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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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Internet Business

【マネタイズとコンテンツ】ネットビジネスを収益化する5つの意思決定

Last updated on 2021年4月22日 By 石崎力也(編集者)

今回は、あなたのマーケティング戦略と収益化戦略を明確にし、プラットフォーム戦略シートにおける重要なセクションを具体化していきます。そして、これからの道筋を明らかにしていきましょう。

マーケティングと収益化は、プラットフォーム成長の2つの異なる側面を表しています。しかし、この2つは密接に関連しているものでもあります。そのため今回のレクチャーでは、2つのセクションを並行して見ていきましょう。それでは早速始めます。

プラットフォーム・ビジョンの実現に必要な5つの質問

あなたのプラットフォーム・ビジョンを振り返ってみましょう。これを実現させるためには、どれくらいの見込み客が必要でしょうか。もしかすると、恐ろしいほど高い目標があるかもしれません。その目標を達成するためには、どの程度の見込み客が必要かを明確にする必要があります。

1,000人のメーリングリスト購読者で十分ですか?1万人が必要ですか?それとも、プラットフォーム・ビジョンを実現させるためには、10万人の購読者がいなければなりませんか?

実現に必要な見込み客数がわかれば、そこから逆算して考えていくことができます。これから僕がお伝えする5つの質問を、現状に当てはめて考えてみてください。

質問#1:あなたの見込み客の増加は、何によってもたらされていますか?

あなたが現在取り組んでいる中で、どのようなプランが良い結果に繋がっているでしょうか。期待以上の成果を上げているキャンペーンや、とくに注力していなくても成果を上げている取り組みなどはありますか?

例えば、あなたが広告や宣伝活動で使っているソーシャルメディア・プラットフォームから、多くのユーザーがあなたのメーリングリストに登録しているかもしれません。もしくは事前に広告視聴を承諾してもらうオプトインや、あなたが見込み客に提供しているアセスメントシートなどかもしれません。

それともあなたが書いた特定のブログ記事が、検索エンジンやその他のソースからのアクセスを獲得し続け、最終的に見込み客の増加につながっている可能性もあります。具体的にあなたが見込み客を増加できているものが何なのかを、明確にしておきましょう。

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例えば、僕たちはYouTube広告をガンガン回しています。先月は350万円を投下し、3809のリードを獲得しました。運がいいことにこの月は、広告の調子がよくて694万円の売り上げにつながりました。リードが3800も集まり、かつ広告単体でROIが200%近くをマークしています。

こういった成功事例を見て、じゃあ来月はYouTubeにもっと広告費を投入しようという発想になります。

質問#2:あなたのリソースを費やしている中で、見込み客の増加につながらないものはなんですか?

例えば特定のソーシャルメディア・プラットフォームなど、あなたが運営している中で時間対効果が低いものがあるかもしれません。これは、ソーシャルメディアプラットフォームで何千、何万人ものフォロワーがいる場合でも疑ってかかる必要があります。

なぜなら目の前の大きな数字にとらわれてしまい、内部で起きている危険予知に気付けていない可能性もあるからです。もしフォロワーがメーリングリストの購読者に変わっていなければ、危険信号として捉えてください。

2015年あたりまでは、よく「石崎さんのことをUdemyで知りました」と言われました。でも最近はもっぱら「石崎さんのYouTubeにアップロードされている動画を見て来ました」という方がほとんどです。僕たちが軸足をUdemyからYouTubeに置き換えたのはいうまでもありません。

もちろんFacebookやTwitter、Instagramなど最初からタッチしていないメディアもたくさんあります。

質問#3:収益化はうまくいっていますか?

実際の収益と、収益目標を比較した結果はどうでしょうか。明確な収益目標を設定しているのであれば、その目標と現実がどれくらい離れているのか確認する必要があります。目標と現実が近ければ問題ありませんが、離れすぎている場合は目標設定が高すぎるのか現実の施策に問題があるのか特定しなくてはなりません。

またそれ以上に、プラットフォーム・ビジョンが現実になるためには、実際どれくらいの収益を発生させなければならないのか考えなければなりません。もしプラットフォーム・ビジョンを現実化する上でサポート・チームが必要なのであれば、そこも含めた目標を達成するためにどのくらいの収益を生み出す必要がありますか?

客観的に正しい事実で必要な収益額を算出し、比較を行いましょう。狭い視野で収益化がうまくいっていると思いこんでしまうと、思わぬ誤算が生まれやすいです。

質問#4:どのような商品、サービスが突出して売上を生み出していますか?

これまでに発生した収益の割合を見てみましょう。あなたが初期の頃に作った商品やフラッグシップコースの立ち上げ、いくつかの商品を通してアフィリエイト収入をさらに生み出したいと考えたとします。その場合、それらの商品がどれくらいのパフォーマンスで売上を生み出しているのか調べなければなりません。

調べてみた結果、例えばあなたのフラッグシップコースが、あなたの全体収益のごくわずかな割合しか生み出していないことがわかるかもしれません。その結果はフラッグシップコースや、それに対するマーケティングを改善する必要があるというサインかもしれません。もしかすると、他の商品にセールスチャンスがあるということのサインかもしれません。

質問#5:作りたいと思ってはいるものの、まだ作ることができていない商品はありますか?

あなたの見込み客を知り、彼らが抱えている問題を理解すればするほど、そこに深く入り込むことができるようになります。そうすれば彼らがあなた自身の商品であれ、アフィリエイト商品であれ、提供したいと思う商品のアイディアがどんどん出てくることでしょう。

そのアイディアはオンラインコースや、トレーニングプログラムかもしれません。もしくは、ライブイベントの主宰かもしれません。あなたがエンジニアじゃないとしても、提供したいソフトウェアがあるかもしれません。

いずれにしても次のフェーズでは、これらの商品アイデアがプラットフォーム戦略に適合するかどうかを確認できるように、それらのアイディアを明確にさせておきましょう。

また商品を作れば、アップセルにもダウンセルにも使えるようになります。通常アップセルの成約率は20%ほどと言われたりしますが、僕たちはその数字を信じていません。長らくアップセルオファーを仕掛けていますが、20%を下回ることはまれで、ほとんどのケースにおいて30%から40%ほどの成約率をマークします。つまり10人の商品購入者のうち3人から4人は追加でアップセル商品を買ってくれるということです。

プラットフォーム戦略シートを完成させる5つの意思決定

次にプラットフォーム戦略をより効率的かつ効果的に、そして迷わず意思決定できるための「プラットフォーム戦略シート」を完成させるための話をしましょう。プラットフォーム戦略シートを完成させるためには、決めておくべき重要な5つの項目があります。

#1:あなたがWebサイトへどうアクセスを流入させるか

あなたがWebサイトへアクセスしてもらうために採用している手法は、検索エンジンの最適化かもしれません。または、ソーシャルメディアにおける一連の広告活動を指すこともあるでしょう。もしくは他のWebサイトで投稿したゲスト記事が、うまく機能して大きなアクセスを生み出している可能性もあります。

Webサイトへの流入を増やす方法はたくさんありますし、実際には複数の方法を組み合わせる人の方が多いでしょう。しかしここで集中力を倍増させるためには、あなたのメインとなるマーケティング手法を特定する必要があります。

#2:アクセスだけではなくメーリングリストを購読してもらう

アクセスに対し、メーリングリスト登録がどれだけあるかを現す「コンバージョン率」があります。この値が低い状態だとWebサイトへのトラフィックをどれだけ得たとしても、あまり効果的だとは言えません。なぜならいくらWebサイトを見られていても、メーリングリストの購読を行ってもらわなければダイレクトな宣伝や広告活動は行えないからです。

もちろんたくさんの人に自分のWebサイトを見てもらうだけなら、いろいろな手段があります。しかしそれだけでは、コンバージョンにつながることはありません。

Webサイトへのトラフィック獲得という点でのマーケティング手法と、あなたの中核となるメーリングリストの成長という点でのマーケティング手法を区別しておきましょう。その上で、どちらも明確にさせていかなければなりません。メーリングリストは、プラットフォーム・ビルダーとして最も貴重な資産です。

#3:主力商品の具体的な収益を特定し今後の方針を決めていく

すでにあなたはフラッグシップコースをスタートさせていて、最初のフィードバックを得ているはずです。期待したほどのパフォーマンスが得られなかった場合は、その商品の名前を変更するか、その商品に取って代わる完全に新しいフラッグシップ・プロダクトを作成することができます。

いずれにせよ、その主力商品がどのような収益を生み出すべきかを特定する必要があります。例えば毎年の収益のパーセンテージや、具体的な金額などがそれにあたります。収益と目標を比較し、離れているなら熟考した上で新たなテコ入れを行わなくてはなりません。

#4:収益目標をカバーするサブ・コンテンツを作成する

フラッグシップコースは大規模かつ、徹底したオンラインコースです。その中には、多くのミニ・コンテンツが含まれているはずです。とくに関連性があったり一定の収益性を確保できたりするコンテンツを、ミニコースとしてパッケージ化することができます。またはフラッグシップコースと同じテーマにした上で、ライブイベントやコーチングサービスを作成することも可能です。

このようなサブ・コンテンツを作ることで、収益目標をカバーすることができるでしょう。意外とコンテンツやテーマを絞ったミニコースは、一定の需要があります。

#5:アフィリエイト収入を具体的に解析する

これまでに行ったアフィリエイトのプロモーション活動に基づいて、あなたの見込み客にアフィリエイト商品がどれくらい役立っているのか考える必要があります。もしあなたが今後も継続して宣伝していきたいアフィリエイト商品があれば、それを明確にしておきましょう。

ただし収益化戦略の鍵となっているのであれば、注意が必要です。さらに間口を広げてアフィリエイト商品の数を増やすこともできますが、それらの商品のトピックや収入見込みなどを明確にさせておきましょう。

