今日はSNSの投稿を自動化する方法についてレクチャーします。理想的な投稿頻度について話をするのは簡単ですが、実際にその決めた頻度で投稿するのはとても大変ですね。ソーシャルメディアはネットビジネスのパズルの1ピースに過ぎません。だから、時間を賢く使う必要があります。そこで、ソーシャルメディアにおいて本当の意味でのオートメーションを活用する方法について、今回はお話をしていきたいと思います。
復習です。どれくらいの種類のコンテンツを、どれくらいの頻度でソーシャルメディアに投稿するのかについては、1つ前のレクチャーで既に説明をしました。
- URLを共有する
- 他の人の投稿を引用する
- アナウンス
- パーソナルな側面も発信する
- 質問を投げかける
- ディスカウント
- 質問に答える
- 今やっていることを報告する
- 他の人の成功を祝う
- ブログのコンテンツを転用する
これら10種類のコンテンツを組み合わせて、毎日投稿することでソーシャルメディアでの集客を達成できます。
今回お届けするノウハウはこちら
SNS集客における、スパムと自動化の違い
本当の意味でのオートメーションと、スパムロボットには大きな違いがあります。Facebookであれ、Instagramであれ、Twitterであれ、僕たちのフィードに大量の投稿が氾濫しているのを見たことがあるでしょう。こういったアカウントは誰の関心も引くことができないクリックベイトなものを投稿します。このようなものは、はっきり言ってしまうと誰にとっても価値がありません。
ソーシャルメディアに投稿するのに最適なタイミングと、投稿を作成するのに最適なタイミングは異なります。だからあなたにできることは、まず計画時間を持つことです。2〜3週間分くらいのコンテンツを計画し、プログラムを使って、後に投稿されるようにスケジューリングします。
例えば僕たちは、YouTubeの動画を週に2回公開しています。演者の石崎は土曜日の午前中にビデオを撮影します。小川さんは月に2回スクリプトライターに台本の作成を依頼します。フッテージはGoogle Driveで日本にいる二人の編集者に共有されます。これだけプロセスを効率化した結果、なんと半年先までビデオが予約投稿されています。つまりあなたがみている石崎のビデオやブログ記事は少なくとも6ヶ月前には編集が終わり予約投稿されていることになります。
本当の意味でのオートメーションというのは、投稿の作成時間を無くしてくれるものではありません。しかし、フォロワーへ本当に価値のある質の高いコンテンツを提供することができます。
ここで理解せねばなりません。コンテンツの生成は自動化できません。オートメーションに乗せられるのは投稿プロセスだけです。コンテンツの生成プロセスまでオートメーションに乗せた場合、そこで作られるものは非常に機械的なものとなり誰の役にも立ちません。もしAIの企画し制作したコンテンツが優れていれば、今頃僕たちのフィードに流れているのはロボットが生成した文章だけです。仮にAIの作ったコンテンツが人間の作ったものよりも面白ければ、ライターの仕事はなくなるし、YouTuberという職業自体も無くなってしまうかもしれません。今のところ、まだまだ人間の作ったコンテンツの方が見られています。
それだけではありません。他の人がボットやコンテンツ生成のツールで、同じ設定を入力してしまえば、簡単に同一コンテンツが市場に溢れてしまいます。実際にアフィリエイトリンクと引用文をレターから引っ張ってくるボットロボットが存在します。ボットは全て同じロジックで動いているので、引用する箇所が全く同じになります。つまり別のユーザーアカウントで投稿された似たり寄ったりのボットツイートがフィードにあふれることとなります。これはもうビジネスではありません。そこにはエンゲージメントは一切発生していませんから、そもそもSNSを使う理由は無くなってしまいます。
この点を理解した上で自動化を遂行しましょう。
したがって、プロセスの一部を自動化したとしても、他のアカウントのようにスパムになることはありません。この違いを知っているかどうかは、とても重要です。CoScheduleと言う素晴らしいツールがあることをご存知ですか?僕たちのチームは実際に、このツールを使用しています。すべてを1つのプラットフォームで確認することができるため、僕たちにとって最高のツールであると言えるでしょう。実際にご覧に入れますね。
CoSchedule で過去のブログ記事を複数のSNSに再投稿する方法
