今回はエバーグリーン・ローンチに関するマインドブロックを解消する方法についてお伝えします。エバーグリーン・ローンチには、テクニックやスキルのほかにマインドブロックを解消すると言うステップが必要です。マインドブロックが解消できないと、知らず知らずのうちに作業プロセスがスローダウンすることになります。 今回のレクチャーでその解消方法を理解し、実践してください。
あなたはこれからエバーグリーンローンチを作ろうとしているでしょう。またはすでにエバーグリーンファネルの実装に着手しているかもしれません。 あなたのビジネスにエバーグリーンの仕組みを取り入れることに対して、何か罪悪感や後ろめたいものを感じていませんか? そういった気持ちはマインドブロックとして心の奥底に居座り、あなたの邪魔をしてきます。 今回のレクチャーで、これらに対して適切に対処する方法を学んでください。
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エバーグリーン・ローンチに関する3つのマインドブロック
まず初めに、エバーグリーンローンチに関してよくある3つのマインドブロックを紹介しておきます。その3つとは以下のものになります。
- メンタルブロック#1:働かずにお金をもらってはいけない
- メンタルブロック#2:売れなかったらどうしよう
- メンタルブロック#3:まだ準備が出来ていない
1つ目のメンタルブロックは、「働かずにお金をもらってはいけない」というものです。これは、労働とお金に関するマインドブロックです。しっかりと働いている間しか収入を得てはいけないと言う、 一般的な社会通念から来ているものの影響が大きいです。
2つ目のメンタルブロックは、「売れなかったらどうしよう」というメンタルブロックです。これは、ライブローンチからエバーグリーンに切り替える際の売り上げに対する恐怖を表しています。 ライブローンチに慣れていると、短期間にまとまった金額が入金されます。 エバーグリーンでは、売り上げは少しずつ分散的に入ってくることになります。この売り上げの上がり方を理解できていないために起こるメンタルブロックです。
3つ目は、「まだ準備が出来ていない」というものです。これは完璧を求めたり、失敗を恐れたりする恐怖心からくるメンタルブロックです。 失敗を恐れるあまりにエバーグリーン・ファネルが完成しない方向に潜在意識が向かってしまいます。
これら3つのメンタルブロックに対する解決策を紹介します。一緒に一つ一つ見ながら、あなたのメンタルブロックを解消していきましょう。
メンタルブロック#1:働かずにお金をもらってはいけない
1つ目のメンタルブロックは、労働とお金に関するマインドブロックだとお伝えしました。これはつまり言い換えると、仕事の出来高を労働時間で計測しようと言うコンセプトに行き着きます。働いていない間にお金をもらってはいけない、というのならば、労働時間が多くなればもらえるお金が多くなることになります。残業代というのが、その発想をよく表している例です。
このメンタルブロックを解消するための鍵は、仕事の出来高の計測方法にあります。 仕事の出来を、労働時間ではなくビジネスに対するインパクトで計測するようにしてください。
例えば、あなたが公園の中に自動販売機を置いたとしましょう。そこに人がいればその自動販売機からたくさんの売り上げが上がるはずです。さてあなたはその自動販売機の中でお店番をしているでしょうか。 自動販売機ですから当然、あなたが店番をする必要はありません。 さてこの時、店番をして働いていないあなたはなぜ自動販売機からの収益を手にすることができるのでしょうか。
答えは、自動販売機が与えたインパクトにあります。飲み物を欲しがる人たちに、適切なタイミングで飲み物を届けられたことになります。あなたは自動販売機を設置する際に、売れやすい飲み物を調査し、設置場所を吟味して、自動販売機に先行投資をしています。 この部分があなたの仕事であり、あなたが対価を得ることが出来る根拠でもあります。
エバーグリーン・ファネルの場合も同じです。 あなたは商品のコンセプトを考え、ウェビナースクリプトを作り、ウェビナーを撮影し、そこにセールスページやEメールシーケンスに加えています。 商品が売れる以前にたくさんの仕事をしているわけです。
