますが、他人には絶対言ってはいけません。儲かるキーワードは存在します。
月100万円稼ぐアフィリエイターをスーパーアフィリエイターというらしいですが、100万円という数字の大小はここでは置いておきます。そうであれば、僕もサイトアフィリエイトだけで100万円超えたことがあります。キーワードは言っていいと思うので言いますが、オンライン英会話のレアジョブです。大学生のときに作ったことがあるサイトです。「レアジョブ」というキーワードで2位にきました。1位はもちろん本家のサイトです。
どのくらい売上があったかは言いませんが、レアジョブのアフィリエイトを担当していた会社、ASPがありましたが、別の3社からもこのキーワードであげてくれませんかとお願いがきたほどです。レアジョブが上場する前に「レアジョブ」というキーワードで2位だったら、他の人とは違う特別単価をもらえます。つまり、1件の成約でもらえる単価が上がっていきます。
例えば、DMMなどのオンライン英会話を持っている担当から、僕のところに直接連絡がきて「うちのキーワードでもあげてくれませんか」と言われた経験があります。そのときに僕が使っていたキーワードは、ここで言っても仕方ないのですが「レアジョブ」というキーワードで2位にあがったのですが、ある特定のページが非常に収益率が高かったのです。
そのページを人に言うか、もちろん言うわけがありません。そのため、儲かるキーワードを売るということは自己矛盾している行為です。逆に言うと、キーワードを探し続けて、それをどこかにストックしてください。僕は見せられる範囲で次でお教えします。
4. マスターリストを作ろう
マスターリストを作るという話をさせてください。何のマスターリストを作るかというと、キーワードです。今デジタルマーケティングをされている方で、「僕は今、こういうキーワードを狙っている」という集積、マスターリストがなかったらライバルにビハインドしていると言えます。もしかしたら「あなたは儲かっていない」と言われる可能性があるほど危機的な状況です。
「keyword spreadsheet」で検索していただくと上の画像のように、いろいろとキーワードをみなさん貯めています。貯めてログに残しています。例えば「golf swing」「michigan football」「golf lessons」などを貯めていっています。アフィリエイターもみんなこういうのをしています。
一つは、スプレッドシートやexcelです。Macであればをnumbers使って貯めていきます。「flash drive」「usb flash drive」似たような言葉ですが、全部反応率が変わってきます。だからこそ、売れるキーワードとかにに「これで攻めていくんだ!」というものを彼らはハイライトをつけています。このようなリストを作っていただきたいです。まだ作っていない人は、Googleのスプレッドシートが便利です。
マスターリストを作るコツはいくつかあります。まずは、一元管理です。スプレッドシートやnumbers、excelを使ってください。いろんなサービスをまたがないでください。このキーワードはスプレッドシート、このキーワードはnumbersなどはしないでください。一つにまとめておきましょう。
次は、拡張性を考えるということです。つまり、キーワードは一つで存在しているわけではなく、常に形を変えているということです。例えば、自分は潜在意識の専門家だと思っていました。ですが、マインドフルネスの方が成約率が高かったり、単価の高いお客さんが集まることがわかったりするわけです。
潜在意識もマインドフルネスも似たような事を言っているかもしれませんが、自分はこれからはマインドフルネスでやっていくという判断ができます。潜在意識という言葉で固執していたら、ビジネスはうまくいかず、立ち行かなくなります。潜在意識だけではなく無意識など似たような言葉で拡張していくことを覚えて、意識していきましょう。言葉はこのように変化していきます。一つのキーワードがあればそれを繋げていくという発想を持ってください。
次は、自分で考えないということです。拡張性を考えると言った直後に、自分で考えないと言いましたが、キーワードは、自分の頭の中にある言葉に限定されます。知らない言葉は自分で検索できません。自分の知らない言葉を頭から出すことはできません。お客さんの頭の中にあるキーワードも僕たちは知ることができません。しかも、その単語が自分の頭の中になかったら、あるいは思いつかなかったら、そのキーワードを捨てたのと同じです。
しかし、そういうところにお宝が溜まっているかもしれないのです。キーワードを拾ってきてください。どこで拾うかはあとで説明します。自分で考えないという発想を持ってください。シソーラスを使って自分の頭の中にない単語を使ったり、Googleトレンドでトレンドを知るだけではなく、自分の頭の中にないキーワードを拾ってください。もしかしたら「このキーワードでうちの商品が売れるんじゃないか」とトレンドからわかることがあります。
