今回は、エバーグリーン・ローンチの中でもプロダクトローンチファネルについて取り上げます。プロダクトローンチファネルを作る際に、結局どのページを用意したら良いのでしょうか?今回は、プロダクトローンチファネルで作るべきページをすべて紹介します。このレクチャーを見れば、ファネルの実装段階でどんなファネルを用意したら良いか、迷うことがなくなります。
プロダクトローンチファネルは、4本のビデオシリーズを使ってセールスをする仕組みです。少なくともビデオ4本を見せるためのページが必要になりますが、他にはどんなページが必要なのでしょうか。今回は、プロダクトローンチファネルを実装する際に、作る必要のあるページの一覧を紹介していきます。また、各ページの特徴と役割についても見ていきましょう。
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ページ#1:オプトインページ
まず最初は、オプトインページです。ここで目的はシンプルに見込客にメールアドレスを入力してもらい、オプトインをしてもらうことです。オプトインページには、これから見込み客の4本のビデオシリーズについての説明を入れましょう。4本のビデオシリーズのほかにも、リードマグネットをオプトインのインセンティブにすることもできます。
いずれにしても、ビデオシリーズやリードマグネットがどのようにすれば手に入るのか?明確に説明しましょう。ここで見込客が迷ってしまうと、オプトイン率が下がってしまいます。デザインや言葉で、見込客に取ってほしいアクションを明確にしましょう。
ページが長くなる場合は、入力フォームなどへ飛ぶためのCTAをページの中に2回以上出しましょう。これは、見込客がページのどこを見ていても、素早くオプトインしてもらえるための工夫です。
ページ#2:LTOページ
次はLTOページです。LTOとはLimited Time Offerの略で、オプトイン直後に商品を最安値でオファーするセールス手法です。このLTOは任意です。無理に最初からファネルに追加する必要はありません。ファネルからの収益が出て、あなたに余裕が出来たときに追加すれば十分です。
オートウェビナーファネルの場合は、このLTOページはウェビナーのカウントダウンページを兼ねていました。そのため、LTOの決済ページを別に用意する必要がありました。ClickFunnelsでのページタイプをオーダーフォームという、決済を受けられるタイプに変えるのが難しかったためです。
プロダクトローンチファネルの場合は、このLTOページのタイプを自由に選ぶことが出来ます。僕のオススメは、LTOページの中でクレジットカード情報が入力でき、決済可能になっていることです。これによって、別の決済ページを用意するよりも成約率が出るはずです。
このページで必要になるのは、商品の説明と、最安値の案内、そして決済フォームです。時間限定のオファーですから、カウントダウンタイマーも忘れないでください。 注意して欲しいのは、このカウントダウンタイマーがゼロになった場合には、後述する1本目のビデオページに飛ばすことです。終わったのはLTOの締切だけで、ファネル全体のキャンペーンが終わったわけではありません。間違えないでください。
このLTOページで購入すると、次のアップセルページに飛びます。もしLTOを購入しない旨のボタンを押した場合は、後述する1本目のビデオを視聴するためのページに飛ぶことになります。
ページ#3:アップセルページ
LTOページで商品が購入されたら、次のページでさらにアップセル商品を販売しましょう。 ClickFunnelsでは、強力なアップセル機能である1-Clickアップセルを簡単に導入できます。 これは確認画面を出すことなく、アップセル商品の注文が1-Clickで完了する機能です。
このページでは、お客さんに勢いで追加商品を購入してもらう目的があります。長々とした説明を読むことなく、見込客が瞬時に判断して買えるようにしましょう。アップセルする商品の説明をコンパクトにまとめて書き、価格についても最安値を強調します。またカウントダウンタイマーで緊急性も出してください。商品モックアップやボーナスの説明があるとなお良いです。
またアップセルページでは、テキストと画像の代わりにVSLと呼ばれる動画でピッチを行うことが出来ます。VSLとはVideo Sales Letterの略で、10分前後の短いセールス動画のことを指します。アップセル商品の内容、オファーの詳細などをテンポよく撮影した動画を載せておきます。
このVSLは、すごく強力なのでぜひ作ってください。ただし、VSLを最初から載せる必要はありません。 LTOと同じく、 あなたの手が空いた段階で実装するのでも遅くはありません。また、あなたに余裕が出てきたらアップセルページをさらに追加しましょう。ファネルで売る商品を3つ、4つと増やしていってください。
また、 このアップセルページを見るのはLTO購入者だけではありません。ビデオシリーズで販売するメイン商品の 購入者もこのページ連れてきます。LTOとメイン商品、両方の購入者がこのページを見るということを覚えておいてください。
ページ#4:ビデオページ1
次は、 ビデオシリーズの1本目を見てもらうためのページです。見込客が、LTOページで購入しなかった場合はこのページに飛ばしてください。 このページでは、見込客に1本目のビデオを見てもらいます。 リードマグネットがある場合は、このページでダウンロードできるようにしておきましょう。
