今回は、リードマグネットを使って効率的にエバーグリーン・ローンチに集客する方法を解説します。リードマグネットとは、メールアドレスを登録してもらう代わりに渡すプレゼントのことです。リードマグネットを用意することで、見込客にオプトインに対する強力なインセンティブを与えることが可能です。このレクチャーでは、リードマグネットによる集客を効果的にするために、取り入れるべきコツを紹介します。
リードマグネットとは、PDFやプレゼンテーション資料のような無料のコンテンツです。もちろんリードマグネットなしでも、オプトインしてくれるお客さんはいます。ウェビナーやビデオシリーズなどの内容が見込客の興味に合致していれば、オプトインはされていくでしょう。さらにオプトイン率を高めたい場合は、リードマグネットのような実際に見込客が手にすることができるマテリアルを用意してください。リードマグネットのようなダウンロードできるものというのは、ただ「ウェビナーで解決策をお話します」ということよりもやはり強力なインセンティブになります。今回は、そのリードマグネットをより魅力的にするためのコツを4つ紹介します。
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コツ#1:リードマグネットは即効性のあるものにする
まずは、リードマグネットのテーマを見込客の興味に合致したものにしてください。あなたは既にオプトインページを用意し、ペルソナの持つ悩みや問題意識を把握しているはずです。リードマグネットとして、以下のものが人気です。
- eBook
- ワークシート
- チートシート
- テンプレート
- チェックリスト
eBookとは、「あなたの知識や技術をインターネットで販売する方法」のようなタイトルで、それに関する内容をまとめたPDFです。小冊子のような読み物をイメージしてください。
ワークシートというのは、ユーザーが書き込みながら作業が出来るようになっている資料です。各項目に文章と、実際に手を動かすためにワーク部分が用意されています。
チートシートとは、忘れてしまいやすい事柄だったり、アイデアのリストを一覧でパッと見れるようにまとめたものです。チートというのは、英語でズルをするという意味ですね。いちいち覚えていられない場合に、ササッと確認してラクをしてしまうためのシートです。
テンプレートは分かりますね。ステップメールのテンプレート、ウェビナースライドのテンプレートなど自分でゼロから作ると大変なマテリアルを、すぐに再利用できるようにしたものです。
最後のチェックリストは、文字通り何かの作業をするときにクオリティを一定に保つために使うものです。抜けや漏れを防止し、高いクオリティの成果物を作る際にすごく重宝します。
ここまで人気のあるリードマグネットを見てきて、何か共通点がありませんか?そうです。リードマグネットは即効性がある方が喜ばれます。テンプレートであれば、面倒な作業をスキップしていきなり使い始めることが出来ます。チェックリストやチートシートだって、すぐに使い始められますよね?
このようにその悩みや問題意識をすぐに解決してくれる内容を、リードマグネットのテーマとして選んでください。ポイントはこの「悩みをすぐに解決してくれる」という点です。
コツ#2:出来るだけアクショナブルな形にする
リードマグネットには即効性だけではなく、なるべく実際に活用しやすいものを選んでください。eBookのように、見込客に情報を与えるものも良いのですが、せっかくなら見込客が手を動かせるものにしてあげましょう。
eBookは受動的なコンテンツで、なかなか消化できないという人がいます。ましてや、パソコンの画面ではPDFを全部読めないというのは確かに頷ける話です。
だから、ワークシートのように書き込む部分を多く入れたコンテンツを用意することで、見込客が能動的にリードマグネットを活用することが出来るようになります。その点でワークシートには始めから手を動かす部分が含まれています。eBookの中にワーク部分を入れても良いでしょう。
またテンプレートや、チェックリストというのは、すでに使用する用途が決まっているのですごくアクショナブルなコンテンツだと言えます。実際に使えるコンテンツであるほど、見込客から欲しいと思ってもらうことができます。リードマグネットを作る時には、このアクショナブルという部分を意識して作るようにしてください。
