今日は、Teachableであなたの最初のオンラインコースに値付けをしましょう。そしてセールスページを作成していきます。コピーライティングなどの難しい概念を理解しなくても、穴埋めをすれば綺麗なセールスレター が完成する現代の技術にあなたは驚くでしょう。このトレーニング・ビデオでは、オンラインコースの価格設定とTeachableのセールスページの作成方法について説明していきます。
コースの価格設定に関して、最も一般的な質問の1つはなんだと思いますか?それは「料金はいくらくらいが良いですか?」というものです。正直なところ、正しい答えや間違った答えはありません。ただ、プレミアム価格を設定することを検討してください。このプライシングについて、僕らはロールスロイス効果と呼んでいます。確か以前、別のビデオではブガッティ効果と説明しました。まあ高級なものであればなんでもいいのです。今日はロールスロイスにしておきます。
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なぜオンラインコース の値付けは高い方がいいのか?
ロールスロイスは自動車業界において、最高水準の価格設定ですね。あなたのオンラインコースについても、その業界内においてロールスロイスかのようにリスペクトされてほしいのです。だからこそ、プレミアム価格の設定を考えてもらいたい。これは、オンラインコースの値段設定を、今すぐ数十万円にして売り出してほしいということではありません。ただ、9,700円以下の値段にはしないでください。値段は評価軸のうちの1つです。高く評価してもらうことによって、受講者も真剣に取り組むようになります。そうすれば、自ずと受講者たちは、あなたのオンラインコースで良い結果を出すことができるでしょう。
考えてみてください。オンラインコースの値段が4,000円…もしくは1,900円くらいだったとすると、受講者の多くが衝動買いのような感覚で購入してしまうはずです。それは、受講者が真剣にあなたのオンラインコースを見定めて購入したわけではありません。衝動買いしたユーザーは、あなたのコンテンツを実際によく確認したわけではありませんし、最後まで修了する可能性も低いでしょう。やる気がない受講者が多ければ、いくらあなたのオンラインコースの出来が良くても、良い結果を出すことなんてできません。だから、低くとも値段は9,700円にしてもらいたいのです。
例えばあなたは「WordPressの使い方を教える専門家」だとしましょう。とはいえ、WordPressの使い方なんかを教えたところでお金を稼げるわけがありません。その理由がわからない人は、そもそもネットビジネスは向いていません。周りを見渡してみて、お金を持っているWordPressの専門家なんていないでしょう?それが理由です。まあとにかくあなたはWordPressの専門家だとしましょう。お金を稼いだ実績はない。普段は実家暮らし。自分みたいに実力のない人間が作ったオンラインコース なんかに高い値段は付けられない。そんなメンタリティがあるから、Teachableで公開したオンラインコース の値段はいずれも1000円前後。
さて1000円前後のコースが陳列されているTeachableの画面をみたお客さんはなんて思うでしょうか?僕ならこう思います。ああこの人は儲かっていないな。高い商品を売る自信がないんだな。実績も自信もない人から学ぶことなんて何もない。案の定、YouTubeの動画を見てみると、挙動不審な人間が声を震わせて喋っている。きっとこの人は家から出ることなく、春夏秋冬、誰も読まないブログを書いて、誰も見ていない動画をYouTubeにアップロードし続け、ただただ大切な生命時間を浪費して歳をとっていくのだなと。
失敗の始まりは、安い値付けをしたことでした。オンラインコース に安い値付けをしている限り、その人の商才は磨かれることはありません。断言します。ちなみに僕たちのフロントエンド商品は20万円です。もうこの価格帯で5年以上、オンラインコースを販売し続けています。
それに加えて、値段設定に関して、面白い事実があります。Teachableのトップレベルのオンラインコースの値段は、平均して27,200円です。それに、僕らは10万円を優に超えるオンラインコースをいくつも見てきました。これらは、プレミアム価格というコンセプトにも合致するものです。高い値段をつけるのは、優れた戦略であり、最良の結果を得るために役立つ方法です。自分の時間、知識、オンラインコースに込めた全てを大切にしてください。
受講者がオンラインコースを購入する際の動機として「安いから」という理由を挙げさせてはなりません。買ってもらうために値段を下げる必要はないのです。あなたが提供するのは結果です。彼らに新たな変革を導く手段を提供しているのですから、その代償を払ってもらう義務があります。
Teachableでプライシングプラン(価格)を設定する
さて、ここまで価格設定について説明してきました。もうプライシングのベスト・プラクティスはご理解いただけましたね?それでは早速Teachable Schoolで実際に設定してみましょう。前回のトレーニングで分かった通り、難しいことは一切ありません。さあ、やってみましょう。
それでは、前回作成したオンラインコースのダッシュボードを見てみましょう。Teachableにログインしてください。
まず価格設定をしていきます。左側に”Pricing”が見えますか?これをクリックします。オンラインコースの価格設定方法にはいくつか選択肢がありますが、ひとまず一番シンプルなものを選びましょう。ここをクリックします。
ここでオンラインコースの値段設定が可能です。9,700円にしておきます。もしあなたが海外にお住まいの場合、希望の通貨で請求することができます。設定できたら、“Add Purchase Plan”をクリックしましょう。これで、オンラインコースの値段設定については完了です。
Teachableで販売ページ(セールスページ)を作成する
次に、あなたの販売ページについて説明します。あなたの見込み客が、どのようにオンラインコースを購入することができるのか見ていきましょう。左側に“Sales page”がありますので、こちらをクリック。Teachableの便利なところは、作成したオンラインコースに基づいて、自動的に販売ページを作成してくれることです。すでに分かりやすいテンプレートに従って生成されているので、このまま使うこともできます。販売ページがどんな感じになっているか、見てみましょう。
