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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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石崎力也(編集者)

1-2 Systeme.io vs 複数ツール併用|実際のコスト比較で見えた驚きの差額

Last updated on 2026年1月7日 By 石崎力也(編集者)

あなたはオンラインコースビジネスを運営していて、毎月のツール代が積み重なって負担になっていませんか?Teachable、Leadpages、Kitなど複数のプラットフォームに月額料金を払い続けることに疑問を感じているかもしれません。ここでは僕が実際に使っていたツールの料金を洗い出し、Systeme.ioと比較した結果を紹介します。

前回の記事で「年間コストを6分の1に削減した」とお伝えしました。でもこの数字は本当に正しいのか気になった人もいるはずです。そこで、実際に各プラットフォームの料金プランを確認して、本当にどれくらい安くなったのかを検証していきます。具体的な数字を見ることで、あなた自身の状況に当てはめて考えることもできるはずです。

複数ツール併用で月額427ドル!各プラットフォームの実際の料金

それでは、僕が実際に使っていた各ツールの料金を詳しく見ていきましょう。オンラインコースビジネスを運営するために必要だった3つの主要ツールについて、それぞれのプランと料金を解説します。

Teachable:月額189ドルのグロースプラン

Teachableの料金から見ていきましょう。僕が利用していたのは「グロースプラン」で、通常価格は月額189ドルです(キャンペーン中は63ドルで表示されることもありますが、ここでは通常価格で比較します)。年間払いの場合は月あたり約130ドルになりますが、今回は月額払いで計算しています。

なぜグロースプランを選んだのかというと、それ以下のプランだと25コースまでしか公開できなかったからです。僕は25以上のコースを持っていたのですが、ある時Teachableから「現状のコース数だと自動的にグロースプランへの切り替えが必要です」という案内が届きました。

もしコースが5つ以内に収まる場合は、89ドルのベーシックプランでも十分かもしれませんが、実際にオンラインコースビジネスをしていると25コース以内に収めるのはなかなか難しいと思います。だから多くの場合、グロースプランが必要になります。

ただし、これで全てが完結するわけではありません。Teachableだけではセールスファネルやメール配信などに機能が足りないため、それらを補うツールも別途導入する必要があり、さらなるコストがかかってきます。

Leadpages:月額99ドルのプロプラン

Leadpagesの料金を見ていきましょう。僕が利用していたのは「プロプラン」で、年間契約の場合はひと月あたり約74ドル、月払いでは99ドルとなります。Leadpagesは、セールスページやオプトインページ、ウェビナーページなど各種ランディングページの作成に活用していました。他のツールと比べて価格は比較的手ごろに感じるかもしれませんが、やはり月99ドルの固定費は軽視できません。

また、Leadpagesにはセールスファネルという仕組みがないため、各ページを1つずつ独立して作成する必要がありました。ファネル全体の流れや構造は自分で把握・管理しなければならず、この作業が意外と負担になります。Systeme.ioのように、ファネル全体が視覚的に表示されてどのページ同士がどう繋がっているかを把握できるプラットフォームと比較すると、管理の手間や分かりやすさに大きな違いがあります。Leadpagesの場合、各ページの管理だけでもかなり時間や労力を要していました。

Kit:月額139ドルのクリエイタープラン

Kitの料金を見ていきましょう。僕の場合、Kitには1万人のリストを登録しており、「クリエイタープラン」を利用していました。その料金は月額139ドルです。下位プランだとビジュアルオートメーションが1つしか使えず、実用的とは言えませんでした。ABテスト機能などは必要ありませんでしたが、オートメーションを複数組むためにこのプランが必須でした。

1万人規模のリストを管理するなら、この程度のコストは避けられませんし、リストが増えればさらに料金も上がります。Kitは機能的にも優れたメール配信サービスで、オートメーションも使いやすいですが、やはり月139ドルというコストは毎月大きな負担になります。これが固定費として継続的にかかってくるのです。

合計:月額427ドル、年間約80万円の衝撃

それでは、これまでご紹介した各ツールの料金を合計してみましょう。Teachableは月額189ドル、Leadpagesは99ドル、そしてKitは139ドル。この3つを足すと毎月なんと427ドルになります。日本円に換算すると約67,000円。年間にすると約80万円もの出費です。

これだけでもかなりの負担ですが、実際にはさらにコストがかかっていました。なぜなら、Teachable・Leadpages・Kitを連携させるためにZapierを利用し、締め切り管理ツールとしてDeadline Funnelも追加で契約していたためです。Zapierは利用量により料金が上下し、Deadline Funnelも毎月固定の料金が発生します。これらをすべて合算すると、さらに年間10万円ほどコストが増えていたと考えられます。

Systeme.ioのコストパフォーマンス

では、Systeme.ioの場合はどうなるのでしょうか。僕が利用しているのはUnlimitedプランで、月額97ドルです。年払いにすればさらに割安にはなりますが、ここでは比較のため月額ベースで算出します。日本円では約12,500円。これまでの合計427ドルから考えると、その約4分の1〜5分の1にコストが圧縮されたことになります。

なお、前回の記事で「6分の1」と書いたのは、ZapierやDeadline Funnelなどの外部連携ツールの料金も合算して計算したためです。メインのサービスだけでも十分に大きなコストダウンです。年間換算でみても、約80万円が約18万円に減った計算になり、差額はおよそ63万円。このインパクトは非常に大きく、特にフリーランスや個人事業主としては毎月のランニングコストが下がる安心感は計り知れません。

Systeme.ioの大きなメリットは、単に料金が安いだけではなく、機能面でも従来の複数ツールにまったく劣らない点です。特にセールスファネルの全体像を視覚的に把握できる使い勝手は、他のサービス以上だと感じました。

たとえばTeachable、Leadpages、Kitを使っていた頃は、コース管理、ページ作成、メール配信をそれぞれ別々のサービスで管理しなければならず、それらをZapierで連携する設定にも手間と注意が必要でした。このような複雑なフローも、Systeme.ioなら一つのプラットフォームに全ての機能が集約されているので、コースもファネルもメールもワンストップで管理できます。ダッシュボード上で全ての操作や状況が見渡せるため、想像以上に効率的で、作業ミスも大幅に減りました。

