今回は、エバーグリーン・ローンチで集客する際に、Udemyを活用する方法についてお伝えします。Udemyは僕が2016年に参入して、これまでずっと収益を上げ続けてきたプラットフォームです。それこそ、Udemyで最初の売上を作るところから、Udemyを使って自社商品に誘導するところまですべてを把握しています。このレクチャーを見れば、
僕は2016年にUdemyで最初の収益を得ました。それからずっと、Udemyにコースを出し続けています。僕はこれまでにUdemyで、累計13万人以上の生徒にオンラインコースの作り方、デジタルマーケティングなどを教えてきました。その中で失敗と成功を重ね、培ってきたUdemyの活用方法を、今回6つに厳選してまとめました。それでは1つずつ見ていきましょう。
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人気コースになるとUdemyが宣伝してくれる
Udemyにコースを出す一番の理由は、なんといっても集客が自動化できることです。
どういうことかと言えば、Udemy内でベストセラーのタグが着くなど、コースが人気になるとUdemyがあなたのコースを宣伝してくれるようになります。Udemyのサイト中だけで「オススメのコース」として、プロモーションされます。
そのうちにサイト内だけでなく、Udemyがお金をかけて他の媒体に広告を出してくれるようになります。あなたのコースを宣伝するために、Udemyがあなたの代わりに広告を打ってくれるんです。すごくないですか?これ。あなたにもぜひ、ここを狙って欲しいんです。Udemyにコースを出し続け、ベストセラーコースに仕上げてください。
使い方#1:ワンソース・マルチユースでコンテンツを再利用する
まずは、Udemyに出すレクチャーコンテンツは、あなたの別のメディアでも再利用しましょう。僕らは、まずブログ記事としてテキストコンテンツをアップします。それを元にYouTube用の動画を作ります。さらにそれをUdemyにコースとして出すんです。さらにブログ記事を元にテキストコンテンツはKindleとして、そして同じ内容でナレーションを収録してAudibleとして出版します。
ブログ記事の段階から、最終的にコースとして販売することを意識して、テキストコンテンツを作っていきます。コースとして作るのは、すごくハードルの高い作業ですが、きちんとカリキュラムを書き出した上でスタートすれば十分可能です。
とはいえ、Udemyに出した動画と同じものをYouTubeなどで無料公開することは出来ません。じゃあどうしているかと言えば、まずYouTubeに動画をアップします。しばらくすると、YouTubeのアナリティクスでどの動画が人気があるかが分かってきます。
ここでひと工夫です。人気の動画はYouTube上に残し、その動画だけはUdemy上でプレビュー可能にしてしまうんです。プレビュー可能にしたUdemyのレクチャービデオは、無料で公開することが出来ます。1コースにつき、全体の10%くらいのビデオをUdemyのプレビューに設定し、YouTubeに残すイメージです。
話を元に戻すと、テキストコンテンツからUdemyの動画にしてもいいし、その逆でも良いです。もちろん、Udemyで販売するコースを、自社で有料で販売しても良いです。Udemyの規約を守りながら、コンテンツを上手に再利用することを考えてください。
使い方#2:撮影機材にこだわる
レクチャーを作る際には、撮影機材にこだわってください。顔出し、画面収録など撮影スタイルに違いはありますが、具体的に重要なのはマイクです。動画のクオリティを決定付けるのは、実は映像ではなく、音声が大部分をしめています。いきなり高いマイクを買う必要はありません。あとで紹介しますが、安くて音質の良いマイクがあるのでそれを使ってください。
画面収録の場合は、パソコンに接続できるマイクの他に、画面収録ツールを用意しましょう。Macの場合は、標準アプリのQuickTimeでも画面収録は可能です。ですが、ScreenFlowなどの画面収録専用のツールを用意することをオススメします。収録に関する細かな設定が出来る他にも、収録ツールの中に動画編集の機能がついています。収録して、そのまま編集して書き出すということが1つのツールの中で出来るので、すごく便利です。
顔出しの場合は、まずはiPhoneなどのスマホでも良いでしょう。マイクはスマホに直接入力して映像と一緒のファイルとして撮影するか、別撮りして後から編集で入れましょう。顔出しの場合は、撮影や編集が上手になってきたら、少しずつ上位の機材を使いながら、クオリティをアップさせていきましょう。
僕が推奨する撮影機材は、「石崎式!撮影機器一覧」という資料にまとめてあります。機材を予算別に分けているので、初めて機材を揃える場合でも選びやすいはずです。ぜひ参考にしてください。
使い方#3:撮影環境を整える
機材にこだわったら、次は撮影環境にもこだわりましょう。まずやって欲しいのは、撮影環境の固定化です。これは、なるべく撮影に入るまでの準備時間を最小にするということです。
例えば僕の場合は、顔出し撮影用の機材を自分の部屋に常設しています。スタンディングデスクの上にはiMacが置いてあり、様々なデバイスにつなぎっぱなしになっています。「さあ動画を撮ろう」と思って部屋に入れば、すぐに撮影開始できる環境が出来上がっています。
Udemyでは、たくさんのレクチャーを撮影する必要があります。なるべく撮影作業がスムーズに流れるように、撮影機材の設置方法なども工夫してみてください。