あなたは労働時間ではなく、お客さんへの貢献度やビジネスへのインパクトで勝負するんです。そのことを常に忘れないでほしいと思います。
メンタルブロック#2:売れなかったらどうしよう
次のメンタルブロックは、 ライブローンチからエバーグリーンローンチに変えた場合の売り上げの変化に対する不安です。 このメンタルブロックを解消するカギは、あなたがビジネスに何を求めるかということに帰結します。
ライブローンチでは、いかに短期間に多くの売り上げを集めるかと言う事に重きが置かれてきました。逆に言うと、それ以外の部分はおろそかにされてきたと言うことです。ローンチ期間の私生活だったり、 あなたの健康状態を犠牲にして成り立ってきたとも言えます。ローンチ期間は、激務のあまりに気力、体力がともに削られていくからです。
あなたはそんなライブローンチから抜け出すために、エバーグリーン・ローンチの導入に興味を持ったはずです。 確かにエバーグリーン後に切り替えると、 収益が上がるスピードがゆっくりになります。体感的に売り上げが下がったように感じられるかもしれません。しかししっかりとしたファネルが組めていれば、年間を通じてきちんとした利益を見込めるはずです。
そのゆっくりとした売り上げのスピードに負けずに、あなたがこの先大事にしたいと思ったことを優先させてください。それは、ゆったりと仕事の出来るタイムスケジュールかもしれないし、家族との大切な時間かもしれません。 可能ならば、エバーグリーン・ローンチを成功させたあとの、あなたのビジョンを紙に書き出してください。
実際の作業をやっていると、目の前の仕事ばかりに気を取られ、こういったビジョンが思い出せなくなることがあります。 だからきちんと文章にすることが大切です。
あなたがライブローンチをやっていて辛かったこと、そしてエバーグリーン・ローンチに期待することを書き出してください。これだけで、自分が何のためにエバーグリーン・ローンチを導入するのか。いつでも立ち戻れる、心理的な拠り所を作ることができます。
メンタルブロック#3:まだ準備が出来ていない
3つ目のメンタルブロックは、失敗を恐れるあまり、自分を守ろうとして作業を止めてしまうものです。 自分ではまだ準備ができていないから、などと言う理由をつけています。 でも本質的には商品やファネルを外に公開するのは怖かったりするのです。
このメンタルブロックを解除するための鍵は、完璧なものなど存在しないと思うことです。 いやむしろ、エバーグリーン・ローンチはライブローンチよりも有利な立場にあります。
ライブローンチでは、一度セールスマテリアルを作ってしまうと、ローンチ期間中は一気に商品が売れていってしまうので、何かを修正する暇がありません。
対してエバーグリーン・ローンチでは、 お客さんが分散してファネルに入ってくるので、成約率などを見ながらセールスマテリアルを修正していくことができます。その結果、徐々に洗練されたものに作り替えていくことが可能です。 これはすごく安心できる話じゃないかと思うんです。
そういった意味でたとえ完璧でなくても、リリースしてしまって、稼働させながら修正させていく方法を僕らがオススメしています。
もちろん売り上げのペースは、ライブローンチよりゆっくりとしたものになるでしょう。ですがあなたには、時間とともにファネルを改善してしていき、洗練させていく猶予が与えられています。 安心してファネルを作りリリースしてください。
まとめ:メンタルブロックを解消してエバーグリーンを前に進める
今回は、エバーグリーン・ローンチに関するメンタルブロックの解消法について話してきました。 エバーグリーン・ローンチには意外にも、メンタルの問題が根深く存在しています。ですが、このメンタルブロックの問題は、はじめのうちに解消しておいてください。最後に要点を3つにまとめました。
- 「働かずにお金をもらってはいけない」というメンタルブロックを解消するためには、仕事の出来を労働時間ではなくビジネスに対するインパクトで計測する。
- 「売れなかったらどうしよう」というメンタルブロックを解消するためには、短期的な売上を忘れる必要がある。そのためにエバーグリーン・ローンチを成功させた理想の未来を紙に書き出す。
- 「まだ準備が出来ていない」というメンタルブロックを解消するためには、完成後もファネルは修正可能だという認識を持つ。
今回はここまで。では、また次回のレクチャーでお会いしましょう。