プラットフォーム戦略シートは常にあなたの先を見据えてくれる重要な指針である

完成したプラットフォーム戦略シートは、今後も継続的にアップデートしていくべきものです。一度作って終わりではなく、あなたが頻繁に参照しつつともに成長していくべきものとなります。

例えばあなたが新しい企画や広告を引き受けるかどうか。またはあなたが現在取り組んでいることが、適切でないと感じるもの。これらを継続するかどうかの決定に直面した時には、いつでもこのドキュメントを参照してフィルタのように活用してください。

この戦略を最初から100%正しく実行することはできませんが、まったく問題ありません。ドキュメントを完成させたらそれを実行し、その後改善していきましょう。プラットフォーム戦略シートに記載されている現在の行動方針を、3か月間または四半期全体を通して貫き通してください。そして次に進む前に、修正する必要があるかプラットフォーム戦略シートを再度参照することをおすすめします。

四半期に1度のチェックでは、大幅な変更を加えなくて構いません。ただ新しいことを試すために、マーケティング戦略は更新することができます。年に1回はこのドキュメント全体を修正し、再評価する時間をとってください。

そしてプラットフォーム・ビジョンを更新しましょう。最終的な目標であるプラットフォーム・ビジョン達成を支援するためのセクション全てが、このビジョンにきちんと関与しているか確認するのです。

まとめ:戦略を明確にし併用することでプラットフォーム戦略シートは完成する

マーケティングと収益化は、それぞれ別に考えなくてはなりません。しかし明確に区別し、異なる戦略を併用しながら共存させることでより高い効果を生み出します。

そしてあなたがスムーズに走り出すキッカケに活用してもらうため、プラットフォーム戦略シートのテンプレートを作成しています。これをコピーするためのリンクは、概要欄に掲載しました。このプロセスについてご質問がありましたら、下記のコメント欄までご連絡ください。

最後に、このプロセスをあなたと一緒に歩んできたことは僕の喜びです。そしてあなたのプラットフォームが、どのような変化を世界にもたらすのか。これを見ることができ、とても興奮しています。今まで以上に良い仕事を続けてください。

プラットフォーム戦略シート

複製してお使いください。(Googleへのログインが必要です)

https://docs.google.com/document/d/1fqEujtBnSzLMAVDgVoY-Mmx8_sLwt-Il1PMp9iebm5o/copy

【外注を雇う】チームで集客コンテンツを作り爆速で仕事をする方法

Last updated on 2021年4月21日 By 石崎力也(編集者)

今回は、今後あなたがプラットフォームを運営していく中で、メディア構築における優先すべき事項を特定していきます。そのためにはアップデートしたブランド・アイデンティティを拡大し、現在のメディア構築戦略の再評価を行わなくてはなりません。

ここで復習をしましょう。僕たちがプラットフォームを運営するにあたって重要なパーツは2つしかありません。ブログとメルマガの読者です。いくらSNSやYouTubeにたくさんのファンがいても、それらは虚像のようなものです。他人の土地に家を建てているようなものです。ビジネスは自分の家、つまり独自のサーバーと独自のドメイン、独自のメーリングリストを使うようにしてください。

じゃあどうやったらメルマガの読者を増やせるのか?これはメディアのコントロールが必要です。どのメディアを使ってどのようにリードを獲得するか戦略に考えていきます。今流行のSNSに乗っかるのはお勧めできません。またこれまで続けてきたからという理由だけで、例えば登録者1000人以下のYouTubeを今後も続けるという判断も間違っています。自分たちの持っているリソースと、見込み客がいる場所を再評価しながら、来年はどのメディアで攻めるのかを熟考する機会です。

メディア構築までの流れを客観的に評価・観察する3つの質問

メディアとは、それだけで価値を生み出す目的で作成されたコンテンツです。例えばブログ記事を読んでいる読者やPodcastを聴いている視聴者、YouTubeでビデオを観ている視聴者などが対象になります。彼らから何らかの愛着や思い入れが複数ある上で、作成されたものです。

僕らは、ブログ記事をメインになるメディアとして取り上げてきました。しかし他にもPodcastやビデオなど、多くのメディアが存在します。ブログ記事はほんの一例であり、他に有効な届き方が行えるのであればブログにこだわる理由はありません。

安定してクオリティの高い文章を書く基礎スキルを身に付けた今、どのようなコンテンツが見込み客の心に響くのか理解しておく必要があります。何が喜ばれ、何が喜ばれないのかをよく考えてみましょう。3つの視点から特定していきます。

#1:見込み客が特に喜んだコンテンツに焦点を当てていますか?

見込み客が喜んだコンテンツは、ソーシャルメディアで人気のあった特定のブログ記事だったかもしれません。またはメーリングリストの購読者から、あなたの元へ感謝と共に感想が送られてきた他のコンテンツかもしれません。

ここでは主に、メディアに焦点を当てていきましょう。つまり見込み客に無償で提供するコンテンツのことです。もし有料コンテンツがある場合は、どのような種類のコンテンツが見込み客に共感されたかを知ることができるため、それも同様に価値があります。

#2:あなたが特に誇りや自信を持っているコンテンツはありますか?

まだ投稿をシェアする前から、「自分が作ったとは思えない」と感じてしまうほど気に入ったコンテンツはありますか?実際にそのコンテンツが、思ったよりも反響を生まなかったとしても構いません。

そのコンテンツから、あなたが何を作るのが好きかを見極めることができます。これは非常に重要なことです。なぜなら、大前提としてコンテンツ制作を楽しむことが必要だからです。

好きなジャンルを見極めて、意識的に業務の優先事項にできなければなりません。そうしなければ成功し、持続可能なプラットフォーム・ビジネスを構築することは難しいでしょう。無理が生じれば、途中で挫折してしまうのです。大きな見返りがなくとも注力し続けられる強みを知っておくだけで、結果に大きな差が出ます。

#3:ライティングは楽しいですか?そしてその理由はなんでしょうか

この2つの質問はどちらも重要です。なぜなら自分のことをライターだとは思っていないとしても、理由を知れば書くことも楽しめるからです。自分に合った書き方や好きなジャンル、スムーズに書き上げられるプロセスを見つけられればより楽しく打ち込めます。

まずは自分を評価してみてください。あなたは文章を書くことを楽しめているでしょうか?その理由はなんでしょうか?自分に問いかけながら、客観的にどう思っているかを考えてみましょう。

これはとても重要なことです。なぜならあなたは、ライティングに関する2つの決断を瞬時に下す必要があるからです。その決断とは、一体何か。1つはどれくらいの度合いで、プラットフォーム上のコンテンツに依存するかということです。

そしてもう1つは、誰が執筆担当者であるかということです。現時点で、あなたである必要はありません。必ずしも、好きではないことをやり続ける必要はありません。

僕は自分のブログには一切タッチしていません。ですが、ブログがメインの集客口になっています。表に立つ人と、中でそれを運営する人たちが異なっても、ビジネスはうまくいく典型として見ていただければと思います。

僕はもともと腰が弱いので長時間パソコンの前に立つことができません。レーシックの手術をしてからは特にパソコンの画面を見るのが辛くなりました。だから最低限のことだけをパソコンでやるようにしています。ブログライティングとかは絶対に無理です。

プラットフォーム戦略シートの完成までに決定すべき重要な3つの要素

プラットフォーム戦略シートの構築から完成までにかけて、いくつかの決定をして行かなければなりません。最初に決定しなければならないのは、主なメディアをどれにするか選択することです。

一番扱いやすく僕らとしてもおすすめなのは、ブログ記事の作成となります。そして今まであなたは主なメディア・フォーマットを、ブログ記事の作成という内容で焦点を合わせてきたはずです。

ブログ記事をメディア・フォーマットとして選べば、コンテンツ作成のためのトレーニングがスムーズです。その他の追加コストとして、ハードウェアやソフトウェアに投資する必要もありません。そして実際のコンテンツも、ブログ記事にフォーカスして調整や最適化・編集を行うことができます。だから初期の段階でブログ記事をメディア・フォーマットとして選ぶことは、非常に価値の高い行動なのです。

しかしプロのプラットフォーム・ビルダーとなったあなたならば、他のメディア・フォーマットを自由に選ぶことができます。現在、最も人気のあるコンテンツは、YouTubeを中心とするビデオコンテンツとPodcastを中心とするオーディオコンテンツです。

要素#1:どのメディア・フォーマットを選ぶのか決定する

それぞれのメディアはアプローチ方法が異なっていますが、今のところビデオ・オーディオ・ライティングコンテンツという3つの主要な上位カテゴリが存在します。どんなことに尽力するかは、あなたがどのメディア・フォーマットを選ぶのかに基づいて決定する必要があります。

また主要なプライマリ・メディア・フォーマットだけでなく、補助的な役割としてセカンダリ・メディア・フォーマットについても決定する必要があります。主要と補助の役目を持つプライマリとセカンダリというコンセプトは、多くの分野で扱われているメジャーな考え方です。

あなたなら、プライマリ・メディアとセカンダリ・メディアの両方を持つことができます。例えばブログ記事をプライマリ・メディアにしつつ、Podcastなどをセカンダリ・メディアにするといったような形です。

要素#2:役割分担を行うことでエネルギーを効率的に分散させる

プライマリとセカンダリを明確に分けることにより、あなたのエネルギーやリソースを効率的に分散させることができます。それだけではなく、プライマリ・メディアの収益化について、よりハッキリとフォーカスすることができるようになるでしょう。

またセカンダリ・メディアを使用して実験を行い、どちらも最適化することができます。他にもプライマリとセカンダリを組み合わせ、これまで考えられたことのなかったような形式でコンテンツを配信できる可能性もあります。