これがCoScheduleというスケジューリングツールです。ここに表示されているのは、今月初旬の内容ですね。モジュール2がリリースされていることが分かります。また、WordPressで公開したすべてのコンテンツを確認することができるようになっています。WordPressと連携しているため、とても便利ですね。ソーシャルメディアに関しても、今から説明します。
まずソーシャルメディア上で1つの投稿をスケジューリングする方法についてお見せします。下にスクロールします。今週の金曜日には何も予定が入っていません。この日に古いブログを再通知しましょう。古いけど人気だった記事です。
検索窓で「メルマガ」と叩くと過去のブログの一覧が表示されます。1つを選択します。
ここでは、どのプラットフォームに投稿するのかを選択できます。FacebookページとTwitterに投稿しましょう。
自動的にタイトルとパーマリンクが表示されます。パーマリンクはそのままにしておきたいのですが、タイトルについては削除しましょう。その代わり、見た人の関心を引くことができるような文言を追加しましょう。ブログ記事の内容の一部を紹介し、ちょっとしたヒントが記事内に書かれているということを伝えます。「僕たちはステップメールを5つ同時に走らせています。その理由は…」と付け加えることにします。
そして質問も追加しましょう。「今年、あなたのステップメールの成約率は何%ですか?」と。良いですね。ソーシャルメディアに投稿するたび、どのように見えるかプレビューできます。金曜日にこれが投稿されるように設定しました。僕たちがCoScheduleを気に入っているのは、プラットフォームに最適なタイミングで公開設定ができるからです。CoScheduleは本当にスマートなツールで、オートメーションを完全にサポートしてくれます。
「Best time」は既に設定されていますので、スケジューリングは完了です。「ReQueue」ボタンというものがあります。これについては後ほど説明します。
これでメッセージがカレンダーに追加されました。とても簡単です。下にスクロールし、今設定したものがどこにあるのか見てみましょう。こちらです。7月30日に2つ投稿予約されています。午後1時1分にTwitterへ、午後2時47分にFacebookページへ自動投稿されます。
プレビューで投稿を確認することもできます。ちなみに、今日投稿したものを見ることも可能です。これがプレビューで、ブログ記事にリンクされているのが分かりますね。ここを選択すると、いつどのようなキャンペーンがおこなわれているのか明確に把握できます。
CoSchedule で複数のソーシャルメディアにブログの通知を流す方法
ではキャンペーンのやり方をお見せしましょう。これを使えば、過去に投稿した1つのコンテンツに関して複数のSNSへ投稿が公開されることになります。以前公開したブログ記事を見てみましょう。5月のもので、これは僕たちがどのようにWordPress をインストールし長期的に運用しているかについて話した記事があります。この記事と一緒にキャンペーンを予定しましょう。再び古い投稿の再利用です。
「まだアメブロ使っているの??」とツイートしたらフォロワーは「え、私はアメブロ使っているけど。」「何についてのニュースだ?」と思うでしょう。
ユーザーの頭の中に疑問を投げかけられるような投稿を作成したいですね。これは、ブログ記事の見出しやメールのタイトルと同じです。どのように見えるかプレビューで確認しましょう。投稿時間に「One day from now(今から1日後)」を選択し「Best time」の設定はそのままにしておきます。これを追加すると、キューに表示されます。良いですね。明日、このツイートを投稿するように設定ができました。
次は来週の予定を決めましょう。またツイートすることにします。CoScheduleのカレンダーに表示されている内容をお見せしますね。CoScheduleでは、このキャンペーンに関する他のアイテムも強調して表示されています。キャンペーン全体が一目で分かるようになっていますね。だからCoScheduleを気に入っているんです。
CoSchedule のReQueue 機能で、同じ投稿を自動で繰り返す方法
僕たちが使い始めたばかりの驚くべき機能をもう1つお見せしましょう。これは僕たちのオートメーションを大きく変えました。先ほど一言だけ述べた、CoScheduleのReQueueという機能です。これには、いくつかのオプションが用意されています。
