今回は、LTOページの構成要素についてお伝えします。LTOとはLimited Time Offerの略で、簡単に実装できてとても効果の高いオファーの方法です。LTOページの構成要素を知ることで、売れるLTOページを自分で作れるようになります。
あなたはこれから、エバーグリーン・ファネルを導入しようとしていることでしょう。そんな時、まず始めにあなたに作ってほしいのが、ワンページファネルと呼ばれる短時間で作れて収益性の高いエバーグリーン・ファネルです。そのワンページファネルに、LTOページは欠かせません。今回は、このLTOページを分解し、それぞれの構成要素を詳しく見ていきましょう。
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LTOページを構成する5つの要素
LTOとは、Limited Time Offerつまり時間を限定したオファーという意味です。 ですが、単に時間を限定すると言うだけでは不十分です。LTOページの効果を最大化させるために、盛り込むべき構成要素があります。
それらを5つの要素に分解して、1つ1つ一緒に見ていきましょう。
要素#1:カウントダウンタイマー
まずはカウントダウンタイマーです。カウントダウンタイマーは一番大事な要素なので、特に目立つ色や大きさにするように心がけてください。 僕らは赤やオレンジをよく使います。
このカウントダウンタイマーは、ページの中で何度も出すようにしてください。CTA(Call To Action)と同じく、 このオファーが時間限定のものであることをきちんと強調する必要があります。LTOページの長さにもよりますが、3回以上は出すと効果的です。
ちなみにこのカウントダウンタイマーも、ClickFunnelsのものと、Deadline Funnelのものがあります。Deadline Funnelの方がより強力なタイマーですが、扱いがやや複雑になります。ClickFunnelsのタイマーは設置や設定が簡単ですが、やはりDeadline Funnelに比べると機能が簡易的です。どちらのタイマーを使っても大丈夫です。もし迷うようなら、最初はClickFunnelsのタイマーで実装し、成果が出てきたらDeadline Funnelを導入しても良いと思います。
要素#2:注意を引くキャッチフレーズ
LTOページは、オプトイン直後のページなので、本来であればオプトインが完了したことを見込客に示す必要があります。そのため、「登録ありがとうございます」や「登録が完了しました」などの文言が必要です。それに加えて、特別なオファーが存在することを見込客に気づかせる必要があります。
そこで必要なのが印象的なキャッチフレーズです。
この例では、15分間限定の75%OFFオファーがあることを、ストレートに表現しています。このファネルは広告用だったので、オプトインする人はオーガニックのお客さんよりもコールドです。つまり、僕のコンテンツに関する興味関心が薄い客層です。
そのため、無駄話やもったいぶった言い方は逆効果だと考えて、結論から先に伝えました。その結果「15分間限定、75%OFFのオファーです」という言い方になりました。
また別の例では、「あれはたしか、2014年5月」と続きが気になる言い方をしています。これはオーガニック用のファネルのLTOページです。オーガニックのお客さんは、僕の動画や記事を予め結構な量見てくれています。なので、あえて僕のストーリーから始めることで、お客さんの注意を引きつけています。
このようにあなたがターゲットとする客層に応じて、彼らが反応する言葉を使ってください。ここで大事なのは、キャッチフレーズやそれ以降の文章で、LTOオファーの存在を確実にアピールすることです。ここはLTO商品をオファーしている場所なのだと、見込客に気づかせることが重要です。
要素#3:プログレスバー
プログレスバーとは、読み込み中を示すバーのことです。
ちょうど、このページ上部に表示されているブルーのバーです。これはClickFunnelsで簡単に実装できるのですが、これも見込客の注意を引くために重要です。
見込客に対して、「オプトインは終わったけれど、まだ他にもやることがありますよ」という意味で使っています。しかもこれは、言葉ではなく画像なので目立ちます。まだ、LTOページでやることがあるということを、視覚的に見込客に伝えることが出来ます。
ClickFunnelsの機能でこのプログレスバーに、アニメGIFのような動きをつけることも出来ます。動きが付くと一気に臨場感が出るので、ClickFunnelsで設定するときはぜひこの機能をONにしてみてください。
要素#4:価格をしっかり表示する
次は価格の表示です。商品の価格をしっかり書きましょう。LTOページでは、時間の限定性と、価格の安さで訴求していきます。なので、価格をしっかり明記するというのは必須です。
このとき、通常価格を薄い色で表示したり、通常価格に打ち消し線を引くと、より割引を強調することが出来ます。
要素#5:割引額を計算して載せてあげる
これは価格の表示に関することですが、重要なのであえて別の項目にしました。金額が複雑な場合は、通常価格からの差額を計算して、節約できる金額としてしっかり記載するのも重要です。結局いくら節約できるのか?という疑問を瞬時に解消することが出来ます。
通常価格、割引後の価格、そして割引額を書きます。この例だと「7万9,400円OFF」と書いてありますね。
もし割引率がすごく大きい場合は、金額ではなくパーセンテージの表示しても良いでしょう。この例では75%なので、パーセンテージの方がインパクトがあります。そのため、パーセンテージだけを記載しています。感覚としては、半額の50%以上であればパーセンテージの方がインパクトが大きく見えると思います。
まとめ:LTOページの各要素を盛り込んで成約率をアップさせる
今回は、ワンページファネルにおけるLTOページの構成要素をお伝えしました。どれも少しの工夫で大きなインパクトを残せるものばかりです。まずは、これらの要素を盛り込んでLTOページを作り公開してください。そのうちもっと売上をアップさせたくなったら、ClickFunnelsのスプリットテスト機能を使って、各要素を変えたページ同士をABテストしてください。そうやって徐々にあなたの勝ちパターンを作って、次のファネルに応用していってください。実践の中でスキルを磨くためにも、まずはLTOページをしっかりと完成させてください。最後に要点を4つにまとめました。
- LTOページにはカウントダウンタイマーが必要である。タイマーには目立つ色を使い、ページの中で3回以上見せると効果的である。
- LTOページには注意を引くキャッチフレーズが必要である。ターゲットとなる客層が反応する言葉やストーリーを使うと効果的である。
- LTOページにはプログレスバーが必要である。これは見込客にオプトイン後にもやるべきことがあると伝えるためである。
- LTOページには価格をしっかり表示することが必要である。また価格を出すだけでなく割引の値幅を事前に計算し、価格に併記するとより効果的である。
今回は以上です。 また次のレクチャーでお会いしましょう。