もう1つ注意して欲しいのが騒音です。特にエアコンの音です。いくら良いマイクを使っていても、エアコンの音はかなりのノイズとしてビデオに入ります。たかがエアコンと思うかもしれませんが、エアコンの音は意外と大きく録音される代表的なノイズです。
僕も昔台湾でコースを撮っているときに、熱くてもエアコンを入れたくなかったので、バケツに入れた氷水に足を突っ込んでいたのを覚えています。そのくらいエアコンの音には注意してください。可能ならば、徐々にエアコン以外の音の出ない冷暖房器具を検討してください。
使い方#4:プロモーションビデオをしっかり作る
Udemyでは、コースの紹介動画としてプロモーションビデオというものを作ることが推奨されています。
これは2分程度の動画で、講師の紹介、コース受講のメリット、コースで扱う内容、対象となる受講者などの予告編のようなものです。
これに関してはUdemyが詳しい制作ガイドを用意しています。それに従って作れば、魅力的なプロモーションビデオは簡単に作れると思います。プロモーションビデオがしっかりしていれば、どんなことが出来るコースなのかがより明確になり、購入が増えるはずです。
使い方#5:受講生とコミュニケーションを取る
コースを売っておしまいではなく、コースの受講生ともコミュニケーションを取りましょう。Udemyでは、受講生から講師にメッセージを送る事ができます。このメッセージの使い方は2つに分けられます。
1つ目はQ&Aです。このメッセージ経由で、質問が来ることがあります。レクチャーのここの意味が分からないというものから、動画やワークシートなどのレクチャーの不備を見つけてくれることもあります。なるべく丁寧に回答して、顧客満足度を上げてください。
2つ目は、受講生とのやりとりの中でお客さんの声を取っていく使い方です。Udemyのコースや自社商品を売っていくときに、ターゲットとなるペルソナを決めると思います。そのペルソナがどんな言葉を使い、どんな悩みを抱えているのか。そういったことを、Udemyの受講生との会話の中で蓄積していくんです。
たくさん来る受講生からの質問に答えたりしているうちに、彼らの気持ちが理解できるようになってきます。昔、漫画「こち亀」の作者である秋本治さんが言っていました。ある程度まで漫画を描くと、あとは両津勘吉が勝手に動き始めるらしいんです。秋本先生はそれをただ書いていくだけ。
あなたの頭の中でペルソナが勝手に動き始めたらしめたもんです。ペルソナの生活、考え方、悩みなどが手に取るようにイメージできるようになる、絶好のチャンスです。
使い方#6:ボーナスレクチャーで自社商品を販売する
最後は、Udemyからあなたの自社商品につなげていきましょう。ただしUdemyでは、基本的にレクチャーの中であなたの有料商品やメルマガの紹介は出来ません。でもたった1箇所だけ、その宣伝が許されている部分があるんです。それがボーナスレクチャーと呼ばれるものです。
ボーナスレクチャーは、コースの最後の最後に配置できるレクチャーです。このレクチャーでは、例外的にあなたの有料商品やメルマガの宣伝をすることが出来ます。
僕らはここに、そのUdemyコースに関連する商品のファネルを貼り付けています。これはコンテンツマーケティングと同じ考えで、お客さんの興味のある分野の商品に誘導しています。
逆に言えば、もともとファネルのテーマに興味のあるお客さんだけが入ってくるので、成約率はグンとアップします。Udemy自身が広告費を使って、僕らのコースをプロモーションしてくれて、さらに自社商品にお客さんを連れてきてくれるのです。本当にすごい仕組みです。ぜひこのボーナスレクチャーを積極的に活用してください。
まとめ:Udemyコースを使って集客を自動化する
今回は、エバーグリーン・ローンチへの集客にUdemyを活用する方法をお伝えしました。Udemyでは、ベストセラーなどの人気コースを優遇する仕組みが備わっています。そのベネフィットをフルに享受するために、クオリティの高いコースを供給できるプレイヤーになってください。最後に要点を7つにまとめました。
- Udemyで人気コースになるとUdemyが様々なメディアであなたのコースを宣伝してくれる。
- Udemyに出すコンテンツはワンソース・マルチユースで再利用すると良い。その際にUdemyで販売するレクチャーをYouTubeで無料公開することは出来ないので注意する。YouTubeに残したい動画がある場合には、Udemy上で該当レクチャーを無料プレビューに設定する。
- Udemyに質の高いコースを供給するためには、撮影機材にこだわると良い。特にマイク機材は音質の良いものを使用する。推奨機材は「石崎式!撮影機器一覧」を参照する。
- Udemy用のレクチャーをスムーズに撮影できる環境を整える。撮影に入るまでの準備時間を最小化するために可能であれば機材を常設にする。撮影時にはエアコンなどの環境音などのノイズに注意する。
- Udemyコースではプロモーションビデオを用意する。2分程度の動画で、講師の紹介、コース受講のメリット、コースで扱う内容、対象となる受講者などを簡潔に話す。詳しくはUdemyの詳しい制作ガイドを参考にする。
- Udemyでコースを販売した後は、Q&Aに答えて顧客満足度を高める。また受講生とのやり取りを通して、自社商品の見込み客の悩みなどをリサーチすることが可能である。
- Udemyコース内では原則あなたの自社商品の宣伝はできない。だが1コースに1レクチャーだけ宣伝可能なボーナスレクチャーを設置可能である。ボーナスレクチャー内で自社商品を販売する。
今回は以上です。それでは、また次回のレクチャーでお会いしましょう。