あとは、ライバルチェックです。ライバルからキーワードを盗んでくることです。日本人のいいところは、英語圏からキーワードを盗んでこれます。日本人がまだ発掘していないようなキーワードは、英語圏ではどんどん広告が打たれていますが、それを日本に持って来ます。日本人のキーワードを引用すると、そのキーワードは既に使われていて競合がいるということです。
英語圏のキーワードをひっぱってこれるなら日本語に翻訳して、キーワードで打ってみると、ものすごく売れたりすることもあります。マスターリストは常に進化するというか、どんどん大きくなっていきます。一元管理して増やしていき、その中で広告を打って反応が高かったキーワードにハイライトつけたり、ライバルが使っているコピーの広告のキーワードを自分の中に付け足していったりするわけです。
僕の場合は、ランクトラッカーを使っています。僕の場合はコンテンツマーケティングなので、広告よりもどういうキーワードでお客さんをひっぱってこれるかばかりを考えているので、ランクトラッカーにキーワードをリストアップしています。重み付けをしていないから、見せても問題ないです。とりあえず、キーワードを放り込んでおきます。その中で反応が高いキーワードはメモでまとめてあります。キーワード自体は、このようにまとめることができます。以上、キーワードをまとめようという話でした。
5. DOクエリで成約しない場合は即廃業
DOクエリで成約しない場合というお話をさせてください。DOクエリとはなにかですよね。これにつきましては、鈴木謙一さんの海外SEOブログの「SEOに必須、検索意図で分類する3つのクエリのタイプの違いとその内容」でものすごく上手に説明をしているので確認してください。クエリというのは、検索のことです。
Googleのマット・カッツさんの説明のなかで、キーワードが出てきます。それは、Navigational、Informational、Transactionalと言われていて、DOクエリというのは、このTransactional(取引型)にあたります。いくつか例を出されているのですが、何かをするという意図が含まれているので、GoogleではDOクエリと呼ぶことがあるようです。
DOクエリとは具体的には、商品を購入するという意図で何かを検索します。ソフトウェアをダウンロードするという意図で何かを検索します。例えば、Adobe、InDesign、ダウンロードなどです。資料請求するという意図で検索します。簡易登録するという意図で検索します。ビデオを視聴するという意図で検索します。オンラインゲームをするという意図で検索します。壁紙をダウンロードするという意図で検索します。
具体的な例を言いますと、「iPhone5 ケース 通販」というと、買う気満々ということです。「Google Chrome ダウンロード」というと、ダウンロードする気満々ということです。「リフォーム 資料請求」というと、資料請求するつもりです。「AKB48 壁紙」というと、壁紙をダウンロードするつもりです。youtubeでアニメを見るつもりです。何かをするというためのクエリでDOクエリと言うわけです。このDOクエリでビジネスをスタートするわけです。
スタートはここからです。全てDOクエリからスタートしてください。例えば、あなたがClickFunnelsの専門家だとします。どういうキーワードでお客さんが来るかというと「ClickFunnnels 使い方」とか。具体的なところでいくと「ClickFunnnels オンラインコース」とか。この人たちはClickFunnnelの使い方を知りたい、あるいはClickFunnnelsのオンラインを買いたいと思っているわけです。
あなたがClickFunnnelsの専門家でこのキーワードからはじめるとします。はじめるというのは、Facebook広告を打ったり、Googleアドワーズの広告を打ったり、これであなたのブログを書いたりするということです。これでコンバージョンしない、成約しない場合は、超赤旗(RED FLAG) です。理由は2つあって、どちらかしか考えられないです。
1つは参入ジャンルが間違っているというか、自分が参入しようとしているマーケットが間違っています。あなたが広告を打っている場所が違っているということです。たいていの場合は、マーケティングが間違っているのです。つまり、コピーが悪い、値段が高い、安過ぎるなど、どちらかはわからないです。あるいは、商品の魅力がない、デザインが悪いなどです。
いずれにせよ、普通はこのDOクエリで、さっき言ったClickfunnnelsの使い方だとかClickFunnelsのオンラインコースとか、ClickFunnnels Udemyとか、こういったものがキーワードでDoクエリです。お客さんのやりたいことが明確に表れているTransactional(取引型)のキーワードです。これで成約しないというのは本当に何かが間違っているわけです。
