今回のレクチャーでは、電子書籍の出版でお金を稼ぐために必要な能力について紹介します。「本の出版には興味があるけれど、文章力に自信がない」と感じる人も多いでしょう。このレクチャーを見れば、電子書籍の出版に必要な文章力がそれほど必要でないことを理解してもらえるはずです。
しかし、売れる電子書籍を作るために、高い文章スキルは必須のものではありません。文法については簡単に学ぶことができますし、ワープロツールを使えば誰でも正しい文章を作れるからです。文章スキルよりも大切なのは、コミュニケーションスキルです。詳しく解説していきます。
電子書籍での成功に高度な文章力は不要
「売れる電子書籍を作るためには、高い文章スキルが必要でしょうか?」多くの人が疑問に抱くこの質問への答えは、ノーです。基本的な文法を理解していなくても、スペルや句読点の使い方は、誰でもすぐに学ぶことができます。
また、WordやGoogle Docsをはじめとする多くの文章作成ツールは、スペルや句読点、文法のチェックをしてくれます。また言い回しに困ったら、他にも便利なツールがあります。
「文賢」と呼ばれるオンラインツールは、あらゆる方向からライターを支援してくれる豊富な機能を持っています。文章の読みやすさを高めてくれる推敲機能。誤字・脱字、間違った日本語を正してくれる校閲機能。ボキャブラリーや言い回しを提案してくれる機能まであります。
このように、各種ツールを駆使することで、正しい文章は誰にでも書くことができるのです。しっかりとした構成があり、伝えたいメッセージが明確であれば、文章の表現や誤字・脱字はツールを使って、どうとでもなるのです。
電子書籍で成功するためには、文章力よりも、基本的なコミュニケーションスキルが必要です。自分の考えを論理的に表現することができること、相手の意見や考えを正しく理解して、きちんとした会話ができることが重要なのです。見込客のニーズを把握し、そのニーズに対してきちんとした段取りを踏みながら、分かりやすく説明する。まさにコミュニケーションと同じです。
あなたのアイデアを別のライターが執筆する
また実際に原稿を書く場合、あなたのアイデアを元にライターさんに文章を書いてもらっても良いでしょう。僕の場合も、複数のライター、記事編集者を通じて、動画の台本や書籍の原稿を書いてもらっています。もちろん、最初は僕1人で書いていました。まずは自分で書いてみてください。そのうち最終的に他人に文章を書いてもらうというのも、選択肢の1つです。
世間では、著者の代わりに文章を書く人をゴーストライターなんて呼びます。ですが、大統領のスピーチだってしっかりとしたスピーチライターが書いているし、なにも特別なことではありません。ドラッカーは、口述で本を書いていたことはすごく有名な話です。ドラッカー本人は伝えたいことを口頭で喋って、別のライターが最終的な文章にしていたんです。メンタリストDaiGoも、ひろゆきも口述で本を書いていると公言しています。
この例からも、どんな切り口で書籍を作るのか?どんなことを伝えるのか?などが大事で、文章の正確性などは他人にアウトソーシングできることが分かると思います。
まとめ:明確なメッセージがあれば電子書籍で成功できる
文章力に自信がないことを理由に、電子書籍での成功を諦める必要はありません。今あるツールを駆使すれば、正しい文章を書くことは難しいことではないからです。他人に文章作成をお願いすることだって可能です。現に多くの本がゴーストライターによって書かれています。売れる電子書籍を作るためには、文章力よりも、文章の構成や伝えたいメッセージを磨くことを重視しましょう。またすぐに、お会いしましょう。