今回は、エバーグリーン・ローンチの1つである、オートウェビナーファネルについて解説します。あなたのオートウェビナーファネルの一段上のレベルに引き上げる方法をお伝えします。僕らの作ったチェックリストを公開するので、それに従えば簡単にあなたのファネルのクオリティをアップさせることが出来ます。
あなたは、ビジネスにエバーグリーン・ローンチを取り入れる決断をしたことでしょう。これからオートウェビナーファネルを作ろうとしていますか?またはもう既にファネルが完成しているかもしれません。どちらの場合でも、今回お伝えする話が役に立ちます。
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オートウェビナーファネル・品質チェックリスト
僕はオートウェビナーファネルの完成後、必ず最後にチェックリストを用いて、 品質のチェックをしています。チェックリストをすごく重要視しているんです。でもなぜ、わざわざチェックリストを使うのでしょうか? その答えは簡単で、品質のバラツキをなくすことができるからです。またチェックリストに頼ることによって、頭の中のリソースを他のことに振り分けることができます。
チェックリストがないと「最初はウェビナータイトルが入ってて、次はえーっと、入力フォームをチェックすれば良かったっけ?」という風に、記憶に頼ることになります。漏れや抜けが発生しやすく、覚えたり考えたりという無駄な脳のリソースを消費してしまいます。
毎回異なるファネルを作っても、チェックする項目が変わりません。なので、チェックリストという形のものを作ってしまい、毎回同じ要領で作業できるように平準化してしまいましょう。
僕らは、オートウェビナーファネルを作る度に、このチェックリストをアップデートしています。今回は、そのチェックリストを公開するので、あなたのファネルのクオリティをチェックしてみてください。詳しい内容は、「石崎式!オートウェビナーファネル・チェックリスト」として用意しています。随時アップデートをかけていくので参考にしてください。
チェックリスト#1:オプトインページ
まずオプトインページでは、見込客にファネルへのオプトインをしてもらうことが第一優先になります。それを意識した上で、次のことをチェックしてください。
- オプトインページに以下の要素が入っているか?
- ウェビナータイトル
- オプトインフォームにつながる2つ以上のCTA
- ウェビナーで学べる内容の紹介
- 主催者であるあなたに関する簡単な説明
- オプトインページ上の、ウェビナーへの参加方法の案内は分かりやすいか?
- オプトインページには、友人に紹介するためのボタンやURLの表示はあるか?
ウェビナータイトルは特に忘れやすい項目なので、注意しています。 またオプトインページが少し長くなる場合には、オプトインのためのCTAは2つ以上出すことが好ましいです。これは見込み客がオプトインするチャンスを極力増やすためです。
またウェビナーのタイトルだけではなく、テキストでもウェビナーの内容を紹介しておきましょう。「このウェビナーで学べること」のような見出しをつけて、3つほどトピックをリストアップすると良いです。それぞれに簡単な説明文をつけておくと魅力的になります。
あなた自身に関する簡単な自己紹介を書いておきましょう。ここには「この人の話すことは、聞くに値する」と思ってもらえるような、実績や権威性のある話題を少し盛り込んでおくと良いでしょう。
次に、ウェビナーへの参加方法が明確に案内されているかを確認します。 実際にはオプトインをしてもらう必要があるので、メールアドレスの入力が必要です。その旨を オプトインページにしっかりと盛り込めているかを確認しましょう。
そして最後は、必須ではありませんがSNSのシェアボタンなどを配置しておくのも良いでしょう。 見込み客自身がオプトインしなかった場合でも、友人に紹介してくれるかもしれません。
チェックリスト#2:ウェビナー視聴ページ
次は、ウェビナー視聴ページをチェックしましょう。ウェビナーを実際に視聴するページです。ウェビナーの内容だけでなく、ウェビナー視聴ページ自体の挙動も確認しましょう。ブラウザのアップデートや、ブラウザとの相性の関係で、ウェビナーの再生が出来ないということが無いように注意してください。
- ウェビナーでは見込客の欲しがるノウハウを出しているか?
- ウェビナースライドは飽きが来ないように工夫されているか?
- ウェビナーの30%以上の時間をピッチに当てているか?
- ウェビナーではあなたの商品の詳細をカバーしているか?
