今回は、エバーグリーン・ローンチの1つであるプロダクトローンチファネルについて取り上げます。プロダクトローンチファネルを作り終えた後で、どのように出来栄えを評価したら良いでしょうか?今回は、ファネルのクオリティチェックに使えるチェックリストを公開します。あなたのファネルの仕上げ段階で使ってください。
プロダクトローンチファネルでは、4本のビデオシリーズをベースに見込客を教育し、期待感を高めた先でセールスにつなげます。ファネルの各部分で、成約率に直結するポイントがあります。今回はそれらをまとめてチェックリストの形にしました。このチェックリストに従って、ファネルの出来栄えをチェックしていけば、見込客にとって魅力的なファネルに仕上げることが可能です。それでは早速見ていきましょう。
今回お届けするノウハウはこちら
チェックリスト#1:オプトインページ
まずはオプトインページ、ここがファネルの出発点です。まずこのページに全てのトラフィックを集まってきます。このページの役割は、ただ1つ。ページを訪れた見込客にオプトインしてもらうことです。
見込客にオプトインするインセンティブを与えるために、リードマグネットを用意しても良いでしょう。僕のOnline School Building 2.0という商品を売るための、プロダクトローンチファネルでも実際に見込客にリードマグネットを配っています。このオプトインページでチェックすべき項目は以下の通りです。
オプトインページに以下の要素が入っているか?
- ビデオシリーズの説明
- リードマグネットの説明
- オプトインフォームにつながる2つ以上のCTA
- 主催者であるあなたに関する簡単な説明
まずは、このファネルにオプトインすることでどんなビデオシリーズが見れるのかを明確に書いておきましょう。僕の場合なら「このビデオで、サブスクリプションの導入方法を理解できます」ということをオプトインページに書いています。
僕のオプトインページでは、無料のビデオが見れるということに加えて、リードマグネットも用意しています。リードマグネットとして3つのPDFを配っていますが、それぞれがプリローンチコンテンツの内容に対応しています。オプトインページでは、このようなリードマグネットの説明をしっかり載せてください。それによって、リードマグネットの魅力が増し、見込客のオプトインが増えるようになります。
次は、オプトインページに設置するCTAの個数です。これはセールスページにも言えることですが、CTAを設置するときは1つのページに複数個のCTAを設置してください。これはページが長くなるほど有効です。
ページが長くなると、だんだんと「どこをクリックすればオプトイン出来るのか?」ということが分からなくなります。迷った結果、見込客はページをそっと閉じるんです。そうならないように、オプトインへのCTAはボタンなどで複数回表示してください。
最後にあなたの簡単な自己紹介を載せてください。ここでは、販売者としてのあなたの実績、権威性、ライフスタイルなどを載せましょう。ここでのポイントは、見込客に彼らの欲している情報を持つ人物だと思ってもらうことです。オプトインページは、これで良いでしょう。次はプリローンチコンテンツの視聴ページです。
チェックリスト#2:PLC視聴ページ
PLCとはプリローンチコンテンツの略です。PLC視聴ページとは、3本のプリローンチコンテンツを見てもらうための3つのページになります。このページの役割は、ビデオの視聴に集中してもらうことです。
- ページ上部に今後の動画予告が入っているか?
- PLC動画では問題と解決策がセットになっているか?
- PLC動画の最後に次のビデオの予告が入っているか?
- 動画に雑音が入っていないか?
- 動画はページ上で再生できるか?
まずは、プロダクトローンチファネルでよく見るページ上部の4本のビデオのサムネイルです。これも予告のような役割を果たします。
次は、プリローンチコンテンツの中身をチェックしましょう。プリローンチコンテンツでは、問題と解決策がセットで話すことが必要です。これが、1つのビデオにつき1セット必要です。ですから3本のビデオであれば、問題と解決策を3セット用意して、各動画の中に1セットずつ入れてください。
ビデオの最後には、次回のビデオの予告を入れましょう。こうすることで、次回のビデオへの興味を保ち、継続して見続けてもらえる可能性がグッと高まります。
動画にノイズが入っていないかも重要です。特にプリローンチコンテンツを外で撮影した場合には、編集でノイズリダクションをかけるなどの必要も出てきます。あまりノイズリダクションをかけすぎると、声がロボットみたいになります。バランスの良いところを取ってください。
また、ビデオファイルをVimeoにアップロードした場合は、必ずプレビューページを確認しましょう。パソコンとスマホの両方で、ページ上のビデオがきちんと再生されるかをチェックします。稀にブラウザとの相性で、クリックしてもビデオが始まらないということがあります。必ずチェックすべき項目です。
チェックリスト#3:セールスページ
3本のプリローンチコンテンツが終わると、いよいよセールスを行う4本目のビデオの公開です。ここでは、4本目のビデオとセールスページを合体させると良いです。このページでは、視聴者に4本目のビデオを見てもらい、期間内にセールスページを見て、商品を購入してもらうことを目的としています。
セールスページでチェックすべき項目は、以下の通りです。
- セールスページ上部に4本目のビデオを埋め込んでいるか?
- 動画はページ上で再生できるか?
- ページ上部にカウントダウンタイマーはあるか?
- 適切なフックとタグラインはあるか?
- CTAの周りに、商品のモックアップ、カウントダウンタイマー、オファーの詳細、参加ボタンはあるか?
