今日はあなたにとって初めてとなるオンラインコースの構築をお手伝いします。このトレーニングビデオでは、オールインワンのオンラインコース・プラットフォームであるTeachableを使用し、実際にオンラインコースを公開していきましょう。
今はオンラインコース 全盛期です。日本ではまだまだ下火ですが、海外ではほとんどのデジタルマーケターが何らかの形でオンラインコースを販売しています。今、なんらかの形でと言ったのは、プレーヤーによって使うプラットフォームが異なっているからです。例えば、マーケットプレイスを利用したい人は、UdemyやSkillShareを選ぶでしょう。一方、自社で販売したい人たちはTeachableを使う傾向にあります。
今回お届けするノウハウはこちら
オンラインコース を作成する3つのコツ
まず、コンテンツを作成する際のヒントをいくつか紹介していきます。
1つ目は、シンプルにするということです。これが、これから紹介する中でも最も重要なヒントとなります。多くの人が、何十万円もかけてビデオを制作する必要があると考えているようです。それにビデオを撮るならプロンプターが必要だとか、派手な照明器具が必要だとか。これは全くの誤解です。ビデオのクオリティなんかよりも、その中身の方が何倍も重要なのです。オンラインコースによってもたらされる変革や、コンテンツが何にフォーカスを当てているのか。そして、それらがどのように受講者の助けとなるのか。こういった要素がコンテンツ作成の際に重要となります。
考えてみればすぐにわかることですが、映像のクオリティーは高いが興味のないトピックのビデオを見せられるよりも、 仮に画質は悪くても興味のあるトピックのビデオみたいと思いませんか。例えばYouTubeで、超ハイクオリティーの草むしりに関するビデオがあったとします。僕はそれを見たいと思いません。なぜなら興味がないからです。一方、動画の解像度が1280 * 720 のようなHDクオリティを下回るものでも、ミルクボーイがM-1で披露したコーンフレークのネタであれば最初から最後まで見てしまいますし、たぶん3回は繰り返して再生するはずです。
コンテンツ制作に関して言えば、Teachableを運営してきた経験上、ビデオコンテンツが最も成功しやすいということが分かっています。スライドを使用して音声を録音し、後から録音した声を追加するということもできます。この方法でもコンテンツは配信できますし、必ずしもカメラの前で喋る必要はないわけです。
もう1つ、コンテンツに関する有用なアイディアをあげるとすれば、ビデオを録画するだけじゃなく、何か書くことをおすすめします。テキストコンテンツですね。ワークブックやPDFの資料など。こういったものをコンテンツの一部として追加しましょう。他にもビジュアル・イメージ…つまり画像資料などもアリです。
でも、一番重要なのは、教える内容です。中身。ノウハウ。そのコンテンツがどうやって受講生を導いているのか、受講生を変革させるためには何を教えるべきなのか、コンテンツを最も簡単な方法で提供するにはどうすれば良いのかについてよく考えられているオンラインコース は確実に売れます。
この3点です。実際にコンテンツを作成する際に、これらのヒントを参考にしてください。
Teachableの価格(最初はBasicでOKです)
これからTeachableを使ってあなたがオンラインコースを作る方法をお見せします。不安ですか?大丈夫です。世間で思われている以上に難しいことはありません。まずは、TeachableのWebサイトにアクセスしましょう。
ご覧の通り、いくつかの選択肢があります。Professionalプランを選べばほとんどの機能を使うことができますが、どのプランを選んでもオンラインコースは作成可能です。これは実際に運用した人でないと、各プランの違いは厳密には理解できません。例えば、Teachableで決済を受けてTeachableだけで顧客を管理するのであれば、Basicプランでもいいでしょう。2019年にオンライン講座を販売し始めた神田昌典さんもいまだにBasicプランを使っています。
だけど、いずれ収入が伸びてくると、5%の手数料が大きくなってきます。また複数のアシスタントに運営を任せるためにも、Admin権限は2つでは足らなくなってきます。僕はJVもやりますので、たくさんのAuthor権限も必要です。また決済をTeachableで受けずにClickFunnelで受けているので、顧客情報をZapier経由でStripeからTeachableに渡す必要があります。Basicプランでは、ZapierのTriggerは使えても、Actionが使えません。
そうですね、オンラインコースの売上が年間1000万円を超えるようになればProプランに移行してもいいかもしれませんね。繰り返しますが、実際に運用してみるまでどのプランが最適かはわからないと思います。とりあえずBasicプランから初めて、必要であればすぐにProにアップグレードしましょう。
ちなみに僕のクライアントには最初からProプランを勧めています。なぜならTeachableは決済周りがそれほど強くないからです。ClickFunnelsで決済を受けて、顧客情報をZapierでTeachableに渡すためには最低でもProプランが必要になります。
Teachableの始め方 – アカウントの作成方法
入力フォームに、自分の名前・メールアドレス・パスワード・スクール名を追加します。
スクールの名前は後からいつでも変えられます。
次にメールの確認をします。Gmailに入って、Confirm Your Email をクリックしてください。
新規のオンラインコース をTeachableに登録する方法
それでは早速、オンラインコースを作成していきましょう。左側にある”Courses”を選択しましょう。
そして、コース名を入力。オンラインコースの名前を決めるときは、コンテンツが解決する問題や変革に関わる名前を考えましょう。これは、僕らがこれまでの経験で得た最善の方法です。とても重要なことなので、絶対に覚えておいてくださいね。あなたは、多くの人に自分のオンラインコースを知ってもらいたい。オンラインコースの名前にコンテンツのフォーカスや変革に関わることが冠されていれば、ユーザーから認知してもらいやすくなります。
今回の例では「10分で学ぶオンラインコースの作り方」という名前にしましょう。