プライマリとセカンダリは効率的に注力する対象を分けるどころか、相乗効果を発揮させる可能性もあるのです。いわばパートナーのような役目ですね。もちろん補助の役目だからといって手を抜いてはいけません。互いに違う分野を支え合うので、役割が違うだけなのです。

僕たちのプライマリメディアはブログです。ビジネスパートナー の小川さんがスクリプトライターさんたちに少なくない金額をお支払いして、僕たちの考えていることやアイディアを文章にしてくれます。あるときは僕たちの喋った内容や動画の講義をベースにしてスクリプトを作ってくれます。

今度は別のSEOライティングのワーカーさんたちが、それらスクリプトをブログの文章に変えてくれます。

セカンダリメディアはYouTubeです。ブログにあるスクリプトに多少のアドリブや独自のストーリーを加えて、僕がビデオの前に立って喋ります。

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喋ったデータは直ちにパソコンに取り込まれて、Google ドライブで日本の動画編集者に同期されます。小川さんが作ったスプレッドシートには、動画のタイトルと公開日が10ヶ月ほど先までリストアップされています。動画編集者がYouTubeに動画をアップロードしてくれたら、うちのスタッフの鈴木が、概要欄やサムネイルなどを整えて公開日を設定します。

もし僕一人で仕事をしていたら1週間働き詰めでも、これだけのコンテンツを安定して出すことはできませんでした。逆にいうと、今僕たちはリソースをフル活用して、プライマリメディアのブログと、セカンダリメディアのYouTubeにコンテンツを提供しているので、これら以外のメディアに手を伸ばすことはできません。

メディアの役割を決めることでエネルギーが1つか2つに集中するように努力しています。

要素#3:配信するコンテンツをより魅力的なものにする

次に、作成するコンテンツの種類を決定します。具体的なタスクやアクションを課して実行する方法や、チュートリアル・ハウツーなど提供できるコンテンツは多彩です。または、見込み客が目標の達成に向けて実際に行動できるように、モチベーションを高めるようなコンテンツもあります。あなたはどれに尽力しますか?

これについては、解決する問題や提供するソリューション、バリュー・プロポジション・ステートメントを参照して選択することができます。ただし、それをさらに明確にしなくてはなりません。

まずは、2つの上位カテゴリーから選びましょう。それは「説得力のあるコンテンツ」カテゴリーと「実現化させるコンテンツ」カテゴリーです。上位カテゴリーを選ぶことによって、より明確にプラットフォーム戦略シートを作成することができます。

僕たちであれば、一眼レフを回して撮影するビデオコンテンツでは概念的なことや理論的なことを話すようにしています。それが1つのフォーマット。もう1つのフォーマットはブログ記事です。ブログ記事でもやはり、お客さんの心に染み入っていくような共感の得られることを書くように意識しています。一方で、テックトレーニングなどツールの使い方に関しては、スクリーンキャストを使って細かくテーマを刻んだ動画をYouTubeにアップロードしています。僕たちは主にこの3つのフォーマットを使ってコンテンツを生成しています。

チームでの運営はあなたのコンテンツをより深めてくれる

チームで運営することは、コンテンツ作成作業とコンテンツの価値自体を維持・向上していくための有効な方法です。これまでと同じようにブログ記事を書き続けたいと思っていても、リソースが限られているため時間が捻出できなくなる可能性もあります。

書いたコンテンツが本当に視聴者の心に響くと思っていても、余裕がないせいで心から好きなことではないと思ってしまうかもしれません。そうなればパートタイムでライターを雇って、コンテンツ作成プロセスを手伝ってもらうことができます。

例えばマーケティングオートメーションツールで有名なハブスポットは、ブライアンハリガンが創業した会社です。ニューヨーク証券取引所にも上場している会社です。彼がインバウンドマーケティング、という本を2009年に書いたときは、まだ彼の経営者としての仕事はそれほど忙しくなかったのでしょう。そう言ったテキストコンテンツを作る余裕があったということです。

じゃあ今でも彼がブログを書いているか。いいえ書いていません。たくさんのライターさんたちが毎日のようにハブスポットのブログを更新しています。ブライアンはブログライティングではなく、経営の仕事に時間を割いています。

インターネットビジネスは、手伝ってもらえることはたくさんあります。例えば最初のアイデアを肉付けして、ライターに構成を作ってもらう方法。箇条書きで構成を作成してもらった上であなたがチェックを行い、問題なければ文章執筆までしてもらって最終的にあなたが仕上げる手順です。これは僕たちが採用している方法です。

もしくはあなたの声を録音したデータをライターに渡し、ブログ記事にしてもらった上で記事にすることもできます。もちろんオーディオデータをエンジニアに編集してもらって、自分のプラットフォームで公開することも可能です。

コンテンツの制作は必ずしも孤独に行うものではない

プラットフォーム戦略シートの作成までに、コンテンツの作成プロセスもしっかり決定していく必要があります。例えば新しいPodcastやビデオコンテンツを作成する場合、誰が実際に編集や制作を行うのかを明確にしなければなりません。

今までは1人でコンテンツの作成をしていたかもしれませんが、チームで行うこともできます。チームでコンテンツを作っていく場合、あなたがより濃密に集中できる時間を作り出すことが可能です。それによって、さらにあなたのコンテンツが洗練される可能性もあります。

チームで運営していく例を、Podcastコンテンツで考えてみましょう。あなたのタスクはコンテンツのアウトラインを作成して自分で録音し、オーディオエンジニアに送信するところまで。そこから先はエンジニアが調整し、ホスティングサービスにアップロードしてくれます。そしてiTunesやGoogle Play、Stitcherなどのプラットフォームに、あなたのPodcastコンテンツが自動的に配信されるようになります。

プラットフォームビルダーが失敗してしまう重要な1つの理由

これらはすべて、コンテンツを作成するための完全に有効な方法です。ただしここでそのプロセスを決定し、一連のアクションに尽力する必要があります。プロのプラットフォーム・ビルダーと見なされるレベルに達したとしても、まだプライマリ・メディアだけではなくセカンダリ・メディアにも引き続き尽力することをおすすめします。

しかしここでプラットフォーム・ビルダーが失敗する、主な理由の1つをお教えしましょう。それは自分がコミットするべきプラットフォームにフォーカスしきれず、力が分散してしまうことです。既存のコンテンツを薄めたり伸ばしたりして、平凡なコンテンツを量産するようになってしまう状態を指します。

マイケル・ハイアット、ゲイリー・ヴェイナチャック、パット・フリンなどの影響力のあるプラットフォーム・ビルダーが、多くの異なるメディアでコンテンツを制作しているのは事実です。ただその舞台裏で、彼らがそれぞれフルタイムのスタッフ・チームを管理していることも知っておいてください。

まとめ:一人よりもチームのほうがあなたの提供する価値は増えていく

こういったサポートチームを自分で管理できるようになったら、プライマリ、セカンダリだけではなく、第3から第4の、5と続くようにメディアへ手を広げることができるようになります。ただそこまでに達するまでの間は、あなたのメイン・メディアとセカンダリ・メディアに尽力してください。

またこのレクチャーでお伝えした課題を完了し、明確なメディア作成計画を作ってください。それが終わったら次のステップへと移り、あなたにとって必要な選択をより具体的かつ明確にしましょう。ここまでの流れについて何か質問はありますか?もしあれば、下記のコメント欄でお知らせください。またお会いしましょう。

ブランドアイデンティティとプラットフォーム・ビジョンを再評価する

Last updated on 2021年4月14日 By 石崎力也(編集者)

今回は、プラットフォーム戦略シートを作成していきます。この内容はこれまでに学んだことの集大成であるため、非常に重要な通過点となることでしょう。あなたがプラットフォームと深く関わってきた今日までの過程で、多くのことを得られたはずです。今回は少し時間をかけながらこれまでの過程を振り返りつつ、方針を見誤らないよう軸となるプラットフォーム戦略シートをともに作り上げていきましょう。

プラットフォーム戦略シートは、あなたのオンラインコース ・ビジネスをさらなる高みへと導いてくれる計画書です。僕たちはこれまで時間をかけてブログとメルマガ読者を構築してきました。その過程でたくさんの経営判断をしてきました。将来においてもたくさんの決断をするでしょう。それら経営判断の元になるのが今から一緒に作っていくプラットフォーム戦略シートです。

ポスト・ローンチから得られるものを最大化する3つのプロセス

すでにあなたがある程度プラットフォームの運営について、実践した経験と知識が備わっている状態だと仮定します。その上でこのレクチャーを参考にしているとすれば、もはやあなたは受講生や顧客にとって最適な環境を誰よりも作り出せるプロフェッショナルです。プロのプラットフォーム・ビルダーと言っても過言ではありません。まずはここまで順調に歩まれてきたことに対して、祝辞を述べさせてください。本当におめでとうございます。

現在あなたのパーソナル・プラットフォームは、次のレベルへ向かう段階にあります。そこからの景色は、おそらく今見えているものと全く違うものになるでしょう。今がまさにその分岐点です。そしてここからあなたがどの方向に向かうのかについて、重要な決定を下していかなくてはなりません。これが本モジュールの目的でもあります。

この機会を利用して、これまでの旅程とも言えるプラットフォーム・ジャーニーを振り返ってみてください。そして今後の方向性を決定付けるために、あなたが経験した成功と失敗を特定してください。

あなたは最初のローンチを終えました。海外では、ローンチ後のことをポストローンチと呼びます。日本ではローンチまでがゴールになっていますが、海外ではローンチ後の復習をするのが常識になっています。なぜなら一通りローンチで使ったセールスマテリアルなどをもう一度再利用して、次のローンチ、そうですリローンチで大きな利益を上げるためにやるべきことを発見するチャンスだからです。

ポストローンチにあなたがやるべきプロセスは3つあります。

プロセス#1:これまでに得た成果を明らかにする

まずはこれまでの道のりを思い出し、あなたにとって最大の成果を明らかにしましょう。プラットフォーム・ジャーニーの中で、あなたが最も誇りに思っていることはなんですか?そしてさらに同じ方向性で、より大きなことをしたいと考えていることもあれば抜き出しておいてください。

例えばプロモーションが成功して大きな成果や結果に繋がったとか、特定の方と協力して大きなパートナーシップを締結したとか。もしくは多くの人から称賛を受けたことがあるとか、そういった成果はありますか?

