今回はあなたのビジネスにエバーグリーンファネルが必要な理由について解説します。 エバーグリーンの特徴を説明しつつ、あなたがまだ気づいていないライブローンチの問題点を洗い出します。このレクチャーを見れば、あなたが漠然と感じていたエバーグリーンファネルのベネフィットを、しっかりと理解することが出来ます。
あなたは、終わることのないライブローンチに疲れ切っているかもしれません。いつかはエバーグリーン・ファネルを作って、楽をしたいと思っていることでしょう。エバーグリーン・ファネルがいつまでも導入できないのは、そのベネフィットを十分に理解できていないからかもしれません。今回は、 あなたのエバーグリーンファネル導入を一歩前に進めるために、そのベネフィットを詳しく見ていくことにしましょう。レクチャーの途中であなたもきっと、ワクワクした気持ちになること間違いありません。
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エバーグリーン・ファネルの特徴
まずは、エバーグリーン・ファネルの特徴を紹介しましょう。そもそもエバーグリーンというのは常緑樹、つまり1年中葉っぱが緑色の木のことを指します。そこから転じて、顧客の需要に応じていつでもセールスをしてくれる仕組みのことをエバーグリーン・ローンチと言うようになりました。そして、それをセールスファネルに取り入れたのが、エバーグリーン・ファネルです。
セールスファネルとは、商品の価格やオファー順序などを戦略的に配置して、より収益性が高くなるように作った一連のセールスの流れのことです。メールやビデオ、そしてセールスページなどのコンテンツを上手に組み合わせて作られています。
たしかにライブローンチは、よく売れます。しかも対面だとすごく成約率が高いんです。それはライブや対面セールスが、ものすごい臨場感を持っているからです。
エバーグリーン・ファネルでもウェビナーやセールスページを工夫するなど、成約率をアップさせる細かなノウハウが沢山あります。ですが、セールスファネルという概念を導入すれば、圧倒的に顧客1人あたりの売上額を高めることが可能です。ライブに対して臨場感が少ない分、それを補完する方法は英語圏を中心にたくさん研究されているわけです。
逆に言えば、エバーグリーン・ローンチであっても、セールスファネルの概念を取り入れなかったらどうなるでしょう?ペライチのセールスページを作り、そこにウェビナーを貼って、商品は1つだけ売っておしまい。高額商品のアップセルもなし。やっぱりこれだと、エバーグリーン・ローンチのうまみを活かしきれません。
エバーグリーン・ファネルを導入すれば、アップセル商品をいくつも挟むことが出来るので、顧客1人あたりの売上が大きくなります。もちろん、売上だけではありません。システムが自動でセールスしてくれるおかげで、あなたは営業活動から開放され、時間の余裕を作ることが可能です。
ライブローンチの問題点
一方、ライブローンチを頑張っている人たちの不満は何でしょうか?それは一言でいうと、「すごくしんどい」ということでしょう。毎回のローンチにかける広告費が膨大なので、その費用を回収するために絶対に成功させなくてはいけません。もしここでコケたら、今のオフィスの家賃が払えない、スタッフの給料が払えない。そうなるのだけは絶対に避けたい。ローンチが1回でもコケたら会社が倒産する。
そのくらいのコストをかけて、大きく仕掛けて初めて、年間5億円などの売上を達成できるんです。まずその精神的負担が重くのしかかってきます。なので、成功するために 本当に何でもやってしまいます。
ローンチダイエットという言葉があるくらい、ローンチ期間中はとにかく働きまくるので、体重が減ってしまうほど。すべてを労働量でカバーするために、長時間労働は絶対に欠かせません。
ライブローンチには、多大なリソースが必要になります。準備に要する時間、広告費などのコスト、そして販売後のアフターサポート。これらが一気にローンチ期間に集中します。だから、その期間は休むことができません。
ライブでのセールスですから、成約が上がるまでは毎回ソワソワします。毎回やっていることですが、きちんと売上が立つかは終わってみないと分かりません。対面セールスだって、クロージングして成約するまで、神経を使います。
同じ仕事の量だとしてもやっぱり短期間に詰め込むので、すごくしんどいんです。睡眠時間は削られ、食事も適当。もちろん運動不足になりますよね。気力、体力は容赦なく減っていくのに、仕事だけが増えていく。
「もうこんなこと2度としたくない」そう思っても、また半年後のローンチの時にはそんな気持ちは忘却の彼方。また同じローンチ期間が始まります。
もちろん、1回のローンチから得られる金額はすごく大きい。だからこそ、今年も売上を作るためにローンチを繰り返さなければなりません。1回ローンチしたら、また振り出しに戻る。次のローンチは、また売上ゼロからの再スタートです。売上が積み重なるということはありません。
だから毎回毎回、しんどいローンチをやり続けないといけません。自分が働かない限り、売上は上がりません。もしエバーグリーン・ファネルを導入すると、ビジネスのやり方はどう変わるのでしょうか?