もう一つ押さえておきたいのは、複数ツールを利用するとコスト以上に手間が増えることです。ツールごとにログインし、それぞれの設定やステータスを確認し、連携ミスがないかチェックする必要があり、それが意外と多くの時間を奪います。たとえば、Zapierの自動連携が何かの拍子に止まると、Teachableの購入情報がKitに正しく伝わらず、購入者にメールが届かない…といったトラブルも起こり得ます。発見が遅れれば顧客体験に悪影響が出るのも悩みどころです。

その点、Systeme.ioならプラットフォーム内ですべて管理できるため、外部連携によるエラーの心配がほぼありません。お客様が決済した瞬間に自動でコースアクセスが付与され、メール配信も設定どおりに間違いなく送信されます。こうした運用のシンプルさ・確実さは、毎日の安心感につながります。

まとめ:Systeme.ioへの移行で年間63万円のコスト削減が可能

ここまで実際の料金プランを比較してきました。最後に要点を3つにまとめました。

  • Teachable、Leadpages、Kitを併用すると月額427ドル、年間約80万円のコストがかかる。
  • Systeme.ioのUnlimitedプランなら月額97ドル、年間約18万円で全ての機能が使える。
  • コスト削減だけでなく、複数ツールを管理する手間も大幅に減らすことができる。

5-2 【完全攻略】ポルトガルD8ビザ申請の次のステップと実践ガイド

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎力也(編集者)

あなたはポルトガルへの移住を決意した個人事業主やフリーランスで、具体的に何から始めればいいか迷っていませんか?ビザ申請は準備から完了まで長い道のりですが、正しいステップを踏めば必ず成功できます。ここでは実際にD8ビザを取得した経験から、申請開始の準備方法と継続的な情報収集の重要性について紹介します。

この一連の記事で学んだこと、大事なことを復習しながら、実際に申請を始めるための具体的なステップをお話ししていきます。エージェント選びから書類準備、そしてよくある質問への回答まで、これから申請する人が知っておくべきことを全て網羅します。

申請開始の準備はエージェント選びから

D8ビザ申請の最初のステップは、信頼できるエージェントを選ぶことです。このとき、「料金が分かりやすいか」「レスポンスが早く誠実か」などをしっかり確認しましょう。エージェント選びは、このプロセスの中でも特に大切なポイントなので、何度でも強調したいと思います。

特に最初から高額なパッケージ契約には注意が必要です。もしエージェントが自分に合わなかった場合でも、パッケージ契約だと返金対応が難しいケースがあります。ですので、まずは小さなタスク(例:NIFの取得、銀行口座開設など)を個別に依頼し、対応がスムーズか実際に試してみるのがおすすめです。たとえばNIFの取得なら99ユーロ、フルパッケージだと1,200ユーロくらいが目安です。仮にNIFだけ先に依頼した後、フルパッケージに切り替えたい場合は、交渉次第で割引を受けられる可能性もあります。そのため、一度に大きな契約をするのではなく段階的に進めましょう。

エージェント選びの際には、ネット上の口コミやGoogleレビューの評価だけを鵜呑みにしないようにしましょう。僕もかつて、評判が良さそうに見えたエージェントを利用して苦労した経験があります。特に、口コミが極端に高評価で内容が不自然な場合は、サクラや自作自演の可能性も考えて、慎重に見極めることが大切です。

また、ポルトガルの銀行口座を開設すると、毎月手数料が発生します。例えば僕の場合「プレステージ」という上位プランで毎月約20ユーロ、日本円で約4,000円弱の費用がかかりました。最初は口座の種類を指定できないことも多いので、その点も想定しておくと良いでしょう。一番安いプランを指定しても対応してもらえないこともあるので、まずはエージェントのアドバイスに従うとスムーズです。もし渡航後にプランを変更したければ、現地で手続きすることも可能です。

必要な書類のリストアップと準備スケジュール

必要書類のリストやチェックリストは、多くの場合エージェントから提供されますし、公式のe-Visaポータルにも揃っています。しかし、これらのリストが必ずしも全ての書類を網羅しているとは限りません。実際に必要となる書類は、申請する国や場所、時期によって変動することがしばしばあります。

僕がオランダから申請した際も、同じ在オランダポルトガル大使館で、わずか2週間の間にチェックリストや必要書類が変更される経験をしました。このように、申請条件や必要書類は頻繁に変わることがあるため、計画には十分な余裕を持たせることが大切です。すべてが順調に進む場合もまれにはありますが、追加資料の提出要請などで予想外に時間を取られることを想定しておくほうが安心です。予備書類も含めてしっかりと計画的に準備を進めましょう。そして、思い通りに進まないのがごく普通だと心づもりしておくことも大切です。

さらに、エージェントとのやり取りの具体例を挙げると、僕は以前フランス人コンサルタントのルーベンさんに契約書について相談したことがあります。日本語の契約書を提出したところ、「このケースでは翻訳やノータライズ(公証)、認証が必要です」と案内されました。その作業がパッケージに含まれているか確認したところ、「はい」と返答がありましたが、今も同じかどうかは分かりません。

サービスごとにどこまで対応してくれるか、翻訳や認証が必要かどうかなどは必ず自分で確認してください。特に日本語書類の場合、翻訳や認証を求められることが多いです。また、こういった公証や手続きは、日本人・ポルトガル人・オランダ人いずれの弁護士や専門家にも依頼できることも知っておくと安心です。

継続的な情報収集の重要性

僕はRedditでの情報収集をおすすめしています。なぜかというと、公式サイトには載っていないリアルな体験談や、最近のルール変更など最新情報を手に入れられるからです。僕自身、エージェントの案内通りに書類を準備していたにも関わらず、途中で「e-Visaポータルからの提出が必須になった」といった直前の変更がありました。

実際、エージェントのルーベンさんに確認したところ、「本当にごく最近の変更で、自分も知らなかった」と言われた経験があります。このように弁護士やエージェントに任せていたとしても、状況がどんどん変わっていくため、自分でも常に情報を集めることが重要だと感じています。ただ、全てを自分だけで調べるのは大変なので、専門家の力もうまく活用しつつ、自分でもRedditなどで最新情報を確認する、というバランスの取り方が一番おすすめです。