- カリキュラム
- 実際に手に入るマテリアル
- 商品の価格
- ウェビナーの音声に雑音が入っていないか
- ウェビナーはページ上できちんと再生できるか?
まずウェビナーの中身をチェックしていきましょう。ウェビナーでは、セールスをする前に見込客に対してノウハウを提供してあげましょう。それにより、見込客との信頼関係を作るんです。
またウェビナースライド自体も重要な要素です。ウェビナーでは、スライドによる説明がメインになります。2時間もスライド見てたら、さすがに飽きます。 ウェビナースライドには動きを付けるのがポイントです。適度に動いている感じを出しましょう。文字の大きさを変えたり、画像を入れたり、時には短めのビデオを挿入しても良いでしょう。
次は、ピッチつまりセールス部分の長さです。きちんとピッチ部分に時間を割いてください。僕らはウェビナーの30%以上をピッチに当てろと言っていますが、本当は50%くらいを当てても良いんです。ただ、あまりにも多くの人がピッチに抵抗があり、すごく短いのであえて30%と控えめな数字を出しています。
ウェビナーの中で、あなたの商品について詳しい 説明を入れてください。 自分の時間をたくさんとっているので、あなたの商品ゆっくり紹介してみてください。それはコースのカリキュラムだったり、ワークシートなどの実際に手に入るマテリアルのことです。また 商品の価格についても、通常価格、割引額、割引後の価格など詳しく解説してください。
ウェビナーの音声にも留意してください。ビデオで一番しんどいのは、雑音の入った音声です。きちんとしたマイクを使って、雑音にも気を使わないと集中できる ウェビナーは作り出せません。それとエアコンは大きなノイズを拾いやすいので注意が必要です。
最後は、 ページ上でしっかりとウェビナーが再生できるかどうかを確認しましょう。 先ほども述べた通り、ウェブブラウザもかなりのペースでアップデート繰り返しています。 パソコンで再生できるものが、スマホでは再生できない、またその逆のこともよく起こります。あなたの見込客が使いそうな環境で、ウェビナーの再生テストをすることをお忘れなく。
チェックリスト#3:セールスページ
次はセールスページを見ていきましょう。セールスページには、ウェビナーのリプレイ動画埋め込んでも良いでしょう。それ以外にもたくさんの盛り込むべき項目があります。チェックリストがないと、とても拾いきれません。1つ1つ見ていってください。
- セールスページに以下が含まれているか?
- ページ上部のカウントダウンタイマー
- フックとタグライン
- CTAの周りに、商品のモックアップ、カウントダウンタイマー、オファーの詳細、参加ボタン
- テスティモニアル
- ライブチャットのウィジェット
まずは、 ページの上のほうにカウントダウンタイマーを設置してください。これはDeadline Funnelのものを使うと良いでしょう。またページ上部には、見込客の注意を引きつけるようなフックと、魅力的なタグラインが必要です。見込客をホットな状態にするための最初の掛け声です。 見込み客の事はあなたが1番理解しているはずです。彼らの喜んだり、興味を持つようなフレーズ配置してください。
次はセールページの中でも、実際に商品を紹介する部分です。 CTA(Call To Action)の近くに、 その商品のイメージをしっかりと把握できる内容を盛り込みましょう。 特にデジタル商品は、形のないものなのではっきりとした商品イメージを与えることが重要です。そのための商品モックアップであり、商品の説明になります。
また、今回のキャンペーンでのオファー内容も詳しく、解説しましょう。ボーナスの有無、割引の有無など見込客にとって魅力的なオファーがあるはずなので、それを強調しておくことが重要です。
お客さんからのテスティモニアルや、ライブチャットも見込客の購入を後押しすることに寄与します。売上が少ないうちは、ライブチャットの導入コストが大変なので、これはファネルが軌道に乗ってからでも問題ありません。
チェックリスト#4:決済ページ
決済ページもチェックリストに沿って、チェックしていきましょう。このページは、ウェビナー視聴ページやセールスページなどから飛んできて、最終的に決済情報を入力するページです。ここに来た時点で、見込客にはある程度の購入意思があるのですが、ここで最後のひと押しを忘れないようにしてください。たとえ購入意思があっても、実際に決済が完了するまでに、見込客の心情にどんな変化があるかは予想できません。
- 商品の決済ページには、以下が含まれているか?
