今回お届けするノウハウはこちら
1. コンテンツアップグレードとは?
コンテンツアップグレードとは、記事のコンテンツにマッチした無料オファーのことです。全部の記事で同じオファーをしないということになります。つまり、「リストを獲得する方法」という記事を書いたのであれば、リストに関する無料オファーを出します。
例えば、上のスクリーンショット。これは、ウェビナーに関する記事のコンテンツアップグレードです。コンテンツが「ウェビナー」で、それに対して、コンテンツアップグレードも「ウェビナー」に関連するものになっているので、このようにするとリストが落ちやすくなるんですね。
2. 人気の記事を5つ探す方法
最適化するためには、全部の記事にコンテンツアップグレードを追加するのが良いんですけど、50記事とかあると全部の記事に追加するのはなかなか難しいので、人気記事5つに追加していきましょう。その記事の探し方は、Googleアナリティクスに行って、PV数が多いもの上位5つをチェックします。
「ユーザーが訪れているページは?」の下で確認できます。そこで、最も人気のある記事を探して、それらにコンテンツアップグレードを追加していきます。
3. コンテンツアップグレードのアイディア
コンテンツアップグレードではどんなオファーをすれば良いか迷っているかと思います。以下にコンテンツアップグレードのアイディアを載せておきますので、参考にしてみてください。
- リソースページ
リソースページとは、あなたが実際に使っているツールや使用機材を載せたページのことです。それを一覧でPDFにして渡します。
- アドバイス
これは色んな形式があります。無料で直接アドバイスをするような人的サービスもありますし、PDFにアドバイスを載せて、それを渡すのもあります。
- 今まで読んだことのある本や受講したことのある講座
リソースページに似ていますが、今までにこの本を読んだり、この講座を受講してスキルを身につけました、というのを紹介します。
- 記事の詳細を解説したビデオ
これは、まさにコンテンツアップグレードですね。記事の詳しいノウハウをビデオで解説して、それを渡します。これは、僕がよくやっています。例えば、Thinkificに関する記事なら、Thinkificの使い方を解説した動画を無料で提供しています。
- カレンダーやエクセルのスプレッドシート
例えば、1週間でウェビナーを開催するためのスケジュールみたいなものをPDFとかで渡します。
- デスクトップの背景画像
- フォトショップのファイル(PSD)
- フォントやブログの写真素材
- クリエイティブ・コモンズや著作権フリーの写真
これらは、デザイン関係の記事に対するコンテンツアップグレードにすると良いですね。
- 記事に関連するガイド
これはeBookになります。Pagesなどで、記事のコンテンツを使いまわしたり、新しいコンテンツを追加して作成していきます。
- 収益レポート
あなたが実際にどのくらいの収益を上げているのか、スクリーンショットなどとともに紹介します。
- 使っているコードやスワイプファイル
コーダーに対して記事を書いているのであれば、コードを無料でプレゼントしても良いですね。あとは、穴埋め式にしたスワイプファイルを渡すのもお勧めです。
- eBookからの引用
eBookをそのまま渡してもいですし、有料商品として販売している場合は、無料プレビューコンテンツとして最初の何ページかを渡すというアイディアもあります。
- 記事のテーマに関連する音声またはビデオ対談
特にビデオ対談は、お勧めです。
- Top3やTop5の記事の場合、Top10の拡大版を渡す
例えば、DIYに参考になるサイトTop3という記事を書いたら、Top10をPDFとかで渡します。
- ワークシート
あなたがやるべきアクションリストなどを作成して渡します。
- ユーザーが自分の情報を記入したり、成果情報を記入できるスプレッドシート(あなたも内容を確認できるようにしておく)
これは、Googleのスプレッドシートを使えば、お客さんが記入した情報をチェックすることができます。
- 記事で記載したアイデアなどのケーススタディ(事例)
記事で紹介しているノウハウを実際にやった結果、どのような結果が得られたのか、あなたやお客さんのケーススタディを紹介します。
- 動画教材の文字起こしPDF
動画で学びたい人もいますし、文章で学びたい人もいるので、動画を書き起こしてPDFで渡すのも良いですね。
- チェックリスト
これは、先ほど挙げたウェビナーのコンテンツアップグレードにもあるやつです。やるべきことを1枚のチェックリストにまとめて渡します。
- ウェビナー
ウェビナーは、ピッチ(売り込み)があるので、お客さんにセールスすることができます。非常にオススメです。
- 無料トライアル
無料で7日間商品を受講することができます、みたいなオファーですね。
- SlideShare
動画撮影で使用したスライドをそのまま渡せば良いので簡単ですね。
4. コンテンツアップグレードをWordPressに設置する
次に、コンテンツアップグレードをWordPressに追加していく方法をご紹介します。まず、コンテンツアップグレードのファイルを用意しておきましょう。それで、今回はConvertKitでオプトイン後にオファーを配布するための設定を行います。まず、ConvertKitの「FORMS」で「+ Create Form」をクリックします。すると、「Form」か「Landing Page」かを選択する画面に変わります。「Form」は記事などに埋め込む時に使い、「Landing Page」は独立したページを作成することができます。今回は、「Landing Page」を作成していきます。LPの文章はデフォルトで英語になっていますので、クリックして、変更していきましょう。
名前やメールアドレスを入力する場所は、クリックしたら「Other Settings」の「Labal」で変更していきます。でも、「Subscribe」という文言は変更できないみたいです。
次にオプトインしてくれた人に対して送信するメールの設定をしていきます。作成したLPの右のほうに、メールのマークがあるので、それをクリックします。「Send incentive email」にチェックを入れ、「Edit Email Contents」をクリックし、メールの内容を変更していきます。「Subject(件名)」と「Message(内容)」を変更していきましょう。そしたら、画面上のバツ印をクリックして、前の画面に戻ります。
そして、無料で配布するファイルを追加していきます。メールのアイコンで「After confirming redirect to:」で「URL」か「Download」を選択します。オンラインコースの無料クーポンを埋め込んだURLを送りたい場合は、「URL」を入力します。そうではなく、PDFファイルなどを送る場合は、「Download」を選択し、ファイルを追加します。
最後に、歯車のアイコンで購読確認後のメールの文言を変更して設定は完了です。
LPのリンクは、画面上部にある「SHARE」で取得できます。
5. コンテンツアップグレードをWordPressに設置する Part2
ConvertKitで作成したコンテンツアップグレードのリンクをサイト(WordPress)に追加していきます。普通に、リンクを挿入するだけではなく、CTAを記載し、その文言を目立たせた上でリンクを挿入していきましょう。(上の画像のように。) 背景を色を黄色にしたり(イエローボックス)、インデントして、目立たせてみてください。
6. ConvertKitの登録直後にコンテンツアップグレードを渡す
作成したLPのオートメーションを設定していきます。「AUTOMATIONS」から「RULES」、「+ Add Rule」の順にクリックしていきます。 すると、「Trigger」と「Action」というのが出てきます。「Triffer」はお客さんの起点となる行動のことです。「Action」はその起点をもとに、どういったアクションを取るかを決めます。今回作成したLPはフォームですので、「Trigger」で「Subscription to a form」を選択し、適切なフォームを選びます。フォームでメールアドレスを登録してくれたら、シーケンス(ステップメール)を送信したいので、「Action」では「Subscribe to a sequence」で適切なシーケンスを選択します。