Redditには、公式サイトやエージェント、弁護士ではなかなか得られないリアルな現場の情報が集まっています。なぜRedditの情報が新鮮で役立つかというと、そこに書き込んでいるのは実際に申請をしている僕たち当事者だからです。エージェントや弁護士はあくまで仕事として対応しているので、移民局へ頻繁に電話するようなことはあまりありませんが、僕たち申請者は自分ごとなので本気で動きます。実際にどんな自動音声案内が流れるのか、電話をどうやったら繋げられるのかといった現場の細かい工夫や知恵が、Redditにはどんどん蓄積されています。

Redditのポルトガルのエキスパット系スレッドは本当に面白いし役立ちます。ただ有益なだけでなく、現実の厳しさに絶望することもあると思います。たとえば、「アルジェリア出身でD8ビザや学生ビザでポルトガルに来た人が、在留カードの発行を待っているうちに滞在期間をオーバーしてしまった」「冬休みに母国へ帰りたいけど在留カードがないから再入国できない」といった本当に大変なケースがたくさん投稿されています。ぜひ一度Redditをのぞいてみてください。

弁護士とのやり取りで学んだこと

ポルトガルへ渡航後、弁護士のリタさんと契約し、疑問点をひとつひとつ相談しました。その際、特に印象的だったのが「妻の出生証明書は必要か」という質問に対して、「奥様の分は不要で、お子様のものだけで構いません」との回答をもらったことです。

しかし、仮に必要だと言われた場合はフィリピンから取り寄せることになり、実際に2~3ヵ月もかかる可能性があります。そのため、書類の要不要についてはできるだけ早く教えて欲しいと、何度も念押しで確認していました。ただ、重要な連絡ほど返事がギリギリになることが多く、「これがポルトガル流なのかも…」と不安に思う場面もありました。この体験から、「必要になりそう」と感じた書類は最終的に使わない場合でも早めに準備しておくほうが安心だと強く実感しました。

さらに、「全員分のNISS(社会保障番号)は必要ですか?」と尋ねたところ、「不要です」との回答をもらいました。子どもの在学証明書についても確認したところ、これは「子どもが現地の学校に通っていることを証明するための書類」であり、学校に発行を依頼する形になると教わりました。

実際の申請では、このような細かな疑問や追加確認が頻繁に発生します。そのため、僕は書類や情報を効率よく管理するために、iCloudや1Passwordなどのパスワード管理サービスを活用しています。家族6人分のアカウント情報や必要データを一元管理できたことで、手続きの際にとても助かりました。

よくある質問への回答

申請期間の目安ですが、まずファーストステージ(ビザ申請から大使館でD8ビザ取得まで)はおよそ半年かかります。その後、実際に渡航し、在留カード(residence card)が手元に届くまでのセカンドステージはさらに約1年程度を見ておくと安心です。

ただし、このセカンドステージにかかる期間は、どの都市の移民局(SEF/DIMIC)で手続きをするかによってかなり違ってきます。リスボンやポルトなど都市部の移民局は非常に混雑しやすく、僕もリスボンの大きな移民局で手続きを行ったため、在留カードを受け取るまでにほぼ1年を要しました。一方で、地方都市や山間部、スペイン国境近くの移民局で申請した人は2週間程度で在留カードを受け取れたケースもRedditなどでよく見かけます。

エージェントについては、料金が分かりやすく信頼できるところなら利用する価値は十分あると思います。特に移民局の予約がなかなか取れない場合などには、弁護士のサポートも有効です。多くの場合、エージェントと弁護士がセットでサービスを提供していることが多く、エージェントが一連の手続きをすべて代行してくれるケースもあります。僕のおすすめは、まずNIF取得や銀行口座開設など小さいタスクからエージェントに依頼し、その対応を見て納得できればパッケージ契約へ移るという段階的な進め方です。

家族分の申請については、家族それぞれのメールアドレスとアカウント登録が必要です。僕も以前、「自分だけ先に渡航し、家族を後から呼び寄せる」という方法をエージェントに提案されたことがありましたが、実際に大使館に確認すると「家族全員が同時に申請する必要がある」と言われました。

このように、エージェントからのアドバイスと大使館の案内が異なることがあるため、最終的には必ず自分自身で直接大使館に問い合わせて確認することがとても大事です。特に日本人の場合、D7ビザやD8ビザでの移住事例がまだ少なく、エージェント側にも十分なノウハウが蓄積されていないことが多いと感じます。

書類の準備時期については、「必要そうだな」と思った時点で、できる限り早めに、そして念のため全てを事前に揃えておくことが本当に大切です。

まとめ

ここまでポルトガルD8ビザ申請の次のステップと実践ガイドについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • エージェント選びは小さいタスクから始める。いきなり大きいパッケージを買わず、質を確かめてから進む。
  • 書類準備は必要そうなものは全て準備する。
  • Redditで継続的に情報収集する。公式ページやエージェントの情報だけでは不十分。
  • 申請期間はファーストステージ半年、セカンドステージ1年の合計1年半を想定する。
  • エージェントや弁護士の言うことと大使館の言うことは違うことがある。自分で確認することが重要。

5-1 ポルトガルD8ビザ取得までの全工程を振り返る|成功の秘訣と失敗回避のアドバイス

Last updated on 2026年1月6日 By 石崎力也(編集者)

あなたはポルトガルへの移住を本気で考えている個人事業主やフリーランスで、D8ビザ申請を成功させるための具体的なアドバイスを探していませんか?申請プロセスは複雑で時間もかかりますが、正しい準備と心構えがあれば必ず成功できます。ここでは実際にD8ビザを取得した経験から、成功のために本当に重要なポイントを紹介します。

ビザ申請は想像以上に時間がかかるため、多くの人が途中で諦めてしまいます。でも、正しい知識と準備があれば、必ず乗り越えられます。ここからは、エージェント選び、書類準備、申請プロセスにかかる時間、そしてこれから申請する人へのアドバイスをお話ししていきます。