ということで、最初はビジネスの早い段階で広告を打ってください。広告を打つのは、すぐにリターンを求めるためではなく、あなたのつくっているビジネスモデル、あるいはセールスパネルが正解かどうかというところを判断しないといけないのです。なぜなら、DOクエリで成約しないのなら、その他のキーワードでどうやって成約をしていくんですかという話です。
1番成約に近いクエリであなたがマーケティングを仕掛けていきます。それで物が売れないということは、何かが問題なわけです。たいていの場合は、アクセス数が足りないからという理由にみんな逃げるのですが、それはアクセス数が増えるまで全部無料でやろうとするからです。ブログ集客などでアクセスが1日に1とか2とか。それはどうなるかわかりませんが、時間が無駄です。
だからこそ、最初にお金を払ってFacebook広告でもGoogleのアドワーズでもいいのですが、お金を払ってそこで成約があるかどうかというのを調べてください。成約があったら安心してください。あとは改善をしていけばいいだけですから。すごく儲かるキーワードを探すなどをすればいいだけです。でも全く成約しない場合、これは何かが間違っています。
かなり早い段階でスタートしてくださいと言ったのは、DOクエリでスタートしなくてはいけないのは、もし自分のマーケティングが間違っている場合、早い段階で教えてもらえるからです。だから、最初に自分のつくったビジネスモデルに、アクセスをバーっと流さないといけないのです。
何が1番最悪かというと、アクセス数もない、そして自分のマーケティングモデルも悪いということです。これは何が最悪かというと、いつかアクセスが集まったら自分のビジネスはうまくいくだろうという希望的な、楽観的な観測を基にしてビジネスをやっているので、いつまでも売りが立たないのです。ずっとうまくいかないビジネスをやり続けることや、何がだめなんだろうと考えながら、オンラインコースの数が足りないのかななどと考えること。そこじゃないですよということです。
まずは自分のつくったセールスパネルが正解かどうかを調べるために、Doクエリで成約させてください。これがものすごく重要です。デジタルマーケティングマスタークラスのなかで、最も大事な部分です。自分のビジネスは、まずは広告を打って確かめてください。そして成約をつくってください、というお話でした。
6. 検索意図について
次は、検索意図という話をさせてください。クエリには3つあるというお話をしました。DOクエリ、KNOWクエリ、GOクエリです。DOクエリは「レッドブル 通販」のような感じで、レッドブルを買うと決めている、レッドブルを購入しようという意志があるなど、何かをする行動があるからDOクエリです。
KNOWクエリというのは、方法を知るということです。「Facebookアカウント 削除」だったら、Facebookアカウントの削除方法を知りたいという、情報を知りたいという意味でのKNOWクエリです。
GOクエリというのは、例えばあなたがAmazonのサイトにいくときに、ブックマークしている方はクリックでいけるのですが、たまにAmazonで買うというような人が、まずはGoogleの検索窓にAmazonと入れて、Amazonのページを出すために検索をすることがGOクエリです。何かをするという意味でも、知るという意味でもないので、DOクエリでもKNOWクエリでもないです。とりあえず、Amazonにいくためのクエリです。
キーワードそれぞれには、お客さんの意図がそれぞれ反映されているというのはいいと思います。大事なのは、自分で考えないということです。恐らく、こういう意図で検索するだろうとか、こういうキーワードできたお客さんは、こういう意味だろうというのを自分で考えない、推測で何かをやらないということがすごく重要です。
それでは、どうするかというと簡単です。成約するかどうかです。広告を打つ。これがビジネスをする上ですごく大事です。全く売上げが上がっていないという場合は、理由は2つしかないです。1つは、アクセス数が足りないから。もう1つは、マーケティングが間違っているからです。アクセス数が足りないし、マーケティングも間違っているのであれば、最悪な状況です。
自分の売っている商品が悪いとか、コピーが悪いというのを最初に知るために、意図的に自分の時間を節約するために、アクセスをガーッとお金を払ってでも流すのです。それでも、コンバージョンしなければヤバいですよという話は前回しました。そのキーワードがいいか悪いかは自分で考えない、推測をしないことです。常に広告を打って成約するかどうかだけで判断をしてください。順番に関してもそうです。
