今回は、ワンページファネルについてお伝えします。エバーグリーン・ファネルがなかなか完成しない、ライブローンチからなかなか抜け出せない。そんな場合はこのワンページファネルから作り始めましょう。このレクチャーを見れば、簡易的で効果のあるワンページファネルの特徴を理解することが出来ます。
あなたはライブローンチに疲れ、エバーグリーン・ファネルの導入を考えているかもしれません。 しかし、エバーグリーンファイルの構築はなかなか思うようなページで進みませんよね。ウェビナーを作ったり、Eメールシーケンスを書くのはとても時間と根気の必要な作業です。 そんな場合の導入として、短時間で作れて効果の高いワンページファネルの紹介をします。
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ワンページファネルの4つの特徴
ワンページファネルとは、1日で出来る最も簡単なエバーグリーン・ファネルです。エバーグリーン・ファネルの構築には、時間が掛かります。
エバーグリーン・ファネルでは、ライブローンチと違って売り上げのペースがゆっくりになります。そのため、実際にローンチしてみなければ、本当に売り上げが立つのかと言うところに確信が持てません。
そのため早めにファネル構築してリリースするというのがオススメの方法になります。ただしエバーグリーンファネルは、構築するのにすごく時間掛かります。特に多くの人が、 オートウェビナーやプロダクトローンチファネルといった手の込んだファネルを作りたがる傾向にあります。
そのため、どうしてもファネルのリリースが遅れてしまうんです。エバーグリーンローンチの利点を体感するためには、とにかく早い段階でファネルをリリースしましょう。そのためには構築が簡単なワンページファネルが最適です。
ここからは、ワンページファネルが持つ4つの特徴を一緒にみていきましょう。これを見れば、あなたも今日すぐにワンページファネルを作りたくなるはずです。
特徴#1:2時間で完成する
これは何度もお伝えしていますが、ワンページファネルは非常に短時間で作ることができます。ワンページファネルの構成を紹介します。
まずオプトインページからお客さんがオプトインします。オプトイン直後にLTOページを出します。LTOとは、Limited Time Offerの略で、時間限定のオファーということになります。
このLTOページで何をするかというと、15分や30分限定で商品を割引価格でオファーするんです。もちろんDeadline Funnelで厳格なタイマー管理をしているので、時間きっかりで本当にオファーは終了します。オファーが終了すると、自動でページがリダイレクトされ二度と割引価格では買えなくなります。たとえ、ブラウザの戻るボタンを押しても、Deadline Funnelのアクセス制限が働いているので、元のページには戻れません。
ここで必要になるのは、オプトインページとLTOページです。オプトインページはファネルの入り口なのでカウントしていません。ファネルの中は、LTOページだけの1ページになります。ここにクレジットカードの入力フォームや決済ボタンもすべて入れておきます。
このようにワンページファネルでは、用意すべきページが極端に少なく、実装が簡単に済みます。商品数も1つですし、複雑な自動化も必要ありません。ClickFunnelsでオプトインページとLTOページを作り、Stripeと接続して商品を1つだけ設定する。Deadline Funnelでタイマーを設定し、Zapierで商品購入者をTeachableに送る自動化を設定する。
たったこれだけ。土曜日の午前中にパパっと作れる分量です。エバーグリーン・ファネルは後からいくらでも改良が出来ます。ページデザインごとにオプトイン率をABテストしたければ、ClickFunnelsのスプリットテスト機能を使ってください。
まずは、ファネルを完成させ市場に出しましょう。トラフィックを流さないことには、あなたのエバーグリーン・ファネルがうまくいくかどうか、誰にも分かりません。
特徴#2:ウェビナーもEメールも必要ない
ワンページファネルでは、時間のかかるウェビナーを作る必要も、Eメールシーケンスを書く必要もありません。LTOページだけで簡単にセールスすることが出来ます。
エバーグリーン・ファネルにはいくつか種類がありますが、もしオートウェビナーファネルを選んだ場合はウェビナー動画が必要になってきます。
ウェビナーを作るとなると、まずはウェビナースクリプトを書く必要があります。特に最初は、これがすごく時間かかります。ウェビナーはだいたい1時間くらいの尺なので、文字にすると2万文字から3万文字です。見込客の心を揺さぶるために沢山のストーリーを入れる必要があります。
スクリプトの作成は慣れている場合で、数日かかります。僕の場合は、アジアからヨーロッパまでの移動中の飛行など、まとまった時間で一気に書いてしまいます。でも最初はやっぱりスクリプトを書くのに、すごく時間がかかります。いしこんのお客さんを見ていても、何を書いていいか分からなかったり、いきなり長い文章を書くことができません。
1週間から2週間は最低かかってしまいます。こういう作業で難しいのは、集中力を保ち続けること。毎日毎日スクリプトに向かうので、そのうち飽きてくるし、なかなか進みません。そのうちの次のプロジェクトが入ってきて、スクリプトが中途半端のまま放置されます。気づけば、スクリプトの最終更新日が数週間前。