エージェント選びが成功の鍵を握る

エージェント選びはD8ビザ申請の成功を大きく左右します。手続きをすべて自分でやるのは現実的ではなく、膨大な時間がかかるうえ、僕なら途中で気持ちが折れてしまうと思います。実際に僕自身も最初のエージェント選びで失敗した経験があり、エージェント選びの大切さを痛感しました。

まず絶対に確認したいのが料金の透明性です。特に公証費用や翻訳費用などが料金に含まれているかについては、初回面談のときに具体的に聞くのがおすすめです。エージェントによっては、状況に応じて追加料金が発生することもあります。僕が利用したAnchorlessは僕のときは公証費用や翻訳費用が含まれていましたが、申込が増えて状況が変われば有料化する可能性もあるので、毎回しっかり自分で確認した方がいいです。

次に重視したいのがコミュニケーションの質です。弁護士との連携体制や、やりとりの速さ、丁寧さは必ずチェックするべきです。日本ではあまり考えられませんが、海外のサービスだとお金を払った後に音信不通になるケースも珍しくありません。最初は対応が良く見えても本当に大丈夫かは分からないので、まずは小さいタスク(例えばポルトガルのNIF=納税者番号の取得や銀行口座の開設など)を依頼し、その対応スピードや丁寧さを確認するのが安心です。

僕の場合、最初のエージェントで失敗しただけでなく、セカンドステージで弁護士に1200ユーロ支払った後に追加請求や、事前の話とは違うことを言われるなど、いろいろとトラブルも経験しました。こうしたことはポルトガルでは珍しくないので、最終的には「この人は信頼できる」と自分が思えるかどうかが一番大切だと思います。ネット上の評価も参考にはなりますが、サクラや偽レビューも多いので、鵜呑みにしない方がいいです。

僕が使ったAnchorlessは公式サイトに詳しい情報が載っているので、一通り読んでみて、分からないことは初回コンサルティング(最近は無料らしいです)で聞いてみるといいと思います。ただし無料相談は営業トークになることも多いので、その場で即決せず、冷静に自分で判断してください。もし信頼できそうだと感じた場合は、まず小さな依頼からスタートして対応を見極め、その後本格的に任せる流れがおすすめです。

ちなみにポルトガルの銀行口座を開設すると、毎月手数料が発生します。僕が契約した「プレステージ」という上位プランは月額20ユーロ、日本円で約4000円弱かかりました。最初は銀行の種類や細かいプランは選べないことも多く、こうした必要経費はある程度覚悟が必要です。「一番安いプランが希望」と伝えても要望通りにならないこともあるので、基本的にはエージェントの指示通りに進め、現地に到着してからプラン変更するくらいの気持ちでいると良いでしょう。

書類準備の徹底が申請成功の基盤

ビザ申請に必要な書類については、ネット上にさまざまなチェックリストがあります。でも、実際にはチェックリストに載っていない追加書類を求められることもあります。だから、「これは必要かもしれない」「このサイトに必要だと書いてあった」「Redditでもこれを出せと言われていた」など、少しでも必要そうだと思ったら、とにかく自分で準備しておくのがおすすめです。

僕の場合はオランダ在住だったので、日本から書類を取り寄せるのにかなり時間がかかりました。書類準備に関しては、予定より2〜3倍の期間がかかることを前提にスケジュールを組むと安心です。また、必要書類の予備も必ず準備しましょう。家族で申請する場合は人数分を印刷し、申請時に提出した書類も絶対に捨てず、すべて手元に残しておきましょう。データだけでなく、紙の書類も再度プリントアウトするのは面倒なので、日本で準備してそのまま現地に持っていくのが便利です。

僕は、いろいろなサイトや体験談を参考に、「念のため」と思える書類は全部用意しました。結局使わなかったものもありましたが、それでも準備して良かったと心から思います。さらに、移民局や大使館のアポイントは1〜2ヶ月先になることが多く、現地まで出向いても「今日は、システムトラブルで受け付けていません」と帰されることもあります。そんな時、もし追加書類が必要だと再度準備を強いられることになれば、大きなタイムロスになります。

このような事態を防ぐためにも、書類準備は徹底しましょう。書類準備の工程だけは僕ら自身がコントロールできます。逆に、移民局の予約や審査の進行ペースはコントロールできない部分です。だからこそ、自分でコントロールできる書類の準備には全力を尽くしておくべきです。

申請プロセスには想像以上の時間がかかる

僕のケースでは、まずファーストステージである大使館でのビザ取得に約半年かかりました。準備を始めたのが3月で、実際に取得できたのが10月。セカンドステージとなる移民局での在留カード取得まではさらに1年かかりました。ただ、この間、アポさえ確保できれば、あとは在留カードが届くのを待つだけなので、アポが取れたら少しはリラックスできると思います。でも、実際に手元に在留カードが届くまでは、「本当にちゃんと届くだろうか?」とか「郵便局で紛失されたらどうしよう」などと不安がつきまとって、完全には安心できません。

よく「D8ビザを取ればポルトガル移住完了」と言われますが、実際にはD8ビザ取得はあくまで申請プロセスの半分をクリアしただけです。ファーストステージ(大使館)、セカンドステージ(移民局)と2段階に分かれますし、思っていた以上に時間もかかるので、僕としてはできる限り早めに準備を始めることを強くおすすめします。大切なのは、絶対にやりきるという強いコミットメントと、現実的なスケジュール感を持つことです。そのためには柔軟な心構えも欠かせません。

たとえば、銀行口座を開設した時点で、もう「乗りかかった船」という状態なので、途中で引き返すという選択肢がなくなります。とはいえ、逆に厳密に期限を決めすぎると「うまくいかなかったらやめようかな」と挫けそうになることもあります。実際、僕も最初D7ビザに挑戦した時は諦めてしまいましたし、D8ビザでも在留カード取得でも予想していた時間の2倍か3倍の時間と手間がかかりました。日本人だけでなく、アメリカ人やヨーロッパの人たちも同じです。Redditを見れば分かりますし、僕が所属している柔術やキックボクシングのジムのアメリカ人たちも「友人がみんな途中で諦めてしまった」とよく話しています。

焦ると「すべてが計画通りに進まなければ意味がない」といった極端な考えに陥りがちですが、実際には計画通りにいかないことの方が普通です。それでも粘り強く諦めずに、長い目で取り組み続ければ、最終的にはビザも在留カードも取得できます。大切なのは、何があってもやり続けるという強い意志を持つことだと感じています。

