どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「ScreenFlowとKeynote or PowerPointでオンラインコースを作る方法」をお伝えしていきます。
このレクチャーであなたが学べることは次の3つです。
- ScreenFlowとKeynoteの簡単な使い方
- 撮影のデモンストレーション
- 良い音を取るための環境の整え方
このレクチャーを受講するために必要な条件は、
- ScreenFlow
- Keynote
です。このレクチャーは次のような人たちを対象としています。
- オンラインコースを作成している方
- UdemyやSkillShareの講師
- TeachableやThinkificなどでオンラインコースを販売している方
では早速ノウハウをみていきましょう。
今回お届けするノウハウはこちら
1. 必要なもの
- Blue社のマイク
- PC
- 作成したKeynote資料
- お茶/お水
- スピーカー(話す人)
これらがあれば、オンラインコースを作成することができます。ちなみに、僕は、Blue社のRaspberryをマイクに使用しています。
2. 最も綺麗に収録できるマイクと話者(スピーカー)の距離
よくマイクとの距離を聞かれるんですけど、一番綺麗に録音できるのは、この写真のような距離です。ただ、この距離にすると、破裂音(パピプペポなど)によって、空気の音が入ります。なので、綺麗な音で録音したい場合は、ポップガードを購入することをお勧めします。Amazonで、Made in Chinaのものが1000円ほどで販売されています。1000円の品でも格段に音質が向上するので、試してみてください。
ポップガードを使わない場合は、マイクと口の距離を30センチくらい離して、撮影すると良いです。でも、やっぱり距離を離すと、周りのノイズを拾ってしまうので、音質は若干下がります。
3. 環境設定
お伝えしたいことは2点。
- 光量は気にする必要はない
- ノイズが入らない環境を作る
まずは、光量に関してです。カメラで撮影する場合は、被写体がいるので、光量を意識する必要があるんですけど、スクリーンキャストの場合はその必要はありません。顔出しをしたくなければ、Webカメラや内蔵カメラでの撮影をOFFにすればいいだけです。ビデオ撮影においてもっとも難しいのが、ライティング(照明技術)です。ライティングを理解していないと、映像にたくさんのノイズをのせてしまいます。でもスクリーンキャストならそんな心配は不要ですね。
次にノイズについて。ソフトウェアを使用して、ノイズを除去することもできますが、限界があります。なので、撮影する場所の環境を整えて、なるべくノイズが入らないようにします。具体的には、冷蔵庫や空気清浄機、換気扇を切ったりですね。撮影場所が道路に面していて、車の行き来する音が入るようであれば、会議室を借りて撮影するといいでしょう。
4. プレゼン資料を作るときのコツ
プレゼン資料を作るときは、資料の中に、文字を詰めすぎないようにしてください。詰めすぎてしまうと、ただ資料を読むだけのつまらない講義になってしまいます。この画像を参考にしてください。文字数を必要最低限に抑え、あとはアドリブもしくは、スクリプトを別に用意しておいて話すと、魅力的なレクチャーになります。
5. 「喋り」のコツ
オンラインコースを作成する時は、いつも出だしを意識しています。喋り続けていくと、どんどん乗ってきて、レクチャーの後半は声が大きくなっていきます。出だしだけは、テンションが低くなってしまう傾向があるので、最初は意識して声を出すようにしています。
6. 一つのレクチャーを短くする理由
僕は、1レクチャーを短くしています。理由は、2つあります。
- テンポが良くなる
- 編集が簡単になる
レクチャーを短くすると、テンポが良くなります。1つのレクチャーを3分とかにまとめると、進捗度合いが良く、受講生は「進んでいる!」感じがして気持ちよく学習できます。また、最近は、通勤中にiPhoneやiPadで講義を視聴する人も多いです。10分とか20分のレクチャーにしてしまうと、見る側は大変ですね。だからなるべくレクチャーを短くした方がいいです。
レクチャーを短くする2つ目の理由は、編集が簡単になるという点です。僕は動画撮影の編集を全てアウトソースしているので、エディターも「短い方が編集しやすい」と言っていました。1レクチャーを短くすることによって、カット編集が減るからとのこと。編集量が減るということは、浮いた時間を撮影に回せるということです。つまり、どんどんレクチャーを量産していくことができるようになります。もちろんビデオクオリティを維持した状態で数を増やすのは、いうまでもないことです。
7. ScreenFlowの撮影設定
実際に録画をする前に、「レコーディングの設定」で次の設定になっているか確認してください。
- デスクトップを録画、対象:カラーLCD
- オーディオを録音、対象:使用するマイク名(僕の場合はRaspberry)
オーディオ録音設定の部分は、内蔵マイクではなく、ちゃんと接続したマイクの名前になっていることを確認してください。また、普通に喋ってみて、音割れしていないか確認してください。ウェーブが、赤になってしまうと、音割れしている証拠です。音割れは、修復することができないので、録画する際は音量を小さくしておくと良いです。編集する際に音を大きく修正できますので。
8. ScreenFlowの設定その2
新規書類では、次のように設定しておきましょう。
- プリセット:1080p HD
- 幅:1920px
- 高さ:1080px
- タイムラインのフレームレート:30
新規録画の設定では、以下のように設定します。
- デスクトップを録画、対象にチェック
- オーディオを録音、対象にチェック(使用するマイクを選択)
- (コンピュータのオーディオを録音にチェック)
9. 撮影方法のデモンストレーション
撮影する前に、Keynoteの資料を再生して、PCの画面一杯に広げます。そして、「Shift+Command+2」を叩いて、ScreenFlowで録画していきます。この時、カウントダウンが始まるので、カウントダウンが終わったら喋り始めてください。
撮影が終わったら、もう一度、 「Shift+Command+2」を叩きます。すると、録画が終了します。Keynoteを閉じると、ScreenFlowの画面が立ち上がりますので、名前をつけて保存します。1レクチャー毎に、毎回保存するようにしましょう。
10. ScreenFlowで編集する方法
冒頭と末尾をカットする方法は、2種類あります。まず1つ目は、音声のトラックと画面キャプチャーのトラックを「Shift」を押しながら両方選択します。そして、右に寄せるだけで、不必要な部分をカットすることができます。
2つ目のやり方は、「T」でカットして削除するというやり方です。まずは、必要ない部分の頭にタイムインジケーター(赤い線)を置いて、「T」を押してカットします。そして、いらない部分を選択して、「delete」ボタンをクリックします。
冒頭と末尾にフェードイン・フェードアウトを挿入してレクチャーの見た目を良くする方法もあります。2つのトラックを選択した状態で、右クリックして、「開始/終了トランジションを追加」を選択すると追加できます。
Macbookは、画面が16:9ではないので、余白部分が出てしまいます。余白部分を消すために、ビデオの項目で、画面を拡大して余白を無くしましょう。
編集が完了したら、Command+Eでファイルを書き出します。設定は、デフォルトのままでOKです。Udemyでは、1280 X 720 あるいは 1920 X 1080で書き出すことを推奨しています。Retina ディスプレイの登場で、携帯端末でもテレビより綺麗な映像を観れるようになりました。いずれ4Kや8Kで書き出されるのが当たり前になるかもしれません。僕は今のところ、1920 X 1080で書き出すようにしています。