ウェビナーを完成させるのってなかなか大変です。だから、まずはワンページファネルをサクッと作り、市場の様子を見ましょう。あなたのファネルの切り口が良いかどうか、商品が売れるかどうかを簡単にテストしましょう。ウェビナーを完成させるのは、それからでも遅くありません。
特徴#3:セールスサイクルが短い
セールスサイクルとは、見込客がファネルにオプトインしてから、実際にモノが売れるまでの時間差のことです。
昔、ステップメールを30通とか送ってすごく安い商品を売っているファネルを見たことあります。ステップメールでお客さんを教育していって、最後にセールスをかけます。だからその場合、セールスサイクルが1ヶ月とか平気で掛かるわけです。こういうメールだけでセールスするファネルを、Eメールファネルといいます。
Eメールファネルでも、締切を3日間とか6日間にすればセールスサイクルは当然短くなります。他にも4本のビデオシリーズを見せてセールスするプロダクトローンチファネルも、締切期間が6日間前後になります。
さらにセールスサイクルが短いのが、ウェビナーを使うオートウェビナーファネルです。ウェビナーの長さは1時間から長くても2時間程度。この場合の締切は、オプトイン後の3日間から6日間と、バリエーションがあります。ウェビナー当日で締め切ってしまうのではなく、それ以降も考える猶予を与えています。ですが、早ければオプトインから1時間程度で成約があります。
セールスサイクルが最も短くなるのが、LTOです。これは、色々なタイプのファネルに追加できる優秀なテクニックです。LTOの締切は通常、オプトイン後15分から30分です。この時間で成約が上がってしまうのです。売上の回収がすごく早いです。しかもLTOは、ファネルではなくオファーの方法なので、ほとんどファネルに追加することが出来ます。
このLTOを有効に使ったものがワンページファネルです。オプトイン後にLTOページに誘導することで、すぐに成約につなげることが出来ます。これがワンページファネルのセールスサイクルが短くなる理由です。
特徴#4:収益性が高い
もう1つ、これはすごく大事なことなのでお伝えします。ワンページファネルは、作るのが簡単なだけでなく、儲かります。ワンページファネルはもともと、広告用に作られたファネルです。広告では、毎日広告費が掛かります。商品が売れないファネルは、1クリックあたりの顧客獲得コストが上がり続けてしまいます。
その状態が続くと、掛けた広告費が回収できないので、広告を打ち続けることが出来なくなってしまいます。ワンページファネルは、見込客に適切なオファーを投げることで、広告費をきちんと回収するために作られたものです。
例えば、オプトインページで「会員制サイトの作り方について、無料の資料をプレゼントします」とオファーするとします。ここでオプトインしてくれる見込客は、会員制サイトの作り方に興味を持ってくれています。「どんなものがもらえるのだろう」とワクワクしています。いわゆるホットな状態です。
そのタイミングで、オプトイン直後にLTOのオファーを出します。ここには見込客の購買意欲を刺激する3つの要素が入っています。割引率、緊急性、テーマの関連性です。
まずLTOページでは、このページでしか変えない特別価格で商品をオファーします。最安値であることを強調します。そして、このページを閉じると二度とその価格では買えないことも明記するのです。こうすることで、見込客は「このお得な機会を逃したくない」という損失回避のマインドセットに切り替わります。
さらに15分の締切を設定することで、通常のセールスページに緊急性が加わります。特別価格が15分だけしか有効ではないと思うと、なかなか決断を先送りすることは出来なくなります。グズグズしていると機会を逃してしまいます。これも強力な武器です。
そして、重要になるのが商品の関連性です。オプトインページに、会員制サイトの作り方についてのテーマを設定したのならば、LTOページにも会員制サイトの作り方に関する商品が必要です。ワンページファネルを完成させたいがために、全然関係ない商品でLTOオファーするのはさすがにダメです。
オプトインするときに見込客が興味を持ってくれたテーマ、それと同じテーマの商品をLTOページで扱うようにしてください。これら3つの要素を使うことで、きちんとLTOが売れていきます。これがワンページファネルが収益性が高いという理由です。
まとめ:ワンページファネルでスタートダッシュを切る
今回は、ワンページファネルの特徴を紹介しました。エバーグリーン・ファネルを作る第一歩として、ワンページファネルは最適です。複雑なエバーグリーン・ファネルを組む前に、まずはワンページファネルを2時間で作ってローンチしてしまいましょう。最後に要点を4つにまとめました。
- ワンページファネルとはオプトイン後に時間限定オファー(LTO)でセールスを行うシンプルなファネルのことである。
- ワンページファネルにはウェビナーもEメールシーケンスも不要である。そのため短時間で完成させることができる。
- ワンページファネルではオプトイン後すぐセールスが行われるのでセールスサイクルが短くて済む。
- ワンページファネルではオプトインという見込客の行動意欲が高いタイミングでセールスが可能。そのため成約率が上がりやすく収益性が高い。
今回は以上です。また次のレクチャーでお会いしましょう。