専門家への依頼は必要経費と考える

D8ビザの申請には、専門家への依頼費だけでなく、予想以上に多くの出費がかかります。僕の場合、オランダでは毎月約2000ユーロの家賃があり、同時にポルトガルの家にも月1200ユーロ払っていました。でもポルトガルの家は、契約してから半年以上、ほとんど住んでいませんでした。実際に住んだのは3、4ヶ月くらいで、1年分まとめて家賃を払い、そのすぐ後に次の家へ引っ越してしまいました。こうした余計な出費は避けづらいですが、D8ビザ取得のための必要経費だと割り切っています。

移民弁護士に頼んで移民局の予約を取る方法もあります。僕が弁護士にお金を払った理由は、ほとんどの人がビザのステッカーを受け取った時点で移民局のアポイントが取れていないからです。アポイントがない場合、自分でひたすら電話をかけ続ける羽目になります。でもそれをやっていたら、生活に支障をきたします。僕の場合は子供たちの学校探しや、自分の仕事、趣味などに全然集中できなくなってしまいます。だから「全部丸投げした方がいい」と判断しました。

弁護士が「移民局の中に知り合いがいるので、通常とは違う方法で予約が取れる」と言っていたし、そういう話はよく耳にしますが、実際のところ本当かどうかは分かりません。ただ、僕がオランダに移住した時に手伝ってくれた移民弁護士は、本当に移民局(IND)の中にパイプがあって、直接審査状況を聞いてくれたりしていたので、場合によっては本当にコネクションがある弁護士もいると思います。

e-Visaポータルからの申請が基本

僕が初めて大使館に行ったときは、書類をプリントアウトして直接持参したのですが、最近では、e-Visaポータルからの提出が原則になったと案内されました。エージェントからは「カナダ在住者のみe-Visaポータル提出、それ以外は従来どおり大使館でOK」と言われていましたが、実際には書類を持参しても受付してもらえず、e-Visaポータルから提出することになりました。

e-Visaポータルでの提出も意外と手間がかかります。というのも、全ての必要書類を4つのファイルにまとめてアップロードしなくてはならないためです。ビザ申請のチェックリストを見ると項目が4つ以上あるのに、実際は各種証明書やパスポート、チケット、旅行保険のスクリーンショットなどを内容ごとにひとつのファイル(PDFなど)にまとめ、それぞれ2MB以内に収める必要があります。Macのプレビューや色々なアプリを活用すれば結合や圧縮自体は可能です。もしどうしても容量がオーバーしてしまう場合は、Googleドライブ等にアップロードし、その共有リンクを作成したドキュメント内にまとめて提出するという手も使えます。

また、家族分のビザを申請する場合は、それぞれ別々のメールアドレスとアカウント管理が必要になるので、事前にメールアドレスを用意しておきましょう。

そして移民局のアポ取得は非常に難しく、何度も話していますがRedditの「PortugalExpats」スレッドを見ても現地の混乱ぶりがよく分かります。メールしても返信は滅多に来ませんし、電話もほとんど繋がりません。「3日で5000回電話した」という経験談もあります。予約なしで移民局へ直接出向いても、入り口で断られるケースがほとんどです。

こうした状況の中、移民弁護士に依頼すると「通常とは違うルートで予約が取れる」と言われますが、実態は弁護士本人や事務所が僕たちの代わりに大量に電話をかけ続けているだけです。つまり予約取りの苦労をプロにアウトソーシングするイメージに近いです。

なぜポルトガルの弁護士がここまで雑務も引き受けてくれるのかというと、実はポルトガルでは弁護士の数が非常に多く、資格自体も大学を卒業すれば取得しやすいという事情があります。そのため、弁護士による事務作業や雑用代行のようなサービスもごく一般的になっています。つまり、「自分が苦手な手続きや時間のかかる作業は、外部のプロに任せる仕組みを整えること」がとても大事だと実感しました。

これから申請する人へのアドバイス

僕からのアドバイスとしては、とにかくできるだけ早めに準備を始めることが大切です。本当に想像以上に時間がかかるので、思い立ったらすぐ動き出した方が安心です。それから、エージェントは慎重に選びましょう。料金がしっかり明示されているか、あとから追加費用が発生しないかを確認しておくべきです。

正直なところ、エージェントに頼んでいなくても、誰かと一緒に進めていたり、大使館や移民局とやり取りしていると、「そんな話は聞いていない」「言われていたことと違う」と感じる出来事は必ず起こります。でも、こうした想定外な事象はポルトガルのビザ申請では日常茶飯事です。深く気にせず、「まあ、そんなものか」と気持ちを切り替えて進めていくのが最終的にはうまくいくコツだと思います。

書類については、何回でも言いますが「念のため」と思うものは全部準備してください。必要かどうかが分からないものでも、一応用意しておいて損はないです。なぜなら申請自体が1〜2ヶ月後、と待たされることが多く、追加書類となればまた時間がかかって大きなロスにつながるからです。

そして、専門家への依頼は惜しまないのが結果的に安心です。多少お金はかかりますが、精神的な負担を減らし、失敗のリスクも下げてくれます。これは必要経費だと割り切っています。

何よりも大切なのは、焦らないで長期戦の気持ちで取り組むこと。途中うまくいかないことが続いても、しがみついていれば必ず取れる、くらいの気持ちで続けるのが一番だと思っています。

まとめ:何があってもやり続けるという強い意志を持つ

ここまでポルトガルD8ビザ申請の総括と成功のためのアドバイスについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • エージェント選びが成功の鍵。料金の透明性と公証・翻訳費用込みかを初回で確認する。
  • 書類準備を徹底する。必要そうなものは全部準備し、予備も用意しておく。
  • 申請プロセスはファーストとセカンドの2段階で合計1年以上を覚悟する。
  • 専門家への依頼は必要経費で、移民弁護士を使えば移民局のアポ取得をアウトソースできる。
  • 長期的な視点で焦らず、しがみついていれば必ず取れるというマインドセットで臨む。