まずはReQueueを選択しましょう。新しいグループを作成します。僕はすでに「Quotes from smart people(スマートな人たちからの引用)」というグループを作っています。小川さんや僕は、感動した言葉や共有したい言葉に出会った時に、このグループへ追加しています。
このグループにメッセージを追加し、プロファイルを選択しましょう。ちょうどTwitterでこの機能を使っています。投稿を作ってみましょう。「オンラインコース・ビジネスは私の人生を変えました – 何某さん」と。これを「queue」に追加しておきます。
ReQueueの設定を編集し、これらツイートを発信する頻度などを決めることができます。「ReQueue settings」に移動しましょう。ReQueueがオンになっていることが分かりますね。投稿のタイミングが月曜日の朝早くに設定されています。午前6時から9時の部分が緑色になっていますね。見込み客の多くが週休2日の仕事をしているので、日曜日の午後遅くに設定し直しましょう。もちろん他の時間帯に設定することもできますよ。
メッセージを送信する際には、月に1回以上同じ投稿をしないようにしましょう。コンテンツは常に新鮮に保っておきたいからです。フォロワー全員があなたの投稿を見るわけではありませんが、月に数回同じものを再投稿することで、コンテンツに飽きさせてしまう可能性があります。月に1度だけ投稿することで、コンテンツへの飽きを最小限にまで抑えることができます。
さあ、次はソーシャルカレンダーの穴埋め機能です。たとえば以前に投稿したことがあるとしましょう。ReQueueではコンテンツが公開されないカレンダーの「穴」を見つけて、そこにプラグインできます。このように、使用するアカウントを選択します。どのくらい頻度に穴を埋めるか、Light、Medium、Heavy の頻度で決定できます。
次にReQueueグループに戻りましょう。これらのツイートはすべてスケジューリングされており、1ヶ月に1回を超えないように循環して投稿され、ソーシャルカレンダーの「穴」を埋めてくれていることが分かります。新しい投稿を作成するためにログインするたびReQueueをクリックすると、ReQueueのグループへ追加できます。
今度はカレンダーの全体像を見てみましょう。例えば、これはPlatform というベストセラー本を書いた、Michael Hyattのメインカレンダーです。彼は、これほど頻繁にソーシャルメディアに活用しています。スケジュールできる投稿数が表示されていますね。ReQueueを使わずに、このような自動化はできません。それにこの機能を使えば、すべてを一目で見ることができます。だから、これはとても役立つ機能です。
投稿されるコンテンツが古くなってしまわないように、ReQueueフィードへコンテンツを追加することを忘れないでください。何日かおきにグループへ何かしらの投稿を追加したり、削除したりすることをおすすめします。毎月全く同じツイートを続けていると、フォロワーは飽きてしまいます。だから、常にフレッシュに価値を提供できるようにしてください。
まとめ:本物のエンゲージメントは自動からは生まれない
もう1つのヒントは、自分の最高の投稿を頻繁に共有することです。もしあなたのブログ記事が爆発的に広まり、3,000回以上シェアされているのであれば、そういった記事は毎週シェアすべきです。常に新しいフォロワーを獲得できますし、古いブログ記事は読まれていない可能性もあるので、人気のある記事をメインコンテンツに据えておきましょう。
ただし、ソーシャルメディアに関しては、これで完璧だと言うことはできません。あなたのフォロワー全員と本物の関わりあいを持ってください。質問をしたり、何かに答えたり、コメントをしたりすることを躊躇してはいけません。FacebookとInstagramが評価するのは、そういった本物のエンゲージメントだからです。
もしあなたがコメント欄でフォロワーと実際にコミュニケーションをしているのであれば、それは高く評価されるでしょう。エンゲージメントが評価されれば、将来的にもあなたのコンテンツは人々の目に触れる機会が増えます。だから常に本当の意味でのコミュニケーションを行ってください。「コメントをしすぎかも」とか「質問をしすぎかも」とか、そういったことを気にしなくても良いのです。たくさんコミュニケーションを取ってください。
ソーシャルメディア上に資産を作り、新しいコミュニティでフォロワーを増やすためのテクニックをすべて伝授しました。あなたはソーシャルメディアを攻略するために必要なものすべてを持っています。また、質問がある場合にはこのレクチャーのコメント欄で遠慮なく聞いてください。それでは頑張ってくださいね。