これまでに得た成果はあなたの自信に繋がっていて、この出来事があったから前に進めたという経験になっているはずです。今当たり前にできることでも、最初の頃は遥かに高い壁だったということもあるでしょう。できるだけ深く考えてください。

プロセス#2:お客さんからのクレームは改善の原動力

成果を洗い出すことと同様に、やるべきことがあります。これまでプラットフォームを運営していく中で、最大の損失や失敗のいくつかを思い出してください。うまくいかなかった新規プロダクトの立ち上げや、見込み客の共感を得られなかったコンテンツなどです。そういった失敗はありますか?

辛いかもしれませんが、最大の損失や失敗を特定する必要があります。なぜなら失敗した原因を正しく特定・分析すると、成功する要因が隠されていることに気付けるからです。

例えば見込み客から批判されたり、クレームをもらったりしましたか?プラットフォームに大きな変化や成長を促すためには、それが苦痛であってもハッキリとさせておかなければなりません。

以前、僕たちはThinkificというプラットフォームを使ってオンラインコース を管理していました。コンプリートバンドルという商品には100以上のコースが詰め込まれており、お客さんたちはどこから学べば良いかいつも迷っているようでした。というか、実際に「どこから始めれば良いかわからない」というメールがいくつもサポートに届きました。だから僕たちは見放題のライブラリを独立させて、Teachableで新しいスクールと契約をしました。そして「この順番でコースを視聴してください」という案内をすべてサクセスパスに書き込み顧客に渡すようにしました。

それ以降、顧客のリテンションやサブスクの継続率が伸びたのはいうまでもありません。

プロセス#3:失敗や成功から新しい可能性を見出す

第3にあなたが考えてほしいことは、失敗や成功から可能性を見出すこと。あなた自身や見込み客、あるいはプラットフォーム戦略に関わる成功や失敗からどんなことが学べるか、ということです。

成功や失敗も含め、これまでの方向性から一変させれば飛躍できそうな要素や可能性はありませんか?何かあなたが飛び抜けて結果を出せそうなことはありませんか?ハッキリと断定できなくても構いません。心のどこかで「これをやれればうまくいくはず」と、うっすら思いつくことでも大丈夫です。できるできないは別にして、多くの可能性を想定する思考のクセをつけると良いでしょう。

僕たちの場合であれば、アップセルオファーの導入が1つの分岐点になりました。これまで導入してきた海外のウェブサービスも、いかにアップセルオファーを効率的に行うかを基準に探してきた感じです。

TeachableでもClickFunnelsでも、OTO、つまりOne Time Offerの成約率が以上に高いことがわかりました。じゃあ、OTOをもっと増やして、顧客にできるだけ多くの商品を購入してもらい、彼らの成長を手助けしようという考え方に変わった時、毎月の売上は桁を変えるようになりました。

あなたにも「もしかしたら、これをやったらビジネスは急に成長するかもしれない」という兆候みたいなものは見つかっているはずです。

そしてまさに今、これからの方向性を決めるときです。どの道を歩むのか、選択肢はたくさんあるかもしれません。しかし今、あなたのプラットフォーム・ジャーニーを決めるのはあなた自身です。

あなたのパーソナル・プラットフォームをアップデートする具体的な3つの手順

少し時間をかけて、プラットフォーム・ジャーニーを思い出しましょう。これまでのプラットフォームで得られた過程全てが含まれます。そしてあなたのプラットフォームの成長に影響を与える重要な成功と失敗を特定できたら、到達点であるプラットフォーム・ビジョンを見直しましょう。

プラットフォーム・ビジョンはかなり初期の頃、あなた自身がプラットフォームを作成する段階で見出しているものです。もう1度思い出してみましょう、あなたのプラットフォームの展望や見通し・理想像はなんですか?正しく作成されたプラットフォーム・ビジョンは、あなた自身やあなたの見込み客だけではなく、あなたの愛する人々まで影響を及ぼします。

それらの人々を、あなたのプラットフォームがどこに連れて行ってくれるのか。その過程を詳しく説明するストーリーが、プラットフォーム・ビジョンです。今までの経験を経た状態のあなたなら、多くの視点やアイディアが生まれてくるはず。まずはプラットフォーム・ビジョンから振り返っていきましょう。

手順#1:プラットフォーム・ビジョンをアップデートする

あなたが最初に作り上げたプラットフォーム・ビジョンを振り返った上で、ビジョンを現在のあなたの視点からアップデートを行いましょう。なぜならこれまでの過程を通過したことで、最初にビジョンを見出した頃から考えがより深まっているはずだからです。

あなたのプラットフォームで、一体どんなことをしようとしているのか。その思いを改めて文字に起こしましょう。具体的には現在から5年後のビジョンをイメージし、修正を行ってください。

このレクチャーを参考にしているのであれば、プラットフォーム・ビジョンを形にした頃からそれ相応の時間が経過しているはずです。もう1度プラットフォーム戦略の全てがうまくいっていることを仮定した上で、今から先の5年後をイメージしながら自分の人生を思い描いてください。

僕たちも起業当時はただ単に生活費を稼ぐために働いていました。オンラインコース ・ビジネスは生活費を稼ぐための仕事にしか過ぎませんでした。生活費を稼げるようになると、少し欲が出ます。僕であれば子供の教育のために移住したいという目標ができました。ここで一度、プラットフォームのビジョンを更新しました。

生活費が稼げるようになり、家族をオランダでも養えるようになり、次の目標ができました。ここで話すと長くなるのであえて言及しませんが、やはりこのタイミングでももう一度ビジョンをアップデートしました。

あなたもライフステージ、ビジネスのステージが変わるごとにあなたのビジョンを更新なさってください。

手順#2:アップデートしたビジョンを客観的に考察する

どうでしょうか。あなたのプラットフォームはあなた自身や家族の人生、あなたの見込み客からあなたの愛する人たちまでにどのように影響を与えていますか?あなたは、世界にどんな変化をもたらしましたか?

ここで重要なポイントは、独立性、影響力、収入というカテゴリについて具体的に考えることです。なぜならこれらのカテゴリは、プラットフォーム業界に多くの人を引きつける3つの主要なモチベーションだからです。

影響力と収入は理解できると思います。ビジネスをやることで影響力を持ち、貯金額が増えていく。これはわかりやすい動機です。では独立性とはなんでしょう?ブロガーのJohn Meese は次のように説明しています。

Independence – Many entrepreneurs are looking for a business that allows them to work when they want, where they want, on projects they enjoy―an overall sense of freedom.

独立性 – 多くの起業家は働きたい時に働きたい場所で彼らの楽しめる仕事を求めている。つまり仕事の自由度を求めている

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仮に影響力が大きく収入が大きくとも、家族との時間を取れないような仕事は独立性が極めて低いです。明日、サーフィンをしたいと思ったらできる。来週、テスラのオートパイロットで家族と一緒にデンマークのレゴランドに行きたいと思ったらできる。来年、船を買ってフランスのマルセイユで航海を楽しむ。僕にとってこれらやりたいことを実現できないような仕事であれば、仮に影響力があっても収入があっても全く意味がないと考えます。

人によってモチベーションは違うので、カテゴリそれぞれに見ていかなくてはなりません。アップデートしたプラットフォーム・ビジョンを、具体的に上記3つのカテゴリと比べて考えてみましょう。

手順#3:バリュー・プロポジション・ステートメントをアップデートする

そしてこのタイミングは、バリュー・プロポジションに関する説明をアップデートする機会でもあります。繰り返しになりますが、これはプラットフォーム・ビジョンを作り出した頃に到達している考えです。つまり初めて作成したときから、かなりの時間が経っているはず。バリュー・プロポジション・ステートメントは「自分が何者で、誰を、どのようにサポートするか」を定義する文書ですね。

これまでに学んだことをすべて考慮に入れて、あなたが作成したバリュー・プロポジション・ステートメントをよく見てください。あなたの立場になにか変化はありましたか?あなたが伝えたかったメッセージは、初期の頃と比べて変わっているかもしれません。

見込み客について、もう少し具体的に定義ができますか?最初に特定した見込み客を振り返ってみて、彼らについて追加できる詳しい情報はありますか?今のあなたの視点なら、もう少し踏み込んだアップデートができるでしょう。

ソリューションの再評価であなたのプラットフォームはさらに次の段階へ到達する

このレクチャーを見ている人の中には、完全に方向転換して別の業界を目指す人もいるかもしれません。ただどの業界に方向転換したとしても、特定した見込み客を確認し、もう少し具体的な情報を追加できればより問題解決のテーマが明確になるでしょう。

例えば、はじめに設定していた見込み客は働いているお母さんだったかもしれません。しかし、これはまだ抽象的でややぼんやりした設定だと言えます。なぜなら「働いているお母さん」では、設定するカテゴリとしてはやや対象が広すぎるからです。

実際にプラットフォームを構築する中で見込み客への理解が深まり、「心身の健康を維持することに情熱を持っており、幼い子どもを育てながら働くお母さん」だと分かっているかもしれません。これくらいピンポイントに特定できれば、見込み客に対してより明確で効果的なアプローチが可能になりますよね。