1-1 Systeme.io移行で年間コストを6分の1に削減!オンラインコース販売の効率化実録

Last updated on 2026年1月6日 By 石崎力也(編集者)

あなたはオンラインコースを販売していて、複数のプラットフォームを使い分けることに煩わしさを感じていませんか?ClickFunnels、Teachable、Kit、Zapierなど、それぞれに月額料金を払いながら「もっとシンプルにできないか?」と思っているかもしれません。ここでは僕が実際に経験したSysteme.ioへの移行ストーリーと、その結果得られた大幅なコスト削減と効率化について紹介します。

僕は2013年から現在まで一貫してオンラインコース販売だけをやり続けてきました。2021年にはクリックファネルの売り上げでUS1ミリオンドル、約1億円を達成し公式にアワード表彰を受けました。その後2022年に決済フォームをTeachableにスイッチして、たった3年で追加のUS1ミリオンドルを売り上げました。そんな僕がなぜSysteme.ioに移行したのか、その経緯と実際の効果をお伝えします。

複数プラットフォームの併用で年間3000ドルを支払っていた

Systeme.ioに移行する前は、複数のツールを使い分けていました。たとえばセールスファネルはClickFunnels、オンラインコースの管理はTeachable、メール配信はKitというふうに、それぞれ別のサービスに依存していました。さらに、ClickFunnelsで受けた決済情報をTeachableへ連携するのにZapierで自動化し、締め切り管理はDeadline Funnel、とにかくたくさんのプラットフォームを組み合わせて運用していました。

もちろんそうした仕組みもうまく回っていて、売上も1億円、いや気づけば3億円以上達成できていました。それでも各サービスにログインして設定を見直したり、Zapierなどの連携動作を毎回チェックしたりと、どうしても手間や煩雑さは避けられませんでした。さらに、コスト面でも年間で3000ドル近く、月にして複数ツールへ250ドル以上を支払っていたので、決して小さな負担ではありませんでした。ビジネス経費だと割り切りつつも、「もっと効率よく、一元化できる方法がないか」と考えるようになっていました。

ClickFunnels 2.0への移行タイミングでLeadpagesへ切り替え

ClickFunnels 1.0から2.0へ移行するタイミングで、僕はLeadpagesに切り替えることにしました。理由はいくつかありますが、まずClickFunnelsは一般的にはセールスファネルの構築ツールとして知られていますが、実は決済処理の面でも非常に優秀でした。1.0の時は日本円での決済が可能でしたが、2.0になったときにこれができなくなってしまったため、利用をやめてLeadpagesに移行したのです。加えて、ClickFunnelsは月額費用が年々高くなっていたので、コスト面でもよりリーズナブルなLeadpagesを選んだという背景があります。

Leadpagesではセールスページやオプトインページ、ウェビナーページなどを作成し、決済はTeachableで行うようにしました。これにより、この時点から売上がTeachableに集約されることになりました。

ただ1つ課題だったのが、Leadpagesには「セールスファネル」という概念がなかったことです。ページごとに個別に作成する必要があり、全体の流れは自分の頭で管理しなければなりませんでした。この煩雑さが、結果的にSysteme.ioへの移行を強く後押しする要因となりました。

Systeme.ioで全てを統合して年間470ドルに削減

2025年に入り、Systeme.ioを使えばすべての機能を一元化できると知りました。当時使っていたのはTeachable、Kit、Leadpagesの3つで、ClickFunnelsはすでに解約済みでした。

そこでこれら全てをSysteme.ioに集約。移行してみて感じたのは、圧倒的なコスト削減効果です。以前は年間約3000ドルを支払っていましたが、今ではSysteme.ioだけで年間470ドルほど。単純計算で6分の1以下です。

ただし、この金額はプランや時期によって異なるのでご参考程度にしてください。それでも、月々の固定費が大幅に減ったおかげで精神的な負担もかなり軽くなりました。また、Systeme.ioに移行したことでセールスファネル全体が分かりやすく可視化され、業務の効率や管理のしやすさが格段にアップしました。Leadpagesの時は頭の中で流れを整理していましたが、今は画面上で全体を一目で確認できる便利さに驚いています。

移行は単なる切り替えではなくセールスファネル再構築のチャンス

この体験談を通して、僕が伝えたいのは「実体験から得た気付きの重要性」です。僕自身、ただ理論を語るのではなく、数えきれない成功と失敗、お客様への販売の現場を通して得たリアルな知見を持っています。オンラインビジネスがあったからこそ、今はポルトガルで4人の子どもと一緒に暮らしながら、自由なライフスタイルを実現しています。自慢したいわけではありませんが、本当に幸せな人の話というのは、きっと参考になるはずです。専門知識やノウハウではなく「結果を出している人」から学ぶべきだと僕は思っています。

もし今あなたが複数のサービスを組み合わせて運用しているなら、コストが思った以上にかさんでいませんか?また、各サービス間の連携や管理の煩雑さに悩まされているかもしれません。例えばZapierを使って無理やり自動化していた部分も、Systeme.ioならワンストップで管理できて、その分だけ大きな価値があります。

そして、もし移行を検討しているのであれば、それは単なる「システムの切り替え作業」ではなく、セールスファネル全体をゼロから見直す絶好のタイミングです。移行時にファネル全体を再設計することで、不要な手順を省き、本当に成果の出る仕組みにブラッシュアップできる。まさにビジネスの刷新につながる大きなチャンスです。

まとめ:Systeme.io移行で大幅なコスト削減ができた

ここまで僕のSysteme.io移行ストーリーを紹介してきました。最後に要点を3つにまとめました。

  • 複数プラットフォームの併用は機能的には問題なくても、管理の手間とコストが大きな負担になる。
  • Systeme.ioへの統合により年間コストを6分の1に削減でき、セールスファネルの可視化でビジネスの管理が格段に楽になる。
  • プラットフォーム移行は単なる切り替えではなく、セールスファネル全体を見直して最適化する絶好のチャンスである。

4-3 【衝撃の実話】ポルトガルAIMA予約取れない問題|Reddit情報と弁護士依頼の真実

Last updated on 2026年1月6日 By 石崎力也(編集者)