例えば「犬 トレーニング しつけ」「トレーニング 犬 しつけ」「しつけ 犬 トレーニング」これら全部同じだと思うじゃないですか。でも、検索者の意図は全く異なるわけです。それは、成約として明らかに現れてきます。僕は広告を打っていないので、この中でどれが1番成約率が高いのかはわかりません。でも、僕の中では「犬 トレーニング しつけ」と検索をする人と「トレーニング 犬 しつけ」と検索する人「しつけ 犬 トレーニング」と検索する人、同じじゃないかなと思いますが、違うということです。
それは、成約率になって明らかな違いになってくるわけです。そして、客層も変わってきます。だから自分で、多分犬のしつけ方法を知りたい人は「トレーニング 犬 しつけ」で検索するんじゃないかな、これが多分1番コンバージョンが高いだろうというような自分の推測ベースで仮説をたてない、ストーリーをつくらないということがすごく重要です。
まずは、全てで広告を打ってみる。そうすると、ものすごく成約率の高いキーワードが出てくるわけです。それを使っていくということです。そういう意味での検索意図を知る。自分で推測をしない、考えないということがすごく重要なことです。最初にアクセスを流すということを覚えておいてください。
7. Keyword Spyで英語圏の広告キーワードを盗む方法
Keyword Spyについて説明をさせてください。β版でJapanもあるのですが、正しいデータが返ってこないので「United States」で検索すればいいと思います。1番広告がでています。それを単純に日本語に翻訳して自分で使えばいいという発想でお話をさせてください。例えば、さっきも僕は犬のしつけで検索したのですが「dog training」で検索します。そうすると、オーバービュー(概観)でいろいろなものが出てきます。
まずは、似たようなキーワードです。「dogtraining」と、くっついているパターンや「dog training videos」「dog trainer」「basic dog training」「housebreaking dogs」「dog obedience training」太った肥満犬のトレーニングということです。面白いキーワードです。obedienceなんて自分の頭の中にはないですよね。「犬 肥満 トレーニング」ということです。こういうキーワードを拾ってくることができます。あとは、関連したキーワードがずっと続きます。
見てください、これすごいです。Ad Overview、広告が一覧で表示されます。彼らのコピーが盗めるじゃないですか。Dog Training & Puppy Trainingとか。Bark Busters Dog Training、Barkとは泣きやまないうるさい犬のことです。Best Friends Dog Trainingなど、こういうふうにしてコピーを盗むこともできます。素晴らしいです。
次はCompetitors、競合です。どういう人たちがPPCを打っているのか、見て下さい。例えばこのdogtopia.comは、1,189の異なるキーワードでドッグトレーニングに関する広告を打っているといのがわかるわけです。これも素晴らしいです。Organic Competitors、これはSEOです。例えば、yelp.comでは、455のキーワードでランクさせています。yelp.comは投稿サイトなのであまり参考になりませんが。
ここからは、どういう検索エンジンで、たくさんアクセスを集めることに成功しているサイトは、どういうキーワードでランクさせているのかというのを学ぶことができます。Adsを見ていくと、実際に運用されている広告が一覧で表示されます。これも素晴らしいです。Related、関連企業などがバーっと出てきます。
Misspeilは面白いです。間違ったスペルで打たれているパターン。dogtrainin、これは最後のgがないです。dog raining、これはtがないです。こういうキーワードでも間違ったキーワードで打たれているんだよということがわかります。Keyword Spy、使ってみてください。
8. Ubersuggestで関連キーワードを拾う方法
「Ubersuggest」Neil Patelさんがつくっているツールです。日本でも結構有名なのですが、前々回の3つ前のレクチャーで紹介した鈴木謙一さんがNeil Patelさん にお願いして日本語化してもらいました。これは、関連キーワードとかサジェストキーワード、オートフィル、自動的にキーワードなどを一覧で表示してくれます。例えば、ここをJapaneseで「犬 しつけ」で検索をしてみましょう。いろんなサジェストが出ます。
SEARCH VOLUMEがあります。SEO DIFFICULTY、MEDIUM、まあまあ難しいです。PAID DIFFICULTY、まあまあ難しいです。COST PER CLICK、1クリックあたり52円発生します。