また現在あなたが見込み客に構築・提供している問題の解決策、ソリューションを再評価してください。ソリューションは、顧客に提供する価値である「バリュー・プロポジション」の重要な部分です。見込み客が抱える問題に対して提供する解決策である、あなた独自の確約です。

ここまで考えていければ、対象は見込み客が抱える問題や彼らを支援する方策だけに留まりません。さらに広い視点からプラットフォームやビジネスの目標にも役立つソリューションについて、より明確に理解できるようになります。

いちばん大切なのはあなたというブランドをお客さんにどう見てもらいたいのか

最後に、見込み客に約束した変化や姿をより明確に現すことはできますか?あなたが実現させようとしている見込み客の人生は、一体どのようなものでしょうか?より深く考えてみましょう。

顧客からどう見られたいのかを明確にするブランド・アイデンティティに関して、もし不明な点があればもう一度このレクチャーを振り返ってみてください。ただし前提にある目標を忘れないでください。それはプラットフォームが向かうべき次の段階をより明確にし、より良いプラットフォーム戦略シートを作成するために情報を集めることです。

すでにお伝えしているプラットフォーム・ビジョンとバリュー・プロポジション・ステートメントのアップデートには、できるだけ時間をかけてください。これらはプラットフォーム・ビルダーとしてのあり方、アイデンティティを形成するものです。

またプラットフォーム戦略シートへどうアプローチをするのか、方向性や関わり方を決定するものでもあります。非常に重要な項目のため、納得できる答えが見つかるまでじっくりと自分と向き合いましょう。

まとめ:一度形づくったものを今の視点から深堀りするとさらに洗練されていく

最初の頃は不慣れ部分もあったはずですが、一度プラットフォームを形にすることであなたの表現力は格段に上がっています。そしてこれまでの実体験を踏まえて振り返るということは、より精細な視点や濃密なアイディアが生まれやすい状態です。

さぁ、早速始めていきましょう。すでにプラットフォーム戦略シート用に作成した、すぐに使用できるテンプレートへのリンクを概要欄に記載しています。そのためゼロから作る必要はありませんので、安心してください。

ブランド・アイデンティティに関する最初のセクションを完了したら、どんどん次のステップへと進めるでしょう。ここまでの内容について何か質問はありますか?もしあれば、下のコメント欄で教えてください。またお会いできるのを楽しみにしています。

【To do リストが続かない?】仕事を減らす4つの注意点とコツ

Last updated on 2021年4月14日 By 石崎力也(編集者)

今回は、ネットビジネスで月収100万円を達成したあなたが次のステージへと進むために必要なプラットフォーム戦略における参照すべきシート、「プラットフォーム戦略シート」を作ります。そして実際に計画を進めていく上で、重要な考え方についても解説します。プラットフォーム戦略シートの計画にコミットしていく期間や進め方、注意点などを具体的にまとめました。実際に進めていく上で不安になる部分や注意すべき点は、押さえておくだけで不意な事態にも対応できます。より効率よく計画を進める上での参考にしてください。

プラットフォーム戦略シートとは、3つのMを洗練させながらビジネスモデルの改善を図るための資料です。1つ目のM。あなたがコンテンツを提供し続け見込み客を集めるメディアの決める。2つ目のM。あなたが見込み客をどのようにしてリードに変えるかを考えるマーケティングの決定。3つ目のM。リードをいかにして顧客に変えるかを考えるマネタイズを決める。これら3つをグルグルと回しながら、ビジネスをより効率的なものへと変化させるのが目的です。

四半期ごとにプラットフォーム戦略シートの計画にコミットする

プラットフォーム戦略シートの計画は四半期に一度、アクションプランを決めて確約します。ダスティン・スタウトはソーシャルメディアに関するインタビューで、彼は「全てのソーシャルメディアを運用する必要はない」と言っています。

つまりFacebookやLinkedIn、Twitter、YouTubeなどを同時に成長させることはできないということです。プラットフォーム戦略でこの方向性を決定したら、見込み客を増やす広告活動にも影響します。

例えば「僕のメインになるソーシャルメディアはFacebookで、次に活用するのはTwitter」といった感じです。このように四半期ごとにプラットフォーム戦略シートの計画に注力し、実行することができます。

アクションプランを決めて実行すると、見込み客を効果的に増やすことができます。例えば新しいソーシャルメディアアプリ「Snapchat」が登場し、友人が「Snapchatはかなり良いよ。あなたもやるべきだ」と言ってきたとしても、惑わされることがありません。あなたは「この四半期が終わったら考えてみるよ。今は、他のものにコミットしてるんだ」と返すことができます。

仕事の「to do リスト」を減らす4つの注意点

プラットフォーム戦略シートがあることを前提としたときに、まだ試したことのない選択肢の中から魅力的なものが出てきたとします。でも現在継続している戦略があり、うまくいっているのならば続けたほうがいいでしょう。

例えば「週に1度、ブログに記事を書く」と決め、それがうまくいっているとします。それならば、そのままブログの投稿を続けるべきです。その後さらにブログ記事を増やすそうと思ったときに、例えばPodcastに手を伸ばしてみようという案が出てきたとします。その際は週に1度のブログ投稿を続けつつ、他のことをやってみてもいいのではないでしょうか。

追求したいものであれば、なんだってやってもいいのです。ただプラットフォーム戦略シートを前提に考えた際、今やっているアクションを辞める理由がないのであれば、そのアクションをそのまま続ける必要があります。

僕とビジネスパートナーの小川さんはコンサルティングの初回にクライアントさんに同じ質問をします。「どうやって僕たちを発見しましたか?」「なぜ僕たちを選んでくれたんですか?」と。ここで「検索エンジンで発見してそこからUdemyのコースをいくつか購入し、定期的にYouTubeの動画を見ていると、どんどん石崎さんの考え方に染まってきました」という発言を引き出すことに成功したのであれば、じゃあ今後もブログとUdemyとYouTubeをやり続けようという発想になります。

to do リストは少ない方が良いです。僕の場合であれば、土曜日の午前8時30分から午後5時30分まで30分刻みでコンサルティングをやります。日曜日の朝に、小川さんからいただいたスクリプトを読み上げて動画を撮影しています。やることはそれだけです。それ以外はすべて、小川さんと小川さんがまとめてくれている外注さんたちが仕事をしてくれます。

さて、僕が to do リストをここまで絞り込んだ方法を具体的に紹介します。あなたが to do リストを絞り込むときは次の4つの注意点に気をつけてください。

注意点#1:うまく行ってない施策は積極的に損切りする

もちろん今やっていることが戦略上うまくいっていないのであれば、無理に継続する必要はありません。例えば昨年、僕はFacebookのLive Showを始めました。その時点では、今後数年間はこれをメインにやっていくだろうと思っていたのです。しかし、3ヶ月後にはあっけなく終わってしまいました。

実際にFacebookのLive Showをやってみたときに、なんの喜びも得られなかったのです。それに、思った以上に視聴者数も伸びませんでした。その上ライブ配信は手間がかかり過ぎて、時間を捻出することができませんでした。だからすぐにやめたんです。

プラットフォーム戦略シートを考える際には、それが本当に妥当なアクションなのかについて考えなければなりません。それに、実際に始めたからと言って無理に続ける必要もありません。ただただ時間を浪費させているだけなら、すぐにやめましょう。

注意点#2:一度決めた損切りラインまでやり抜いてから方向転換を考える

今やっていることに少しずつ抵抗感を覚えてきたとします。そのときに「もうやめよう」と言いたくなるかもしれませんが、「これを決めたところまでやり切ってみよう」と考えてみることも大事です。そうすれば結果がどうであれ、決めたところまでやり切った過去を誇ることができます。

損切りラインは、あらかじめ明確に決めておきましょう。これは、うまくいってないのにダラダラと続けることを防止してくれます。例えば「3ヶ月後の6月30日までにブログのアクセスが1,000PVに到達しなかったらブログは撤退する」「半年後の12月31日までにYouTubeチャンネル登録者が500人に到達しなかったらPodcastに切り替える」などです。可能なら、例のように日付と目標を定量的に書いておきましょう。

一番最悪なのは、成功するまでやるという考え方です。この考え方には、自分の命が有限であるというコンセプトが排除されています。もうかれこれ3年ほど毎日YouTubeを更新しているけれども、登録者が1000人未満で「そろそろウェブマーケターと自称するのも恥ずかしいわ」と考えている人たちがたくさんいます。ここまで来るともう意地です。成功するかどうかよりも、続けることが目的化されており、どんどんとアラサーに近づき、身体的にも精神的にもパフォーマンスが出る20代を、くだらないネットビジネスなんかに無駄にしてしまう人たちがいかに多いことか。

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僕、先日、サーフィンをしている時にぎっくり腰をやってしまい溺れかけました。助けてくれたのは、ドイツ生まれのオランダ人・アントンです。彼は僕よりも背が高く身長190cmのサーファーです。18歳までスイスで生活し、スノボとサーフィンのインストラクターをしています。冬になると、オランダから出国しセネガルでサーフィンをしています。そんな彼、ドイツ語、スイス語、オランダ語、英語、フランス語、スペイン語を流暢にはじめに話します。彼はまだ24歳です。

もしアントンが、日本のビジネスインフルエンサーに騙され、毎日ブログを更新し、毎日のようにYouTubeに動画をアップロードしていたら、6カ国の言葉を話せるようにはなっていなかったでしょう。夕日の沈む綺麗な海でサーフィンをすることもないだろうし、アルプス山脈の広大な自然の中でスノボをすることもなかったはずです。

僕が言いたいのはこういうことです。たかだか仕事やお金のために人生の大半を費やすなんて馬鹿げている。しかも2年も3年もその業界にいて目立った存在になれていないのであれば、もう才能がないということです。もしあなたが20代後半でネットビジネスの成果が出ていないなら、まだ人生は長いと考えて、生命時間を浪費し続ける判断をするかもしれません。もしそのまま継続して30代に突入してしまったら、僕だったら確実に精神を病んでしまいます。