あなたはポルトガルD8ビザを取得した後、AIMAとの予約をどう取れば良いか不安を感じていませんか?大使館でビザを取得すれば全て終わりだと思っているかもしれませんが、実はAIMA予約が最大の難関になります。ここでは大使館での面接対策と、予約が取れないAIMA問題への対処法について詳しく紹介します。

ビザ取得後の在留カード取得のためにAIMAとの予約が必要になりますが、この予約がほぼ不可能な状況です。Redditでは3日間で5000回電話したという人もいます。メールを送っても返事は来ず、電話は繋がらない。予約なしでAIMAに行っても受付で弾かれる。ここからは、大使館での面接の準備、AIMA予約が取れない問題、弁護士の活用方法、そしてトラブルシューティングまで詳しく解説していきます。

大使館スタッフが合格に導くように書類を確認してくれた

ポルトガル大使館での面接では、スタッフの方がとても丁寧に書類をチェックしてくれたのが印象的でした。僕が手続きをしたのはオランダにあるポルトガル大使館で、2024年6月14日に追加書類を提出した際、スザンナさんという女性スタッフが一枚一枚漏れがないか慎重に確認してくれていました。

普通、不備があればビザを却下するだけでもいいはずですが、まるで予備校の先生のように合格に導こうと意識して、不備を一つずつ一緒に直していく姿勢を感じました。本国に送ってリジェクトされても大使館側に責任が及ぶわけではないのに、本気でD8ビザ取得をサポートしようとしてくれたのがありがたかったです。

実は2024年初めは、オランダに5年住んだことで永住権が申請できる状況になり、永住権を取ってそのEUカードで他国移住も選択肢として考えていました。例えばスペイン・バレンシアなども検討したりと悩んでいましたが、最終的にはバックアップとしてポルトガルD8ビザに挑戦してみることにした経緯があります。

6月にこの大使館面接のアポイントが取れて、さらにスザンナさんが真剣に書類を確認する様子を目の当たりにして、「これならビザが通る確率も当初の10%程度から半分くらいまで上がったかも」と強く感じました。

家族分の書類は共通でも全員分を個別に印刷する

家族分の追加書類は、必ず家族一人ずつ分けて用意し、印刷する必要があります。最初は僕も自分だけ申請して、あとから家族を呼び寄せる方法で進めようと考えていましたが、エージェントから「全員個別に申請してください」と言われ、家族全員分の書類を準備することになりました。

実際の手続きでは、「次は○○さんの保険書類をお願いします」「次は○○さんの保険書類を」といった具合に、個別に書類の提示を求められました。6人家族であれば、6部ずつ準備しておきましょう。再提出などになると次のアポイントまで1〜2ヶ月待つこともあるので、余計な分は破棄するくらいのつもりで、とにかく全員分揃えておくのが安全です。

さらに、追加書類の提出はおよそ2週間以内に求められることが多く、スピーディな対応が不可欠です。例えば海外旅行保険の証明書については、内容が同じでも必ず一人ひとり分けてファイルを作り、僕、妻、そして子供4人分、計6人分を個別に用意しました。収入証明の場合も同様で、僕自身用、息子用として父親名義の書類、また家族全体の生活を支えていることを証明できる銀行残高証明やコンサル契約書などをまとめ、27ページのPDFを家族の人数分揃えました。こうした抜かりのない書類準備こそ、一度で申請をクリアするための重要なコツです。

AIMA予約はメールも電話も繋がらない

AIMA予約が取れない問題について改めて解説します。今でこそ無事にAIMAの予約が取れて在留カードも手に入りましたが、当時は本当に苦しい思いをしました。Redditのポルトガル移住者向け掲示板を読むと、AIMA予約の大変さや悲惨さが各所で語られています。今なら昔話として笑えるのですが、当時の僕は「このままずっとAIMAの予約が取れないんじゃないか」と本気で焦っていました。

日本のパスポートを持っていればヨーロッパの出入国も比較的自由にできますが、そうでない国籍の人たちは、国ごとにビザ申請が必要です。実際、ポルトガルの在留カードが発行されないことで自国に帰れなくなった人たちがたくさんいて、そのエピソードがRedditにもたくさん載っています。興味があれば、そういった生々しい体験談も読んでみてください。

AIMAだけでなくポルトガルの行政サービス全般は「問い合わせメールの返事は基本来ない」「電話もまず繋がらない」というのが日常です。特にAIMAは申請者の殺到でスタッフも不足していて、ほぼ電話が繋がらない状態が続いています。

AIMAは予約なしで行っても必ず受付で追い返されます。ビザの更新などで予約が取れず、在留カードの期限が切れてしまうとイリーガルステイ(不法滞在)状態になるため、多くの人がやむを得ず予約なしでAIMAに突撃しますが、ほぼ間違いなく入り口で門前払いを食らいます。僕もAIMAのインタビューへ行った時、最初に予約確認メールの提示を求められ、入口には体格のがっしりしたセキュリティの人が立っていました。

ネット上にはAIMA予約代行サービスも存在します。僕も500ユーロ払って依頼しようか迷いました。実際、こうした業者も結局は人力で僕たちと同じように電話をかけ続けて予約を確保し、その枠をいわゆる“チケット転売屋”のように売っている形です。それだけAIMA予約の争奪戦は激しく、入手難易度が高いというのが現実です。

1000回電話しても予約が取れなかった実例

Redditを覗いてみると、実際にAIMAの予約を取ろうと奮闘した人たちのリアルな体験談が数多く投稿されています。あるスレッドでは「1000回以上電話した」という書き込みも見かけました。最初は大げさに言っているのかとも思いましたが、冗談抜きで本当にそれほど電話をかけ続けるしかないという現状のようです。

やっと電話がつながったと思ったら「もうアポイントメントはありません(No more appointments)」と告げられ、でも「枠はたまに空くので、辛抱強くかけ続けてください」と言われてしまう。1000回かけてこれでは心が折れますよね。もし自分がこの状況だったら…と想像して絶望を感じ、僕はもう1200ユーロ払って弁護士に依頼せざるを得ませんでした。

ただし、その弁護士が本当に僕のために予約を取ってくれたのかは今でも定かではありません。電話がつながったという報告もなく、もしかしたら大使館側が手配してくれたのか、AIMAの内部処理で順番が回ってきたのかもしれないと考えています。