プロダクトローンチファネルの動画再生ページでは、上部に他のビデオの画像を見せておきます。ただし、 2本目以降の動画はキャンペーン期間の中で順次公開するものです。動画再生ページからは、次の動画に飛べないようにリンクはさせていません。各ビデオは、メール経由で見込客のところに届くことになります。
もちろん、見込客のメールインボックスにはこの1本目のビデオへのリンクも届いています。なので、見込客がこのビデオページ1を閉じてしまっても、メールから再度視聴することが可能です。
ページ#5:ビデオページ2, 3
2日目以降はメール経由で、次のビデオが公開されていきます。 ただし、ビデオ4本目までは商品のセールスは一切行われません。 2本目と3番目のビデオを視聴するページには、 特に複雑なものは必要ありません。
ビデオページ1と同様のデザインで、ページの上部に書くビデオのサムネイルを設置し、今回のビデオ大きく配置すれば終わりです。
ページ#6:ビデオ4 & セールスページ
4本目のビデオではいよいよセールスを行います。そのためページの作り方が少し変わってきます。まず、ビデオ4の視聴ページにセールスページの機能を持たせます。
具体的にはセールスページの上部、4本目のビデオ配信といった具合です。こうすることで、4本目のビデオを視聴してから、商品の購入に至るまでスムーズな顧客体験が実現できます。そうすることで成約率のアップも期待できます。
ここではしっかりとしたセールスページを用意してください。商品の説明、モックアップ画像はもちろん、詳細な商品のカリキュラム、お客さんの声であるテスティモニアル、FAQなどを盛り込んでください。またキャンペーン終了までの残り時間は、カウントダウンタイマーで表示してください。
ページ#7:メイン商品の決済ページ
先程のページで、商品の決済を受けることも可能ですが、セールスページが長くなるので商品の決済ページを分けましょう。
ここでは、クレジットカード情報を受けるための決済フォームに加え、商品の詳細をもう一度載せておきましょう。先程のセールスページに配置したものと同じカウントダウンタイマーを設置し、緊急性をもう一度アピールしてください。
この決済ページでのポイントは、商品を購入しようとしたお客さんの熱を下げないことです。そのために商品の魅力をコンパクトな形でまとめましょう。また、カウントダウンタイマーを設置することで見込み客に今すぐ購入する理由を与えることが可能になります。ここで商品を購入してくれたお客さんは、アップセルページに飛ばすように設定しておきましょう。
ページ#8:注文確認ページ
次は、お客さんが商品を全て注文し終わった後に訪れるページです。それが注文確認ページです。ClickFunnelsでは、Offer WallとかOrder Confirmationというページ名で呼ばれています。
このページの目的は、文字通りお客さんが買った商品をもう一度レビューすることです。ページ上部には、購入に対する感謝のメッセージを添えましょう。その下にはお客さんが購入したものを表示する部分を作ってください。これはクリックファネルのエレメントを使えば簡単に作ることができます。
なぜわざわざこのページを用意するかと言えば、それは僕らがたくさんの商品を販売しているからです。LTO商品、メイン商品、アップセル商品など、1つのファネルの中で扱う商品が増えるほどお客さんは混乱します。アップセル商品も1-Clickであまりにも簡単に購入できてしまうので、お客さん自身も購入したものを把握できなくなります。そこでファネルの最後に確認ページを用意するわけです。
ページ#9:Missingページ
最後のページは、ファネルの締め切り後に訪れてもらうページです。ここでは見込み客に、締め切りが過ぎてしまい、キャンペーンが終了したことを伝えてください。このページは、カウントダウンタイマーがゼロになった場合のリダイレクト先として設定します。
このページが現れることで、お客さんは「キャンペーン期間中に購入する判断ができなかった」ということを悔やむことになります。同時にエバーグリーン・ローンチにおける、厳密な締切管理が行われていることを見込客は認識します。なので、次に別のファネルにオプトインしたときには、きちんと時間内に行動してくれる確率が高まるのです。
まとめ:全ページの構成を理解して、実装を楽に行う
今回は、プロダクトローンチファネルにおいて用意すべきページをすべて紹介してきました。意外とファネルの外から研究しているだけでは見えてこないページもあったんじゃないでしょうか? あなたのファネルを実装する段階になって、各ページの特徴や注意点を知りたくなったら、いつでもこのレクチャーに戻ってきて確認してください。最後に要点を2つにまとめました。
- プロダクトローンチファネルの実装には次のページが必要となる。オプトインページ、LTOページ、アップセルページ、ビデオ視聴ページ、セールスページ、メイン商品の決済ページ、注文確認ページ、Missingページ。
- 特に4本目のビデオの視聴ページは、ビデオの下に長いセールスレターを作成すると効果的である。セールスページが長くなるので、決済ページは別に用意することを推奨する。
今回は以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。