ネットビジネスなんて、生活費を稼ぐための手段にしか過ぎません。生活費を稼ぐために効率化できるところがあればやれば良いし、これ以上やっても成果の出る見込みがなければすぐにでも辞めてしまった方が身のためです。

もちろん決めたことを、あまりすぐにやめてしまうのはよくありません。なぜならそこから後悔が生まれ、自分自身の決断に自信が持てなくなります。自信がなくなるというのは、致命的なことです。やめるにしても後悔がないようにすべきです。

注意点#3:選択肢が増えたときのためにウィッシュリストを活用する

プラットフォーム戦略シートを作って実際にアクションを起こしている最中に、新たな選択肢がたくさん生じたとします。プラットフォームの運営もうまく回り始め、いろいろなことに手を出してみたくなっていきます。

全てのチャンスに手を出したい、今よりももっとプラットフォームを広げたい。こんな思いが生まれたときに、どうすれば目標に向かって一直線に努力ができるでしょうか。

そういうときは、ウィッシュリストを活用すると良いでしょう。ウィッシュリストは、願いを書き連ねてリストにしたものです。いろいろなことに意識が向かってしまうときには、このアイディアがとても有効です。僕は、自分にメールをします。Gmailでスターをつけて、こういったリストを管理しています。

刺激的で斬新なコンテンツや、新しいアイディアやチャンスが浮かんだら、それらをウィッシュリストに書き込んでおきましょう。そして四半期に1回、年に1回、プラットフォーム戦略の見直しのたびに参照できるようにしておきます。そうすれば、戦略文書を考えるときに、どんな新しいことにチャレンジするのか簡単に考えることができるでしょう。

そうすれば、時間や集中力などのリソースを分散させることができます。時間は限られていますから、チャレンジしようとすることを慎重に選ばないといけません。おそらくこれを観ている人の多くが会社勤めや、何かしらの仕事をしているでしょう。

だからプラットフォーム構築に、膨大な時間を割けるわけではありません。限られたリソースをうまく活用するためにも、ウィッシュリストを用いるといいですね。

旭川医科大にいるドクターの友人から聞いたことがあります。忘れるためにメモをするって。頭のワーキングメモリから、外に出すためにあえてやりたいことをメモに書いてすぐに忘れるようにしていると言っていました。なるほど、です。

注意点#4:リソース不足を避けるための考え方

特にリソース不足を避けるためにも、各カテゴリーでバランスを取るのがおすすめです。具体的にはメディア、マーケティング、マネタイズの3つのカテゴリー内で、同じ時期や同じジャンルで複数のやるべきことを導入しないようにしましょう。

例えば「週に2、3回ブログ記事を書く」というイニシアチブを導入しようとしているとしましょう。もしそこにPodcastを開始するというアイディアを導入するとすれば、それはもう1つのイニシアチブを追加したことになります。

「今四半期の間、ブログ記事を週に2〜3つ書くと同時に、Podcastで週に1度ライブトークを開催する」なんて戦略を導入してしまった場合、限りなく成功する確率は下がるでしょう。どんなイニシアチブを選ぶにしても、それぞれに学習曲線があります。そして、費やすべき時間や労力などのリソースがあります。だから、そのリソースに見合わないことをやろうとしてはいけません。

その代わりに、いくつかのアイディアを次かさらに先の四半期に移動させることもできます。1つのアイディアに集中し、それが持続可能なレベルに達したと感じたら、もはやそのアクションはイニシアチブではありません。戦略の1パーツです。そうなれば、さらに新しいイニシアチブを追加することができるはずです。

各四半期に2〜3以上のイニシアチブがあってはなりません。一度に多くのことをやろうとしても、全て失敗に終わるだけです。

ビジネスの計画や戦略は一般公開しない方が良い3つの理由

プラットフォーム戦略を誰かと共有するかについては、ある程度公開する相手を選んだほうがよいでしょう。例えば僕は、このドキュメントをライフプランと同じように扱っています。

もちろんあなたの家族や親しい友人などに見せても構いませんが、世界に向けて発信するようなものではありません。これにはいくつか理由があります。ただ多くの人が考えるような「競合他社がアイディアを盗むかも」といったことは、この理由には当たりません。

理由#1:大切なのはアイディアよりも行動

現実的な話を言うと、アイディア自体にあまり価値はありません。実際に価値があるのは、行動です。だから競合他社にアイディアが盗まれるというのは、本質的な意味だと価値がありません。

どんなに優れたアイディアであっても、行動しなければ何も現実は変化しません。行動して実際に得られるものがあるからこそ、価値が生まれるのです。

理由#2:発信する上でのリスクを理解する

もっと心配なのは、全世界に失敗したことが明らかになってしまうことです。自分が何をするつもりなのか発信することによって、いくつかのリスクが生まれます。

例えばあなたが、「圧倒的な結果を出す方法を教えるエキスパート」と自称していたとします。そんなあなたが、プラットフォーム戦略シートに記載した何かに失敗したとします。そうすれば、周囲の反応はどうでしょうか。あなたの印象が悪くなりますよね。

理由#3:見込み客へのシェアはリスクが多い

もう1つリスクがあります。多くの人は、オンラインマーケティング自体に全く知識がありません。だからあなたのプラットフォーム戦略シートを、完全に理解してくれている人ではありません。

それどころかあなたの具体的な達成目標を見たときに、不快感を覚えられる可能性もあります。せっかく信頼を築いた見込み客であっても、見込み客にプラットフォーム戦略シートをシェアしてしまったがゆえにあなたとの関係さえ疑問を持つかもしれません。例えばシートに「何月何日にYouTube経由の売上を月100万円にする」と書いたとしましょう。

あなたのことを信頼している見込み客も、生々しい数字を見て引いてしまい、あなたのYouTubeのチャンネル登録を解除してしまうかもしれません。でもそれはあなたの望むことではありませんよね。

僕らは人々を助けるために商品を販売し、人々が抱える問題を解決するためにプラットフォームを構築し、それらをビジネスにつなげることが正しいことだと信じています。しかしそんな考えも、短いドキュメントで完全に理解してもらうことはできません。

だからもしプラットフォーム戦略シートをあなたの見込み客にシェアしてしまった場合、誤解されたり、実害が起こったり、様々なリスクを抱えることになってしまいます。

プラットフォーム戦略を立てる上で多い3つのミス

ではプラットフォーム戦略に関して、多くの人が犯しがちな間違いについて話しましょう。あなたも想像してみてください。ある一定の知識と自信があり、これからしっかりとした基準を作ろうと熱意があります。とはいえミスを最小限にしたいとも考えています。

そんな方々が直面するであろう落とし穴とは、一体何でしょうか。また、どうすればその穴を避けられるのでしょうか。

ミス#1:複雑にしすぎてしまう

目標はどこに向かっているかを把握するものなので、目標までの道のりを全て明らかにしなくてもいいです。正しい方向にさえ向かっていれば、霧の中をかき分けて進むことができます。状況に応じて次の方策を考えましょう。複雑にしすぎてしまうと、応用が利かなくなります。

しかしそれ以上にやってはいけないのは、計画全体を事細かな手順まで交えて立ててしまうことです。明確にすべきなのは、今四半期に何に注力するのか、率先してやるべきことは何かです。

僕とビジネスパートナーの小川さんは、定期的にミーティングを行います。毎回、何か新しい決め事をするのですが、基準はいつも「どっちがシンプルか?」です。それが複雑になるなら、オペレーションにも確実に影響が出ます。特に僕たちは多くのクラウドワーカーたちと連携して仕事をしていますから、僕たちが複雑で理解できないことは、100%ワーカーさんも理解できないと想定した方が良いでしょう。多くの人を巻き込んでいる場合は伝達をすればするほど、情報の精度は落ちていきます。だからこそ仕事内容は常にシンプルであるべきだと僕たちは考えています。

ミス#2:定期的な確認を怠る

もう1つありがちなミスは、定期的にプラットフォーム戦略シートを確認しないということです。四半期に1回でも多く感じるかもしれませんが、それだけ見ても忘れる可能性は高いです。常にシートの内容を頭に入れながら行動するのは、なかなか難しい前提で考えておきましょう。

先ほど僕は、定期的にミーティングを行なっていると言いました。仮に何か新しい決め事がなかったとしても定期的に話すのは意味があります。僕も小川さんも全く違う場所に住んでいます。直接的に会う機会は1年に1度あるかないかです。だからこそ、定期的にオンラインで連絡を取り合い、ビジネスの方向性を確認するようにしています。

例えば忘れてしまったときに誰かが「Snapchatがかなりいいよ!」「なんでプラットフォーム・ビルダーなのにやってないの?」なんて言ってきた日には、思わず横道に逸れてしまうかもしれません。そして数ヶ月後にプラットフォーム戦略シートを振り返り、自分は何をやっていたのかと後悔するでしょう。

プラットフォーム戦略シートは、明確な意思決定に役立ちます。デジタルでも物理的なものでも構いませんので、すぐに参照できるようにしてください。そして一連のアクションプランを実行、適切な決定を行うことができるよう、定期的に参照するのです。

ミス#3:プラットフォーム戦略シートを作って満足してしまうこと

例えるなら、僕らはパイロットと同じです。自分の正確な位置や方角を知るためには、計器を見なければなりません。それ以外にどんな障害物が現れても、計器を見るだけ。なぜなら僕らもプラットフォーム構築をしていると、いろいろなものが目の前に現れるからです。

プラットフォーム・ビルダーは常にそういった環境で戦わなければなりません。そして僕らにとっての計器は、プラットフォーム戦略シートです。目的のために書き出すことは大切ですが、書き出して終わりではありません。