また、大使館に家族分のビザを受け取りに行った際(10月7日、オランダでのこと)、スタッフの方から「AIMAの予約は自動的に行われる場合もある」と説明され、「必要なら大使館からAIMAに連絡も可能」と言われましたが、実際に対応してくれたかどうかは不明でした。

とにかく、公式な情報や弁護士では得られないような現場のリアルな体験談こそ、Redditなどで共有されている印象です。最新の動向や体験談を知るには、こうしたネットのコミュニティがとても参考になります。

娘のビザだけ1ヶ月遅れてアポイントメントが記載されていた

不思議なことに、なぜか娘のビザだけが1ヶ月ほど遅れて発行されました。そして、そのビザを見ると、僕や家族のビザには記載されていないアポイントメント(面接日)が娘のビザにだけ載っていました。

このアポ付きというのは非常にラッキーで、指定された日にそのまま行けばよいという意味になります。実際、書かれているURLにアクセスすると、何月何日にどこに来てくださいという具体的な案内が表示されていました。

とはいえ、娘にだけアポイントメントがあっても他の家族5人はどうしたらいいのか分からず、正直かなり困りました。さらにややこしいことに、後日、娘のアポとは全く別の日付で「家族6人全員リスボンに来てください」という案内メールが届いたのです。

このように、AIMAのアポイントメントは本当に予測がつかず、同じ家族でも通知のタイミングや指定される日がバラバラになることがあるようです。

AIMAが抱える深刻なスタッフ不足問題

AIMAが直面している深刻な人員不足と、今後の予約システムについてまとめます。まず、旧移民局(SEF)からAIMAに十分なスタッフが異動しておらず、加えてAIMA自体の過酷な労働環境により離職者も多いことが、ポルトガルの現地ニュースで報じられています。電話での予約受付はすでに終了しているはずで、代わりにオンラインでの予約システムを2025年第1四半期、つまり年初めに運用開始予定だと発表されていました。ただし、実際には2025年の第一四半期はすでに過ぎており、現時点でどう運用されているのかは不透明です。

また、Redditの体験談によれば、400ユーロを支払えば優先的に申請が進む裏サービスのようなものも存在するという噂もあります。こうした有料予約の導入予定もニュースサイトで取り上げられていたのを見かけました。

僕自身は毎日AIMAポルト支局の前を通りかかるのですが、そこで目にするのは早朝から長蛇の列を作る人々です。朝7時に柔術の練習へ向かう途中、だいたい6時半くらいにはすでに何十人もの人が並んでいます。このような状況がもう1年以上続いており、AIMAのシステムが完全にパンクしていることを日々実感しています。この現状を目の当たりにすると、AIMAの予約が取れない問題がいかに深刻かを痛感します。

1200ユーロ払って弁護士に依頼したが効果は不明

移民弁護士を活用したAIMA予約についてお伝えします。僕の場合、「1200ユーロで家族全員分の在留許可を取得できる」と案内してくれた弁護士に依頼しました。彼女は「AIMA内部に知り合いがいるので特別ルートで予約が取れる」と話していましたが、正直なところ本当にそうなのか確信は持てません。実際に予約は取れたものの、それが彼女のおかげなのか偶然なのかは分かりませんでした。

オランダに移住した時も移民弁護士を使った経験がありますが、そのときは本当に移民局(IND)にコネがあり、審査状況も直接聞いてもらえたりして信頼感がありました。一方、ポルトガルの場合は弁護士の数も多く、AIMAと弁護士の関係もあまり良くないようで、弁護士ならではの強みをあまり実感できませんでした。

移民弁護士を探す際には、RedditやWhatsAppのコミュニティも利用しました。Redditで「ポルトに移民弁護士がいるから紹介するよ」という書き込みを見て、DMでやりとりすると実際に弁護士の名前や電話番号を教えてもらえますが、今思うと自作自演や信頼性に疑問が残る場合も多いと感じています。

最終的には、弁護士のホームページや証明書類などを確認し、信用できると判断した上で彼女に1200ユーロを支払いました。WhatsAppでやり取りをし、その流れで在留カード取得まで依頼しました。結果的に無事予約も取れて在留カードも手に入ったので結果オーライですが、「この費用が本当に必要だったのか?」という疑問はやっぱり残っています。

AIMAとの面接では一発で通すことが絶対条件

AIMAで必要になる「犯罪データベースへのアクセス許可フォーム」は大使館で既に提出していても、AIMAでも改めて再提出が求められます。そのため、AIMAとの初回面談に備えて必要書類は事前にしっかり揃えておくことが不可欠です。AIMAの予約自体が非常に取りにくい上、追加書類の提出を求められてしまうと改めてアポイントを取り直さなければならず、とても大変です。

僕の場合はポルト在住ですが、AIMAの予約が取れたのはリスボンで、都市間の移動は選択肢が多いとはいえ電車や車でも3時間かかりました。追加書類提出のためだけにまた往復するとなると非常に手間と時間がかかりますし、次の予約がいつ取れるかも分かりません。特に面接が2回目以降になると更に先延ばしになりがちなので、初回で全ての書類が揃っていることが大切です。

できるだけ一発で手続きを終えられるよう、事前準備は万全にしておくことが何より重要です。どうしても予約が取れない場合は弁護士に依頼する方法もありますが、弁護士側が実際にどれだけ確かなルートを持っているかは判断が難しいのが実情です。また、公的な発表とRedditなどで共有されている実体験には大きな差があるため、ネット上の生の声も積極的にチェックしつつ、自分に合った対応策を検討することをおすすめします。

まとめ:AIMA予約は覚悟と準備と運が必要

ここまで大使館での面接対策とAIMA対策について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 大使館スタッフは丁寧に書類確認してくれ、ビザ承認確率が大幅に向上した
  • AIMA予約は電話しても取れないような状況で、メールも電話も繋がらない
  • 1200ユーロで弁護士依頼したが効果は不明
  • AIMAは深刻な人員不足で毎朝長蛇の列になっており、完全にパンク状態が続いている
  • AIMA面接は一発で合格するために、面接時に全ての書類が揃っていることが重要である
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