今回はエバーグリーン・ローンチの中でも、ワンページファネルの話題について取り上げます。ワンページファネルとは、最も簡単にマネタイズできるエバーグリーン・ファネルです。ワンページファネルを作り終えたあとに、必ずチェックして欲しい項目を12こリストアップしました。これらを使って、ワンページファネルの仕上げを行ってください。
ワンページファネルでは、Limited Time Offer(LTO)という時間限定の割引オファーを提示していきます。この時に、ライブローンチなどで使ったセールスページを再利用すると短時間でファネルを組むことが出来ます。ファネルが出来がったあとに、チェックすべき項目を細かく見ていきましょう。今回お見せするチェックリストに従って見ていけば、あなたが作ったワンページファネルの品質を漏れなくチェックすることが出来ます。
今回お届けするノウハウはこちら
- ワンページファネルでチェックすべき12の項目
- チェック項目#1:セールスページを複製して、トップにLTOセクションを追加した
- チェック項目#2:特別なオファーを示すキャッチフレーズが魅力的である
- チェック項目#3:LTO商品が買いやすい価格になっている
- チェック項目#4:通常価格と割引価格の比較がある
- チェック項目#5:割引金額を載せている
- チェック項目#6:カウントダウンタイマーを設置している
- チェック項目#7:プログレスバーを設置している
- チェック項目#8:LTOに対するNOリンクを設置している
- チェック項目#9:ライブローンチに関係する記述を削除した
- チェック項目#10:オプトインページを用意した
- チェック項目#11:実際にオプトインして決済テストを行った
- チェック項目#12:締切後にページが正常にリダイレクトされる
- まとめ:チェックリストを使ってファネルをチェックする
ワンページファネルでチェックすべき12の項目
では早速、12項目のチェックリストをお見せします。リストをお見せしたあとで、1つ1つの項目についても解説していきます。
- セールスページを複製して、トップにLTOセクションを追加した
- 特別なオファーを示すキャッチフレーズがある
- LTO商品が買いやすい価格になっている
- 通常価格と割引価格の比較がある
- 割引金額を載せている
- カウントダウンタイマーを設置している
- プログレスバーを設置している
- LTOに対するNOリンクを設置している
- ライブローンチに関係する記述を削除した
- オプトインページを用意した
- 実際にオプトインして決済テストを行った
- 締切後にページが正常にリダイレクトされる
チェック項目は分かったけど、じゃあ実際にどんな風にチェックしてばいいのか?気になりますよね。それぞれの項目に関して、一緒に詳しく見ていきましょう。
チェック項目#1:セールスページを複製して、トップにLTOセクションを追加した
まずは、過去に使ったライブローンチのセールスページなどを複製しましょう。1からLTOページを作るよりも圧倒的に時間を短縮できます。もし複製できるページがない場合でも、問題ありません。モックアップや商品の説明を記載した、簡単なセールスページを作ってください。
ページの複製が済んだら、ページのトップにLTO特有の要素であるLTOセクションを追加しましょう。LTOセクションとは、キャッチフレーズ、カウントダウンタイマー、プログレスバーの3点セットです。
このLTOセクションを追加することで、時間限定のオファーがあることを見込み客に知らせることができます。通常のセールスページにこれを追加するだけで、一気にLTOページらしくすることが可能です。
チェック項目#2:特別なオファーを示すキャッチフレーズが魅力的である
LTOセクションとして、特別なオファーがあることを示すキャッチフレーズを追加したはずです。そのフレーズが魅力的であるかを確認しましょう。ここで魅力的なフレーズとは、LTO商品に興味を持ってもらえるような文言です。
最初の呼びかけは「ちょっと待って」や「ちょっと待ってもう1つ」、「特別なご案内です」などがオススメです。これによって、見込客のアテンションを集めてください。
また僕らが実際に広告で使ったファネルでは、「15分間限定、75%OFFオファーです。」といった時間と割引率を端的に示したフレーズが高い反応率を出していました。見込客の注意を引き、彼らの期待感をアップさせるような、魅力的な文言になっているかをもう一度チェックしてください。
チェック項目#3:LTO商品が買いやすい価格になっている
次は、LTO商品の価格です。LTOでは、オプトイン直後にいきなり商品をオファーします。そこで購入してもらうためには、ある程度購入しやすい価格でオファーすることが重要です。
僕らは多くの場合でLTOには、5,700円の値付けをしています。以前1,900円でLTOを回していたことがあるのですが、価格が安すぎたために僕らの望む客層とは異なるお客さんが入ってきました。なので、最終的には5,700円に値上げしてしまいました。
もし価格に迷ったら、最初は2,000円付近の価格を暫定的につけてみてください。あとは売れ行きをみながら価格を調整すれば問題ありません。高すぎてもいきなり買えないし、あまり安すぎてもあなたの利益幅が縮小してしまいます。最終的にあなたも最適なバランスを見つけてください。
また、商品に返金保証をつけるのも成約率をアップさせる有効な方法です。僕らはよく購入後30日間と限定して、返金保証を付けます。返金保証を付ける場合は、購入後にいつまで返金が可能か?きちんと条件を設定しておくと良いでしょう。
チェック項目#4:通常価格と割引価格の比較がある
価格を表示する部分には、LTOの価格と一緒に通常価格も合わせて載せるようにしてください。
割引額だけを書いても、伝わることは伝わります。ですが、より視覚的にアピールするために通常価格を載せましょう。さらに通常価格には打ち消し線を入れ、テキストの色を薄めにすると綺麗に見えます。
チェック項目#5:割引金額を載せている
これも価格の表示についての話題です。通常価格、そして割引後の価格の他に、割引される金額そのものを載せてください。これは意外と忘れがちです。