A地点からB地点へ行くまでに、随時状況は変わっていきます。90%くらいの飛行機は決まったルートから外れてしまうらしいのですが、それでも目的地に着くのは常に決められた飛行経路に戻ろうとしているからです。

あなたも飛行経路を持たなければなりません。自分の進むべき方向を常に確認し、自分自身を導きましょう。そうすれば、自分に合った方向に進み続けることができます。

まとめ:プラットフォーム戦略で辿るべき道筋を見失わないこと

このレクチャーでは、実践的なプラットフォーム戦略シートの作り方について話してきました。これらについては、さらに実践を踏まえた上で深めていってください。そしてそれが終わったら、将来について考えていきましょう。

一つアドバイスをしましょう。プラットフォーム戦略のビジョン・セクションをしっかりと立てること。これはプラットフォーム・ビジョンの拡張版のようなものです。また将来の目標を描き、自分のビジョンを明確にするために時間を使うことをおすすめします。なぜならこれがプラットフォームビルダーのモチベーションの3要素、独立性、影響力、収入に関連しているからです。

プラットフォーム戦略は、人によって大きく変わります。なぜなら、人によってモチベーションを持つ部分が違うからです。とある人は独立心が最優先事項になるかもしれませんし、別の人にとっては影響力が一番大事かもしれません。何があなたのモチベーションになるのか、どんな人をモデルにしているのかを把握し、あなたのビジョンを支援するプラットフォームと戦略を作りましょう。

注意しなければならないことは、2年後に今を振り返ったときに「僕は何を考えていたのだろう?」「これは僕が本当に望んでいた未来じゃない」と後悔することです。そんなプラットフォームを構築してはいけません。しっかりと時間を取り、あなたの夢がなんなのか明らかにしましょう。

では、次はあなたの番です。このレクチャーを参考にしながら、プラットフォーム戦略シートの作り方を実践しつつ把握していきましょう。もしここまででわからないことやご質問があれば、下記のコメント欄でお知らせください。あなたのプラットフォームがどんな可能性を見せてくれるのか、とても楽しみです。

月収100万円を達成した人がネットビジネスでさらに成功する方法

Last updated on 2021年4月7日 By 石崎力也(編集者)

今回はあなたのプラットフォームを次の段階へ押し上げる、「プラットフォーム戦略」についてご紹介します。「明確なブランド・アイデンティティ」…「収益性の高いフラッグシップコース」が完成したあとは、どうしたらいいのか?その疑問にお答えするのが今回の内容です。なお現段階において、「明確なブランド・アイデンティティ」「確立されたホームベース」「質の高いメーリングリスト」「戦略的なソーシャル・エンバシー」「収益性の高いフラッグシップコース」など、パーソナル・プラットフォームにおける全ての重要な要素を実現していなくてはなりません。

それはつまり、ビジネスの方向性が決まっており、ブログとメルマガを持っている。ブログとメルマガに一定の読者がいる。さらにメルマガ読者を増やすために、SNSを上手に運用している。メルマガの読者に販売する10万円前後のオンラインコース を持っている・・・これら全てを実現した人にのみ今日のレクチャーは有益な内容になります。そのため現時点で僕らは、通過すべきハードルの最終地点に立っているということになります。しかし見方によっては、スタート地点にようやく立ったとも言えるかもしれません。

プラットフォーム戦略とは、強固なブログとメルマガを持っており、かつオンラインコースを作りあげた人が初めて使える、飛躍の戦略になります。オンラインである程度の地位や名声を得たあなたが次のステージに進み、さらに収益を大きくするための具体的な戦略をお伝えします。

あなたのネットビジネスをプラットフォーム化する5つのステップ

短期間の間にこのビデオを観ているあなたは、どれだけの成果を出すことができたのかについて振り返る時間を取りましょう。最初はアイディアだけで始めたにも関わらず、今では多くのことを達成してきたでしょう。

そこからさらに前へ進むためには今までのような考え方を捨てて、自ら考えて行動し続けなくてはなりません。そこで重要になるのが、次のプラットフォーム戦略です。明確なブランド・アイデンティティや、質の高いメーリングリスト、収益性の高いフラッグシップコースなどと比べても、このプラットフォーム戦略は新しい形になるでしょう。

後ほど詳しく説明する「プラットフォーム戦略シート」をまとめ上げ、それを実行に移すのです。進むにつれて戦略の微調整が必要となるかもしれませんが、原則になる考え方はこれまでとさほど変わりません。むしろほとんど同じといっても良いかも知れません。

僕自身も基本となる戦略は、今まで何度も繰り返してきました。なぜなら繰り返せば繰り返すほど得られる結果は大きく、焦点はより絞られ、正確に実行することができるようになるからです。しかし原則自体はそこまで変わりません。

では先程お伝えしたプラットフォーム戦略シートとは、一体どのようなものなのでしょうか。

ステップ#1:プラットフォーム戦略シートとは何かを理解する

プラットフォーム戦略シートとは、あなたのプラットフォーム戦略をより明確にした内部資料です。もしチームでプラットフォームの運営をしているのであれば、チームメンバーが方向性を見失わないよう基準にするものでもあります。

言い換えれば、プラットフォームの成長を徹底的に追求するために、あなたが注力すべきマスターシートです。あくまでシートであり「テキストブック」ではないということを念頭に置きましょう。

基本的なプラットフォーム戦略シートは、頭文字が全てMから始まる3つの要素で構成されています。その3つとは、Media、Marketing、Monetizeです。

ステップ#2:注力するメディアを選択する

1つ目の要素は、あなたがどのメディアに注力すべきかです。これまでは主にブログに焦点を合わせていましたが、そろそろPodcastの導入を検討しましょう。もしくは、YouTubeチャンネルを立ち上げてビデオコンテンツを増やしてもいいですね。

既存のブログを補完するコンテンツの作成方法は、まだまだ色々なバリエーションがあります。視野を広く見ることが出来れば、あなたの可能性はもっと高まるでしょう。

そしてメディアはあくまで単体のコンテンツです。よくメディアをマーケティングと混同してしまう場合があるため、注意してください。違いを明確にしていないと、より効果的な戦略は作れないでしょう。

僕たちにとってのメディアは、ブログ、Udemy、YouTubeの3つです。これら3つのメディアで情報発信を続け、見込み客との関係を構築するようにしています。海外ではこれらに加えて Podcast をやる人が多いようです。

ステップ#3:ブログはマーケティングではなく顧客との関係作り

2つ目の要素はマーケティングです。ちなみにメディアをマーケティングツールとして扱い、ブログ記事を商品の販売手段として扱うのは大きな間違いです。メディアというのは主に見込み客の問題を解決し、なおかつ彼らと深く関わるものであるべきです。

メディアとはコンテンツを指し、マーケティングはメディアを一手段として考えながら見込み客と関わっていきます。ここの違いを明確にさせておきましょう。メディアはあくまでコンテンツであり、マーケティングはマーケティングです。

そもそもメディアという言葉は、コンテンツを指すときに使用する言葉です。あなたがブログのために作っているものや、近々Podcastやビデオとして配信するものなどを指します。

そしてこれらコンテンツは見込み客の役に立ち、彼らとの信頼を築き、成長させ続けるためのものでなくてはなりません。しかし販売に直接関係してはいけないのです。マーケティングとメディアは全くの別物と考えましょう。

もしかしたら、メディアを「教育のための機会」と捉えると理解しやすいかもしれません。そしてマーケティングは「見込み客を集める機会」と考えてはどうでしょうか。

マーケティングを行う際、どのようなソーシャルメディアプラットフォームを使うでしょうか。マーケティングは見込み客を増やすためにメーリングリストの拡大、及びソーシャルメディアのフォロワーを増やすといった行動が重要です。つまりこれからどのような方法を追求していくのかについて、明確にするべき別のカテゴリになります。

例えば、僕たちはブログのポップアップでリストをとっています。リストを取る際に、リードマグネットを用意するのかそれともコンテンツアップグレードをオファーするのか、もし何らかの資料をプレゼントする場合どのような形式が見込み客にとって魅力的なのかを考える。こういった一連の施策がマーケティングです。

ステップ#4:マネタイズを強化するためにファネルを導入する

3つ目の要素はマネタイズです。つまり収益化を指します。現段階であなたは初めての商品を作り出し、リサーチを行っていますよね。そしてアフィリエイト商品をプラットフォームに組み込み、収入源として活用する方法を学びました。今ではフラッグシップコースにおける一連の活動をスタートさせています。

プラットフォームをより活用し、今あるリソースを用いて収益を増やし、ビジネスを次の段階に引き上げましょう。マネタイズを次のレベルに進める準備は整っています。

僕たちのマネタイズ経路は主に3つです。自社で販売するオンラインコース の売上と、コンサルティングの顧問契約、法人との業務委託の3つです。

僕たちはClickFunnels を使いセールスファネルを構築しています。何の目的もなくセールスファネルを作っているわけではありません。すべてのセールスファネルは先ほどお伝えした3つの商材、オンラインコース 、コンサルティング、業務委託を売るために作られています。

マネタイズを考えたときに、フラグシップとなる自社商品を持っていると、「今自分たちはどの自社商品を売るためにセールスファネルを作っているのか?」を考えやすくなります。多くの人は毎年のように新商品を開発し、それを売るための出来の悪いセールスファネルを作り、販売期間が終了するとそれらセールスマテリアルを廃棄する。こんなことを繰り返していては、いつまで経っても労働集約型のビジネスモデルから抜け出すことはできません。

セールスファネルを1つ作ったらそれを永遠に使い回すつもりで、毎日のように洗練させていく方がビジネス的に効率が良いです。

ステップ#5:3つのMを活用してプラットフォーム戦略を進めていく

まとめるとメディア・マーケティング・マネタイズという3要素が、今後あなたのプラットフォーム戦略の重要な柱になっていくということです。

3つの言葉が全て「M」から始まるのは全くの偶然ですが、覚えやすくていいですね。とても重要な項目なので、3つのMを活用して戦略を進めていくことを頭の隅に入れておいてください。

