今回は、Facebookで投稿する動画について詳しく解説していきます。Facebookで見込み客を増やそうとしたとき、多くの場合は、どんなコンテンツを更新するか考えるでしょう。その中でも動画に着目すれば、他の人よりも一歩抜き出ることができます。
Facebook は使いやすいプラットフォームであるが故に、皆と同じことをしているとすぐに埋もれてしまいます。あなたの出すコンテンツが動画であれば、皆と同じことにはなりません。動画の使い方を覚えて、インパクトのあるコンテンツを提供し続けることで目立つ存在になります。
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Facebookで反応の得られる動画を作る5つのコツ
一つのコツとして、あなたのプロフィールページやグループに動画をアップロードするのをおすすめします。もしいいねやコメントがついて反応が良かったら、また同じような動画を共有してみてください。
他人からの評価を元に、どんな動画が受け入れやすいのかテストしながら投稿していきましょう。そうして洗練させていくのも、視聴者を獲得する方法の一つです。じゃあ実際にあなたが投稿するなら、どんな動画がおすすめなのか、気になりますよね?
コツ#1:プロフィールに投稿する動画はお客さんの未来を映し出す鏡になる
プロフィールページに載せる動画は家族のことや、自分がやっている日常的なものなど、自分の価値観に合ったものがあれば何でもいいです。例えばあなたが車好きで、世界の珍しい車を手に入れるために活動をしているとします。そうであれば、車と一緒に楽しんでいる瞬間を見せることが大切です。
健康アドバイザーのヤスオさんはUdemyのプロフィールに「フランスのポンコツ車に乗るのが好き」と書いてあります。僕は今、オランダにいますが、オランダではよくシトロエンの古いモデルを見かけます。それら古い車を見るたびにiPhoneで写真を撮り、ヤスオさんに送りつけたい気持ちになります。自分の価値観が反映されたコンテンツには、その人を思い出させる何かが潜んでいます。
他にも家族を大切にしたり、子供と遊んだりすることに価値を感じるなら、その瞬間を撮影すればいいですね。僕がベンチマークしているAmy Portarfield はよく子供が化粧品を使って遊んでいる動画をFacebook にアップロードしています。このように家族と過ごすひとときとかを動画に収めると、あなたのパーソナリティがよく伝わります。
あなたのビジネスでは、最終的にどうなるのかをあなた自身が見せていくことになります。つまりあなたが楽しい毎日を送っていれば、お客さんがあなたのようになりたいと思ってくれるんですね。楽しそうに仕事をしているかどうかは動画にダイレクトに反映されます。笑顔を作れず、いつも引き攣った表情で無理矢理カメラの前に立たされいるのがよくわかる動画コンテンツをYouTubeで見かけると、ああこの人は仕事を楽しんでいないなと推測されちゃいます。
例えば実家の一部屋で毎日カメラに向かって撮影しているアラサーのおじさんがいたとします。両親からは「なに、YouTuberもどきやっているの。それより早く公務員試験の勉強しなさいよ。いつまでもあなたの面倒見ているわけにいかないんだから」と毎日詰められている。こんな人がネットビジネスのやり方を教えていたとしても、説得力がありません。視聴者は僕たちに将来の自分を重ねます。結局、ネットビジネスをやっても「この程度の人間にしかなれないのか」と思うと、視聴者は確実に離れていきます。
幸せでない人は他の人に何かを教えるべきではないし、幸せそうでない人からはなにも学ぶことはない
・・・僕は常々そう考えています。
そして動画はあなたの読者が誰であるかを映し出すものでもあります。投稿する動画に共感が得られない人は、自ら離れていくだけですからね。彼らのために、未来を映し出すビデオを切り取ってあげるイメージを考えましょう。
もしグループに共有する場合は、グループのテーマが何であるか、投稿する動画の種類に関連したルールや規制は何か、ということに気をつけてくださいね。
コツ#2:見てくれた人が価値を感じられるコンテンツにする
Small Farm Universityという会員制サイトを運営している、マイケル・キルパトリックの例を紹介しましょう。
妻が元々農業が好きで、非常に興味があったんですね。お父さんが実家でパイナップル、マンゴー、ココナッツを育てているんです。いずれは故郷に帰り一緒に農業やろうねって話をしています。
そしてマイケルの個人的なプロフィールを見てみると、家族で農業をしているようでした。僕らのニーズにぴったり!