そして、サブタイトルが追加できます。 サブタイトルは、メインタイトルをさらに詳しく補足するためのものです。繰り返しになりますが、あなたの見込み客に対して、そのオンラインコースを修了した結果、どんな変革が待っているのかを明確に提示する必要があります。ここでは「短時間でオンラインコースを作るための実践的なステップ・バイ・ステップのコースです。」と書いておきましょう。
次に製作者、つまりコースの講師を入力します。もちろん製作者はあなたです。ここでは、Author1を追加しますね。Author1はあなたの名前と置き換えてください。
講師情報は、Information から作成できます。タイトルとプロフィール写真を追加します。プロフィール写真は、あなた自身の写真を使ってください。ユーザーは、オンラインコースを選ぶときに、そのコースを提供しているのは誰なのか知りたがるものです。“Choose files”を選択し、写真を選んで“Open”、”Upload”の順番でクリックしていきます。
次に緑色で表示された“Save”ボタンをクリックしましょう。良いですね。これでオンラインコースを作成することができました。
TeachableにビデオとPDFの教材をアップロードする方法
次に、作成したオンラインコースへ1つ目のビデオコンテンツを追加しましょう。この例では1つのオンラインコースのみを取り上げていますが、どのようなコースを作ろうとも、数分で作成することができます。HTMLなどのコーディングが必要な時代は終わりました。これらは初心者にとって難しすぎます。Teachableなら、シンプルにオンラインコースの作成ができます。
オンラインコースのコンテンツを追加していきます。カリキュラムについて説明します。セクションの名前を変える前に、一応説明をしておきます。Teachableでは、セクションとレクチャーという用語が使われています。本を読んでいることをイメージしてみてください。セクションというのは、ちょうど本の章のようなものです。そして、レクチャーとは、それぞれの章の中身に当たります。今回の例では、1つ目のセクションに「モジュール1:参入ジャンルを決めよう」と書いておきましょう。これが、セクションタイトルとなります。
セクション内に移動し、“First lecture”をクリックしましょう。コンテンツ…つまりビデオやPDF、ワークブックなどをアップロードすることができます。実際にどのようにアップロードすれば良いのか、受講者に説明します。
ビデオをアップロードします。“Add file”、“Choose files”の順番でクリックし、ビデオを実際にアップロードします。
さらに“Choose files”を再度クリック。”開く”、”アップロード”をクリックします。
Teachableの便利なところは、ホスティングサービスもカバーしているということです。だから、外部のビデオ・ホスティング・プロバイダに登録する必要はありません。そのまま、Teachableのプラットフォーム上にアップロードしていただけます。
さあ、次にPDFを追加してみましょう。これもかなり便利ですよ。たとえばトレーニングビデオをアップロードした際、ちょっとしたヘルプやガイダンスを追加したいというとき、ワークブックやPDFをこのように追加することができるからです。
Add new lecture をクリックします。
先ほどと同じように“Choose files”をクリックし、次にワークブックのPDFをクリック。そして、“Open”、“Upload”と順番に進めていきましょう。これでビデオとワークブックが用意できました。どんな理由であれ、もしビデオコンテンツなどの順番を変えたいという場合や外観を変えたいという場合であれば、クリックアンドドラッグでとても簡単にできます。
僕たちはレクチャーを一気に撮影し、一気に編集するため、複数のレクチャーをバルクでアップロードします。Bulk Upload をクリックして、複数のファイルを同時にアップロードすることも可能です。
ここまで出来たら、”Preview”をクリックしてみましょう。これで、オンラインコースの全体像を見ることができます。今回の例でわかった通り、オンラインコースを作ること自体は数分間でできてしまいます。もちろん、もっと時間をかけて作成しても構いません。ただ、今回はどれだけオンラインコースの作成が簡単か見てほしかったのです。”Preview”をクリックすると、ここまで作ってきた通りのコンテンツが表示されていますね。ビデオがあって、下にスクロールするとPDFがあります。
本当に簡単ですね。オンラインコースを作るのに、複雑なプロセスは必要ではありません。ワクワクするでしょ?最後に、もし変更したい箇所がある場合には、作成画面に戻りましょう。先ほども言った通り、簡単に順序を変えることができます。もし変更が必要でないのであれば、右上の”Publish”をクリックしましょう。これで完了です。オンラインコースの作成に必要なのは、たったこれだけです。
まとめ:オンラインコース は7割発信でOK
最後に、コンテンツを作成する際のいくつかのヒントについてお話ししていきます。オンラインコースを作成し始めると「完璧に作らなきゃ」と思ってしまうものです。このビデオから学んで欲しいことのうちの1つは、いつでもコンテンツを追加できるということ。ビデオはいつでも編集できますし、お洒落にも、長くも、短くも、あなたの好きなようにアレンジができます。
自分のオンラインコースは、大まかなドラフト版であると考えてみてください。そうすれば、得られたフィードバックに基づいてオンラインコースをどんどん改善することができます。自分のオンラインコースが良いものだとか、悪いものだとか思い込んで、全てをやり直す必要なんてありません。受講者に話をして、参加してもらうときにフィードバックをしてもらうようお願いしましょう。
Teachableの素晴らしいところは、受講者の進捗状況を確認することができるという点です。受講者の多くが途中で辞めてしまっているセクションに気付いたら、受講者に尋ねてみてください。どのような問題に直面しているのか、どうすればさらに改善できるのか、と。
良いですね。最初のオンラインコースが作れたら、そのコースを受講者へ共有するまでの準備がすべて整ったも同じです。次のトレーニングビデオで、オンラインコースの価格とマーケティングについてお話をしていきます。もしオンラインコースの作成プロセスに質問があれば、コメント欄でお知らせください。決して恥ずかしがらないでね。