あなたは広告運用業を立ち上げたいと考えているフリーランスかもしれません。でも実際にどのプラットフォームで広告運用をやろうかと迷ってはいませんか?それならばFacebook広告を使ってください。ここではなぜFacebook広告をオススメするのかという理由を解説していきます。
集客の問題はほとんどのビジネスが抱えている根本的な問題だと言えます。そしてそれを解決してくれる1つのソリューションが広告です。広告運用が上手にできるようになると、他社の集客を代行し対価を得ることも可能になります。もちろん、あなた自身のビジネスにお金を払ってトラフィックを呼び込んでも良いでしょう。小規模ビジネスの視点から見たFacebook広告の運用メリットをご紹介します。
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メリット1. 膨大な数のトラフィックにリーチできる
広告主が広告を打つ理由は何でしょうか?それは自社のサイトにトラフィックを集めるためです。そのためトラフィックの集まっていない場所で広告を展開しても仕方ありません。その点ではFacebookは最適なプラットフォームと言えます。
引用:https://www.statista.com/statistics/272014/global-social-networks-ranked-by-number-of-users/
全世界の月間アクティブユーザー数で表すと、Facebookは約30億人のユーザーを抱える世界最大のSNSプラットフォームです。また同じ会社のブランドであるInstagramは約20億人以上のアクティブユーザーを持っています。また国内の月間のアクティブユーザーはFacebookが2019年時点で2600万人、Instagramが2023年時点で6600万人と言われています。 X(旧Twitter)は6650万人と言われています。
引用:https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users
実はFacebook広告で広告を出すと、同じグループのInstagramにも自動で広告を出すことができます。つまりFacebook広告を出すだけで、FacebookとInstagramを合わせた数のユーザーにリーチできるようになるのです。その他にもAudience Networkといって、ニュースアプリ内などへの広告配信も可能です。まずはこの母数が大きいというのがFacebook広告の大きなメリットです。
メリット2. 詳細なターゲティングで見込み客を絞り込める
Facebook広告で膨大な数のトラフィックにリーチできることがわかりました。ですが、広告の世界はシビアです。広告を出すだけでなく、しっかりと興味のある見込み客に広告を当てていく必要があります。広告が見込み客の興味関心にマッチしていないと、無視されてしまうからです。
あなたもInstagramを見ていてよく広告を目にすると思います。でも興味の無い広告って一瞬で通りすぎてしまいませんか?そうなんです。せっかく広告を出したのに、興味のないお客さんに広告を出しても利益には繋がりません。Facebook広告では、広告配信時に見込み客を細かく絞り込むことができます。そのため、ユーザーの興味や行動に合わせた広告を出すことができます。
なぜそんなことができるかというと、Facebookがユーザーの情報を把握しているからです。年齢、性別、結婚状況、職業などといったデモグラフィックデータもその1つです。そのため例えば50代の専業主婦向けにエイジングケアの美容商品を宣伝するといったことができます。20代独身男性には最新のデジタルガジェットを宣伝するといった具合に運用ができます。
Facebookは他にもユーザーに関する様々なデータを持っています。例えば国、都道府県、市町村レベルでの地理的な情報を持っています。そのため「沖縄県那覇市にお住まいのあなた!」みたいな広告が流れているのを目にしたこともあります。ユーザーの興味や関心なども把握しています。SNS内での行動を通じて、見込み客がどんなものに興味があるかというデータを蓄積しているのです。
例えば僕の場合ならスノボとかサーフィンとか、ビデオグラフィーに興味があるのでそういう広告が流れてきます。他人のInstagramのアプリを見せてもらえば、自分のものとは全く違う広告が流れてきているのに気づくはずです。これはFacebookが興味関心などのデータによって、広告配信先のユーザーを細かくターゲティングしている結果です。
ユーザーの購買行動などもターゲティングの対象です。例えばウェブサイト上で特定の商品を見たとか、商品をカートに入れたといった行動も把握しています。広告をクリックした、広告経由でオプトインや購入に至ったデータも参考にします。またパソコンやスマホなどどのデバイスからアクセスしているかの情報もターゲティングに活用されています。
このようにFacebook広告ではユーザーの興味や行動を元に、広告配信する見込み客を細かく絞り込んでいます。そのため、効率よくお目当てのユーザーにリーチすることができるというメリットがあります。彼らはSNSというプラットフォームの特性を利用して、見込み客の情報を細かく把握しています。そのためこの細かなターゲティング機能は、Facebook広告の大きなメリットだと言えます。
メリット3. 柔軟な広告フォーマットを展開できる
Facebook広告のもう1つのメリットをお伝えします。それは様々な見栄えの広告を同時に配信できることにあります。広告というのはどのようなものが当たるか分かりません。正確には質の高い広告はなんとなく事前に上手くいくのが予想できたりします。ですが、結局は実際に配信してみないときちんと利益が出続けるかどうかは分からない事が多いのです。
だからこそ、色々な場所に違った形で広告を掲載してみる。試してみるというスタンスが大事です。実は広告といっても、実際には様々なフォーマットで違う見栄えを持って配信されています。Facebookで利用できる主なフォーマットは次のとおりです。
- 画像広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- スライドショー広告
- コレクション広告
また画像や動画や文章といった素材を用意しておくと、これらの素材を組み合わせて色々なフォーマットを自動で作ってくれます。この機能を自動配置と呼びます。自動配置を使うことで、1回の設定で複数のフォーマットを自動作成してくれます。FacebookやInstagramの中にある様々な場所で、その場所に合わせたフォーマットで配信してくれるのです。
実際に僕もFacebookやInstagramに広告を出しています。フィード上に画像や動画の広告が出るだけでなく、ストーリーズやリールといったところにまで広告が出ています。いずれも広告用の動画などの素材を広告管理画面に登録しただけです。システムが自動で各種フォーマットを作り出してくれています。このようにFacebook広告では、複数の広告フォーマットを作るのにも手間が掛からないというのがとても魅力的です。
メリット4. 少額で開始できてコスト効率が良い
広告というとテレビCMのように、何千万円もの広告費を用意する必要があると思っている人が多いです。ですが、Facebook広告のメリットの1つに少額で広告を出せるということがあります。これは予算に制限がある個人や自営業者にとって大きな魅力です。1日500円や1000円という本当に少額予算から運用ができます。
また2つ目のメリットでも紹介したように、Facebook広告には詳細なターゲティング機能があります。その広告に興味がありそうな見込み客だけに絞り込んで配信するものでしたね。これにより貴重な広告予算を、期待値の高い見込み客に向けて使うことができるようになります。早い話が予算の無駄遣いを減らせるということを意味しています。つまり、Facebook広告は小規模なビジネスでも少額から手軽に始めやすく、広告費も効率よく使ってくれるという特徴があるのです。
まとめ:Facebook広告は小規模ビジネスでも始めやすい
ここまでFacebook広告で広告運用を行うことのメリットをお伝えしてきました。最後に要点を4つにまとめました。
- Facebook広告は見込み客となるユーザーの数が圧倒的に多い。
- Facebook広告では消費者の興味や行動情報を元に、興味の有りそうな見込み客に広告を狙い撃ちすることができる。
- Facebook広告では様々な広告フォーマットに自動的に変換してくれる機能がある。
- Facebook広告は1日500円〜1000円程度の少額で開始できる。またターゲティングとの組み合わせで広告費の無駄遣いも抑制できる。