- テスティモニアルはあるか?
まずは、4本目のビデオをセールスページの一番上に配置しましょう。それからのそのビデオがちゃんとスマホとパソコンで再生されるか、プレビューページでチェックします。
それからカウントダウンタイマーの動きも確認します。意図した通りの締切日時に向かって、カウントダウンされていることも確認してください。
ページの各所に適切なフックとタグラインも必要です。ビデオを見終わった見込客が、セールスページ内で商品に魅力を感じてもらうために必要になってきます。
次はCTA回りに、商品の情報を沢山載せているか?です。お客さんは、購入直前に商品の内容を再確認したいものです。モックアップ画像でリアリティを与え、商品の中身をもう一度伝えて、商品を魅力的に見せてください。
それから、テスティモニアルも重要です。僕ら販売者がいくら商品の宣伝をしたところで、タカが知れています。「しょせん良いことばっかり言ってるんでしょ」と思われてしまいます。だから、あなた以外の別の誰かの言葉で、商品を語ってもらいましょう。
チェックリスト#4:決済ページ
決済ページとは、商品を買うためにお客さんがクレジットカードの情報を入力し、購入ボタンを押してもらうためのページです。ここでは、お客さんの決断を揺らがせないようにすることが重要です。そのために緊急性をアピールしたり、商品の魅力を伝えるのを怠らないようにしてください。
商品の決済ページには、以下が含まれているか?
- カウントダウンタイマー
- 商品の内容
- テスティモニアル
- 返金保証の有無
まずは、最後のダメ押しとしてカウントダウンタイマーを設置しましょう。これは緊急性を示すことで、グズグズと先延ばしにしがちな行動を促す役割があります。カウントダウンタイマーの値がどんどん減っていくのを見ると、やっぱりお客さんも真剣に買う気になります。いつでも買える状態では、真剣に購入を検討してもらうのは難しいので、このページにもきちんとカウントダウンタイマーを入れましょう。
それから、商品の内容をもう一度書いておきます。見れるビデオ、もらえるワークシート、ボーナスなどの見込客が欲しがるものを並べておいてください。また決済ページにもテスティモニアルを挿入しましょう。とにかく、お客さんの購入を後押しするような情報を沢山入れることが大事です。
最後は返金保証の有無を書きましょう。これは、お客さんのためでもあるし、僕ら自身のためでもあります。返金保証がある場合は、売上に対するプラスの効果が働きます。返金保証がない場合でも、そのことをしっかり書いておきましょう。購入後のトラブル防止だけでなく、気軽に返金保証を要求するような人をあらかじめフィルターすることが出来ます。
チェックリスト#5:その他
その他にも、ファネルの中で気をつけて欲しい部分があるのでシェアしておきます。以下のチェックリストに従い、確認してください。
- 各ページにフッターは付いているか?
- Eメールシーケンスはきちんと流れるか?
- Missingページはあるか?
オンラインでセールスするには、特商法などの表示が必要になってきます。こういった表示も、全ページに出しておきましょう。プライバシーポリシーや会員規約などと一緒に、フッターに出しておくことをオススメします。
それから、メールのインボックスに移動して、ちゃんとメールシーケンスが流れているかを確認してください。これはオプトイン初日から、キャンペーンの最終日まで毎日確認しましょう。
またメール内に含まれるカウントダウンタイマーも、適切な締切日時に向けてカウントダウンされていることを合わせて確認します。
最後は、キャンペーン終了後の挙動を確認します。締め切り後は、きちんとMissingページにリダイレクトが掛かっていることを確認してください。
まとめ:チェックリストを使って確実にファネルを仕上げる
今回は、プロダクトローンチファネルの最終段階として、チェックリストを使ってファネルの完成度をチェックする方法をお伝えしました。チェックリストを使いながら、どのページでどんなことを気をつけるべきか、覚えていってください。そうすれば、次回以降にエバーグリーン・ファネルを作る際の血肉になるはずです。最後に要点を6つにまとめました。
- プロダクトローンチファネルが完成した際に、チェックリストを用いてファネルの完成度をチェックする。
- オプトインページに次の要素が入っているかを確認する。ビデオシリーズの説明、リードマグネットの説明、オプトインフォームにつながる2つ以上のCTA、主催者であるあなたに関する簡単な説明。
- PLC視聴ページでは次の項目を確認する。ページ上部に今後の動画予告が入っているか?PLC動画には問題と解決策がセットになっているか?PLC動画の最後に次のビデオの予告が入っているか?動画に雑音が入っていないか?動画はページ上で再生できるか?
- セールスページでは次の項目を確認する。セールスページ上部に4本目のビデオを埋め込んでいるか?動画はページ上で再生できるか?ページ上部にカウントダウンタイマーはあるか?適切なフックとタグラインはあるか?CTAの周りに、商品のモックアップ、カウントダウンタイマー、オファーの詳細、参加ボタンはあるか?テスティモニアルはあるか?
- 決済ページに次の要素が入っているかを確認する。カウントダウンタイマー、商品の内容、テスティモニアル、返金保証についての説明。
- その他、次の項目を確認する。各ページにフッターは付いているか?Eメールシーケンスはきちんと流れるか?Missingページはあるか?
今回はここまで、また次回のレクチャーでお会いしましょう。