今回は、あなたの未来が見渡せる「ワンイヤー・カレンダー」を作成していきます。とは言ってもそんな大それたものではなく、1年間分のコンテンツをカレンダーにマッピングするだけです。作業だけを聞くとかなりシンプルに聞こえるかもしれませんが、ワンイヤー・カレンダーを作るだけであなたのストレスは大幅に減らすことができます。
僕は時間割を作って生活をしています。子供の時に比べて怠惰になっているし規律もなくなっていますので、小学校の頃のような60分刻みの時間割ではありません。それでも午前と午後にやることをあらかじめ決めて、1週間の中で何をすべきかビジュアルに残しておくことで、日常の中で判断するかずが減ります。なるほど、午前中は子供を学校に送ってからサーフィンをしにいけばいいのかと。
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カレンダーで効率よくスケジュールを管理する3つのヒント

ではワンイヤー・カレンダーがどれくらいあなたの不安をなくしてくれるのか、具体的な例を出しましょう。Small Farm Universityという会員制サイトを運営し始めたときの、マイケル・キルパトリックの事例が参考になりますね。
ヒント#1:やることを明確化することで不安がなくなる
彼のサイトは農家が作物を売るとき、
ビジネスの成長や課題を乗り越えるための手助けをする
というミッションを掲げていました。
会員制サイトを立ち上げた初期段階で、マイケルもワンイヤー・カレンダーを作成しました。そのカレンダーはどんなコンテンツを展開していくのか、カレンダー上にマッピングされたものです。言葉だけ聞けば、とても簡単なものですよね?
しかし会員向けのコンテンツがすでに計画できているという状態は、彼に大きな自信を与えました。さらに、今後どのようにビジネスを展開していくのかというマーケティングにも、大きく活用することができたそうです。
マイケルは会員に対して「今月・来月を通して、こういったコンテンツを提供します」と宣言し、その通りに実行しました。すでにアクションプランが決定しているので、そのコンテンツに関連する専門家と連絡を取ったり、コンテンツを仕上げたりする効率が格段に上がったのです。
でも、彼がしたのはワンイヤー・カレンダーを作成することだけです。聞いてわかる通り、誰にでもできる作業ですよね。しかしその効果は絶大です。あなたも作ってみれば、ワンイヤー・カレンダーがいかに先行きを照らし、不安を解消してくれるかが体感できるでしょう。
ヒント#2:必ずしも最初から全てを書き出す必要はない
もちろんワンイヤー・カレンダーを最初から全て作るのが正解、というわけではありません。ここでもう一つ、Platform University の主催者・マイケルハイアットの事例も紹介しましょう。彼の会員制サイトの場合、毎月ゲストのエキスパート主導でテーマが決定します。例えば来月はジェフウォーカーが来てくれるからテーマは「ビデオを使った商品のローンチ方法についてだね」というふうに。
そして彼は、エキスパートが決めたテーマに沿ってコンテンツやその他のリソース、ミニコースなどを作成します。テーマや大まかな内容自体はゲストが決めてくれますので、コンテンツ作成はとても簡単になります。
こういった形式で会員制サイトを運営する場合には、月ごとでカレンダーに書き込んでいくのもアリです。必ずしも一度に作る必要はないので、運営方法に合わせてワンイヤー・カレンダーを作っていってくださいね。本質はあなたの負担を減らしつつ、先行きをしっかり見通せる指標を作ることです。
ヒント#3:付箋を使ってタスクを視覚化する
では、実際なにをすればいいのか?と悩まれる方もいると思います。でもやることはとても簡単ですよ。まずはホワイトボードでもいいですし、12ヶ月分のカレンダーでもいいので、予定が書けるものを用意してください。その中に、1年間の予定を書き込んでいきます。