コツ#3:Canvaで綺麗なデザインを作り込む
アクショナブルな中身が出来上がったら、今度は見た目を整えましょう。リードマグネットにとって、見た目もすごく重要です。
よくデジタルコンテンツの世界では、商品のモックアップを見せますよね?本やDVDのようなモックアップがすごく多いです。英語圏だと、パソコンやスマホに画面をはめ込んだモックアップも多いですよね。なぜモックアップを用意するかと言えば、デジタルコンテンツには形が無いからです。もともと形のないものに、商品としての形を与えるために綺麗なモックアップを用意するのです。
これは、リードマグネットでも同じです。オプトインすると貰えるものが、魅力的に見えた方がオプトイン率は上昇します。言い換えれば、見込客が感じる商品の価値、知覚価値をアップさせるためにデザインを洗練させることが重要になります。ここでオススメするのがCanvaです。
Canvaは、ブラウザで動作するグラフィックツールです。スライド、チラシ、ソーシャルメディアの投稿といったジャンルごとに膨大な数のテンプレートが用意されています。素人でも手軽に綺麗なデザインを作ることが出来るツールです。
実際にうちのYouTubeのサムネイルも、スタッフがCanvaだけを使って作っています。無料部分の機能だけでも相当いろいろな機能が使えます。このCanvaを使って、リードマグネットの表紙やモックアップを作っても良いでしょう。表紙だけでなく、eBookの全ページをCanvaで作ることも出来ます。Canvaを使えば、手軽に無料でクオリティの高いデザインを施すことが出来ます。ぜひ一度試してみてください。
コツ#4:あなたのファネルへのリンクを埋め込む
お客さんによっては、リードマグネットだけをもらって、ウェビナーやビデオシリーズなどのファネル本編のコンテンツを見ない人もいるでしょう。そういったお客さんに、あなたのサイトへ戻ってきてもらう工夫をしておきましょう。
リードマグネットの中に、あなたのファネルやサイトへのリンクを貼っておくんです。こういう「リンクを貼っておく」のようなCTA(Call To Action)の考え方は、インターネットビジネスにおいてはすごく重要です。見込客は、あなたの意図しないようなタイミングであなたの商品やサービスが欲しくなります。それがどんなタイミングかは分かりません。
だから、色々な場所にあなたのサイトへのリンクを載せておくんです。見込客がリードマグネットを読んでいて、「石崎さんのコンテンツもっと欲しいなぁ」となった時に、近くにリンクがあればクリックしてくれます。あなたはせっかくリードマグネットを作ったのですが、その中で目一杯あなたの宣伝をしましょう。
まとめ:見込客にとって価値のあるリードマグネットを作る
今回は、エバーグリーン・ローンチへの集客に使用するリードマグネットの作り方のコツを紹介しました。リードマグネットのあるなしで、オプトインへのインセンティブは大きく変わってきます。最後に要点を5つにまとめました。
- エバーグリーンファネルへのオプトインを増やすためにリードマグネットを活用する。リードマグネットとはオプトイン引き換えに提供する無料のコンテンツのことである。リードマグネットの魅力度合いがオプトイン率に影響を与える。
- リードマグネットを即効性や実用性のある内容にすると魅力が増す。eBook、ワークシート、チートシート、テンプレート、チェックリストなどが人気である。
- リードマグネットをアクショナブルなものにすると魅力的に映る。具体的には書き込み可能なワークシートなど手を動かすもの。またテンプレートやチェックリストなどすでに使用用途が決まっているものは人気がある。
- リードマグネットはCanvaで綺麗なデザインに仕上げるとさらに魅力的になる。Canvaに用意された膨大なテンプレートを使用すると素人でも手軽に綺麗なデザインが制作可能である。
- リードマグネットにファネルへのリンクを埋め込み、ファネルへの集客導線を増やす。
さて、今回の内容はここまで。また次回のレクチャーでお会いしましょう。