便利なのは、オンラインコースの作成画面と同様に、ドラッグ&ドロップで編集することができることです。色々と編集したいところですが、まずはすでに完成している販売ページの全体像を確認します。
ここで確認したいのは、販売ページを生成するのに何の手間も必要がなかったという事実です。これは自動的に生成されています。”Preview”ボタンをクリックしましょう。すでにご覧いただいている通り、タイトル、サブタイトル、“Buy now”ボタン、ディスクリプション、プロフィールなど…必要なものが一式揃っていることが分かりますね。なので、この販売ページをベースに作ってもらうと、速攻で売り出すことができます。
では、編集もしてみましょう。例えばヘッダー画像を変更したいと思ったとします。BannerセクションのImageをクリックしてしてください。すでにTeachableで用意されているものを使うこともできますし、お持ちのコンピュータのフォルダからお好みの画像をアップロードしてもらうこともできます。
左側の編集画面に文字を入力すると、右側のプレビュー画面にそれが反映されていきます。MailChimpを使ったことのある方であれば、操作方法が類似していることに気づきます。慣れるまで多少時間はかかるかもしれませんが、直感的な操作方法なのですぐにその使いやすさに驚くことでしょう。
今回はファーストビューに購入ボタンを設置します。Show Buttonにチェックを入れて、Go to Checkout page を選択し、先ほど設定したPricing Plan ¥9,700を選択します。Button Text を日本語に変えてください。「今すぐ購入する」と記入してみましょう。
Teachableのセールスページに新しいブロックを追加する
下にスクロールすると、カリキュラムが表示されていることに気づきます。セクションタイトルとレクチャータイトルが自動的に挿入されていますね。見込み客はこのカリキュラムに表示されているフレーズや単語を確認して「このコースは自分に合っている」または「合っていない」かを判断します。レクチャータイトルやセクションタイトルのネーミングは常にセールスレターに反映されることを意識して、コピーライティングの一部だと思って名付けするようにしましょう。
新しくブロックを追加することもできます。例えば、ここら辺にもう一度、値段を表示したいなと思えば Add New Block をクリックして Pricing を選択します。ADD のボタンを押せばセールスページにブロックが挿入されます。
テキストの編集や追加に関して、何も難しいことはありません。WordやWordPressを使うのと同じで簡単にできてしまいますね。
フォントを変更するのも、画像を追加するのも、外観を変更するのも、全部簡単です。テキストの強調表示は”B”をクリックすることで太字にできます。”U”を押せば、アンダーラインが引けます。他にもどんなことでも出来ますよ。
ブロックには豊富なオプションがありますので、全てを説明することはできません。例えば、“Testimonial(推薦文)”を入れたい場合はどうすればいいでしょうか。Image with Text のブロックを使えば簡単に挿入できます。推薦文は販売ページに必須とも言える要素でしょう。あなたのオンラインコースの社会的な信頼度を示すことができますから。
タイトル、サブタイトル、“Buy now”ボタン、ディスクリプション、プロフィール、推薦文。すべて揃っていますね。販売ページのアレンジにも限界はありますが、少なくともかなり簡単に作成できるということは覚えておいてください。Teachableで用意されているデフォルトのテンプレートは、必要に応じてカスタマイズが可能です。
まとめ:セールスページを多くの人に見てもらう方法
これで素晴らしいオンラインコースと販売ページ、そして価格設定が完了しましたね。さて、次にマーケティングについて話しましょう。ユーザーは、どうやってあなたのオンラインコースを見つけるのでしょうか?最初にできることの1つは、自分のオンラインコースやTeachable Schoolへのリンクを、あなたのブログに追加することです。
例えば、あなたの”About”ページに追加すると良いでしょう。ナビゲーションメニューに、オンラインコースへのダイレクト・リンクを設定することもできます。さらに一歩進んだテクニックについてもお教えします。すでにオンラインコースのトピックについて、ブログ記事を書いているのであれば、それらの記事にTeachable schoolのリンクを追加すると良いでしょう。
次にメーリングリストも活用します。メーリングリストには、あなたのオンラインコースのトピックに興味を持った人がたくさんいるはずですね。彼らには必ず通知しましょう。例えば「あなたが興味を持つトピックのオンラインコースをローンチしました。」と伝えるのです。さらに購買行動を刺激したいのであれば「僕のオンラインコースに参加してくれた最初の10人には、マンツーマンのセッションを提供します」など、オファーを出しましょう。
最後にウェルカム・シーケンスにオンラインコースの情報を追加してみてはいかがでしょうか。これは素晴らしい方法です。あなたのメーリングリストに参加したばかりの人に対して、漏れなくオンラインコースをお知らせできますから。次のレベルに到達するための優れたオンラインコースがある、と教えてあげましょう。
さあ、これでおしまいです。よくがんばりました。あなたは、初めてのオンラインコースを作成しただけではなく、それを世界に向けて発信し、購入につなげる直前まで来ています。驚くほどたくさんの受講生があなたのオンラインコースを購入する…ということは滅多にないかもしれません。しかし、あなたが有料のオンラインコースを提供しているという事実こそが、あなたのプラットフォームの権威性を高めてくれるものとなるでしょう。そして、それは新たな見込み客を発掘することに繋がります。
ここまでのプロセスについて質問がある場合には、以下のコメント欄で教えてください。ぜひ、高い収益性を持つオンラインコースを作成してください。それでは、頑張ってください!