例えば一定期間で新しいコンテンツが配信されるパブリッシャーモデルの会員制サイトなら、4つのコンテンツを月ごとに書き出していきましょう。例えばマスタークラス・インタビュー、チェックリスト、ケーススタディ、ライブQ&Aといった感じです。
そしてそれぞれのコンテンツを配信する日を、実際に書き込むだけです。1ヶ月分が終わったら、12ヶ月全てに配信予定日を入れていきましょう。メンバーの中には、カレンダーに付箋を貼っている人もいますね。付箋の場合は視覚的に分かりやすいですし、付箋を張り替えたら予定が変えられるのでおすすめです。
4つのコンテンツを月ごとに設定していく前に、まずは月ごとのテーマから決めていきましょう。なぜならテーマさえ決まれば、あとはそれに応じたコンテンツを入れ込んでいくだけですからね。細かく書き出しすぎる必要はありません、コンテンツがその月のテーマに一致することさえ確認できればそれで構いません。
悩む時間もワンイヤー・カレンダーが全てなくしてくれる
僕らのコミュニティのメンバーである青木さんは、ワンイヤー・カレンダーを作ったあと、僕にこう言ってくれました。
コンテンツのカレンダーを作ったおかげで予定が整理整頓され、先行きの不安などで思い悩むことがなくなりました。それに月ごとのテーマを先に決めたおかげで、アイディアが何も浮かばない状態も回避することができました。1年間のコンテンツを無計画に作るよりも、月ごとのテーマを決めて作業に取り掛かる方が、はるかに負担は低いものです。
彼が言う通り、ブログ記事にしろ、他のコンテンツにしろ、月ごとにテーマを決めてコンテンツを作成した方が作業は簡単です。ワンイヤー・カレンダーを作り、見通しを良くすることで「今、何をすべきなのか」を明確にすることができるでしょう。
最初に決めておけば、「どうしたらいいんだろう?」という悩みさえも起きません。ワンイヤー・カレンダーさえ見れば、答えが載っているのですから。
とにかく行動してアクションをすぐ起こすのが重要
やり方はどうあれ、カレンダーを作ることが大事です。先回りして予定を決めておけばタスクが整理され、いつ何をすべきなのかが明確になります。先行きが明らかであれば作業効率は上がりますし、負担が少なくなります。負担が少なくなれば、プレッシャーやストレスは大幅になくなるでしょう。
ワンイヤー・カレンダーの作成プロセスも重要ですが、とにかく形にすることを考えましょう。つまり、行動するのが大事だということを忘れないでくださいね。僕としても、このレクチャーを終えたらすぐにアクションを起こしてもらいたいと思っています。
もちろんあなたが少しでも行動しやすいように、あるアイテムを用意しました。概要欄のURLに移動し、ワンイヤー・カレンダー用のテンプレートをダウンロードしてください。そして、一年間の予定をできる限り全て書き出すのです。そうすれば、見通しがはっきりとして必要のないストレスを感じることがなくなります。
まとめ:ワンイヤー・カレンダーに従えばやるべきことがいつでも明確になる
ワンイヤー・カレンダーができれば、将来の不安に悩まされることもなくなります。そしてこのカレンダーが完成したら、あとは内容に従ってやるべきことを淡々とこなしていくだけです。それにもっといいアイディアが思いついたら、どんどん組み込んでいけばいいですしね。何度もお伝えしますが、大切なのは形にすることです。
そしてこのレクチャーを完了し、ワンイヤー・カレンダーを作成し終えた段階であなたは自分のすべきことが明確になっているはずです。なぜなら自分の会員制サイトのモデル、配信するコンテンツの種類、配信スケジュールを完璧に理解しているでしょうから。
次のステップへ進む前に、必ずワンイヤー・カレンダーを作成しておいてくださいね。直接書き込むのもよし、付箋を貼るもよし。あなたが一番やりやすいようにしてください。もしワンイヤー・カレンダーの作成過程で分からないことがあれば、遠慮なくコメント欄に残して聞いてください。それでは、また会えるのをお待ちしています。
ワークシート2:会員制サイトに魅力的なコンテンツを用意する
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