もう一度繰り返します。

僕たちのメディアは、Udemy、YouTube、ブログです。これらの媒体を利用してコンテンツの提供と情報発信をしています。

僕たちのマーケティングは、いったんすべてのトラフィックをブログにランディングさせ、セールスファネルへと繋がるポップアップへと誘導します。ClickFunnelsで構築されたセールスファネルがお客さんを教育し商品を販売します。

僕たちのマネタイズは、オンラインコース の販売と、コンサルティングの販売、業務委託の販売の3つです。

僕たちはこれらMedia、Marketing、Monetize の3つを固定してここ5年ほどはこの3つをグルグル回し続けています。

儲かるネットビジネスを実現する4つの考え方

ここであなたは、プラットフォーム戦略シートについて疑問に思ったかもしれません。「なぜ、これが重要なのか?」と。

最も重要な理由は、プラットフォーム戦略シートがあることでやるべきことに全力で集中できるということです。戦略がなければ、方向性がブレてしまうことはよくあります。例えば「今はライブ動画が流行っているようだし、やってみようか」とか「自分で本を出版したほうがいいのかも」とか。

さまざまなものに気が散ってしまうと注力できず、圧倒的な結果は出せません。世の中の流行に動じてはいけないということですね。いちいちものの流行に反応してしまっては、前進するのが難しくなります。

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グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考」という言葉を知っているでしょうか。彼は大多数のものが重要だと考える思考の人を、たくさんの矢印がさまざまな方向を向いた円に例えて描きました。これではほとんど進歩はありません。

一方で本質を意識し、矢印が常に一方向を向いている円は大きな進歩を遂げることができます。プラットフォーム戦略においても、表面上の重要そうに見えることよりも本質に重きを置くべきです。

「これをやってみようかな…。でも、今は時期じゃない。ひとまずウィッシュリストに入れておこう」といった感じで、自分を言い聞かせ、本質を大事にしてほしいのです。

考え方#1:プラットフォーム戦略シートは3ヶ月に一回書き直せ

プラットフォーム戦略シートを作る頻度は、ある程度の期間を作って洗練させていきましょう。初めてプラットフォーム戦略シートを作るのであれば、今まで考えたことのなかった質問について考えていかないといけません。これはかなりの時間と労力がかかることになるでしょう。

この作業で参考になるのは、顧客にどうイメージしてもらいたいのか?を考えるブランド・アイデンティティや、提供する価値を考えるバリュー・プロポジション、初期段階で作成したプラットフォーム・ビジョンなどです。しかし多くの場合は、ゼロから作ることになるでしょう。

一度作ってからは1年に1回の更新にし、うまくいかなかった戦略を真剣に練り直す時間を持つのがおすすめです。さらに四半期に一度、プラットフォーム戦略シートの見直しを行いましょう。

3ヶ月に一度は作ったドキュメントに目を通し、今自分が戦略上どこにいるのか。実行していないアクションはないか、より効率的にできることはないか。機能していないものはないか、といった確認と見直しをします。

四半期に一度見直しの時間を取ることによって、微調整を加えることができます。つまり理想的には、3ヶ月に1度の頻度が望ましいでしょう。ただそれができないとすれば、最低限1年に1度は、プラットフォーム戦略シートが正しく作れていたのかどうか検討する時間を取りましょう。

考え方#2:転換期は「もうやめよう」と思った先にある

例えばあなたが、毎週YouTubeチャンネルで動画を公開すると決めたとしましょう。数週間続けた結果、思ったよりも結果が得られず、何か別のことをやろうと悩み始めます。この段階で別のことをし始めるというのは、とても簡単なことです。

こういった考え方をする人はとても多いです。僕はいつもセス・ゴーディンの「The Dip」を思い出します。彼は「The Dip」で、何かに行き詰まったときはどうやって結果を得るかについて話しています。思ったような結果が得られなければ、多くの人がすぐに諦めてしまいます。しかし諦めずにもう少しだけ前に進めば、そこから成功を得られる可能性は思ったよりも高いのです。

僕自身、自分の人生の中で何度も体験してきた原則のような感覚があります。なぜなら僕はブログを始めてからの4年間、月間1,000人以上のユーザー・アクセスを達成することができませんでした。しかし、突如として転換期を迎え、今に至ります。プラットフォームの構築について話すとき、僕はいつも決まってそのときのグラフを見せています。

もし僕がこの転換期を迎える前にブログを諦めていたら、今この体験をお伝えすることさえできなかったでしょう。きっと僕の代わりに、他のプラットフォーム・ビルダーが話していたはずです。

今では幸いなことに、転換期を迎えるのに4年もの月日を費やす必要はなくなりました。しかし当時は周りに僕しかいなかったので、従うべきモデルもなく、当然このコースもありませんでした。

考え方#3:プラットフォーム戦略シートの長さは最大で5ページ

実際にプラットフォーム戦略シートを作るとして、どれくらいのボリュームを想定したほうが良いでしょうか。これはプラットフォームによって異なりますが、10ページを超えるべきではありません。

通常は2〜5ページ程度が望ましいでしょう。もし文章を書いているうちに10ページ以上になっている場合は、戦略を詳しく書きすぎています。増やしすぎたページから、ある程度のゆとりをもたせて目安のページ数に削って行くと良いです。

多くの場合、詳細に書きすぎたアクションプランは、いろいろなことを先延ばしにするための言い訳になりやすいです。ですがプラットフォーム戦略シートで重要なのは、自分が何をしたいのかだということを忘れてはいけません。つまりビジョンを明確にし、そこにどうやって到達するのかを決めることになります。

僕がまだ大学生の時にアルバイトしていた頃、目にして驚いたのは、何度も現実離れした戦略資料が作られることでした。通常、戦略会議が開かれて戦略文書のようなものが作られます。進行役が議論を促し、入念な行動計画や目標、戦略的な優先事項が書き出されるのです。

コビー博士の7つの習慣をベースにしたフランチャイズチェーンの個別指導塾でバイトしていました。毎週金曜日に、塾長と講師ミーティングが開かれます。塾長はこうやりたいとかああやりたいとかいろいろ理想を語るのですが、ほとんどが7つの習慣に書かれていることの受け売りでした。「生徒との信頼残高を増やせ」と命令されたところ、僕たちは具体的に何をすればいいか全くわかりません。そもそも塾長と僕たちの関係は冷め切っていたので、残高は0どころかマイナスでした。

ちなみに北海道の円山にあったこの塾は、社運を賭けたティッシュ配りが失敗して資金繰りに困り、潰れました。

頭でっかちになって、市場の求めるものを提供できていない事業と全く同じ構造が、僕のバイト先にはありました。

意味のない会議やら、書類ばかりが重ねられる。そんな重要書類が8センチメートルほどのバインダーに閉じられていきますが、オフィスに持ち帰って棚に保管されたら最後、誰も再び目を通すことはありません。しかしあまりにも詳細に書きすぎたのです。詳細は二の次です。なぜなら、細かいことはその時々によって変わってしまうからです。

考え方#4:YouTubeでコケたって何度でもやり直せる

もしプラットフォームの目標が不安な領域にあるのであれば、ゴールに至るまでの道筋を見出すことはできないでしょう。なぜならその目標は、あなたの経験や実力の範疇を超える目標設定だからです。だからいろいろと試行錯誤し、その場で手法を柔軟に変え、目標実現のために邁進していかなければなりません。

しかしいろいろなことにチャレンジする上で、ミスを犯すことは悪いことではありません。例えば僕がやっているYouTubeのチャンネルも、初期に投稿していたあまり質の高いと言えない動画のせいで、長い間チャンネルの成長が滞っていました。そこから専門家の意見を取り入れて、立て直した過去があります。もしあなたが何かを試してみてうまくいかなかったのであれば、それはそれでいいのです。なぜならあなたは、そこから何かを学ぶことができたはずだからです。明日はその学びを糧に、別のことを試してみましょう。それが成功への鍵です。

Michael Hyattの「Your Best Year Ever」では、目標設定プロセスをさらに深く掘り下げる手段を提供しています。紹介した内容と全く同じ通りにやるべきだとは言いませんが、少なくともバインダーに閉じたまま2度と見ることがないようなドキュメントは作るべきではありません。

プラットフォーム戦略シートは、あなたのプラットフォームを上の領域に押し上げるためのものです。だけどあなたのライフプランを体現するための、熱量のこもった生きたものでなければなりません。ドキュメントに書かれた目標こそがあなたの目的とするゴールであり、書かれた手段こそが実際の通るべき道筋です。

まとめ:プラットフォーム戦略があなたのビジョンを明確にする

プラットフォーム戦略は、あなた独自のプラットフォーム戦略シートを作成するものです。しかし詳しく書き出しすぎてはいけません、ある程度の余白をもたせれば変化する状況で柔軟に手法を変えられます。

そして書き出すことにより、今まで不明瞭だった未来像がハッキリと見えてくるでしょう。プラットフォーム戦略シートを作ることは戦略的に物事を捉えられる他、より強固にあなたのビジョンを明確にする効果もあります。

さぁそれでは、次はあなたの番です。このモジュールのトレーニング・ビデオを参考にしながら、独自のプラットフォーム戦略シートを作成していきましょう。これで、コア・カリキュラムを修了する準備が整います。

もしここまでの流れについてわからない点やご質問があれば、下記のコメント欄でお知らせください。もう少しで終わります。ここまでついてきてくれてありがとうございます。あなたのプラットフォームがどのような衝撃を世界に与えてくれるのか、とても楽しみです。

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