- カウントダウンタイマー
- 商品の内容
- テスティモニアル
- 返金保証の有無
決済ページにも、カウントダウンタイマーを設置しましょう。これは、最後の最後まで緊急性を意識してもらうための必須項目です。
また決済ページでも商品の説明、カリキュラムの概要、その他手に入るものをきちんと書いておきましょう。商品の知覚価値をきちんと上げる要素を入れてください。そのためには、テスティモニアルつまりお客さんの声も有効です。
また、ここで返金保証の話もしておきましょう。例え返金不可と書いていても、返金申請をしてくる人もいます。セールスページでしっかり返金の有無について触れておきましょう。これは、無茶な返金を求めてくるような見込客を集めないための、フィルターの役割を果たします。ただし、商品の間口を広げる意味で返金保証を付けることも問題ありません。いずれにしても、返金保証が有るのか、無いのかといったことをハッキリさせる必要があります。
チェックリスト#5:その他
ここまでの各ページには当てはまりませんが、その他にもチェックしておくべき項目があるので一つ一つ見ていきましょう。
- 各ページにフッターは付いているか?
- Eメールシーケンスはきちんと流れるか?
- Missingページはあるか?
まず各ページにあなたの情報載せる、フッターをつけてください。たまにClickFunnelsのテンプレートを使った後に、フッター情報にClickFunnelsのものが入ったままの方を見かけます。これでは駄目なので、しっかり自分のものを書いておきます。フッターに入れるべきなのは、会員規約やプライバシーポリシー、特定商取引法による表示などです。
また、オプトイン後に自分のメールボックスを確認しましょう。ClickFunnelsからオプトインした際に、MailChimpなどのEメールプラットフォームに、見込客の情報が渡されます。見込客がメールを受信できて初めて、有効なセールスが可能です。オプトイン後のメールの到達確認はしっかりやっておきましょう。
最後にMissingページです。これは、カウントダウンタイマーがゼロになり締め切ったあとにリダイレクトされるページです。ClickFunnelsで1つMissingページを作っておき、どのファネルからも1箇所に集める方法を取ると、管理が楽です。
まとめ:完成後にチェックリストを使うことで品質を担保できる
今回は、オートウェビナーファネルの品質管理チェックリストを紹介しました。オートウェビナーファネルは、複雑ですが効果的なファネルです。実装さえ出きてしまえば、大きなインパクトをもたらしてくれます。ですが、複雑さゆえに細かなミスをしやすいファネルでもあります。オートウェビナーファネル完成後は、チェックリストを使ってクオリティチェックを行ってください。あなたは重要なことに集中するために、このチェックリストを使って時間や労力を節約してください。「石崎式!オートウェビナーファネル・チェックリスト」として配布しているので、自由に使ってください。最後に要点を6つにまとめました。
- オートウェビナーファネル完成後にチェックリストを用いて品質をチェックする。毎回同じような品質のファネルが作れるようになる。
- オプトインページではウェビナータイトル、オプトインフォームにつながる2つ以上のCTA、ウェビナーで学べる内容の紹介、主催者であるあなたに関する簡単な説明が含まれているかを確認する。またウェビナーの参加方法のわかり易さ、友人への紹介ボタンやURLの表示も確認する。
- ウェビナー視聴ページではウェビナーの内容について確認する。見込客の欲しがるノウハウを出しているか?スライドには飽きが来ないような工夫があるか?ウェビナーの30%以上の時間をピッチに当てているか?カリキュラム、実際に手に入るもの、価格などあなたの商品の詳細をカバーしているか?音声に雑音が入っていないか?ページ上できちんとウェビナーを再生できるか?
- セールスページでは次の内容が含まれているかを確認する。ページ上部のカウントダウンタイマー。フックとタグライン。CTAの周りの商品のモックアップ、カウントダウンタイマー、オファーの詳細、参加ボタン。テスティモニアル。必要に応じて質問用の問い合わせ用ライブチャット。
- 決済ページでは次の内容が含まれているかを確認する。カウントダウンタイマー、商品の内容、テスティモニアル、返金保証の有無。
- その他、各ページにフッターは付いているか?オプトイン後にEメールシーケンスはきちんと流れるか?Missingページはあるか?などを確認する。
今回は以上です。また次のレクチャーでお会いしましょう。