あなたのビジネスにエバーグリーン・ファネルが必要な理由
ここからは、ライブローンチに疲れ切ったあなたに朗報をお伝えします。あなたにエバーグリーン・ファネルが必要である理由をお話していきます。先ほどのライブローンチの問題点を解決するソリューションとして、エバーグリーン・ファネルの紹介をしていきます。
理由#1:実働と売上を切り離すことが出来る
ライブローンチでは、収益が上がるのはあなたが働いているローンチ期間中のみでした。エバーグリーン・ファネルの場合は違います。システムが自動でウェビナーを開始し、ステップメールを流して、締切を設定してくれる。お客さんのオプトインを起点に、ツール同士が自動的に連携してセールスをかけてくれます。
だから思わぬタイミングで、商品が売れます。ソウルの屋上カフェでコーヒーを飲んでいるとき。ベトナムのバイクタクシーに揺られているとき。子供と一緒に石垣島でシュノーケリングをしているとき。Stripeから来た通知を見ながら妻に言うんです、「あっ今、99,800円の商品売れたわ」って。だから今夜は480円のオリオンビール飲んだって、バチが当たらないだろうって思うんです。
こうやって、働く時間と売上を切り離すことが出来ます。先出しで自分のリソースを突っ込んで、エバーグリーン・ファネルを作っておく。あとはツールが売上を立ててくれるのを待つだけ。だから、働く時間を選ぶことが出来ます。子供が昼寝をしている時に、少しずつ作業しておくことだって可能です。
働いていないときでも、売上が立つ。労働と売上のタイミングをずらすことが出来る。そうなると当然、場所の自由を得ることが出来ます。いちいちセミナー会場に顔を出す必要もないのですから。
理由#2:セールスの労力が少ない
ライブローンチでは精神的、肉体的にもセールスに対する労力が掛かりました。エバーグリーン・ファネルでは、この部分を大きく改善することが出来ます。
集めたトラフィックをエバーグリーン・ファネルに流せば、ツールが自動でクロージングしてくれます。あなたの仕事は、トラフィックを集めることだけ。あとはすべてファネルがセールスから納品までを肩代わりしてくれます。
時間的、精神的な余裕が出来るので、それをビジネスの重要部分に再投資できます。トラフィックに力を入れてもいいし、コンサルに時間を使っても良いでしょう。商品を買ってくれた顧客のために、彼らの成長を直接手助けしてあげても良いでしょう。
理由#3:顧客のタイミング合わせてセールスが出来る
これも実はすごく大きなベネフィットです。ライブローンチでは、セールスに期間が決まっています。例えば6月25日から30日までというように、販売者側の都合に合わせてセールス期間が決まってきます。
エバーグリーン・ファネルの場合は、見込客が商品を欲しいと思ったタイミングに合わせてオファーすることが可能です。例えば、検索経由の見込客がいたとします。彼はGoogleで「エバーグリーン・ローンチ やり方」と検索し、うちのブログに来てくれました。その記事には、エバーグリーン・ローンチに関するコンテンツが載っています。
当然僕らは、その記事に自分たちの持っているエバーグリーン・ローンチに関する商品オファーを載せています。見込客がエバーグリーン・ローンチに興味を持っているその瞬間に、商品への入り口をオファーできるわけです。見込客から見れば、自分が今興味を持っていることに対して、ドンピシャのオファーを受け取ることが出来ます。当然、見込客はホットな状態なので、商品を購入してくれる確率が高まります。
このように、顧客のニーズが発生しているタイミングを狙って、商品をオファーしていくことが可能になります。これは、ライブローンチではなかなか真似できませんね。締切を動的に変更できる、エバーグリーン・ファネルならではの特徴です。
理由#4:継続的な売上を見込める
エバーグリーン・ファネルを導入することで、ライブローンチのような急激にアップダウンする収益モデルから抜け出すことが出来ます。何しろ自分の代わりにシステムがセールスをやってくれていますから、年間を通して収益が上がり続けます。一度体験すると、ここにはものすごい安心感が湧いてきます。