まだ認知度が高くない状態で彼がしたことは、みんながマイケルを信頼したタイミングで農業グループと交流したことです。僕らは長い間交流していたから、マイケルを知っていたしみんなから信頼されていました。
そして次のステップで彼は、Facebookのページで農家にとって非常に有益なビデオを投稿したんですね。さらにマイケルはそのページを利用して、農業グループにも動画を共有しました。この動画を見た人はみんな、農家かそれに近い関係のある人達です。まず農家でない人は関係がないので、この動画を見ないでしょう。
彼はいくつかの素晴らしい小技を動画やコメントで与えているので、みんなこのビデオを信頼します。それに彼は、実体験に基づく有益な情報のみを発信しているんですね。でも彼は何かを売っているわけではありません。
マイケルは何かを売り込もうとしているのではなく、有機農業について教えてくれる先生みたいな存在です。しかも学生証を持っていないといけないわけではなく、慕ってくれる(したってくれる)視聴者をつないでくれます。彼がコンテンツの掲載を行っているのは、農業の専門家であることを理解してもらうためだけなんです。
コツ#3:近況のアップデートは共感の得られる内容で頻繁に更新する
次に、Facebookの近況アップデートについてご説明しましょう。アップデートにかける時間は短くて構いません。なにより更新している、と思ってもらうことが大切です。プロフィールとページ、グループに投稿するコンテンツとは、また違った焦点がありますね。
更新されていないというのがネットビジネスでは致命傷です。Teachable のURLが消えていたり、ブログの更新が止まっていたり、最新のYouTubeの投稿が2017年2月だったりすると、ああこの人のビジネスは終わったんだなと思われるからです。Facebook も同じです。
アップデートを続けることで、ビジネスは存続していることを伝えられます。
さらに近況を更新すると、誰かとあなたを結びつけるキッカケになります。更新頻度が高いと、それだけで見る人の目に留まりやすくなるんです。気の合う人をこちらから探すよりも、気の合う人から出向いてもらうほうが相性は良いですからね。
僕がプロフィールのステータスを更新するとき、お気に入りのコンテンツは子供たちの発言や行動で面白かったことを共有することです。そういえばAmy Portarfieldも同じように家族に関するネタを頻繁に投稿しています。
例えば彼女は先日買い物へ行った時に、会計をしようとしたら当時3歳だった息子が「ママ、お金払ってあげる!」といっておもちゃのお金を堂々と出したそうです。さすがにレジの人も苦笑いだったんですけど、その内容を共有したところ共感してくれる人がいて面白かったとポッドキャストの中で語っていました。こういうステータスの更新は、プロフィールに適したものだと思います。
そういえば、最近オランダで自転車を買いました。人口1800万人で自転車の数が2000万ですから、一人一台は持っている計算になります。実際に、自転車用のレーンがあって、後ろにトレーラーをつけたチャリや、前に大きな椅子をつけて子供六人を乗せているチャリなど様々な自転車が走っています。自転車を優先する文化があるので、オランダでは自転車があるといろいろと便利です。何より子供がすごい喜びます。後ろに乗せてハウステンボスの森を駆け抜けると、大きな草原に羊が見えます。羊を数えて、家に戻る頃には寝ているので、いい時間潰しになっています。
コツ#4:ビジネスページでのステータスのアップデートは自然と交流が生まれるように工夫する
ではビジネスページでのステータス更新の場合は、どうでしょうか?ビジネスページでのステータスアップデートは読者が誰なのかをしっかり意識して、お互いにつながれるようなものを提供するのが大事です。例えば、今どこにいて、どんなビジネスをしているのか。あなたのページについても、ぜひ僕に教えてください。といったようなものです。
よりビジネス向けの内容で、なおかつ交流が行えるようなものにしましょう。そしてあなたが投稿している内容を、反応せずに見ているお客さんも意識してください。見ている側の意識を理解できれば、より効果的なアプローチも可能です。
コツ#5:グループ内でも人がコメントしやすい内容
では、グループ内でできる投稿の種類についてもお伝えしますね。ここでのポイントは、グループ内で会話が始まるように促すことです。そこが他の投稿内容と違う、ちょっとした特徴ですね。メンバー同士の交流を第一の目的とするんです。