さあ見ていきましょう。「犬 しつけ 教室」「犬 しつけ教室」「犬 しつけ トイレ」。スペース、半角があるかどうか、このようなことでも変わってくるのです。「犬 しつけ 吠え」まだまだあるんです。素晴らしいです。「犬 しつけ 音 グッズ」。音で犬をしつけようと思っている人がいるということです。これを参考にして、自分が犬のしつけのビデオを売っているならばですが、まずはこの中のDOクエリの中から自分の犬のしつけのビデオをを売ってみてください。
9. Amazonでキーワードを発見する方法
Amazon.co.jpからキーワードを持ってきましょう。あまりデジタルマーケターには使われていないツール、かなり評価が低いというか過小評価されているツールです。Amazonはものすごいアクセス数がありますから、実際どのような商品が売れているのかが見えます。Amazonは例えば表示スピードが0点何秒か落ちるだけで数億円の利益の損失になります。あるいは、サーバーがダウンしたときの損失は、何十億、何百億になるというぐらいの話です。それくらいAmazonはいろんな細部にも気を使っているという話です。
表示スピードだけではなく、どういうキーワードを使うかとかです。タイムセール、ギフト券、これも「ギフトチケット」でもよかったかもしれませんが「ギフト券」という言葉がよかったというデータがあるからギフト券にしているのです。もちろんですが、マージンやパディングの間も当然そうです。それも全部テストをしています。Amazonは一時期、人によってプライスを変えました。同じものを売っているのですが、見る人によって値段を変えて問題になりました。このように、いろいろテストをしているということです。
「犬 しつけ」で検索します。そうすると、カテゴリーが出るのですが、このキーワードもやっぱり売れているものを出しているわけです。だから犬のしつけだと、無駄吠え防止器具が出てくるわけです。こういうキーワードが拾ってこれるわけです。どういうのがベストセラーになっているのか見てみます。「犬の噛みグセ解決塾」。「犬と幸せに暮らす方法」これも素晴らしいし46のレビューがついています。
ほかには、犬が鳴いたら静電気ショックがくる首輪があります。もし自分が犬のしつけのクライアントをたくさん持っているなら、レビューが94というようなベストセラーを見つけて、自分も同じような商品を売ってみようかという判断ができたりするわけです。あとは、キーワードを拾ってくることもできます。「犬のトレーニング」を「ドッグトレーニング」に変えてみたり。
「ペットセーフクリッカー パープル」こういうのがベストセラーになっているわけです。やはりこの電気ショックを与えるのがベストセラーになっているのですね。このような感じで、どういうキーワードでライバルのみんなはAmazonに広告を出しているのか。それは、スポンサーを見ればわかります。
上の画像は「とりくちばし」というのですね。「とりくちばし」というキーワードはアクセス数は少ないかもしれないですけど、ものすごく成約に繋がる可能性もあるじゃないですか。そういうキーワードを拾ってこれるということです。この「とりくちばし」を自分のマスターリストに追加していくなどしていきます。
10. Ubersuggestよりも見やすいAnswerThePublicの使い方
今回は、AnswerThePublicです。これで「dog training」で検索してみるとどうなるかを見ていきましょう。ものすごく丁寧にキーワードがビジュアライズされるのです。「dog training」がhow、why、when…と繋がっています。whenでいくと「when to use dog training color」「when your dog training」いろいろなキーワードのサジェストが出てきます。
「dog training without」これ素晴らしいです。「dog training without treats」「dog training without shock collars」静電気を流すものはやっぱり効果があるのですね。このように検索されているということです。ああいう静電気を与えることはしたくないよという人が、「dog training without shock collars」というキーワードで検索をしてくるというのがわかります。
「dog training vs cat training」「dog training vs abuse」しつけと言いながらただいじめているだけじゃないかという人は「dog trainingu vs abuse」こういうのを検索しているわけなのです。そういう人にどういう商品を売るのかというのは、難しい話なんですけれども。サジェストでいろいろなキーワードが出てきます。しかもアルファベット順でこのように出してくれます。素晴らしいです。Ubersuggestよりも一覧で見れる量が多いので、すごく参考になります。AnswerThePublic使ってみてください。