通常価格の22,800円を75%OFFにして、5,700円にしていたとします。この場合、可能ならば割引される17,100円も価格と一緒に表示しましょう。LTOページでは、15分から30分という短時間で見込客に購入の判断を迫ります。説明的な内容よりも、視覚的に説得できた方が圧倒的に楽です。割引額を載せることで、「17,100円も安くなるのか」と値引き幅を視覚的に強調することが可能です。
チェック項目#6:カウントダウンタイマーを設置している
カウントダウンタイマーは設置しましたか?これはClickFunnels、Deadline Funnelのどちらでも設置が可能です。Deadline Funnelの方がより厳密な締切になります。
タイマーがしっかり表示されるか?またタイマーの外観や色など、目立つようになっているかを確認してください。さらにページのトップだけでなく、ページ内の複数箇所にタイマーが設置できるとベストです。見込客に締切を強調することが可能です。
チェック項目#7:プログレスバーを設置している
ページの上部にプログレスバーはありますか?プログレスバーは地味ですが、重要な役割を担っています。プログレスバーの役割は、見込客を時間限定のオファーに集中させる効果があります。
実はプログレスバーは、見込客に対して「まだ何かが途中のままである」という感覚を持たせることができます。プログレスバーを意識的に見る見込客はほとんどいませんが、見込客の視界には確実にこのバーが入っています。見込客はこの「何かが途中のままだ」という感情を、潜在的に持つことになります。その結果、表示されている時間限定のオファーのことを考えざるを得なくなるというわけです。
チェック項目#8:LTOに対するNOリンクを設置している
もしLTOページで商品を購入したくない人は、どうなるのでしょう?その人達のためにNOリンクといわれる、オファーを断るためのリンクを設置しておきましょう。
このNOリンクは、購入ボタンの近くに設置してください。ここには「いいえ、私には不要です。」のような文言を入れてください。海外ではここに「いいえ、私は会員制サイトを作るのを諦めて、労働集約的な仕事をし続けます。」という少し屈辱的な文章を入れているケースもあります。この辺の文章の加減は、うまくバランスをとったものを入れてください。
チェック項目#9:ライブローンチに関係する記述を削除した
あなたがLTOページを作る際に、 ライブローンチに使用した既存のセールスページを複製したはずです。もともとライブローンチとして使っていたページなので、ライブローンチ用の記述があると思います。
主なものとしては、締切の日付などの日時に関する記述です。ワンページファネルは、エバーグリーン・ローンチですから締切が動的に変化します。これらのライブローンチ用のテキストは確実に削除しておいてください。
チェック項目#10:オプトインページを用意した
ワンページファネルには、LTOページの他にオプトインページも必要です。このオプトインページもClickFunnelsで用意してください。
オプトインページはシンプルなもので構いません。オプトインを促す文章とメールアドレスを入力するフォーム、そして送信ボタンがあれば十分です。オプトイン率を向上させるために、無料レポートなどのリードマグネットを用意するのも有効です。
チェック項目#11:実際にオプトインして決済テストを行った
ページが完成し、Deadline FunnelやZapierなどのツールの設定が完了したら、実際にオプトインして決済のテストをしましょう。見込客が経験する一連の流れをチェックしておきましょう。正常にオプトインは出来るか?LTOページのカウントダウンタイマーは正しく表示されているか?LTOページのデザインは崩れていないか?などのチェックをした後、決済テストを行ってください。
ClickFunnelsでファネルをテストモードにしてください。あなたのクレジットカードを使うことなく、テスト用のクレジットカード番号で決済が出来ます。決済後は、Zapier経由でTeachableのコースが納品されるはずですから、その確認もやっておきましょう。あ、そうそう。テスト決済が終わったら、ファネルのテストモードをオフにすることをお忘れなく。
チェック項目#12:締切後にページが正常にリダイレクトされる
いよいよ、最後の項目です。LTOページの締切管理に、ClickFunnelsやDeadline Funnelを使っていますね。カウントダウンタイマーがゼロになり、締切の時間になった後の挙動をチェックしましょう。
ちゃんと指定した締切後のページにリダイレクトされていますか?もし締切を過ぎてもリダイレクトされない場合は、いつまでもLTO商品を買えてしまうことになります。その場合は、もう一度設定を見直してください。
まとめ:チェックリストを使ってファネルをチェックする
いかがでしたか?今回はチェックリストを使って、ワンページファネルの品質を1つ1つ確かめてきました。あなたのファネルは正常に機能していましたか?ワンページファネルは、最もシンプルなエバーグリーン・ファネルですが、多くのマーケティングギミックを使っています。それらを抜けなくチェックし、確実にマネタイズしていくために、今回紹介したチェックリストを使ってください。最後に要点を以下にまとめました。
- チェック項目#1:セールスページを複製して、トップにLTOセクションを追加した
- チェック項目#2:特別なオファーを示すキャッチフレーズが魅力的である
- チェック項目#3:LTO商品が買いやすい価格になっている
- チェック項目#4:通常価格と割引価格の比較がある
- チェック項目#5:割引金額を載せている
- チェック項目#6:カウントダウンタイマーを設置している
- チェック項目#7:プログレスバーを設置している
- チェック項目#8:LTOを拒否するNOリンクを設置している
- チェック項目#9:ライブローンチに関係する記述を削除した
- チェック項目#10:オプトインページを用意した
- チェック項目#11:実際にオプトインして決済テストを行った
- チェック項目#12:締切後にページが正常にリダイレクトされる
さて、今回はここまでです。また次回のレクチャーでお会いしましょう。