一方、プロフィールのステータス更新は、近況などについての情報が多いかもしれません。近況報告でも、ページのステータス更新は会話のきっかけになることが多いんです。個人プロフィールでもFacebookは、人と人との間でかわされるコメントを大切にしています。なので、会話が返ってくるようにしたいですよね。だから、もし誰かがあなたに反応してコメントしてくれたら、丁寧に返事をして会話をしましょう。
さて、もう少しあなたのステータス更新のために作成できる、様々なタイプの投稿のアイデアを紹介します。ぜひ活用してくださいね。ただしもっとも重要なのは、定期的に意識して意図的に更新や投稿を行うことです。
定期的なSNSへの投稿の内容は事前に考えておく
実際に投稿する際は、事前に内容をある程度決めておきましょう。そうすれば、投稿するときにいちいち考えるような時間の無駄はありません。ここでは具体的な投稿例や種類をお伝えしていきます。あくまで例なので、自分なりにアレンジして使ってくださいね。
魅力的なFacebook投稿を作る13のアイデアリスト
定番の投稿
- 短文の近況アップデート:コメントや質問だけ。リンク、画像、動画は添付しない投稿。
- 写真:画像と一緒にリンクを貼ることができますが、画像が先に貼られているため、サムネイルは自動生成されません。
- 動画:40秒くらいの長さ、またはもっと長いエピソード形式でも良いです。プレイリストに入れることができます。
- リンクのシェア:一番ポピュラーなタイプです。投稿にリンクを貼ると、サムネイルとタイトルが自動生成されます。
変化球のアイデア
- GIFアニメ:2-6秒のビデオクリップ、最大15秒の長さにすることができます。
- 360° 写真 :読者がスマホを傾けて、あなたと一緒に閲覧できるようにします。
- Facebook ライブビデオ:読者にリアルタイムでビデオを見せます。
- Facebookでの投票:投票のために読者にリアクションをもらえます。
- コラージュ投稿:動画と写真を混ぜた投稿。
- アルバムポスト:複数の画像をアルバムに入れて、読者に見せます。
- スライドショー:読者がスワイプしたり、自動で生成された動画を見れるようにします。
- 長文テキスト(ストーリーズを含む): 画像と長文のコンテンツです。
- 音声:これらはいわばFacebookフィード上で再生できるポッドキャストのようなものです。
日々の更新を行いながら効果をテストしていく
投稿する内容を把握したら、ここからが本題です。自分のプロフィールやFacebookページ、そして他の人のFacebookグループの中で、どのような投稿をするか事前に準備しておくことが重要なんです。
この投稿内容の把握には、ぜひとも先ほど紹介した「定番投稿」と「変化球のアイデア」を活用してもらいたいですね。そこにはそれぞれのタイプに合わせた、投稿のためのさまざまなアイデアを提供しています。僕がここまであなたにおすすめするのは、あなたが特定の投稿を行うことで、見込み客とより多くの共感を得られるために必要だからです。あなたもきっとそれを望んでいますよね?
そして何がうまくいったのかを記録しておくと、後でそのコンテンツを再利用できますから。また、そのようなコンテンツをもっと作りたくなるでしょう。これはFacebookを活用していく上で、大きなヒントですね。僕が恐れていたことの一つは、見込み客にコンテンツを受け入れてもらえないということでした。
ちなみに同じタイプのコンテンツを複数回投稿しても大丈夫です。ただ重要なのは、もしそれがお客さんの心に響かないものであれば、やる意味がないということ。試して実際に効果があったコンテンツは積極的に発信するといいですね。
そして投稿内容が濃くなればなるほど、ニッチなコンテンツとして好まれやすくなります。自分にしかできない特定の情報や体験は、すべてのビジネスにおいて間違いなく価値が高いです。ニッチなコンテンツを突き詰めることで、より早く熱烈なファンを獲得することができます。一度コアなファンがつけば、そのファンたちがあなたのビジネスを大きく広く宣伝してくれるようになるんです。
まとめ:動画コンテンツは反応を記録してより効果的な投稿を
それでは、ここまでで一旦まとめましょう。
あなたがコンテンツを投稿する際は、プロフィールやFacebookページ、グループ内の両方で制限がないよう中身を整えておいてください。そして何がうまくいったのか、どういう反応が得られたのか記録しておきます。
少しずつ精査していけば、より好まれるコンテンツを作れるようになるでしょう。ではここまでで不明な点や質問はありますか?もし何かあれば、下のコメント欄に残してくださいね。またお会いしましょう。