これまでセールスに使っていたリソースがポッカリ空くので、その分を収益アップのための施策や、ファネルの改善に充てることが出来ます。新しいバックエンド商品を作って、エバーグリーン・ファネルに追加しても良いでしょう。そうなると、さらに利益を積み上げることが出来るようになります。
毎回、疲弊してはゼロからのやり直しになるライブローンチとは、ここが大きく異なります。エバーグリーンでは継続的に売上があるだけではなく、その部分にテコ入れをするリソースの余裕があります。だから、結果的にビジネスをスケールする方向に、リソースを投下できる。そういう強みを手にすることができます。
理由#5:仕事のスタイルが一定になる
最後は少し僕の趣向も含まれています。僕は20代の頃、まるで時間が無限にあるかのように、大量の時間を仕事に投下してきました。1日16時間働き続けた結果、仲間が倒れ、彼が救急車で運ばれたこともありました。そんなことを散々やってみた結果、やっぱり気づくんです。時間は有限だし、人生にはもっと素晴らしいことがあるって。
これは特に子供が出来て、彼らと過ごす時間が増えるにつれて、強く思うようになりました。「仕事だけやってる人生って、なんの意味あるんだろ。」「楽しみを老後に取っておいたって、その頃には動けなくなってるだろし」って。
僕は仕事だけが人生ではないので、仕事くらいは効率的に処理してしまいたいと思ったんです。今も強くそう思っています。仕事を効率化するためのコツは、仕事をルーティング作業に乗せること。そのためにはイレギュラーな仕事を排除して、毎週同じスタイルで仕事が出来なければいけません。
僕にはライブローンチは向きません。ローンチ期間とそれ以外で、仕事の内容が大幅に変わるからです。例えば、6月と9月と12月はローンチですごく忙しくて、あとは別の仕事をする。そうなると、どうしてもパフォーマンスが下がります。
エバーグリーン・ファネルを作ってしまえば、仕事の内容を減らせるだけでなく、毎回の仕事を一定に保つことが出来ます。僕ならば、毎週月曜にコンサルをして、空けてあるお昼休みに集客動画を7本撮影するだけ。それ以外のイレギュラーな仕事が発生しないように、ファネル構成やチーム体制を組み上げています。仕事の内容もシンプルで、一定になっているので、パフォーマンスをきちんと発揮することが出来ます。あまり話していませんが、すごく大事な仕事のコツです。
ここまで「あなたのビジネスにエバーグリーン・ファネルが必要な理由」を5つお伝えしてきました。さて、そろそろエバーグリーン・ファネルを導入したくなってきましたか?
まとめ:エバーグリーン・ファネルは余裕をもたらす
今回は、エバーグリーン・ファネルの特徴をお話し、 ライブローンチの問題点もお伝えしました。その上で、あなたにエバーグリーンファネルが必要となる5つの理由についても解説しました。最後に要点を6つにまとめました。
- ライブローンチの問題点は、ローンチ期間に非常に忙しくなり疲弊してしまうことである。また半年など一定間隔で繰り返しやらなければならないこと。さらに自分が働かない限り売上にならないことである。
- エバーグリーン・ファネルの導入によってあなたの実働時間と売上を切り離すことが可能になる。
- エバーグリーン・ファネルの導入によってセールスに伴う精神的、肉体的な労力を改善することができる。
- エバーグリーン・ファネルでは見込客が商品に興味を持ったタイミングでオプトインを取る。そのため見込客の購買意欲が高まっているタイミングに合わせてセールスが可能である。
- エバーグリーン・ファネルの導入によってライブローンチに使っていたリソースを、継続的な売上げアップの施策に回すことができる。
- ライブローンチでは忙しい期間に仕事が集中する。エバーグリーン・ファネルの導入によって仕事の時間やスタイルを毎日一定に保つことが可能になる。
今回は以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。